魔界建築家 井原 ”はじまお外伝”

どたぬき

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第24章 ドラゴニックエスタ トライアル

第1354話 ゲームも視線が変わるとリアルとの関わりが変わる。

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 一応、リチャード氏はスキュラの大幹部。ドランと一緒の所を見られては困る。ギルドの機能でメールを入れて…別行動を了承してもらい、一人で籠っていることにした。実はこの船の機能は船内にいる保父が快適にできている。例の時間すっ飛ばし馬車との仕様の違いに今でも驚く。ただし、一応…効いてみると移動も方法があり、それが聖水法というものだ。ドラゴニックエスタの清水は効果が”自分のレベル以下のモンスターが出てこない”である。今までの旅で使わないのは…植生調査の為だ。後はレベリングしたほうが生活が楽になる為である。RTAしたいわけではない。只まあ…。実際の私達の戦闘は楽をしていると言っていい。まず敵を遠目に見かけたら魔法を掃射する。それで死んでないなら死ぬまで連射。距離という概念が遠距離魔法を強くしているのだ。ただしこの魔法において…火の矢が3、その上が6レベルとなっているが実際威力はレベルが上がるたびにどんどん上がるので遠距離で敵を見かけたら連射すればいい。これだけで戦闘が終わる。だから使ってこないが、当然魔法使いのMPは消費する。んで…それを抑えるべく…船ではレベルの高い人間を船長にして、そいつに聖水を使用させ…敵をよらない空間を作って航行している。というか、このシステムがあるのだがそれをミラージェたちが乗っている船から聞いたことがない。
向こうが言うには船のスピードを改造してあり、海上戦闘の条件である”敵が甲板に上がる”を阻止していて、というか、改造型風魔法水力エンジンを交易船に仕込んでいるそうだ。確か飛鳥を作った際の船のガスタービンエンジンの代わりに入れたエンジンシステムだ。それを軽量の木造船に入れればかなりのスピードアップが期待できるな。と言ってもその間にメールなどの、様々な所への調査書を仕上げていた。そしてミヨちゃんの所からの記録もやってきていた。

 ミヨちゃん達は最初例の港町がスタートで、どうも”バカンスを味わいたい”と書いたらそこに飛ばされたらしい。で、どうもそこからきな臭くなっていた。というのも、その時の冒険者はミヨちゃんとオウル2名だけだった。冒険者が増えてエルフの近くの村に行きたいと思ったのは…そこに到着した第一陣の…ゲーム開始後一週間後に付いた対岸の大陸からの船が到着した時に20名の冒険者が現れた。どうも…知覚で一般NPCに変装して聞いていたところ2パターンでこっちに速攻で渡ってきたらしい。まず…どうもミラージェたちの本当の開始地点は上陸する直前からだ。が、ここで細工を試みた奴がいた。それが…どうも周りの数名の冒険者から金を巻き上げてその船でそのまま大陸に渡った私達より早くこっちに渡った者がいたという事だ。そして、そのうち数名…足りない人数分は船の船倉に隠れて密航したらしい。そう言えば、金額が高いなら密航という手もあったな。どうもそれが…向こうの初心者冒険者と交わした…ゲームスタート時に契約だったらしい。最初のはした金を集めて…そのままわたるとか、考えたこともなかったな。そしてこっちに渡った冒険者たちはどうもこのゲームに詳しかったらしく、こっちのほうが進展していると分かっていたらしい。そして例の王女誘拐の話もだ。そして、それに金額報酬があるのを確認すると、うけ始めたという。ついでにその頃のミヨちゃんは薬草などを売って生活する…相違底辺冒険者のまねごとをしていたが…その20人の中の数人がミヨちゃん達に色目を使い始めていた。それに危機を感じたのが…ミヨちゃんだった。こういう奴に碌な奴がいないと思っていたので、ほとぼりを覚ますことを決意…例の荷物運びを受けて往復する日々に切り替えたのだ。荷物も多く持たなければチンピラが出て来るだけの仕事だ。それをレベリングとして…生きていたらしい。そしてモアレたちと出会って、こっちに来ることにするつもりだったらしい。

 ついでに原文は凄い見にくかったので要約してこれだった。問題は最初からシナリオを知っていた奴がいて、この部分が悪用できると判断して、親衛隊が動いていたという事だ。なお、魔法のカギ問題が無ければ実はこのイベントはクリアに必須ではない。それに私達がやっていた時には門番に何らかの鍵が必要だったこともなかった。というか…そのものがあった地域には町があって市があって、宿屋もあったくらいだ。そう、彼らの思い描くような形で完全にコピーしてなかったのだ。その為に今まで目立たなかっただけだ。という事は二つの可能性が出てきた。姫様の出奔で王女救出のイベントか姫様がプレイヤーの可能性が出てきて、ミスに気が付いたか…又はイベントが焼失したから…このイベントが必須でない可能性に気が付いたから、虐殺を実行したのか…分からんがこれは害悪系プレイヤーの匂いである。というよりこれはMMOプレイヤーの動き方と言っていい。MMOクランの多くはその年数に応じた…市場独占を狙う事がある。最新レアアイテムなど羨望のあるアイテムを独占して…そいつを”RMT(リアルマネートレード)”で取引する。こうする事で大金をせしめるプレイがある。一時期これが激しくなりゲーム会社の収益の数十倍の金が”RMT”で取引され…その為に暇人のMMPゲーマーは死ぬ気で金策をして…それを仕事で忙しい購買者に販売するのである。その金のために…MMOゲームという”市場”はそういう狩場などの独占を発生させてきた。その為にツールも何でもあり、手段を択ばぬ汚さが求められてきた。そしてこれらRMT害悪系プレイヤーとゲームでトップを取り出いだけの”攻略クラン”とその他(9割以上のプレイヤーがここに属する)普通のプレイヤー”エンジョイ勢”
という区分が出てきた。ゲーム会社はそんな巨大市場が…自分達の利益無くして存在していることと治安が悪くなる事に腹を立ててRMT禁止に傾いていった。がそう言えばそうだ。前の薔薇の白い月の狩場独占もそうだ。そう、これがMMOの側面を持つ物だったという視点が無かったのだ。これは考えないといけないな。
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