セカンドライフは寮母さん 魔王を討伐した冒険者は魔法学園女子寮の管理人になりました

今卓&

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本編

56話 三つ色の樹 その10

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その頃商会の事務所である、公務時間開始の鐘と共にライニールが顔を出し用向きを伝えると、エレインは一も二も無く客人を迎え入れた、来客は勿論であるがユスティーナとレアン、さらに銀細工職人であった、2階の応接室に座を占めると、

「朝早くから御免なさいね」

早速優雅に微笑むユスティーナに、

「そんな滅相もありません、私がお邪魔する時はいつも突然なのですから、いつおいで頂いても歓迎致します」

エレインも笑顔で答えて、茶を受け取った、丁度ケイランが出勤日であった為メイド仕事を頼み、代わりにリーニーが店舗の支度と仕込みに入っている、ケイランは嬉しそうに、しかししっかりと仕事を熟し、メイドらしく壁際に控えた、

「そんな事を言って、お忙しいのは分かっていますよ、今日も明日の準備で忙しいのではないですか?」

「それは午後からですね、屋台担当が来てから本格的になります、ふふ、ドーナッツも新商品が出来ましたので期待して下さい」

「むっ、そうなのか?」

レアンがピクリと反応した、

「はい、ここで詳しく話しては明日の楽しみが無くなるかと思います、なので明日の楽しみという事で」

エレインは意地の悪い笑みを浮かべ、レアンはムーと低く唸って、

「仕方ないのう、でも明日は・・・む、まぁよい先に仕事だな」

レアンは隣りに控える銀細工職人を促して銀食器の納品へと話題を移した、職人は大きく平らな箱と小さな木箱を取り出す、それらは一見しても豪華な箱であった、銀製品を納める箱として十分な見た目である、エレインはそれらを確認し、実際の納品と検品は事務所のマフダとカチャーに任せる事とした、ライニールも立ち会う形となる、どうしても高額な品になる為必要な手続きであった、ライニールと職人は階下へ下り、事の次第を説明する為にケイランも同行する、残された三人は茶に手を伸ばすと、

「ふぅ、今日は忙しいのだ」

とレアンが話題を切り替えた、

「そうなんですか?」

「うむ、実はのう・・・うん、ユーリ先生にはもう伝わっているであろうから隠しても仕方がないと思うから言うのだが」

「ユーリ先生?」

レアンの口からは珍しいと思える人物名にエレインははて?と首を傾げる、

「あら、話してしまうの?」

ユスティーナは意外そうな顔となる、

「はい、でないと見に来れないでしょう」

「それもそうね、朝一だしね」

「そうなんです」

レアンはムフーと自慢気に鼻息を荒くして、

「実はな、明日の光柱の儀式にな協力する事になってのう」

「まぁ、それは素晴らしい」

エレインはほぼ条件反射で讃えるが、すぐに、良い事なのかなと疑問を持つ、光柱の儀式と言われても具体的にどういうものかまるで分からない、恐らくも何も無く初めての事であろう、

「ふふ、そう思うか?」

レアンはニヤリと微笑む、

「はい、思いますが・・・すいません、どのような事をされるんですか?正直不勉強・・・いや、勉強できる事でもないですね・・・」

エレインの困惑した顔に、

「それもそうだ」

レアンは微笑み、

「そうね、全くだわ」

ユスティーナも微笑む、そしてレアンはゴホンと咳払いをしてその儀式とやらの説明を始めた、ギルドからの依頼で自分が担当になった事、始めは嫌々であったがユスティーナとカラミッドが乗り気になったから出てやること、朝一番での儀式の為、客が少ないであろう事、カラミッドは歴史に残るぞと笑っていた事等であった、儀式そのものの説明は殆ど無かったが、興奮して喋りまくるレアンをユスティーナは微笑ましく眺め、エレインも儀式と言えるほど堅苦しいものでは無いらしいと理解し、

