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第二章.愛おしさに諦めない
6.街での騒ぎ
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「……緊張、しているのか?」
「……いえ」
自分の頬を叩いたり、何度も唸る私を見かねて、遂にガイウス中尉が困惑気味に声を掛けてくる。……いや本当に申し訳ないです、以後気を付けます。
「心配しなくとも、供物のない魔法使いは──なんの騒ぎだ?」
『──ッ!! ──ッ!!』
ガイウス中尉が喋っている最中に車の外から激しい怒号が聞こえてくる……聞こえてくる声の数や規模からして、相当な大人数か言い争っていると判断できる。
「……ガイウス中尉」
「……あぁ、『羅針盤』が反応を示している」
『羅針盤』……魔力に反応して暗い紫の光を発する特殊兵装の一種であり、濃度が高いほど濃ゆく、量が多いほど強く光る。……それが今、この騒ぎの中心を指し示している。
「念の為に猟犬を持って行くが、人が多すぎる……下手に刺激し、魔法使いを暴れさせても問題だ。今回は警察武官として行動せよ」
「了解致しました」
「……まぁ十中八九、外出許可の降りたガナン人を取り囲んでいるのだろうがな」
これ程までに怒号を浴びせられても未だに怪我人が出ていない事と、出歩いているガナン人を市民がリンチする事はよくあるために、戦闘には早々ならないという判断を下したガイウス中尉と共に車を降りる。
「そこ! なんの騒ぎですか!」
「っ?! なんだ嬢ちゃん?」
私の呼び掛けに一瞬ビックリするもこちらを振り向きただの小娘だと思ったのか凄まれる……普通に男性から怒鳴られたり凄まれるの、今でも怖いんだから勘弁して欲しいわ……。
「警察武官だ、事情を聞きたい」
「っ?! そ、それは失礼しました……」
ガイウス中尉が前に出るようにしてこちらの所属を明かすと、途端にそれまでの勢いは鳴りをひそめて平伏し、周囲の野次馬たちも道を開ける……け、権力や権威ってすごいわね? まぁガイウス中尉の強面が怖いだけかも知れないけれど。
「俺は周囲を警戒しておく……お前が対応してみろ」
「……了解致しました」
そのまま身を引くガイウス中尉に頷いてから一歩前へと出て、しっかりと目の前の市民男性を見据える。
「それで? 何があったのかしら?」
「そ、それがこの小汚いガナン人がいつも店のパンを盗むんでさぁ!」
そう言って男性が指し示す先には……一人の少年が仏頂面で立っていた。歳の頃はだいたい十二歳程度かしら? ガイウス中尉の言った通りにちゃんと外出許可が降りた事を示す腕章も付けているわね。……ただ、監視も付いていないし本物かは少し怪しい……それに『ガナリア区』からわざわざ出てくるほど、この冬の寒さの厳しい時期の『ウィーゼライヒ子爵領』に用があるとは思えない。
「だから俺は盗んでねぇって言ってるだろ?! 誰がこんなクソ不味いパンなんか盗むか!!」
「なんだとクソガキ?!」
見れば周囲の人間もこのガナン人の男の子が犯人だと確信しているような素振り……二人の主張も平行線だしどうしたものかしら? 主観的に見るならば、盗んだとされる該当の黒パンよりももっと美味しそうなのを盗むとは思うけれど。
「俺はガキじゃねぇって言ってるだろ、もうボケてんのか?!」
「んだとぉ?!」
「はいそこまでよ」
「「……」」
私が声を掛けると言い合いを止める……男性は大人しくしているけれど、ガナン人の男の子の方は警戒心が高いのかこちらを睨み付けてくるわね。……やっぱりガナン人達は、いつもこんな目に逢うのかな。
「まずこの子がパンを盗んだという証拠は?」
「っ?!」
「毎日俺の店のパンが盗まれるんだ、そんな卑しい真似するのガナン人しかいねぇだろ!」
……男性のあんまりな言い分に呆れたけれど、これが世間のガナン人に対する標準なのよね……なんとかしたいけどできない無力な自分が悔しい。……そもそも、田舎の領地でクレルとしかガナン人と接した事のない私には、なぜ彼らがそんなにもガナン人を恐れているのかも理解出来ていないのたがら、認識を変える事なんてまず不可能なのだけれど。
「一応私は警察武官です、明確な証拠もなく主観的な思い込みで犯人を決めつける訳にはいきません」
「でもこいつ以外に犯人なんていねぇだろ?!」
「それがあなたの思い込みです、市民が勝手に警察の真似事をされては困るんですよ」
「っ! そ、そんなつもりじゃ」
市民が勝手に犯人を特定し、私刑を加える行為は明確な国家権力に対する侵犯。……本当はこんな脅しみたいな真似は嫌なんだけど、上手く収めるには一番手っ取り早いのよね……。
「……お前、ガナン人の俺が怖くないのか?」
「? あなたも同じ人間でしょ?」
「──」
「さぁ、あなた達も解散しなさい!」
むむ、ガナン人も卑屈になっているのかしら? 魔法だなんて素敵な特技があるのに、怖がるなんてありえないのに……汽車の上に無賃乗車していた人は許さないけれどね。
「それよりもあなたの外出目的は──」
「……あのガキなら走って行ったよ」
に、逃げられた?! 多分本当に盗みはしていないんでしょうけど……確実に申請はされてないわね? 監視も付いてなかったみたいだし、そもそも監視が居ればこんな騒ぎは起きていないわ。
「すいません、ガイウス中尉……逃げられました」
「……あれは仕方ない。少し離れた所で見ていたが、一瞬だった……恐らく魔法使いだろう」
「では……」
「あぁ、あの腕章は偽物だろうな」
あぁ、頭が痛い……収容施設の前で行き倒れていたという魔法使いが罠の可能性が俄然高まってきたわ……そもそもどうやって腕章を手に入れたのかしら?
「急いで情報を搾り取った方が良さそうだ」
「そうですね、急ぎましょう」
一体こんな辺境の街で何が目的かは知らないけれど、できれば大人しくしていて欲しいわね……。
「さぁ! あなた達も解散しなさい!」
集まった市民達を散らし、道を開けてから再び収容施設を目指して車を走らせる。……あんな小さな子どもも魔法使いとして、魔物と戦うのかしら? クレルの時は意図して戦った訳じゃないし、分からないけれど……大丈夫なのかな?
「収容施設に着いたら狩人として行動せよ」
「了解致しました」
「お前の仮の名は『緋色』だ、良いな?」
「はい」
車の中から見える街の景色を見ながら指示を出すガイウス中尉に頷き応える……罠の可能性が高いのだから、当たり前か……降り積もる雪を見ながら初戦闘の可能性を思い浮かべ、覚悟を決める。
▼▼▼▼▼▼▼
「……いえ」
自分の頬を叩いたり、何度も唸る私を見かねて、遂にガイウス中尉が困惑気味に声を掛けてくる。……いや本当に申し訳ないです、以後気を付けます。
「心配しなくとも、供物のない魔法使いは──なんの騒ぎだ?」
『──ッ!! ──ッ!!』
ガイウス中尉が喋っている最中に車の外から激しい怒号が聞こえてくる……聞こえてくる声の数や規模からして、相当な大人数か言い争っていると判断できる。
「……ガイウス中尉」
「……あぁ、『羅針盤』が反応を示している」
『羅針盤』……魔力に反応して暗い紫の光を発する特殊兵装の一種であり、濃度が高いほど濃ゆく、量が多いほど強く光る。……それが今、この騒ぎの中心を指し示している。
「念の為に猟犬を持って行くが、人が多すぎる……下手に刺激し、魔法使いを暴れさせても問題だ。今回は警察武官として行動せよ」
「了解致しました」
「……まぁ十中八九、外出許可の降りたガナン人を取り囲んでいるのだろうがな」
これ程までに怒号を浴びせられても未だに怪我人が出ていない事と、出歩いているガナン人を市民がリンチする事はよくあるために、戦闘には早々ならないという判断を下したガイウス中尉と共に車を降りる。
「そこ! なんの騒ぎですか!」
「っ?! なんだ嬢ちゃん?」
私の呼び掛けに一瞬ビックリするもこちらを振り向きただの小娘だと思ったのか凄まれる……普通に男性から怒鳴られたり凄まれるの、今でも怖いんだから勘弁して欲しいわ……。
「警察武官だ、事情を聞きたい」
「っ?! そ、それは失礼しました……」
ガイウス中尉が前に出るようにしてこちらの所属を明かすと、途端にそれまでの勢いは鳴りをひそめて平伏し、周囲の野次馬たちも道を開ける……け、権力や権威ってすごいわね? まぁガイウス中尉の強面が怖いだけかも知れないけれど。
「俺は周囲を警戒しておく……お前が対応してみろ」
「……了解致しました」
そのまま身を引くガイウス中尉に頷いてから一歩前へと出て、しっかりと目の前の市民男性を見据える。
