691 / 1,526
第17章 ドランの領地視察旅
第685話 相手を嵌めてみるのじゃ。
しおりを挟む
「でもそれだけなら、契約書なんていりますまい?」
バルアリの意見はもっともだ。
「当然じゃ。実際はもっと厳しいのじゃ。」
「は?」
「パンダがいる以上大方材木問屋は成り立たなくなる、そう見ておる。」
「どういう意味ですかな?それは、南部には毎年材木を言われた通りに送っておりますが?」
「ダンジョンマスターじゃから当然北部から、建築のため…ではなく”武器製造”の為に集めさせておるのじゃろう、スケルトンファクトリーもおる、」
「なんです?それ?」
「王妃派じゃよ、そのトップ、王妃”トクナガ”は狐耳賊…ではなく狐じゃよ。確かな。」
「は?」
「で、ヤナギダも、リッチじゃったかな。人間ではないのじゃ。だから、人海戦術による開拓とかが、DPがそろいさえすれば可能なのじゃ。」
どうも、偵察部隊の話によると、どうも南部は物資が不足しがちでもともと慢性的にあらゆる物資が不足していた。というのも南部の大森林から部族はぐれのゴブリンたちが盛りから出て森林周辺の村々を襲うのだ。その為大森林の傍では当然農業ができない。南部でのモンスターと人間の比率は3(人間):7(大森林部族)であり、どうもパンダ同好会の本拠地も本来は大森林にあったという、だが、当然生存競争が厳しい上にオーガとダークエルフなど大森林内部の部族は強固な信頼関係で成り立つ。そうなるとオーガはダンマスの最終兵器。それが数を多くして襲う部族がいる大森林は開拓などままならない。木々を切る事さえできないのだ。そうなると、北部や東部、西部から物資を集めて少しずつ領域を確保する必要がある、ただ運がいいのか南部の首都は非常に堅固な砦だ。攻めた事があるからわかる。そこが、大森林から北上を狙う部族を抑え込んでいるのだ。ただ、その為、慢性的物資不足は常であり、その上、地形調査してもらったところ、ちょうど南部、東部、西部の横一文字の街道があり、そこが文字通り”谷底”みたいな感じで緩やかな傾斜が北部に向かって流れ、南部、西部と徐々に海抜が下がっていくらしい。途中に山も多いが。ただ現在も調査中だ。特に”ゴーレム車運輸”による長距離商業は可能か…だ。
「人間ではない。ですか。」
「そうじゃ、ただ、其れでも手を借りんといけないほど…大森林の南伐はうまくいっておらん。向こうから言わせれば人間部族…じゃよ。感覚は。」
「ふむ、そうなると、材木もこのままの手運送では…。」
「今迄みたいな高くは吹っ掛けられない。と見ておる、材木自体は連中は一度手に入れば…じゃな、でも冷静じゃな?」
「衝撃で頭が打たれたようで。南部の兵士でさえ勝てない。いや、モンスターに王都が乗っ取られたなら敗北じゃないですか、事実上。」
「そこからが微妙なのじゃよ。どうも儂が聞いておるのは。そう言う観点から言うと3すくみなのじゃ。」
「は?」
「王妃派は狐耳賊という話じゃが、彼らは自分の領域の拡張、すなわち”南伐”を強固に推し進めておるのじゃ、それに対し、王子派という東部連中は人間至上主義で見境なく人間以外を殺そうと考えておる。」
最初は怪我を治した王子を、ほとぼりを覚ますために東部に送ろうと調査した所…王妃を殺す算段を立てていたところと、侍女を虐待しているところを見てしまった。北部ほどではない可能性があるがあれに応じを預ければ、どうなるか分かる。大方内乱の火ぶたを切る、その上…アランの考えだと、それを望まないまま、お飾りになるだろう。それ位王妃が嫌いだったらしい。流石に…今はパンダと敵対かもしれんがそう言う内乱工作というのか…そう言うのは嫌いだ。策略家である前に人だ。その子の不幸を願ってでも…とは考えられない。だからこそアランの行く先に悩んだ頃があったのだ。
「ふむ…。3勢力…ですか。」
「人間と、人間に味方の部族と、人間と敵対の部族じゃ。」
ゴブリン、ダークエルフ、オーガ。これが浅層における大森林の部族だが、その兵力だけでも5万入る恐れがあるそうだ。ただ、総倉庫の人間に敵対的な部族は、動かない。それが中層の”巨大生物や魔物”たちに対する防御だと聞いている、文字通りのアラクネやロックバイターと呼ばれるサルのモンスター。様々なモンスターが行く手を阻む、その先深部では俗にいう”上位モンスター”が闊歩する。空から見たことがあるらしいのだが、体の7割が口という
巨大な”大口ウサギ”など。20mから50m級モンスターのオンパレードだったらしい。だからか大森林深部は誰も立ち入らない。その先には大森林の北部と南部を分かつ”グランドライン(仮称)”と呼ばれる7000m級の鉱山の山々とその奥のだれも生きて帰れない”大森林南部”がある。
「だからこそな…。腐敗しておる時ではないのじゃ。大方南部はギルドを盾に買いたたく。材木も小麦もじゃ。」
