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事故物件はお前だ
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息を切らしながら、合鍵で開いた扉を開ける。
首をあちこちに向けて目的のものを探すと、それはリビングのソファの上に置いてあった。
午後の会議に出す書類が見つかり安堵するのと同時に、怒りがこみあげてくる。
こんなわかりやすい場所にあったのにどうしてアイツは気づかないんだ?
旦那様が忘れ物をしたら気づいて届けに行くべきだろう。
舌打ちをして書類を鞄の中に詰め、会社に戻ろうとした。
久恵。俺の妻になった同い年のアラサー。
初対面は悪くなかった。
お互いに趣味に没頭して男女に縁がなく、親類縁者に急かされての結婚であったがそれでも適度な距離感で付き合えると思っていた。
でもそれは最初のことで、同じ空間で暮らしているとあの女にはイライラさせられてばかりだ。
自分の趣味で使う分は自分で稼いでいるのは許せるが、俺の妻としての義務を果たしていない。
掃除は雑だし、飯もいまいち。計算だってトロい。女性脳ってやつだな。
俺は夫として毎日忙しく働いて衣食住をサポートしてあげているっていうのに、感謝の一つでもしたらどうだ? 全く。
今日も今日とてアイツが無能なせいで俺の貴重な昼休みがパアだ。
急いで帰らないと。
その時玄関から、今最も聞きたくない人間の声がした。
「じゃ、入って入ってー。汚いけど」
「おじゃましま~す」
「えー、すごくいい感じじゃん」
しかも友人を連れて来たらしい。
俺の背筋を冷や汗が流れる。
ここで久恵とその連れて来た友人とすれ違って玄関から会社に帰るのは自然なことだ。
だがその後が問題だ。
やれ挨拶した時の態度が悪いだどうのこうのと、自分の失敗を棚に上げた久恵に絡まれることが目に見えている。それは避けたかった。
どたどたと大股を広げてこちらにやってくる彼女らを避ける為、俺はキッチンの脇にある物置部屋に入った。
久恵が連れて来たのは、同じ趣味、名前も忘れたアイドルグループのファン仲間だ。キッチンで色々と用意した後に彼女の部屋に行くだろう。それまでここで身を隠せば問題ない。
そして予想通り、久恵は彼女の様に間の抜けた顔をした女たちを引きつれリビングに入って来た。
「リビングひろ~い。羨ましいなぁ」
「別に? 余計なもん置いてないから広く見えるだけじゃない?」
我が物顔で俺が買った家を語り出す久恵に更に苛立つ。
ほんと何様だよ。
「でも旦那さん、ひさちゃんのこと応援してくれてんでしょ? 個室くれたりしてさ。いい人じゃん」
「んなことないよぉ~、いちいち細かいヒス男だし。アイツも自分の趣味の部屋持ってるし。アイツの趣味何か知ってる? 撮り鉄。休日にはあちこちで電車の写真撮りに行ってんの。ヤバくない?」
「あ~撮り鉄か……」
「マナーは悪いイメージあるよね」
「アイツがどうかは知んないけどさ、やっぱああいうのにハマる人種ってちょっとおかしいと思うんだよね。ネチネチしててキモくってTHE陰キャって感じ。あ、見に行く? アイツの部屋。色々グッズとか集めててさ、きっとすごい量になってるし、冷やかしにさ」
はああああああああ!!?
俺の聖域を汚すんじゃねえよ! 結婚する時お互いの部屋には無許可で入らないって決めたよな!?
どうせネットとかにいるクソ女みたいに夫のモノ勝手に売るつもりだろ! 許さねえ! マジそんなことしたら殺すぞ!