「確かに、何よりモニケンダムでも、いや、王国でも初の試みですね・・・ギルドも面白い事を考えますね」

「そうなのだ、での、その担当がユーリ先生と聞いたからな、であれば安心であろう、そう思ってな、仕方無くじゃ、仕方無くじゃぞ」

レアンはムフンと得意げに微笑む、

「そんな、恐らくですがレアン様でないとその大役に見合う方はいないと思いますよ、お話しを伺う限り神殿の方は巫女さんが似たような立ち位置に就くでしょうし、そうなると、やはり街全体の代表となるとレアン様意外には考えられないでしょう」

「であろうな、ふふん、ま、これも仕事じゃ仕方あるまい」

どうにもレアンは乗り気では無い事を主張しているようで、しかし、自分に白羽の矢が立った事を悪くは思っていない、それどころかかなりのやる気で言葉が軽く弾んでおり、何とも無邪気でひねくれた子供らしい反応を全開に見せている、

「でも、そんなに嫌なら無理しなくてもいいのよ」

ユスティーナがそっと口を開く、しかしその目は見事に子供をからかう親のそれで、

「無理はしておりません」

「あら、仕方ないとか、仕事だとか、あれよ、そんなに嫌なら私が代わってもいいのよ」

「む・・・別にそのような意味では・・・」

レアンは急にワタワタと慌て始め、これにはエレインは微笑みを隠しきれず、

「ユスティーナ様、レアン様が困っていますよ」

薄く笑いつつユスティーナを窘める、

「あら、だってあれでしょ、やる気の無い子に無理してやってもらっても・・・ねー・・・折角のお祭りなのよー」

こちらも薄く笑って答えるユスティーナであった、

「そうですが・・・むぅ」

「まぁまぁ」

エレインは宥めつつ、

「そういえば・・・」

と話題を変えようとした瞬間に立ち合いを終えたライニールが戻って来た、カチャーとケイランも同行している、報告によれば納品に不備は無く注文通りとの事で、カチャーは静かに一礼して下がり、ケイランは先程と同じように壁際に控えた、

「うむ、では、私はミナの所に顔を出す、午後から忙しくなるからな」

とレアンは一仕事終えたとそそくさと席を立った、

「あら、ではライニール、付いて言ってあげて、私はもう少ししてから向かいますね」

ユスティーナはチラリとライニールを伺う、ライニールは静かに会釈をすると、

「申し訳ありません、何かあれば連絡を」

と後事をケイランに頼んでレアンと共に寮へと向かった、そして、

「御免なさいね、少し礼が足りないわね」

ユスティーナはレアンの無礼を謝る、本来の貴族同士の会合であれば途中退席は褒められる行為ではない、例えそれが上位貴族であろうが商売の話の席であろうがである、エレインは、

「あんなに楽しそうにされているのです、レアン様を御止めする方法などないでしょう」

とニコヤカに微笑んだ、レアンは銀食器の納品という仕事もあるが、それはライニールでも可能であるし、何よりそういう段取りであった、商品の受け渡しに貴族その人が一々動く必要は無い、先だっての打合せでも納品時にはライニールが立ち合い、ライニールを通じて書類のやり取りをする事と決めている、しかし、わざわざ自身も立ち会ったという事は他に用があったという事である、終始ソワソワと落ち着かなかったレアンである、その目論見にエレインが気付かないはずがない、

「そうね、少しばかり大人になったかと思ったのですが、ふふ、可愛いわよね」

ユスティーナも柔らかく微笑し、しかし、一転して真面目な顔になると、

「昨日ね、学園長と打合せをしたのだけれど」

と居住まいを正して彼女の用向きを切り出した、ユスティーナが同行したのはこちらが本題であった、

「あっ、はい、ユーリ先生から聞いております、平民学校の事ですよね」

「あら?聞いてた?」

「はい、素晴らしいお考えだと思います、ユーリ先生からは学園長も事務長も乗り気だとの事でした、私としても協力できる事があれば何なりとと考えます」

「それは嬉しいわね・・・ただ、謝らなくてはならないかなっと思ってね、ほら、以前チラッと聞いたエレインさんの案ね、お茶を飲みながらのちょっとした事だったけど、それをね、光柱の一件の後で学園の出資の件が取り沙汰されてね、カラミッド様がもう少し面白い事は無いかなんて言うものだから、そのまま話してしまったのよ」