ただ運がいいのか悪いのか、そのスタンピードの侵攻の時に領域ぎりぎりまで購入したので、南部の都市の北部より箇所もすべて領域化してある、
「…私たちに何を知ろと?」
「儂も、人間ではない。」
「は?」
「向こうと一緒のダンジョンマスターじゃ、いわば…今は向こうと争っておる、儂は北部の勢力圏を持つのじゃ。そしてパンダは”南部”に大方領域を持っておる。」
「…。」
「儂は味方が欲しい。あの馬鹿貴族はいらんが…。」
「私たちを取って食うのでは?」
「契約した相手を?まあ、商売の相手として利益を得る意味では、食う…じゃな。」
「…いやはや。」
「儂が投資して、お主たちをちゃんとした材木問屋にしてやるのじゃ。それが…わしの未来につながっておると思っておる。」
「少し…考え・・・・」
「もう契約書があるのじゃ、引き返せないのじゃ。安心せい。取って食うマネはせんからの。」
「…商売的には食うのでしょ?」
「うむ、そうなのじゃ。」
勢いではどうにもならない事があるが、ごまかしておこう。
バルアリの意見はもっともだ。
「当然じゃ。実際はもっと厳しいのじゃ。」
「は?」
「パンダがいる以上大方材木問屋は成り立たなくなる、そう見ておる。」
「どういう意味ですかな?それは、南部には毎年材木を言われた通りに送っておりますが?」
「ダンジョンマスターじゃから当然北部から、建築のため…ではなく”武器製造”の為に集めさせておるのじゃろう、スケルトンファクトリーもおる、」
「なんです?それ?」
「王妃派じゃよ、そのトップ、王妃”トクナガ”は狐耳賊…ではなく狐じゃよ。確かな。」
「は?」
「で、ヤナギダも、リッチじゃったかな。人間ではないのじゃ。だから、人海戦術による開拓とかが、DPがそろいさえすれば可能なのじゃ。」
どうも、偵察部隊の話によると、どうも南部は物資が不足しがちでもともと慢性的にあらゆる物資が不足していた。というのも南部の大森林から部族はぐれのゴブリンたちが盛りから出て森林周辺の村々を襲うのだ。その為大森林の傍では当然農業ができない。南部でのモンスターと人間の比率は3(人間):7(大森林部族)であり、どうもパンダ同好会の本拠地も本来は大森林にあったという、だが、当然生存競争が厳しい上にオーガとダークエルフなど大森林内部の部族は強固な信頼関係で成り立つ。そうなるとオーガはダンマスの最終兵器。それが数を多くして襲う部族がいる大森林は開拓などままならない。木々を切る事さえできないのだ。そうなると、北部や東部、西部から物資を集めて少しずつ領域を確保する必要がある、ただ運がいいのか南部の首都は非常に堅固な砦だ。攻めた事があるからわかる。そこが、大森林から北上を狙う部族を抑え込んでいるのだ。ただ、その為、慢性的物資不足は常であり、その上、地形調査してもらったところ、ちょうど南部、東部、西部の横一文字の街道があり、そこが文字通り”谷底”みたいな感じで緩やかな傾斜が北部に向かって流れ、南部、西部と徐々に海抜が下がっていくらしい。途中に山も多いが。ただ現在も調査中だ。特に”ゴーレム車運輸”による長距離商業は可能か…だ。
「人間ではない。ですか。」
「そうじゃ、ただ、其れでも手を借りんといけないほど…大森林の南伐はうまくいっておらん。向こうから言わせれば人間部族…じゃよ。感覚は。」
「ふむ、そうなると、材木もこのままの手運送では…。」
「今迄みたいな高くは吹っ掛けられない。と見ておる、材木自体は連中は一度手に入れば…じゃな、でも冷静じゃな?」
「衝撃で頭が打たれたようで。南部の兵士でさえ勝てない。いや、モンスターに王都が乗っ取られたなら敗北じゃないですか、事実上。」
「そこからが微妙なのじゃよ。どうも儂が聞いておるのは。そう言う観点から言うと3すくみなのじゃ。」
「は?」
「王妃派は狐耳賊という話じゃが、彼らは自分の領域の拡張、すなわち”南伐”を強固に推し進めておるのじゃ、それに対し、王子派という東部連中は人間至上主義で見境なく人間以外を殺そうと考えておる。」
最初は怪我を治した王子を、ほとぼりを覚ますために東部に送ろうと調査した所…王妃を殺す算段を立てていたところと、侍女を虐待しているところを見てしまった。北部ほどではない可能性があるがあれに応じを預ければ、どうなるか分かる。大方内乱の火ぶたを切る、その上…アランの考えだと、それを望まないまま、お飾りになるだろう。それ位王妃が嫌いだったらしい。流石に…今はパンダと敵対かもしれんがそう言う内乱工作というのか…そう言うのは嫌いだ。策略家である前に人だ。その子の不幸を願ってでも…とは考えられない。だからこそアランの行く先に悩んだ頃があったのだ。
「ふむ…。3勢力…ですか。」
「人間と、人間に味方の部族と、人間と敵対の部族じゃ。」
