セカンドライフは寮母さん 魔王を討伐した冒険者は魔法学園女子寮の管理人になりました

今卓&

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74話 東雲の医療魔法 その42

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「お疲れー」

タロウが昨晩と同じようにめんどくさそうに荒野の宿舎にフラリと入る、

「おう」

「やっと来たか」

「おせーぞ」

男共の声が響き、ン?と部屋の中央を見れば、昨晩無かった顔が一つ増えていた、イフナースである、

「ありゃ、殿下、どうしたんです?」

「どうしたもこうしたも無い、俺をハブるとは良い根性だ」

ギラリとタロウを睨むイフナース、クロノスはおいおいと呆れ顔で、ルーツはニヤニヤと微笑み、一人席を立っているリンドが困り顔でイフナースを見下ろす、タロウはタロウでハブるって表現は使えるんだな等と考えつつ、

「そんな事を言われても、殿下、お忙しいでしょう」

「おう、忙しいが、夜は空いているぞ、独り身だからな、自由なもんだ」

ゲラゲラと笑うイフナース、それもそうだとタロウは苦笑し、

「なー、仕事するのは夜に限るだろ?」

とクロノスとルーツ、リンドを順繰りに伺う、

「言ってろ、めんどくせー」

「夜は遊ぶもんだ」

「休むものですよ」

三者三様の答えに、

「なんだ、つまらん奴らだ」

イフナースが今度はギロリとクロノスらを睨みつける、

「お前はそうだろうがよ、こちとら家庭持ちだぞ」

フンッとクロノスは鼻息を荒げ、確かにと頷くリンド、それは駄目だとゲラゲラと遠慮なく笑うルーツ、

「知ったこっちゃねぇよ」

即座に反論するイフナース、タロウはやれやれとその暗い蝋燭が灯るテーブルに着いた、蝋燭の周りには数枚の上質紙が乱雑に置かれており、サッと内容を確認し、タロウはオッと小さな歓声を上げ、

「速いね」

「はい、優先させました」

ニコリと微笑むリンドである、

「そうですか、流石です、で、読んだか?」

スッとクロノスとイフナースを見つめた、

「まぁな、中々に・・・」

「うむ、どこぞも似たようなものだな、軍の報告書等こんなもんだろ」

「確かに、帝国は帝国で苦労されているのですな」

「そりゃあ、大人数を動かした挙句に殺し合いをさせるんだぞ、似たようなものになるさ」

「だな・・・まぁ、こっちと違うのはやっぱりあれか、この荒野の問題か・・・」

「荒野病ですな」

「あら、名前付けたの?」

タロウが目を丸くする、

「えぇ、便宜上・・・陛下と話しましてね、魔力の減衰では話が長くなるし混同される事もあろうと、今日決まりました」

リンドがニコリと微笑む、

「それは結構、で、何か面白い情報はあった?」

「特にはな、お前さんが言った通りだったよ」

フンスと鼻息を荒げるクロノス、その書類は昨晩荒野の要塞から拝借してきた書類を王都で翻訳させたものである、拝借の表現もまた少し違い、窃盗の方がより近い表現となろう、

「だろ、皇帝様が読まねぇで積んでおくような書類に大した価値は無いさ」

タロウがニヤリと微笑み、かもしれんとクロノスは口をへの字に曲げた、

「そういうものか?親父、じゃなかった、陛下は寝る間も惜しんで報告書、読んでるぞ」

イフナースが目を細める、

「それは陛下だからですよ、それに内容にもよるでしょうしね、まぁ、もう少し探れば面白い書類があったかと思うのですが、昨日はこれが精いっぱい・・・挙句、向こうは書類が盗られた事にも気付いてないかもしれないですが、まぁ、それはそれで良しとしましょう」

「随分杜撰なんだな」

「あれを見る限りはな、数日分の書類が山になってたんだよ、それの新しそうなのを頂いて来たんだ」

「だな、だからあれは全部読んでないんだと思うよ、それでも下の者は皇帝様には報告しなきゃならん、でも大した内容でもない、もしかしたら口頭では耳に入れているかもしれませんが、となると書類は・・・」