「はは、流石に悪いって」
「だよね。私も冗談で言ったわ。あのヒス陰キャ、キレさせたらマジでシャレにならないことになりそうだし」
ブサイク一号の言葉にヘラヘラ笑ってそう返す久恵に、怒りで手が震える。
久恵は部屋に持っていくであろう湯呑を用意しながら話を続ける。
「ていうかキモいで思い出したけど、この前のライブ、最高は最高だったんだけどさぁ……前の席にいたババア臭くなかった?」
「わかる~。柔軟剤が香水か知らないけど、加齢臭と混ざってドブみたいな感じだった。火薬のおかげでちょっとマシになったけど、最悪だった~。せっかくリュウちゃむを生で見てたのにさぁ」
「ああいうババアほど古参ぶってリトグルのこと語ってファンの民度下げるんだよね。人としての常識身につけてから外歩けって感じ」
「ホントそれっ。今度会ったらファブってあげようか。あはははっ」
テメェらこそいい歳こいて若い男にキャーキャー喚いてるババアだろうが。
キモいのはどっちだよ。
「……はあ。もっと稼ぎが良くて懐の広い旦那だったら、お金貸したりしてくれて、あんなハズレ席じゃなくてもっといいとこ行けたのになぁ」
は~? なに悲劇のヒロイン気取ってんだアイツ。
「十分いい旦那さんじゃない? ひさちゃんの。うちのなんて歌番組見るだけでもイヤな顔してくるし」
「アイツだって同じよ。口では言わなくても私のことは見下してんのバレバレなんだよね、自分のキモい趣味のことは棚に上げてさ。こっちは家事もやって推し活の分は自分で稼いでんのに、いちいち文句ばっか言ってくるしさぁ。あ~あ。次男だし趣味人だし、こっちの事情理解してくれてるって思ったのになぁ。とんだ事故物件だわ、アイツ」
事故物件だ!? こっちの台詞だわ!
せっかく母さんみたいにうるさく言ってこない家政婦が出来たって思ったのに、こんな不良品掴まされた俺の身にもなって見ろよ、ええ!?
そもそも俺の高尚な趣味とお前の薄汚い性欲塗れのストーカーごっこを一緒にすんな! どうせオフで手を出されたりとかされる妄想してオナってんだろ、気色悪い!
「事故物件って……この家じゃないんだから」
「え……」
「あれ、ひさちゃん。ここの話、聞いてなかったの?」
「知らない。ねえ、どういうこと? この家が事故物件って」
急に久恵が怯えた顔をして、ブサイク二人は慌てだす。
そして一人がためらいがちに口を開いた。
「……この家、昔ね、殺人事件が起きたの。喧嘩の末に旦那さんが奥さんを刺して、自殺したの」
「はあ!? アイツそんな家を買ったの!? ……マジ最悪!」
そう言えば、この家を買う時に瑕疵があるとは聞いたが何も聞かなかったし、久恵には知らせるつもりは無かったから言わなかったな。
余計なこと喋りやがって、ブサイク女さんが。そんなに持ち家が羨ましいか。
「その旦那さんの遺書には、『もう女には疲れました』って書いてあったんだって」
「はっ、なにそれ。全部女のせいにしてんのその殺人鬼。キッモ。うちの馬鹿旦那かよ。おいキモDV野郎! 幽霊なら幽霊らしくとっとと地獄に落ちろよな! 家賃払ってるのは、この私なんだから!」
俺の金から払ってんだろうが! なんでお前はそう偉そうなんだよ!
幽霊なんてハナっから信じてないが、コイツをびびらしてくれるんだったら今現れてくれないかな。
パリン
皿の割れる音と共に三人の女の悲鳴が響く。
俺も思わず肩が震える。が、すぐにヒスりはじめた久恵のせいで割れたのだと気づいた。俺の視界からはキッチンは見えないがそうに決まっている。
だが冷静さのない、スピを信じやすい女たちは違った。
「や、やっぱり、事故物件なんだ、ここ」
「ひさちゃん、私、お祓い出来るとこ調べるよ?」
「っ、でも……あ、アイツ、絶対出さないもん……ほんっと、結婚なんかしなきゃよかったぁ」
遂にはみっともなく泣きだした久恵を鼻で笑う。
全部俺のセリフだ。
俺だってもっとちゃんと見極めてたら、お前みたいな事故物件に当たらなかったんだ。
そう思った瞬間、肩の違和感に気づいた。
誰もいないはずの背後から、汗ばんだ大きな手が俺の肩を掴んでいる。
反射的に振り返る。
男がいた。
一目で生きていないとわかる男が。
顔は土気色で首には縄の痕があり、目と口から血を吹き出して俺を見つめていた。
死んでいるはずの男はふうふうと荒く息をしながら俺に語り掛ける。
「あなたのお気持ちぃ、とてもよぉくわかります」
「は、はあ?」
そして男は俺を掴んだまま壁の方へ進んでいく。
自身の身体が壁にめり込んでいくのも構わず、男は俺から手を離そうとしない。
なんでだ!? こいつが昔妻を殺して自殺した旦那なら、久恵を殺すはずだろう!
そんな俺の考えを見透かしたように、血の混じった涎を垂らしながら男は言う。
「これからは邪魔者無しでぇ、男同士ぃ、一緒に熱ぅく語り合いましょおねぇ」
俺は必死に藻掻き、叫んだ。
だがそれは俺以上に喚く女達には届かなかった。
そして俺の身体は闇に消え、事故物件の一部になった。
首をあちこちに向けて目的のものを探すと、それはリビングのソファの上に置いてあった。
午後の会議に出す書類が見つかり安堵するのと同時に、怒りがこみあげてくる。
こんなわかりやすい場所にあったのにどうしてアイツは気づかないんだ?