「そうだったのですか・・・それは、はい、光栄と思います」

「そう言って下さると嬉しいけど、ただ、その後にね、二転三転してね、うん、詳細はどこまで聞いてらっしゃるの?」

「えっと・・・平民向けで子供を対象とした学園だと、詳細はまだこれからとそのように・・・」

「そうね、でも、エレインさんの考えていた所からは随分とその・・・ズレた感じになったかしらと思って」

「そうですね・・・はい、そのようには・・・感じました、確かに」

「そうなのよ、だから・・・うん・・・」

どうやらユスティーナもこの一件については悩んでいる様子であった、エレインが周囲の者に語っていた構想の根源にあるのは労働力の確保である、辛辣な言い方をすればそれだけであり、女性の労働力を求めたのは単にそれが商会にとって必要であり有用であったからであった、それを活かすにはと考え、託児所を思い付き、ついでに学びの場にもなるであろうと拡大していった構想なのである、しかし、領主側の案は政が先にある、カラミッドは学園へ出資する事により、より強い繋がりを持つ事を目的としており、王家との関係もある為、全く別の組織を立ち上げ、管理は領主側、人材や教育に関する技能、運用等は学園に任せる形としてより深い関係を築きたいと考えたようである、その為子供向けの魔法を冠しない学問のみの学園として初案が提起され、そこで行われる事は似たような物になると考えられるが、エレインのそれとは方向性と目的は大きく異なっていた、

「でね・・・私の分からない事、知らない事だわね、そこをしっかりと把握したいと思ってね・・・ケイランいいかしら?」

ユスティーナはスッと視線を向ける、ケイランはエッと驚いて視線を返した、

「今日は失礼な事ばかりして恥ずかしいのだけれど」

ユスティーナはエレインに視線を戻しつつ、

「まずね、街の人達がどういう生活習慣になっているかを・・・特に子供達の事ね、で、教育・・・学問か、それと労働ね、その点は実際にどうなっているかを知りたくてね・・・うん、どうしてもほら、貴族からというよりも上からかしらね、理想的な形を作ったから好きに使えって放り投げられても使う人達にとってはこれは違うってなるじゃない?こちらの常識と平民の常識は違うからね、特に子育てに関してや生活に関しては・・・うん、屋敷の者に相談しても良いのだけれど・・・若い子が多くてね、それか年寄りか、子育てと仕事をね両立出来ている者が少なくて・・・」

ユスティーナは言葉尻を濁しそのまま黙した、エレインはなるほどと理解し、ユスティーナの深慮に舌を巻く、とても賢く控えめな方とは思っていたがこれ程他者を思いやれる人とは思っていなかった、

「・・・なるほどわかりました・・・ケイランさん、こちらへ」

エレインは深く感心しつつ、ケイランへ隣の席を目線で指す、ケイランは急に何事かとオロオロと二人を見比べ、

「遠慮しないで、あなたはうちの従業員だけど、メイドさんじゃないんですから、お仕事は頼んじゃいましたけど、そうね、今日はあれね、私の相談役として隣りに座って下さい」

エレインは振り返ってニコリと微笑む、

「ふふ、そう言えばそうよね、あなたはメイドとして雇われた訳ではないのよね、なら、あれかしら、もう友人として付き合ってもいいのかしら?」

ユスティーナもニコリと微笑むが、

「そんな・・・畏れ多いです・・・」

ケイランは突然の厚遇に目を回して身を引いた、

「ほらほら、遠慮していてはいけませんよ、これは街全体の問題なのですから、ユスティーナ様に協力すると思って下さい、大事な事ですよ」

エレインが静かに諭し、ケイランはゴクンと喉を鳴らして覚悟を決めるとそっと席に着く、

「でね、まずはなんだけど・・・」

ユスティーナは嬉しそうに微笑み茶を一口含むと、ウーンと悩みつつ口を開いた。
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