「積み上がるのですな」

リンドがやれやれと首を振り、細めた目をクロノスに向けた、似たような光景を思い出す、クロノスがなんのかんのとあって王太子になり、北ヘルデルに領主として居城を定めた頃、元は貴族とはいえ、騎士の経験しかなく、統治の経験はほぼほぼ皆無であったクロノスは、軍の掌握と領地の管理には熱心であったが、こと書類仕事は忌避しており、執務室の壁際には大量の書類が山積みとなっていた、それに気付いたパトリシアがこれはいかんとボニファースを頼り、急遽その予定を前倒しにして派遣されたのがリンドなのである、クロノスとその一党の監視も内々に任せられてもいた、そうして予定外の事でもあった為、若干ドタバタとしたのであるが、それから結局すっかりとクロノスの右腕として辣腕ぶりを発揮しているリンドである、丁度良かったのかもしれないなとボニファースもリンドも思い、パトリシアも安堵するが、それ以上にクロノスの事務処理能力の低さには閉口してしまったものである、

「なんだよ、今はちゃんとやってるだろ」

ジットリとしたリンドの視線にクロノスはムッと睨み返す、

「今は・・・ですな・・・」

ニヤリと薄ら笑いで返すリンド、

「いいだろうがよ、今と先が大事なんだ」

ムスッと答えるクロノス、

「なんだよ、大将、なんかあったのか?」

ニヤニヤと微笑むルーツ、うるせぇよとクロノスが一喝するもその笑みは消えない、ルーツはその点抜け目ない、それどころか事務処理能力も高く、経営能力まである男で、先の大戦後、褒賞金を元手に商会を立ち上げ、これだと目を付けた熟練兵や冒険者、クロノスから紹介された騎士を組織し、各地の領主に教導団として送り込むという大変に困難な事業を成功させている、そしてそれが所謂スパイ組織としても活用されており、クロノスは勿論、リンドや王家にも表立つ事は無いが頼りにされていたりする、こうしてこの場にいるのも昔のよしみで英雄だからだけでは無いのだ、タロウは素直にルーツという男に一目置いていた、冒険者時代はいかにも小悪党のチンピラ風であったが、どこでどう人は変わるのか分からないもので、いや、その頃から抜け目の無さは誰しもが認める所ではあった、もし一つだけ抜けていた事があるとすれば、ルーツの相方であったゲインと離れてしまった事であろうか、二人がつるむ事になった切っ掛けを二人は語る事は無かった、ルーツは隠し事を好む質で、ゲインは口数が極端に少ない、いや、殆ど喋らない、而して二人はタロウらと行動を共にする頃には二人組の冒険者として名を馳せていた、あいつらには手を出すなと冒険者仲間でも有名で、力のゲイン、技のルーツとそのものずばりの二つ名まで渾名されていたほどで、それが大戦後には袂を分かつ事になる、単にゲインが故郷に戻った為であるが、ルーツはそれ以降現場に出る事は無くなった、そうしなければならない立場でも無くなった為それはそれで良いと思われるが、ルーツとしてはやはりゲインの力に頼っていた所もあるのであろう、逆にゲインも同様の筈で、しかしゲインは田舎に引っ込んで悠々自適な生活を送っている、ゲインは冒険者の中にあっても地に足を付けた堅実な男であった、而して、タロウは知り得なかったが時折ルーツと会っていたクロノスはルーツが寂しそうに酒を煽っている所を見ている、どうかしたかと尋ねれば大した事では無いと薄ら笑いを浮かべるのが常で、クロノスもその訳を聞き出す程野暮では無かった、

「あっ、で、工作の方、上手く行ったのか?」

タロウが書類内容はそんなもんだろうなと顔を上げる、タロウはその書類を拝借する際にザッと目を通して大した事は書いて無いなと看破していた、兵達の状況や天候、糧食の運送及び装備類の製作報告等になっており、ようは日報である、さきほど名付けられたという荒野病に関しても記述があり、岩石の処理に関する報告もあるにはあったが、それらは外から見ていても正確な数字は難しいがある程度把握できる事であった、ルーツの手下の報告の方がこちら側としては余程有用であったりする、流石ルーツの手下はレベルが高いとタロウは素直に舌を巻いていた、しかし、クロノスがどうしてもと言い出し、仕方なく持ち出したのである、まぁ、軍団長であるクロノスが読み込めば何か分る事もあるかもしれないとの期待もあったが、それはやはり杞憂であったようである、

