あの音になりたい! 北浜高校吹奏楽部へようこそ!

コウ

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第十二楽章 それじゃあまたいつか

もういない

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送別会が終わり一二年生は片付けをしていた。3年生はまだ帰りたくないのか残ってる人がちらほらいた。

「あれ、、篠宮先輩は?」

雨宮は篠宮先輩を探したが見当たらない。

「雨宮。篠宮先輩ならもう帰ったよ。」

「あ、、そうですか。
ありがとうございます。」

市ノ瀬先輩が教えてくれた。
そういえば全然喋ってない気がする。

すると若奈が話しかけてきた。

「ねぇ?どうした?」

「ん?なんでもない。」

「一緒に帰る?」

「あーうん。」

「もしかしたらまだ校内にいるんじゃない?探したら?」

「うん、、そうだな!
ちょっといってくるわ。」

雨宮は急いで外に出た。
まだ篠宮先輩はいるはず。
すると校門の前にそれらしき後ろ姿を見た。

「篠宮先輩!」

「ん?お、雨宮くん。どうした?」

「いや、、どうしたじゃないですよ。」

「え?もう終わったでしょ?なんか用事?」

「いや、、用事ってほどでもないんですけど。その、、なんか言ってかないんですか?」

「え?いや別にいいでしょ。それに今は杉山部長の代なんだから私からは特にないよ。
いい演奏だったよ?上手かった。」

「そ、、そうですか。あの篠宮先輩、、。」

「ん?」

「き、、今日は、、暑いですね!」

「は?何言っての?今日は寒いよ。冬だよ。」

「あ、、あはは、、。何言ってんだろ。」

「、、やれやれ。別にいいよ。なんとなく雨宮くんが今考えてることわかるよ。
でも私たちは楽器がないと上手く喋れないね。でもそれはまた別の機会で。」

「あ、、はい。
あの篠宮先輩また今度練習付き合ってもらってもいいですか?」

「え?やだ。」

「は?」

「あはは。冗談冗談。
もう私の指導は受けなくて大丈夫だよ。
やるべきことはわかってるでしょ。」

「、、、うーん。」

「まぁまたすぐ連絡するから。
なんかあったら連絡して。じゃあね。」

「、、、はい。」

篠宮先輩は行ってしまった。

やるべきこと、、、。

「、、ちょっと練習するか。」

雨宮は楽器を吹くことにした。






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