旦那様が忘れ物をしたら気づいて届けに行くべきだろう。
舌打ちをして書類を鞄の中に詰め、会社に戻ろうとした。
久恵。俺の妻になった同い年のアラサー。
初対面は悪くなかった。
お互いに趣味に没頭して男女に縁がなく、親類縁者に急かされての結婚であったがそれでも適度な距離感で付き合えると思っていた。
でもそれは最初のことで、同じ空間で暮らしているとあの女にはイライラさせられてばかりだ。
自分の趣味で使う分は自分で稼いでいるのは許せるが、俺の妻としての義務を果たしていない。
掃除は雑だし、飯もいまいち。計算だってトロい。女性脳ってやつだな。
俺は夫として毎日忙しく働いて衣食住をサポートしてあげているっていうのに、感謝の一つでもしたらどうだ? 全く。
今日も今日とてアイツが無能なせいで俺の貴重な昼休みがパアだ。
急いで帰らないと。
その時玄関から、今最も聞きたくない人間の声がした。
「じゃ、入って入ってー。汚いけど」
「おじゃましま~す」
「えー、すごくいい感じじゃん」
しかも友人を連れて来たらしい。
俺の背筋を冷や汗が流れる。
ここで久恵とその連れて来た友人とすれ違って玄関から会社に帰るのは自然なことだ。
だがその後が問題だ。
やれ挨拶した時の態度が悪いだどうのこうのと、自分の失敗を棚に上げた久恵に絡まれることが目に見えている。それは避けたかった。
どたどたと大股を広げてこちらにやってくる彼女らを避ける為、俺はキッチンの脇にある物置部屋に入った。
久恵が連れて来たのは、同じ趣味、名前も忘れたアイドルグループのファン仲間だ。キッチンで色々と用意した後に彼女の部屋に行くだろう。それまでここで身を隠せば問題ない。
そして予想通り、久恵は彼女の様に間の抜けた顔をした女たちを引きつれリビングに入って来た。
「リビングひろ~い。羨ましいなぁ」
「別に? 余計なもん置いてないから広く見えるだけじゃない?」
我が物顔で俺が買った家を語り出す久恵に更に苛立つ。
ほんと何様だよ。
「でも旦那さん、ひさちゃんのこと応援してくれてんでしょ? 個室くれたりしてさ。いい人じゃん」
「んなことないよぉ~、いちいち細かいヒス男だし。アイツも自分の趣味の部屋持ってるし。アイツの趣味何か知ってる? 撮り鉄。休日にはあちこちで電車の写真撮りに行ってんの。ヤバくない?」
「あ~撮り鉄か……」
「マナーは悪いイメージあるよね」
「アイツがどうかは知んないけどさ、やっぱああいうのにハマる人種ってちょっとおかしいと思うんだよね。ネチネチしててキモくってTHE陰キャって感じ。あ、見に行く? アイツの部屋。色々グッズとか集めててさ、きっとすごい量になってるし、冷やかしにさ」
はああああああああ!!?
俺の聖域を汚すんじゃねえよ! 結婚する時お互いの部屋には無許可で入らないって決めたよな!?
どうせネットとかにいるクソ女みたいに夫のモノ勝手に売るつもりだろ! 許さねえ! マジそんなことしたら殺すぞ!
「はは、流石に悪いって」
「だよね。私も冗談で言ったわ。あのヒス陰キャ、キレさせたらマジでシャレにならないことになりそうだし」
ブサイク一号の言葉にヘラヘラ笑ってそう返す久恵に、怒りで手が震える。
久恵は部屋に持っていくであろう湯呑を用意しながら話を続ける。
「ていうかキモいで思い出したけど、この前のライブ、最高は最高だったんだけどさぁ……前の席にいたババア臭くなかった?」
「わかる~。柔軟剤が香水か知らないけど、加齢臭と混ざってドブみたいな感じだった。火薬のおかげでちょっとマシになったけど、最悪だった~。せっかくリュウちゃむを生で見てたのにさぁ」
「ああいうババアほど古参ぶってリトグルのこと語ってファンの民度下げるんだよね。人としての常識身につけてから外歩けって感じ」
「ホントそれっ。今度会ったらファブってあげようか。あはははっ」
テメェらこそいい歳こいて若い男にキャーキャー喚いてるババアだろうが。
キモいのはどっちだよ。
「……はあ。もっと稼ぎが良くて懐の広い旦那だったら、お金貸したりしてくれて、あんなハズレ席じゃなくてもっといいとこ行けたのになぁ」
は~? なに悲劇のヒロイン気取ってんだアイツ。
「十分いい旦那さんじゃない? ひさちゃんの。うちのなんて歌番組見るだけでもイヤな顔してくるし」
「アイツだって同じよ。口では言わなくても私のことは見下してんのバレバレなんだよね、自分のキモい趣味のことは棚に上げてさ。こっちは家事もやって推し活の分は自分で稼いでんのに、いちいち文句ばっか言ってくるしさぁ。あ~あ。次男だし趣味人だし、こっちの事情理解してくれてるって思ったのになぁ。とんだ事故物件だわ、アイツ」
事故物件だ!? こっちの台詞だわ!
せっかく母さんみたいにうるさく言ってこない家政婦が出来たって思ったのに、こんな不良品掴まされた俺の身にもなって見ろよ、ええ!?
そもそも俺の高尚な趣味とお前の薄汚い性欲塗れのストーカーごっこを一緒にすんな! どうせオフで手を出されたりとかされる妄想してオナってんだろ、気色悪い!
「事故物件って……この家じゃないんだから」
「え……」
「あれ、ひさちゃん。ここの話、聞いてなかったの?」
「知らない。ねえ、どういうこと? この家が事故物件って」
急に久恵が怯えた顔をして、ブサイク二人は慌てだす。
そして一人がためらいがちに口を開いた。
「……この家、昔ね、殺人事件が起きたの。喧嘩の末に旦那さんが奥さんを刺して、自殺したの」
「はあ!? アイツそんな家を買ったの!? ……マジ最悪!」
そう言えば、この家を買う時に瑕疵があるとは聞いたが何も聞かなかったし、久恵には知らせるつもりは無かったから言わなかったな。
余計なこと喋りやがって、ブサイク女さんが。そんなに持ち家が羨ましいか。
「その旦那さんの遺書には、『もう女には疲れました』って書いてあったんだって」
「はっ、なにそれ。全部女のせいにしてんのその殺人鬼。キッモ。うちの馬鹿旦那かよ。おいキモDV野郎! 幽霊なら幽霊らしくとっとと地獄に落ちろよな! 家賃払ってるのは、この私なんだから!」
俺の金から払ってんだろうが! なんでお前はそう偉そうなんだよ!
幽霊なんてハナっから信じてないが、コイツをびびらしてくれるんだったら今現れてくれないかな。
パリン
皿の割れる音と共に三人の女の悲鳴が響く。
俺も思わず肩が震える。が、すぐにヒスりはじめた久恵のせいで割れたのだと気づいた。俺の視界からはキッチンは見えないがそうに決まっている。
だが冷静さのない、スピを信じやすい女たちは違った。
「や、やっぱり、事故物件なんだ、ここ」
「ひさちゃん、私、お祓い出来るとこ調べるよ?」
「っ、でも……あ、アイツ、絶対出さないもん……ほんっと、結婚なんかしなきゃよかったぁ」
遂にはみっともなく泣きだした久恵を鼻で笑う。
全部俺のセリフだ。
俺だってもっとちゃんと見極めてたら、お前みたいな事故物件に当たらなかったんだ。
そう思った瞬間、肩の違和感に気づいた。
誰もいないはずの背後から、汗ばんだ大きな手が俺の肩を掴んでいる。
反射的に振り返る。
男がいた。
一目で生きていないとわかる男が。
顔は土気色で首には縄の痕があり、目と口から血を吹き出して俺を見つめていた。
死んでいるはずの男はふうふうと荒く息をしながら俺に語り掛ける。
「あなたのお気持ちぃ、とてもよぉくわかります」
「は、はあ?」
そして男は俺を掴んだまま壁の方へ進んでいく。
自身の身体が壁にめり込んでいくのも構わず、男は俺から手を離そうとしない。
なんでだ!? こいつが昔妻を殺して自殺した旦那なら、久恵を殺すはずだろう!
そんな俺の考えを見透かしたように、血の混じった涎を垂らしながら男は言う。
「これからは邪魔者無しでぇ、男同士ぃ、一緒に熱ぅく語り合いましょおねぇ」
俺は必死に藻掻き、叫んだ。
だがそれは俺以上に喚く女達には届かなかった。
そして俺の身体は闇に消え、事故物件の一部になった。
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