ゴブリン、ダークエルフ、オーガ。これが浅層における大森林の部族だが、その兵力だけでも5万入る恐れがあるそうだ。ただ、総倉庫の人間に敵対的な部族は、動かない。それが中層の”巨大生物や魔物”たちに対する防御だと聞いている、文字通りのアラクネやロックバイターと呼ばれるサルのモンスター。様々なモンスターが行く手を阻む、その先深部では俗にいう”上位モンスター”が闊歩する。空から見たことがあるらしいのだが、体の7割が口という
巨大な”大口ウサギ”など。20mから50m級モンスターのオンパレードだったらしい。だからか大森林深部は誰も立ち入らない。その先には大森林の北部と南部を分かつ”グランドライン(仮称)”と呼ばれる7000m級の鉱山の山々とその奥のだれも生きて帰れない”大森林南部”がある。
「だからこそな…。腐敗しておる時ではないのじゃ。大方南部はギルドを盾に買いたたく。材木も小麦もじゃ。」
ただ運がいいのか悪いのか、そのスタンピードの侵攻の時に領域ぎりぎりまで購入したので、南部の都市の北部より箇所もすべて領域化してある、
「…私たちに何を知ろと?」
「儂も、人間ではない。」
「は?」
「向こうと一緒のダンジョンマスターじゃ、いわば…今は向こうと争っておる、儂は北部の勢力圏を持つのじゃ。そしてパンダは”南部”に大方領域を持っておる。」
「…。」
「儂は味方が欲しい。あの馬鹿貴族はいらんが…。」
「私たちを取って食うのでは?」
「契約した相手を?まあ、商売の相手として利益を得る意味では、食う…じゃな。」
「…いやはや。」
「儂が投資して、お主たちをちゃんとした材木問屋にしてやるのじゃ。それが…わしの未来につながっておると思っておる。」
「少し…考え・・・・」
「もう契約書があるのじゃ、引き返せないのじゃ。安心せい。取って食うマネはせんからの。」
「…商売的には食うのでしょ?」
「うむ、そうなのじゃ。」
勢いではどうにもならない事があるが、ごまかしておこう。
0
あなたにおすすめの小説
【本編完結済み/後日譚連載中】巻き込まれた事なかれ主義のパシリくんは争いを避けて生きていく ~生産系加護で今度こそ楽しく生きるのさ~
みやま たつむ
ファンタジー
【本編完結しました(812話)/後日譚を書くために連載中にしています。ご承知おきください】
事故死したところを別の世界に連れてかれた陽キャグループと、巻き込まれて事故死した事なかれ主義の静人。
神様から強力な加護をもらって魔物をちぎっては投げ~、ちぎっては投げ~―――なんて事をせずに、勢いで作ってしまったホムンクルスにお店を開かせて面倒な事を押し付けて自由に生きる事にした。
作った魔道具はどんな使われ方をしているのか知らないまま「のんびり気ままに好きなように生きるんだ」と魔物なんてほっといて好き勝手生きていきたい静人の物語。
「まあ、そんな平穏な生活は転移した時点で無理じゃけどな」と最高神は思うのだが―――。
※「小説家になろう」と「カクヨム」で同時掲載しております。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
通販で買った妖刀がガチだった ~試し斬りしたら空間が裂けて異世界に飛ばされた挙句、伝説の勇者だと勘違いされて困っています~
日之影ソラ
ファンタジー
ゲームや漫画が好きな大学生、宮本総司は、なんとなくネットサーフィンをしていると、アムゾンの購入サイトで妖刀が1000円で売っているのを見つけた。デザインは格好よく、どことなく惹かれるものを感じたから購入し、家に届いて試し切りをしたら……空間が斬れた!
斬れた空間に吸い込まれ、気がつけばそこは見たことがない異世界。勇者召喚の儀式最中だった王城に現れたことで、伝説の勇者が現れたと勘違いされてしまう。好待遇や周りの人の期待に流され、人違いだとは言えずにいたら、王女様に偽者だとバレてしまった。
偽物だったと世に知られたら死刑と脅され、死刑を免れるためには本当に魔王を倒して、勇者としての責任を果たすしかないと宣言される。
「偽者として死ぬか。本物の英雄になるか――どちらか選びなさい」
選択肢は一つしかない。死にたくない総司は嘘を本当にするため、伝説の勇者の名を騙る。
俺は善人にはなれない
気衒い
ファンタジー
とある過去を持つ青年が異世界へ。しかし、神様が転生させてくれた訳でも誰かが王城に召喚した訳でもない。気が付いたら、森の中にいたという状況だった。その後、青年は優秀なステータスと珍しい固有スキルを武器に異世界を渡り歩いていく。そして、道中で沢山の者と出会い、様々な経験をした青年の周りにはいつしか多くの仲間達が集っていた。これはそんな青年が異世界で誰も成し得なかった偉業を達成する物語。
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる