セカンドライフは寮母さん 魔王を討伐した冒険者は魔法学園女子寮の管理人になりました

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81話 掲げられた旗(フラグ) その3

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午前の中頃となる、エレインは事務所からソウザイ店へと移動し、テラと打合せを済ませると、エレインとテラはガラス鏡店へと移った、貴人達の出迎えの為となる、コーバとベーチェをメイドとして従えており、ガラス鏡店は開店休業中となる、それでも予約を取りたいと訪問する従者や一目ガラス鏡とやらを見てみたいと商人達の訪問はあり、それらは門番が対応してくれている、なんともありがたい事だとエレインは勿論、テラやベーチェ達も心底感謝していた、そうしてアフラが先触れとして姿を現しすぐに王妃達がニコニコと笑顔で続いた、さらにはウルジュラとマリア、フィロメナとフロリーナ、数人の従者や文官も同行しており、ようこそお出で下さいましたと笑顔で迎えるエレイン、しかしその視線はマリアの隣りに立つマリエッテを抱いた乳母に向かっており、これだからと微笑むマルルースとエフェリーン、ウルジュラもニヤニヤと微笑みつつこれ見よがしにマリエッテをあやしてみせたりした、それでもエレインはなんとか挨拶を終えると、吸い込まれるようにマリエッテに近づくもそれをスッと遮るマリア、優しく微笑んでいるが目は細めており、その視線は仕事が先だと言わんばかりのもので、これにはムーと悲しそうに姉を見つめるしかなかったエレインである、それから取り合えずとガラス鏡店に入る一行、貴人達を迎えるに最適な空間がガラス鏡店の応接席しか無い為で、無論しっかりと暖炉には火が焚かれ、ホッと一息吐ける暖かさとなっている、そうして王妃達が寛いでいると、さらに数台の馬車が到着したようで、アンネリーンとユスティーナ、レアンにマルヘリートが合流する事となった、そして当然のようにそれぞれの従者と恐らく文官であろう、役人然としてた者達も数人連れており、中々の大所帯となってしまったようで、

「これはまた・・・」

「入りきるかしら?」

王妃二人でさえ困惑してしまう状況となる、その従者と文官の数はそれだけ王妃達もまたアンネリーンらも幼児教育、ひいては平民に対する教育分野を重要視しているという事であろう、

「そうですわね・・・」

アンネリーンとユスティーナが確かにと顔を見合わせ、今回の訪問に直接関係の無い従者はガラス鏡店で待機する事となった、従者達の世話係としてコーバとベーチェが残る事となり、従者達としてもそれで良いのかと若干不安そうであったが、主がそういうのであるから従わない訳にはいかず、エレインは折角ですからガラス鏡を見物し、ソウザイ店の菓子も提供するようにとコーバとベーチェに指示を出す、そこまではと従者達は恐縮したようであるが、主達はそれがいいわねとあっさりとしたもので、であればと素直に好意を受ける事とした留守番役となってしまった従者達であった、そして、

「それでは今日のモニケンダムは大変に寒いのですが、御足労をお願いしたいと思います」

テラが先に立ってソウザイ店へ向かう事となる、あら雪が降ったのねと楽しそうな王妃達、ウルジュラとレアンとマルヘリートはキャッキャッと楽しそうで、そろそろおばさんになるんだよーとウルジュラが嬉しそうに話せば、パトリシア様の事ですねとレアンとマルヘリートも嬉しそうである、でねーと続けるウルジュラ、どうやらもう勝手に名前を付けたらしい、それはどうかと流石にマルルースが目を細めるも、レアンとマルヘリートは良い名ですとはしゃいでいる、これだからと不愉快そうに鼻を鳴らすマルルース、アンネリーンとユスティーナは苦笑するしかなかった、そしてエレインはもう完全にポンコツになっていた、マリエッテを胸に抱いてウフフーとニヤついており、寒くないでしゅかーとマリエッテを覗き込み、その小さな手が顔に触れると冷たーいと歓声を上げる始末、やはり連れて来るんじゃなかったと呆れる他無いマリア、アフラが楽しみにされておりましたからとの事で急遽連れて来ており、王妃達も折角なのだからとどうやらエレインに対する褒美のようなものらしい、それはそれでどうかと思うマリアであったりする、そして、

「こちらになります」

テラがソウザイ店の三階、本日から正式に教室として稼働しているその部屋へ一同を誘った、王妃達もアンネリーンらも慣れたものであるが、フィロメナとフロリーナ、さらに文官達は初めて連れて来られている、一階や二階の様子も聞いてはいたがこれは斬新だと驚いており、教室となるその三階の様子もまた大きく違うようであった、なにより驚いたのが、

「皆さん、いらっしゃいましたよ」

教壇に立つエルマがニコリと子供達を見渡すと、

「はい、全員起立」

フロールの明るくハッキリとした声が広い教室を満たし、バッと立ち上がる幼児達、あらまとその様子に目を奪われる貴人達、フロールが小さくせーのと音頭を取ると、

「御機嫌麗しゅう、皆様」

若干バラバラであったが笑顔でもってゆっくりと腰を折る女児達、唯一の男子であるブロースは右手を握って左胸に当てた従者のそれと同じ一礼でもって一行を迎えたようで、

「・・・そうね、皆さんも御機嫌麗しゅう」

ニコリと微笑みその礼に答える貴人達、王妃は直立不動のまま笑顔でもって受け入れ、アンネリーンらは軽い会釈で答えとする、そして、すっと顔を上げた幼児達、その顔は緊張したものであったが、レインはめんどくさい事だと不愉快そうに顔を顰め、ミナは、

「ウフフー、どう?出来た?出来た?」

あっという間に笑顔になってピョンピョン飛び跳ねた、コラッとフロールが叱りつけるも、まるでお構いなしのミナである、すると、

「うーーーん、まぁまぁかなー」

ウルジュラがニヤーと微笑み、

「ですな、まぁ、ミナですからな」

フンスと意地悪そうに微笑むレアン、

「もう、上品でしたし、お上手でしたよ、皆さん」

マルヘリートがまったくとレアンを横目で睨みつける、

「上品は上品でしたが、ミナがなー・・・」

レアンが笑いだしそうなのを堪えている様子で、

「そうねー、ミナちゃんがねー」

ウルジュラもそれに乗っかったようである、そうなると、

「ブー、ちゃんとやったー、お勉強したのー、みんなでー、エルマ先生も上手って言ったー」

ギャーと吠え猛るミナ、途端貴人達は皆、ミナちゃんらしいと笑いだし、幼児達も強張った表情を大きく和らげた、

「そうね、とても良かったですよ」

エルマがニコリと微笑み、デショーと甲高く叫ぶミナ、当然だよと叫んで胸を張るブロース、再びコラッと叱りつけるフロール、ノールとノーラ、サスキアもエヘヘと笑顔を浮かべている、

「はい、では皆さんこの作法は大人になっても大事なものです、いついかなる時も目上の人、特に貴族様にはそのように挨拶する事を忘れないで下さい」

エルマがそう続けて、着席と号令を掛ける、ハイッと返して腰を下ろす幼児達、中々様になっているようだとフィロメナとフロリーナ、文官達も感心するのであった。



それから改めて授業が再開された、今日はあくまで普通の従業風景の参観となる、故にエルマはそのまま何食わぬ顔で授業を始め、子供達もそう聞かされていたのであろう、黒板に集中したようである、テラの案内で貴人達はそっと後ろの席に回り込み、空いた席に腰を下ろし、文官達はそのまま壁際に控える、そして、

「はい、では、実際にやってみますね」

授業は算学であった、それもベルメルとの名前が付いた算盤の授業である、ハーイと子供達の素直な声が響き渡り、あっなるほど早速やっているのねと王妃達は興味深々と子供達同様に黒板に集中する、王妃達はベルメルそのものを実際に見ているしある程度説明は受けており、確かに便利だし使いこなせれば重宝するであろう事は理解できていたが、さてこれを教育の現場で使うとなるとどうなるのであろうかと疑問に思ってもいたのだ、そして文官達の多くは初見となる、エルマが黒板に記した数式は子供達が解くには少しばかり難しそうだと思うし、どうやら様子が異なっている、どういう事かと背伸びをして子供達の手元を覗き込む、

「はい、ベルメルで計算してみましょう、答えは手元の黒板に書いておいて、後から答え合わせをしますからね、いい?黒板で計算しては駄目よ、ちゃんとベルメルを使う事、いいわね?」

エルマがスッと振り返り、ハーイと再び素直な返事が教室を満たした、続いてパチパチとベルメル独特の小さな衝撃音が響く、へーッと感心する貴人達、文官達は何をやっているのかといよいよ数歩近付いてしまい、エルマがそれに気付いてニコリと微笑み、

「どうぞ邪魔にならない様に見て下さい、ベルメルと呼ばれる計算のできる仕掛けを使った授業になります」

とより詳しく説明する、文官達は一応と貴人達を伺うと、貴人達は無言で頷き許可したようで、であればとウルジュラとレアンが率先して立ち上がりミナの背中越しに首を伸ばす、フィロメナとフロリーナも腰を上げた、向かう先は子供達と一緒にベルメルに向かっているミシェレである、ミシェレもまた子供達と一緒に授業を受けているようで、エルマからはいくつかの授業を生徒として参加し、生徒側から見た改善点が欲しいと言われている、と同時にベルメルにしても音楽にしてもタイイクにしてもミシェレが経験した事のない授業となっている、ここは教える側よりもまずは覚える側に回るべきとのエルマの配慮で、ミシェレも納得する所であった、

「・・・これはまた・・・」

「どういう仕組み・・・いや、なるほど、見てるだけで分かりますね・・・」

文官達が小声であるが思わず呟き、フロールが思わず振り返る、申し訳ないと小声で謝罪する文官、フロールはニコリと会釈をしてベルメルに向かい直す、しかしミナの背後に回ったウルジュラとレアンは、

「えー、それでいいのー」

「なんじゃ、覚束ないように見えるのー」

ニヤニヤと頭越しにミナをからかいだす、ムッとミナは二人を見上げ、

「ブー、ユラ様もお嬢様もやればいいのー、難しいんだからー」

口をへの字に曲げて睨みつけた、エーとにやけ笑いを続ける二人、すると、

「そうですね、折角ですからやってみなさい」

マルルースがニヤリとウルジュラを睨みつけ、

「そうね、レアン、ミナちゃんに出来てあなたに出来ない事はないわよね」

ユスティーナもニコニコと笑顔になる、しかしその視線は冷たい、どうやらミナの邪魔をしたことを怒っているらしい、これはと背筋を寒くするレアン、ウルジュラもしまったと頬を引きつらせるがもう遅い、

「確かに・・・レインちゃん、お二人にベルメルを、さっ、こちらの席へ」

エルマも笑顔を浮かべているがその声と視線は厳しいものであった、アッと振り返る二人、もうこれだからと呆れるマルヘリート、

「ムフフー、じゃ、ミナが教えてあげるー」

ニコーと微笑むミナ、ウゲッと呻いてしまう二人、

「ほれ、ここに座るのじゃ」

レインが隣りのテーブルにベルメルと黒板を並べたようで、

「えー・・・」

「ムー・・・」

ウルジュラとレアンはどうしたものかと顔を見合わせてしまう、

「さっ、お二人も是非に」

エルマがウフフと笑みを浮かべながら独特の圧を二人にかける、あっ、やべーこれがオーガ先生か・・・とその噂を思い出し血の気を無くすウルジュラ、レアンもどうしたもんだかと思いつつ、まぁ面白そうかもなと考え直し、

「・・・仕方ない、ミナ、しっかり教えるのじゃ」

ムフンと踏ん反り返って席に着いた、

「いいよー、あのねー、これが1なの、でね」

パチパチと始めるミナ、

「待って、私もやるからもっとゆっくり」

逃げられないと悟ったウルジュラが慌てて席に着く、

「えー、ユラ様、どんくさーい」

「なっ、どんくさいー?」

「どんくさいでしょー」

「そうなのー?」

と問題を解き終えたノールとノーラ、サスキアも首を伸ばしてウルジュラを見つめる始末、

「ちょっ、最初から、最初からちゃんと教えて、ねっ」

これは流石に恥ずかしいと慌てるウルジュラ、これは聞いておくべきだなとウルジュラの側に近寄る文官達、

「モー、だからー、これが1でしょ、で、二つで2になるのー、わかるー?」

「うむ、こうじゃな?」

「そだよー、でねー、5がこれなのー」

「待って、なんでそれが5なの?」

「いいからー、で、これが6、5に1増えるから6ー」

「あっ・・・なるほど、そういうことか・・・」

レアンが納得したのか大きく頷き、背後の文官達もなるほどと感心する、

「でね、これが9、上のこの1が10なのー」

ミナが二人の様子などまるで無視して続ける、背後の文官達はさらになるほどと大きく頷き、ウルジュラとレアンもあら、これは面白いかもとやっと気付いたようで、

「えっ、じゃ、これが100?」

「そだよー」

「これで、1000か?」

「だねー」

「待って、これで足し算をするの?」

「うん、あのねー、2足す3はこうやるのー」

パチパチとベルメルを弾くミナ、ホヘーとその手付きを見つめるウルジュラとレアン、先程二人がからかった通り、それほど流麗では無く、またなんともたどたどしい指先なのであるが、計算そのものは合っている、そこから二桁の計算や黒板に書かれた三桁の計算をやってみせるミナ、エッ、幼児で出来るのかと驚く文官達と、ミナでもできるのかと真剣にならざるを得ないウルジュラとレアン、

「フフッ、じゃ、皆さん、答え合わせをしましょうね、レインちゃん、ウルジュラ様とレアン様に教えてあげて下さい」

「うむ、かまわんぞ」

レインがニヤリと微笑み二人の前に仁王立ちになる、

「あっ、じゃ、あれ、引き算もできるの?」

ウルジュラはパチパチと球を弾きつつレインを見上げる、

「うむ、難しくない、足し算の逆じゃな」

「そだよねー」

「掛けもできるのか?」

「それも造作無いぞ」

教師役がレインに代わり、ミナはムーと残念そうに顔を顰めるも、

「はい、ミナちゃんこっちに集中、じゃ、一問目の答えは?」

エルマに当てられ壁の黒板へアッと視線を向けるミナであった。
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