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「じゃあ後で、何かあったらすぐ連絡して。お昼は迎えに行くから、あと、、、」
「分かった大丈夫だから、3号館遠いんだから、講義遅れるぞほら」
心配そうに何度も振り向きながら城田が去っていく。
今日から大学にも復帰するのだが、とにかく城田が過保護過ぎる。
大学までのバスの中では俺を座らせその横で俺を守るようにずっと立っていたし、
かなり遠回りになるはずの俺の教室まで着いてきて、段差のたびに俺の手をとってエスコートしてくる。
周りからは女子達の黄色い歓声が聞こえてくるが、城田は気にした様子もない。
最初、恥ずかしさに城田の差し出す手を断ったら城田が悲しそうな顔をしたのを見た周りから何故か俺に対する冷たい視線を感じて、手を取れば今度は皆がウンウンと頷いていた。
大学内はどこに行っても城田の味方が圧倒的に多くて城田の過保護を拒否するのが難しい空気になってしまっている。
「よ、朝からかなりアツアツだったらしいな。」
同じ講義を受ける花岡がからかいながら隣に座る。
「お前が変な言い方するから誤解されるんだろ、なんでこんなアウェイなんだよ。」
「まぁ、今や、お前も刺されてから良くも悪くもこの大学の注目の的だからな。
しかも前からあった城田ファンクラブが『シロ×クロ見守り隊』なる組織に吸収されて今や大学内のどのサークルよりも人数が多くなってるんじゃないかってくらいの一大組織になってるって噂だし。
あ、言わずもがなクロはお前のことだぞ黒川月兎くん。」
何その恐ろしい組織、もしかしてさっきの視線はその見守り隊なる人達の視線だったのか、大学のどこにいても感じたんだが、噂だよな?
「なに?同棲上手くいってないの?」
花岡の「同棲」という言葉に何やらガタッと音が出て目を向けると女の子が俺と目が合った瞬間パクパクと口を動かしたあと凄い勢いで教室を飛び出していった。
確実に誤解された、もうすぐ講義始まってしまうぞ。
「ルームシェアだから!変な言い方するなよ、また変な噂が流れるだろ!」
「はいはい、で?ルームシェアに何か不満でも?」
「不満、、、では無いんだけど、むしろ朝起こしてくれるし、ご飯作ってくれるし、しかもそれがめっちゃ美味いし、頭乾かして貰うのめっちゃ気持ちいいし、」
「なに?ノロケ?」
なんかまた一人女の子が教室を飛び出して行ったがもはや気にしないことにした。
「そうじゃなくて、むしろ不満が無いどころか過保護すぎて、こっちが気後れするというか、、、このままだと俺、城田無しじゃ何も出来なくなりそうで」
今度は男の子が教室をすごい勢いで出ていった。
講義大丈夫なの?
「城田無しじゃないとダメになったらなったでさ責任者とってもらえば。」
ニヤニヤと他人事だと思って適当なことをのたまう花岡、ダメになっちゃだめだろ。
「まぁ今は城田もいろいろ不安なんだろうしやりたいようにさせてやった方がいいんじゃないか?」
城田の不安か、確かに時々城田が俺に向ける表情の中に刺される前とは違った感情を感じる。
チャイムが鳴り、教授が、「では、」と話し始める。
復帰後初の講義は城田の事ばかり考えて、全く記憶に残らなかった。
「分かった大丈夫だから、3号館遠いんだから、講義遅れるぞほら」
心配そうに何度も振り向きながら城田が去っていく。
今日から大学にも復帰するのだが、とにかく城田が過保護過ぎる。
大学までのバスの中では俺を座らせその横で俺を守るようにずっと立っていたし、
かなり遠回りになるはずの俺の教室まで着いてきて、段差のたびに俺の手をとってエスコートしてくる。
周りからは女子達の黄色い歓声が聞こえてくるが、城田は気にした様子もない。
最初、恥ずかしさに城田の差し出す手を断ったら城田が悲しそうな顔をしたのを見た周りから何故か俺に対する冷たい視線を感じて、手を取れば今度は皆がウンウンと頷いていた。
大学内はどこに行っても城田の味方が圧倒的に多くて城田の過保護を拒否するのが難しい空気になってしまっている。
「よ、朝からかなりアツアツだったらしいな。」
同じ講義を受ける花岡がからかいながら隣に座る。
「お前が変な言い方するから誤解されるんだろ、なんでこんなアウェイなんだよ。」
「まぁ、今や、お前も刺されてから良くも悪くもこの大学の注目の的だからな。
しかも前からあった城田ファンクラブが『シロ×クロ見守り隊』なる組織に吸収されて今や大学内のどのサークルよりも人数が多くなってるんじゃないかってくらいの一大組織になってるって噂だし。
あ、言わずもがなクロはお前のことだぞ黒川月兎くん。」
何その恐ろしい組織、もしかしてさっきの視線はその見守り隊なる人達の視線だったのか、大学のどこにいても感じたんだが、噂だよな?
「なに?同棲上手くいってないの?」
花岡の「同棲」という言葉に何やらガタッと音が出て目を向けると女の子が俺と目が合った瞬間パクパクと口を動かしたあと凄い勢いで教室を飛び出していった。
確実に誤解された、もうすぐ講義始まってしまうぞ。
「ルームシェアだから!変な言い方するなよ、また変な噂が流れるだろ!」
「はいはい、で?ルームシェアに何か不満でも?」
「不満、、、では無いんだけど、むしろ朝起こしてくれるし、ご飯作ってくれるし、しかもそれがめっちゃ美味いし、頭乾かして貰うのめっちゃ気持ちいいし、」
「なに?ノロケ?」
なんかまた一人女の子が教室を飛び出して行ったがもはや気にしないことにした。
「そうじゃなくて、むしろ不満が無いどころか過保護すぎて、こっちが気後れするというか、、、このままだと俺、城田無しじゃ何も出来なくなりそうで」
今度は男の子が教室をすごい勢いで出ていった。
講義大丈夫なの?
「城田無しじゃないとダメになったらなったでさ責任者とってもらえば。」
ニヤニヤと他人事だと思って適当なことをのたまう花岡、ダメになっちゃだめだろ。
「まぁ今は城田もいろいろ不安なんだろうしやりたいようにさせてやった方がいいんじゃないか?」
城田の不安か、確かに時々城田が俺に向ける表情の中に刺される前とは違った感情を感じる。
チャイムが鳴り、教授が、「では、」と話し始める。
復帰後初の講義は城田の事ばかり考えて、全く記憶に残らなかった。
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