20 / 67
第20話 本音
しおりを挟む
これが僕たちが出会った頃の話し
僕の名前は早島桜
僕は佐久間お兄ちゃんにいってないことがある。
それは僕だけが聞いたお姉ちゃんの本音
お姉ちゃんは病室でいるよりも外で動いていることを選んだ。
外で動いているからこそ分かってしまうことがあるらしい
それはじぶんの命がつきていくことだ。
今まで出来ていたことがなぜか出来なくなる。
それがからだが弱くなっているからだとなんとなくわかってしまう。
そしてお姉ちゃんはつい僕に言葉をこぼしてしまった。
「ねえなんでぼくだけ時間が少ないの?なんでもっと生きられないんだろうもっと生きたいよ雄平と一緒に結婚をしたいそれなのに……なんで出来ないのかな」
ふと我に返ったお姉ちゃんは首を横にふる。
「あははごめんなにいってるんだろう」
もう心が壊れてしまっている。
そんなお姉ちゃんに僕はなにをいってあげればいいんだ。
それでもなにかいわなければそう思って僕は言葉をかけてあげようとする。
だがお姉ちゃんの顔を見て僕は言葉を飲み込んだ。
なにを考えていたんだろうお姉ちゃんに僕がどんな言葉をいってもきっとお姉ちゃんは傷つくだけだ。
なら僕は見ておくことしか出来ないんだろうか
そんなのいやだだから僕は怖くても言葉にする。
「ねえお姉ちゃん僕も佐久間お兄ちゃんのことがすきだ」
「へ?」
「意外?そうだよね言ったことないし」
「それでなんで今言ったの」
「僕がお姉ちゃんの夢も想いもぜんぶ託されてあげるだからそんな顔しないでよ」
「……はあそんなこと出来るわけないじゃんぼくたちは同じ人間じゃないただの姉妹だ」
「そんなのわからないじゃん」
僕がなぜ好きになったのかを考えたらきっと助けられて仲良くなって少しずつ心を開いていってじぶんにとってもう1人の心の拠り所になっていたからだ。
そんな過去を思い出し終えた僕に佐久間お兄ちゃんがこんなことをいってくる。
「なあ少しだけよりたい場所があるんだが一緒に来てくれないか」
「うんいいよ」
僕は佐久間お兄ちゃんの手をとる。
どこに向かっているか最初は分からなかった。
だが少しずつ景色が変わっていくごとにどこに向かっているかわかる。
その場所は僕が助けてもらった場所で僕が佐久間お兄ちゃんに恋をしたお話しだ
きれいなお花が咲いているお花畑だ。
僕たちはお花のクッションの上で眠ろうとする。
「でもなんで連れてこようっておもったの?」
「ああそれはきみと出会った頃の話を思い出していたらここを思い出してね」
「……そっか僕と同じなんだ」
「へえ同じ場所を思い浮かべるなんてな」
「うん……そうだここって死んだ人が現れるって伝承があるらしいんだ」
「へえ」
「ねえお姉ちゃんに会ってみたい?」
「いやいいや」
「……そうなんだ」
「だって俺はもう囚われないって決めたからな」
「囚われるって?」
「俺はさ死んだことを未だに悔やんでいたけどこの手紙を読んで決めたんだ……なあ手紙になんて書いてたと思う」
「わからないなんて書いてたの」
「忘れてって書いてたんだ」
「そうなんだ」
「あはは辛いはずなのに最後に渡した手紙に書く言葉が忘れてたぜわらえるだろ」
「……うんでもお姉ちゃんらしい」
「だな」
佐久間お兄ちゃんは知らない。
佐久間お兄ちゃんが聞いたこの言葉
「あははやっぱり泣き虫のままだねきみはでもそんなきみも張り合ってくるきみも紳士で優しいきみも弱々しいきみもその全てがぼくは好き」
これは僕が言った言葉だ。
お姉ちゃんの気持ちの代弁であり僕の気持ちだ。
佐久間お兄ちゃんは泣き虫なところを僕に見せようとしなかったがわかっていた。
それでも僕は好きなままだった。
結局好きな人の短所をみつけても好きなまんまなんだとわかった。
お姉ちゃんよりも早くに出会っていたなら恋人になる未来もあったのかな。
そんなあり得ない想像を思い浮かべる。
そして僕は助けてもらった過去を思い出していく。
僕の名前は早島桜
僕は佐久間お兄ちゃんにいってないことがある。
それは僕だけが聞いたお姉ちゃんの本音
お姉ちゃんは病室でいるよりも外で動いていることを選んだ。
外で動いているからこそ分かってしまうことがあるらしい
それはじぶんの命がつきていくことだ。
今まで出来ていたことがなぜか出来なくなる。
それがからだが弱くなっているからだとなんとなくわかってしまう。
そしてお姉ちゃんはつい僕に言葉をこぼしてしまった。
「ねえなんでぼくだけ時間が少ないの?なんでもっと生きられないんだろうもっと生きたいよ雄平と一緒に結婚をしたいそれなのに……なんで出来ないのかな」
ふと我に返ったお姉ちゃんは首を横にふる。
「あははごめんなにいってるんだろう」
もう心が壊れてしまっている。
そんなお姉ちゃんに僕はなにをいってあげればいいんだ。
それでもなにかいわなければそう思って僕は言葉をかけてあげようとする。
だがお姉ちゃんの顔を見て僕は言葉を飲み込んだ。
なにを考えていたんだろうお姉ちゃんに僕がどんな言葉をいってもきっとお姉ちゃんは傷つくだけだ。
なら僕は見ておくことしか出来ないんだろうか
そんなのいやだだから僕は怖くても言葉にする。
