魔界建築家 井原 ”はじまお外伝”

どたぬき

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第13章 新入社員と改革のススメ

第476話 現状が理解できるのは現場にいる時だけなことが多い。

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 ゴーレム少女から受け取った最初の課題は…メイズの形骸化によるDP収益の低下だ。どうも朝に出勤する際に正解を知っている人についていけば何も考えないでメイズ突破が可能なうえメイズ内のモンスターはその人の群れを見て…寄らなくなっていた。すなわち、メイズに仕込んだDPギミックは何の意味もなしていなかったらしい。そして再調査したところ。DP種液は・・・黒字に近いが、想定より相当低くなっていた。
 再観察してみると、もう一つ動いていないギミックを確認した。それがBBQ会場だ。元は狩ったお肉をここで食べてもらい、居住率を上げる予定だった。が、肉は当然金になる。そんなものを食うぐらいなら…解体後に余った肉でいいが、そこで出てくるのが…鮮度と重さだ。どうもこのフィールドダンジョン往復に三日から2週間ほどかかるらしい。土は柔らかく、歩きやすいが体力を奪うらしく靴の改善なしには行軍スピードの改善にはならない。そうなると…その間に肉が腐る。なので、住民は肉を急いて地上にあげないといけない。そんな時に悠長に肉を焼く時間なんてないって事になる。
「こんな事になるとは…。」
 そのうえ、解体も慣れると数人で肉を持ち上げ…その場で行っていた。なので、解体場は一日以内で得られる場所なら使われていたが…。そうでないなら…使われなかった。けが人も確認にしていると…どうも思惑以外の事になっていた。近いなら休憩所に運び、医療班の手に頼るが、市民に魔法やポーションが無い以上、けが人を運ぶぐらいなら…怪我を固定して自然治癒に頼る人が増えた。直すなら治療費が、私たちからすれば安く設定したが…。それでも払うのを嫌い、放置する人が多い。最悪、足が動かないなら、お互い同意の上で…けが人を放置する人も
いた。肉が大体4-5人で運ばないといけないパークボアが多いため、盗賊は発生していないから安心していたが。この現状、確かに殺伐だ。そしてそこまで来る肉を急いで運ぶ理由。それが…あのメイズ通路だ。あの時間がかかる通路を通すために急いで運ぶには人員が欲しい。そうしてできる、みんなで手槍戦法だ。ここだけ原始時代を見るような頭のおかしい展開になった。魔法どこ行った。生活魔法もだ。それもない…危険地帯がそこにあった。しかも結構取れないとダンジョンに泊まり込む家族の多い事…。そして運ばれた肉は出入り口で買いたたかれ
それは各地に燻製などの保存処理の後に売られていく。魔王国にも輸出される。そう…DP利益のほとんどはこの…ストレスによるものではないかという疑惑が出てきた。これはまずい。
「でもどうするのよ。メイズ無しで、DP稼ぎつつ、それでいて…。」
「それを考えている。簡単にしすぎるのもまずい、かといって難易度アップはもっときつい。」
 メイズは使えない。その上でDPを増益させ、獣が外に出られない…それは階段でいいか…。そうなるとDPを稼ぎつつ…どうやって簡単にここにアクセスさせ…そして肉の鮮度を保つか。
である。なんか矛盾しているうえに非常に難しい
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