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1.side城田雪人
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「なぁー頼む城田、お前が来ないと来てくれないって女子ばっかでさー」
「悪いけど、そういうのは遠慮しておく」
こいつはよく俺を女の子の餌に合コンに誘ってくるし、毎回かなりしつこいのでさっさと早足でその場を去る。
名前も知らない合コン男をまいたのを確認してため息をつく。
俺を餌や飾りとしか思っていない奴らに周りを固められ正直ウンザリしている。
別に無理して友達を作るつもりもないし、居なかったら居なかったでいいと思っているただ、
「だから、花岡は顔「は」良いんだからもうちょっとそのルアたんへの愛を押さえればお前もモテるんじゃないか。」
「え、無理、俺をルアたんごと愛してくれる人がきっと居る!
ほらそれこそ月兎なんか俺のルアたん愛や性格も分かった上で親友で居てくれるんだから。」
「はいはい、そうだねー」
聞くつもりは無かったが前を歩く2人組の話が聞こえてきた時正直羨ましいと思った。
俺にもあんな風に心の内を話せる相手が居れば、そう考えてしまってからあの二人組、特にあんな友達が居たらなと思ってしまう、月兎という男の子のことを気づくと目で追ってしまっていた。
楽しそうにいつも一緒の何とかって友達と話したり、廊下にいた虫をそっとハンカチで包んで窓から逃がしたり、1度大学の外で見かけた時はお婆さんに道案内をしていた。
俺もあんな風に無自覚に生き物や他人を気遣える人間なら友達といえる人がいたのだろうか。
もっとあの男の子が知りたい、そう思うのに時間はかからなかった。
講義の終わり教室を出た時ふと学生証が落ちているのに気がついた、しかも書かれている名前は黒川月兎
写真はメガネで髪型も違うがあの月兎だと直ぐに分かった。
そうか苗字は黒川っていうんだな。
苗字を知れただけなのに何故か嬉しくなった。
こんな些細なことで嬉しくなるのは初めてだ、なんでだろう。
とにかく黒川はさっき同じ講義を受けていた、まだそう遠くへは行ってないはずだ。
校舎を出てすぐに見つけた、しかもいつも一緒に居るあの何とかって奴と今日は別々に帰るようだ。
俺は意を決して黒川の元へ向かう。
初めて向き合った状態で見る黒川は俺より少し身長が低くボーっと俺を見あげる姿は、、、可愛らしかった。
もう少し見ていたいという気持ちを抑え本題に入る。
「黒川月兎君、これ君のでしょ?教室の前に落ちてた。」
「あ、ありがとう、でもなんで俺のって」
なんで?写真があるんだから分かるに決まって、、、いや、この学生証がもし、いつも黒川と一緒に居るやつのなら誰のか分からず事務室に届けていた、まして黒川はメガネも無ければ髪型も違う普通は気づかないのか。
俺は黒川をいつも見ていたことを隠すため咄嗟に少し嘘をつく。
「事務室に届けようと思ったけど写真と同じ顔が居たから」
不思議そうにする黒川、やっぱりこの学生証の写真で自分にたどり着いたことに疑問を持っているようだ。
黒川に深く考えさせないようにしないと。
「要らないの?」
「あ、ごめん、本当ありがとう助かった」
「気をつけろよ、じゃあ」
本当はこれを機にもっと話したかったが、落し物を渡しに来ただけの人間がこれ以上話すきっかけを俺は知らず、立ち去るしか無かった。
緊張からか今まで経験したことが無いほど胸がドキドキしている。
我慢はしていたが顔がニヤけていた気がする。
こんなに緊張したことは今までに無い、ただ話しただけなのに、黒川と他のやつ何が違うんだろう?
その答えをすぐに出すことは出来なかった。
「悪いけど、そういうのは遠慮しておく」
こいつはよく俺を女の子の餌に合コンに誘ってくるし、毎回かなりしつこいのでさっさと早足でその場を去る。
名前も知らない合コン男をまいたのを確認してため息をつく。
俺を餌や飾りとしか思っていない奴らに周りを固められ正直ウンザリしている。
別に無理して友達を作るつもりもないし、居なかったら居なかったでいいと思っているただ、
「だから、花岡は顔「は」良いんだからもうちょっとそのルアたんへの愛を押さえればお前もモテるんじゃないか。」
「え、無理、俺をルアたんごと愛してくれる人がきっと居る!
ほらそれこそ月兎なんか俺のルアたん愛や性格も分かった上で親友で居てくれるんだから。」
「はいはい、そうだねー」
聞くつもりは無かったが前を歩く2人組の話が聞こえてきた時正直羨ましいと思った。
俺にもあんな風に心の内を話せる相手が居れば、そう考えてしまってからあの二人組、特にあんな友達が居たらなと思ってしまう、月兎という男の子のことを気づくと目で追ってしまっていた。
楽しそうにいつも一緒の何とかって友達と話したり、廊下にいた虫をそっとハンカチで包んで窓から逃がしたり、1度大学の外で見かけた時はお婆さんに道案内をしていた。
俺もあんな風に無自覚に生き物や他人を気遣える人間なら友達といえる人がいたのだろうか。
もっとあの男の子が知りたい、そう思うのに時間はかからなかった。
講義の終わり教室を出た時ふと学生証が落ちているのに気がついた、しかも書かれている名前は黒川月兎
写真はメガネで髪型も違うがあの月兎だと直ぐに分かった。
そうか苗字は黒川っていうんだな。
苗字を知れただけなのに何故か嬉しくなった。
こんな些細なことで嬉しくなるのは初めてだ、なんでだろう。
とにかく黒川はさっき同じ講義を受けていた、まだそう遠くへは行ってないはずだ。
校舎を出てすぐに見つけた、しかもいつも一緒に居るあの何とかって奴と今日は別々に帰るようだ。
俺は意を決して黒川の元へ向かう。
初めて向き合った状態で見る黒川は俺より少し身長が低くボーっと俺を見あげる姿は、、、可愛らしかった。
もう少し見ていたいという気持ちを抑え本題に入る。
「黒川月兎君、これ君のでしょ?教室の前に落ちてた。」
「あ、ありがとう、でもなんで俺のって」
なんで?写真があるんだから分かるに決まって、、、いや、この学生証がもし、いつも黒川と一緒に居るやつのなら誰のか分からず事務室に届けていた、まして黒川はメガネも無ければ髪型も違う普通は気づかないのか。
俺は黒川をいつも見ていたことを隠すため咄嗟に少し嘘をつく。
「事務室に届けようと思ったけど写真と同じ顔が居たから」
不思議そうにする黒川、やっぱりこの学生証の写真で自分にたどり着いたことに疑問を持っているようだ。
黒川に深く考えさせないようにしないと。
「要らないの?」
「あ、ごめん、本当ありがとう助かった」
「気をつけろよ、じゃあ」
本当はこれを機にもっと話したかったが、落し物を渡しに来ただけの人間がこれ以上話すきっかけを俺は知らず、立ち去るしか無かった。
緊張からか今まで経験したことが無いほど胸がドキドキしている。
我慢はしていたが顔がニヤけていた気がする。
こんなに緊張したことは今までに無い、ただ話しただけなのに、黒川と他のやつ何が違うんだろう?
その答えをすぐに出すことは出来なかった。
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