「ねえお姉ちゃん僕も佐久間お兄ちゃんのことがすきだ」
「へ?」
「意外?そうだよね言ったことないし」
「それでなんで今言ったの」
「僕がお姉ちゃんの夢も想いもぜんぶ託されてあげるだからそんな顔しないでよ」
「……はあそんなこと出来るわけないじゃんぼくたちは同じ人間じゃないただの姉妹だ」
「そんなのわからないじゃん」
僕がなぜ好きになったのかを考えたらきっと助けられて仲良くなって少しずつ心を開いていってじぶんにとってもう1人の心の拠り所になっていたからだ。
そんな過去を思い出し終えた僕に佐久間お兄ちゃんがこんなことをいってくる。
「なあ少しだけよりたい場所があるんだが一緒に来てくれないか」
「うんいいよ」
僕は佐久間お兄ちゃんの手をとる。
どこに向かっているか最初は分からなかった。
だが少しずつ景色が変わっていくごとにどこに向かっているかわかる。
その場所は僕が助けてもらった場所で僕が佐久間お兄ちゃんに恋をしたお話しだ
きれいなお花が咲いているお花畑だ。
僕たちはお花のクッションの上で眠ろうとする。
「でもなんで連れてこようっておもったの?」
「ああそれはきみと出会った頃の話を思い出していたらここを思い出してね」
「……そっか僕と同じなんだ」
「へえ同じ場所を思い浮かべるなんてな」
「うん……そうだここって死んだ人が現れるって伝承があるらしいんだ」
「へえ」
「ねえお姉ちゃんに会ってみたい?」
「いやいいや」
「……そうなんだ」
「だって俺はもう囚われないって決めたからな」
「囚われるって?」
「俺はさ死んだことを未だに悔やんでいたけどこの手紙を読んで決めたんだ……なあ手紙になんて書いてたと思う」
「わからないなんて書いてたの」
「忘れてって書いてたんだ」
「そうなんだ」
「あはは辛いはずなのに最後に渡した手紙に書く言葉が忘れてたぜわらえるだろ」
「……うんでもお姉ちゃんらしい」
「だな」
佐久間お兄ちゃんは知らない。
佐久間お兄ちゃんが聞いたこの言葉
「あははやっぱり泣き虫のままだねきみはでもそんなきみも張り合ってくるきみも紳士で優しいきみも弱々しいきみもその全てがぼくは好き」
これは僕が言った言葉だ。
お姉ちゃんの気持ちの代弁であり僕の気持ちだ。
佐久間お兄ちゃんは泣き虫なところを僕に見せようとしなかったがわかっていた。
それでも僕は好きなままだった。
結局好きな人の短所をみつけても好きなまんまなんだとわかった。
お姉ちゃんよりも早くに出会っていたなら恋人になる未来もあったのかな。
そんなあり得ない想像を思い浮かべる。
そして僕は助けてもらった過去を思い出していく。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
【完結】メインヒロインとの恋愛フラグを全部ブチ壊した俺、サブヒロインと付き合うことにする
エース皇命
青春
《将来ヤンデレになるメインヒロインより、サブヒロインの方が良くね?》
16歳で自分が前世にハマっていた学園ドラマの主人公の人生を送っていることに気付いた風野白狼。しかしそこで、今ちょうどいい感じのメインヒロインが付き合ったらヤンデレであることを思い出す。
告白されて付き合うのは2か月後。
それまでに起こる体育祭イベント、文化祭イベントでの恋愛フラグを全てぶち壊し、3人の脈ありサブヒロインと付き合うために攻略を始めていく。
3人のサブヒロインもまた曲者揃い。
猫系ふわふわガールの火波 猫音子に、ツンデレ義姉の風野 犬織、アニオタボーイッシュガールの空賀 栗涼。
この3人の中から、最終的に誰を選び、付き合うことになるのか。てかそもそも彼女たちを落とせるのか!?
もちろん、メインヒロインも黙ってはいない!
5人の癖強キャラたちが爆走する、イレギュラーなラブコメ、ここに誕生!
※カクヨム、小説家になろうでも連載中!
友達の妹が、入浴してる。
つきのはい
恋愛
「交換してみない?」
冴えない高校生の藤堂夏弥は、親友のオシャレでモテまくり同級生、鈴川洋平にバカげた話を持ちかけられる。
それは、お互い現在同居中の妹達、藤堂秋乃と鈴川美咲を交換して生活しようというものだった。
鈴川美咲は、美男子の洋平に勝るとも劣らない美少女なのだけれど、男子に嫌悪感を示し、夏弥とも形式的な会話しかしなかった。
冴えない男子と冷めがちな女子の距離感が、二人暮らしのなかで徐々に変わっていく。
そんなラブコメディです。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
陰キャの俺が学園のアイドルがびしょびしょに濡れているのを見てしまった件
暁ノ鳥
キャラ文芸
陰キャの俺は見てしまった。雨の日、校舎裏で制服を濡らし恍惚とする学園アイドルの姿を。「見ちゃったのね」――その日から俺は彼女の“秘密の共犯者”に!? 特殊な性癖を持つ彼女の無茶な「実験」に振り回され、身も心も支配される日々の始まり。二人の禁断の関係の行方は?。二人の禁断の関係が今、始まる!
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる