魔界建築家 井原 ”はじまお外伝”

どたぬき

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第22章 勇者大下の冒険

第1058話 エナリシアの旅 外注

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 そして、その日の夕方にもう一度…大下たちはイーハ商会の門をたたきエナリシアを呼んだ。
「許可採れたでござる、ただし…意味不明でござった。」
「…私も上司から聞いております。」
 4人が改めてイーハ商会に来ると…エナリシアはスーツ姿であった。今までとのギャップに驚きを隠せない。
「私も聞きましたわ。交渉をまとめたうえに…上の方が交渉でコテンパンにされたと、嘆いていましたわ。」
「神は言っています。頑張ったと。」
 その言葉にパオメイも田中も頷いていた。
「まず皆様は…今回の条件を聞いていますか?」
「聞いてるでござる、これから、ある建物に行って感想が欲しいそうでござる。そこを聞きながら、講義を受けるでござる。一日経ったら帰って来る事…だそうでござる。」
「意味が分からないよねー。」
「神は言っています…これも勇者的仕事の内容だと。」
「確かに聞かされました。」
 全員が頷く中、奥の扉から、一人の少女が歩いてきた、ゴスロリドレスの少女は少し目を引いた。
「うむ、来ておる様じゃの。」
「なんか、ゴスロリノジャロリキター!」
「うむ…お初にお目にかかるのじゃ。儂がダンジョンに名を馳せる・・・ドランじゃ。儂がお主たちに…ある程度強くなる方法を伝授するのじゃ。」
 その言葉に…エナリシアをじっと見つめる…全員だった。
「いうのを忘れていました。この方はダンジョンマスターで…かなりの上位…戦闘系ダンマスです。伝手で頼んだんです。」
 その言葉に全員が身構える。
「いいのじゃ、いいのじゃ、警戒しなくてもの。儂のダンジョンを見てどう思うのか、感想がもらえれば、一日講義するのじゃ。」
「この方・・・。」
 メイロードが口を出そうとすると、その口が止まる、それは威圧感と言っていい。強者の気配だった。
「あまり、御託はいわんほうがええのぉ。時間がないからのぉ。」
「言い忘れていました。ダンジョンマスターはほぼ全員…私よりも強いですよ。」
 エナリシアだけが。その威圧を受けていないようだった。
「お主も来るか?」
「いちおう査察という感じでよろしいですか?」
「というか、ゴスロリノジャロリとか…御褒美でござるな!」
「お主、意外と分かっておるのぉ。来るのじゃ、儂の自宅を案内じゃ。」
 扉を開けた先には…大きめの木の扉が一つあり、その奥は暗闇になっていた。
「ついてくるのじゃ。」
 そういつと、ドランは扉の奥に消えていった。
「行くのですか?」
「あの方は…強い…どころではないよ。」
「どういう意味ですの?パオメイ。」
 パオメイは、ドランが去った後でさえ、震えていた。
「大方全員が束でも勝てる見込みない…それ位には強いよ。あの人。本能がそう言ってる。」
「そんな人が…いえ、ダンジョンマスター・・・ですか。」
「そうですね。ダンジョンの管理者であり、ダンジョンを統べる者。それが私の上司でもあります。」
 エナリシアは落ち着いて答えた。それに焦るのは…田中もパオメイもだった。
「という事は、あのドランとか言うノジャロリも…エナリシアも、モンスターでござるか?」
「…勇者系で言う珍獣マスコット枠です。」
「「「いや、それは違うだろ。」」」
 流石に女性陣全員でツッコミを入れたが、ここでモンスターであることをカミングアウトするとは思えなかった。
「…拙者たちを殺すでござるか?」
「いえ?どうしてそう思ったの?むしろ協力するつもりで交渉しましたのに。」
「行きましょう。ドランのダンジョンに。」
「神は言っている。・・・それを明かすなら…後で一人?受け入れろ?そのものに追加解説させる…と。意味が分かりません。」
「ジャンに言えば通してもらえます。行きましょう。」
 そして、全員は門をくぐった。
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