「それで? 何があったのかしら?」
「そ、それがこの小汚いガナン人がいつも店のパンを盗むんでさぁ!」
そう言って男性が指し示す先には……一人の少年が仏頂面で立っていた。歳の頃はだいたい十二歳程度かしら? ガイウス中尉の言った通りにちゃんと外出許可が降りた事を示す腕章も付けているわね。……ただ、監視も付いていないし本物かは少し怪しい……それに『ガナリア区』からわざわざ出てくるほど、この冬の寒さの厳しい時期の『ウィーゼライヒ子爵領』に用があるとは思えない。
「だから俺は盗んでねぇって言ってるだろ?! 誰がこんなクソ不味いパンなんか盗むか!!」
「なんだとクソガキ?!」
見れば周囲の人間もこのガナン人の男の子が犯人だと確信しているような素振り……二人の主張も平行線だしどうしたものかしら? 主観的に見るならば、盗んだとされる該当の黒パンよりももっと美味しそうなのを盗むとは思うけれど。
「俺はガキじゃねぇって言ってるだろ、もうボケてんのか?!」
「んだとぉ?!」
「はいそこまでよ」
「「……」」
私が声を掛けると言い合いを止める……男性は大人しくしているけれど、ガナン人の男の子の方は警戒心が高いのかこちらを睨み付けてくるわね。……やっぱりガナン人達は、いつもこんな目に逢うのかな。
「まずこの子がパンを盗んだという証拠は?」
「っ?!」
「毎日俺の店のパンが盗まれるんだ、そんな卑しい真似するのガナン人しかいねぇだろ!」
……男性のあんまりな言い分に呆れたけれど、これが世間のガナン人に対する標準なのよね……なんとかしたいけどできない無力な自分が悔しい。……そもそも、田舎の領地でクレルとしかガナン人と接した事のない私には、なぜ彼らがそんなにもガナン人を恐れているのかも理解出来ていないのたがら、認識を変える事なんてまず不可能なのだけれど。
「一応私は警察武官です、明確な証拠もなく主観的な思い込みで犯人を決めつける訳にはいきません」
「でもこいつ以外に犯人なんていねぇだろ?!」
「それがあなたの思い込みです、市民が勝手に警察の真似事をされては困るんですよ」
「っ! そ、そんなつもりじゃ」
市民が勝手に犯人を特定し、私刑を加える行為は明確な国家権力に対する侵犯。……本当はこんな脅しみたいな真似は嫌なんだけど、上手く収めるには一番手っ取り早いのよね……。
「……お前、ガナン人の俺が怖くないのか?」
「? あなたも同じ人間でしょ?」
「──」
「さぁ、あなた達も解散しなさい!」
むむ、ガナン人も卑屈になっているのかしら? 魔法だなんて素敵な特技があるのに、怖がるなんてありえないのに……汽車の上に無賃乗車していた人は許さないけれどね。
「それよりもあなたの外出目的は──」
「……あのガキなら走って行ったよ」
に、逃げられた?! 多分本当に盗みはしていないんでしょうけど……確実に申請はされてないわね? 監視も付いてなかったみたいだし、そもそも監視が居ればこんな騒ぎは起きていないわ。
「すいません、ガイウス中尉……逃げられました」
「……あれは仕方ない。少し離れた所で見ていたが、一瞬だった……恐らく魔法使いだろう」
「では……」
「あぁ、あの腕章は偽物だろうな」
あぁ、頭が痛い……収容施設の前で行き倒れていたという魔法使いが罠の可能性が俄然高まってきたわ……そもそもどうやって腕章を手に入れたのかしら?
「急いで情報を搾り取った方が良さそうだ」
「そうですね、急ぎましょう」
一体こんな辺境の街で何が目的かは知らないけれど、できれば大人しくしていて欲しいわね……。
「さぁ! あなた達も解散しなさい!」
集まった市民達を散らし、道を開けてから再び収容施設を目指して車を走らせる。……あんな小さな子どもも魔法使いとして、魔物と戦うのかしら? クレルの時は意図して戦った訳じゃないし、分からないけれど……大丈夫なのかな?
「収容施設に着いたら狩人として行動せよ」
「了解致しました」
「お前の仮の名は『緋色』だ、良いな?」
「はい」
車の中から見える街の景色を見ながら指示を出すガイウス中尉に頷き応える……罠の可能性が高いのだから、当たり前か……降り積もる雪を見ながら初戦闘の可能性を思い浮かべ、覚悟を決める。
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