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「じゃあ何?責任能力が無いからってあのイカレ女が無罪放免ってこと?」
「腐頭さん、落ち着いて、みんな見てるよ」
先日、警察の人と弁護士から聞かされた話を大学の食堂で花岡と腐頭さんの二人にしたら腐頭さんが怒り心頭になってしまった。
一緒にいた花岡も口には出さなかったものの珍しく顔をしかめていたので怒っているんだと思う。
俺の家族やマスターにこのことを報告した時もみんなおかんむりだった。
自分達のために怒ってくれる人がいると逆に自分は冷静になれるし。
自分達のために怒ってくれる人がこんなにいることに改めて俺は恵まれていると思う。
「いや、無罪ではあるけど放免じゃなくて精神施設に入れられたんだって。しかも初日に『ここまでされたら俺にはもう興味無い』って嘘をついて隙を見て脱走しようとしたから、何を言おうが当分施設を出される心配も無いだろうって」
「ふーん、ざまぁみろだわ、二人にはもっとロマンティックな出会い方して欲しかったんだもの例えばたまたま二人が、、、、」
城田の説明に溜飲を下げた腐頭さんが今度は何か少女漫画のような妄想話を展開し始めたのでみんなの顔が無になっていく。
「確かに今俺たちが仲良くなったきっかけはあの女に刺されたことかもだけど、俺はあんなことがなくてもきっと黒川のこと好きになってたと思う。」
「なっ、、」
城田が突然そんな恥ずかしいことを言うものだから顔が真っ赤になる。
あれだけ喋っていた腐頭さんもピタリと黙り顔を押さえ始めた。
「それで、雪人くんはこうおっしゃってますが月兎くんはどうなんですか?」
普段くん付けなんかしない花岡がニヤニヤしながら俺に振ってくる。
花岡を思いっきり睨みつけてやろうとした時、城田がこっちをジッと見つめているのに気づく。
え、これ答えなきゃダメなパターン?
無言の三人の視線が突き刺さる。
「えっと、俺は城田は別の世界の住人だと思ってたからあんなことでもなければ自分からは関わろうとは思わなかったと思う。」
惚気が帰ってくると思っていたのに予想外の答えだったのか腐頭さんと花岡は気まづそうに、城田は少し悲しそうな顔をするので慌てて続ける。
「あ、いやでも、自分から関わろうとしなかったとしても城田がさっき言ったように俺の事好きになってくれたならどんな出会い方だったとしても、俺も城田を好きになるのにそんな時間はかからなかったと思う」
今度は腐頭さんはうんうんと首がとれそうなほど頷き、花岡はまたニヤニヤし始めた。
そして城田は、、、、ヤバいこの目、あれから何度も見たベッドの上で激しくなり始める時と同じ目だ、、、、明日の休みは1日外に出れないかもしれない。
そんな俺たちの様子を見て結局腐頭さんは妄想話をまた再開してしまい、花岡はまた俺たちをからかい始める。
そんな最高の恋人と友達に囲まれたなんでもない時間をとても幸せだと感じる。
良い家族や友達に恵まれて忘れがちだが、男同士の恋をするにはまだきっと大変なことの方が多いはずだ。
でもこれからきっと大変なことはたくさんあってもこんなに心強い味方が沢山居て、
刺されて始まるというこれ以上ない困難な始まり方をした俺たちならきっと大抵のことは乗り換えられると思う。
「腐頭さん、落ち着いて、みんな見てるよ」
先日、警察の人と弁護士から聞かされた話を大学の食堂で花岡と腐頭さんの二人にしたら腐頭さんが怒り心頭になってしまった。
一緒にいた花岡も口には出さなかったものの珍しく顔をしかめていたので怒っているんだと思う。
俺の家族やマスターにこのことを報告した時もみんなおかんむりだった。
自分達のために怒ってくれる人がいると逆に自分は冷静になれるし。
自分達のために怒ってくれる人がこんなにいることに改めて俺は恵まれていると思う。
「いや、無罪ではあるけど放免じゃなくて精神施設に入れられたんだって。しかも初日に『ここまでされたら俺にはもう興味無い』って嘘をついて隙を見て脱走しようとしたから、何を言おうが当分施設を出される心配も無いだろうって」
「ふーん、ざまぁみろだわ、二人にはもっとロマンティックな出会い方して欲しかったんだもの例えばたまたま二人が、、、、」
城田の説明に溜飲を下げた腐頭さんが今度は何か少女漫画のような妄想話を展開し始めたのでみんなの顔が無になっていく。
「確かに今俺たちが仲良くなったきっかけはあの女に刺されたことかもだけど、俺はあんなことがなくてもきっと黒川のこと好きになってたと思う。」
「なっ、、」
城田が突然そんな恥ずかしいことを言うものだから顔が真っ赤になる。
あれだけ喋っていた腐頭さんもピタリと黙り顔を押さえ始めた。
「それで、雪人くんはこうおっしゃってますが月兎くんはどうなんですか?」
普段くん付けなんかしない花岡がニヤニヤしながら俺に振ってくる。
花岡を思いっきり睨みつけてやろうとした時、城田がこっちをジッと見つめているのに気づく。
え、これ答えなきゃダメなパターン?
無言の三人の視線が突き刺さる。
「えっと、俺は城田は別の世界の住人だと思ってたからあんなことでもなければ自分からは関わろうとは思わなかったと思う。」
惚気が帰ってくると思っていたのに予想外の答えだったのか腐頭さんと花岡は気まづそうに、城田は少し悲しそうな顔をするので慌てて続ける。
「あ、いやでも、自分から関わろうとしなかったとしても城田がさっき言ったように俺の事好きになってくれたならどんな出会い方だったとしても、俺も城田を好きになるのにそんな時間はかからなかったと思う」
今度は腐頭さんはうんうんと首がとれそうなほど頷き、花岡はまたニヤニヤし始めた。
そして城田は、、、、ヤバいこの目、あれから何度も見たベッドの上で激しくなり始める時と同じ目だ、、、、明日の休みは1日外に出れないかもしれない。
そんな俺たちの様子を見て結局腐頭さんは妄想話をまた再開してしまい、花岡はまた俺たちをからかい始める。
そんな最高の恋人と友達に囲まれたなんでもない時間をとても幸せだと感じる。
良い家族や友達に恵まれて忘れがちだが、男同士の恋をするにはまだきっと大変なことの方が多いはずだ。
でもこれからきっと大変なことはたくさんあってもこんなに心強い味方が沢山居て、
刺されて始まるというこれ以上ない困難な始まり方をした俺たちならきっと大抵のことは乗り換えられると思う。
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