「おう、あっちは上々だ、連中、朝からお祈りしてたぞ」

ニヤリと微笑むルーツ、

「へー・・・やっぱり信心深いんだな・・・」

「だろうな、あれだけやられれば、俺でも祈りたくなるよ」

「何の話だ?」

イフナースがズイッと身を乗り出した、

「フフッ、昨晩の大仕掛けの事です」

リンドが楽しそうに微笑む、

「だからそれはどういうものだ?」

「はい、まずはですな・・・」

とリンドが語り始める、一応とクロノスとタロウを伺い、二人は同時に好きにしろとばかりに頷いた、昨晩、タロウはまずはと要塞に侵入し、転送陣を仕掛けている、その転送陣は今も機能している、その内使えるだろうと要塞内のいかにも倉庫といった所に設置し直され、巧妙に偽装もされた、転送陣そのものは起動さえしなければなんのことは無い木の枠でしかない、知らぬ者が見れば表面に何やら文様が書き付けられた奇妙な柱と認識されるであろう、その程度の代物でしか無い為に、木箱や麻袋で隠すのは簡単で、逆にそれらが積まれた薄暗い部屋に設置すれば隠ぺいは難しくない、そうして四人は取り合えず要塞内を物色する、夜であり、どうやら宴会の後ともあって恐らく事務室となるであろう部屋や皇帝や高位者の執務室にも入り放題で、やはり会敵していない状態の要塞はこんなものなのであろうなとクロノスとリンドは城の警備を増やした方がいいかもなと考えてしまう程に容易く侵入し、かつ好き放題動けてしまっている、なるほど、タロウが簡単に言うはずだとルーツも思い、そのタロウはタロウで牛と豚をどうやって連れ出すかとまるで別の事を考えながら、三人について回ったりしてた、しかし、そうは言ってもそこで得られたのはこの翻訳した書類程度で、勝手知ったる他人の家とはいかなかったのである、重要な書類や命令書の類は放置されておらず、そこは流石に大国を運営する官僚達だとタロウは褒め称え、クロノスとリンドは確かにと頷かざるを得なかった、そして一行は最下層、地下一階にある食糧庫に忍び込み、そこにある様々な香辛料と肉類、野菜類に歓声を上げ、その幾つかを拝借し、さらに地上に出て要塞に隣接している放牧場から牛と豚の数頭を学園の放牧場へ移した、この牛と豚も今考えれば兵の食料になるのは当然であるが、どうやら生かして連れてきているのは大蛇の餌にする為らしい、その放牧場の隣りが大蛇とサイの厩舎となっており、そこだけは厳重に警備されていた、恐らくその大蛇とサイが重要なのではない、下手に暴れ出して兵に被害が及んでは危険であるからとの配慮であると思われる、一見守られているように見えるが、じつは守られているのは周りの兵士の方なのである、そうして取り合えずと副次的な作業を先に終えた一行は、一度荒野の宿舎に戻り、別の転送陣で要塞の西側に向かう、そしてしばらく歩き、報告にあった大蛇が開鑿している街路の先、一際大きな岩の上に立った、タロウがリンドに目配せし、リンドは小さく頷いて、モヤモヤと魔力を空中へ広げ始めた、さらにタロウは数枚の小皿の光柱を起動し、天に向けた、微妙に角度を調整し、煙る魔力を照らし出す光柱、クロノスが一応と周囲を警戒し、ルーツはタロウの指示を待つ、やがて要塞が騒がしくなったようである、篝火が増え、その周囲の人影が走り回っているのがその大岩からでも見て取れた、流石要塞であり、警備兵もそこは真面目に勤務していたようで、要塞から見れば荒野の只中が急に明るくなり、よく見れば空中を何かが漂っている、騒ぎ出すのは当然で、タロウらはそれを狙ってもいた、そうしてタロウは暫く要塞を観察し今ですとリンドに指示する、リンドはさらに魔力を練り上げ、緑色の巨大な蛇を頭上に屹立させた、つい先程タロウから伝授された魔力による影絵のようなものである、魔法とすら言えないただの魔力操作となっており、リンドとしては朝飯前をいいところである、タロウとリンドの共通見解として、これは遊びか演劇にしか使え無さそうだと結論付けられたそれは、しかし、このような場、さらには魔力を知らぬ者が見たら、まさに巨大な蛇が鎌首をもたげた異様な姿それ以外には見えなかったことであろう、タロウはそれを見上げ、こんなもんだろうとルーツに指示を出す、ルーツはコクリと頷き、一気に魔力を開放する、ルーツはある方面に於いてタロウを凌ぐ奇妙な魔法を会得している、それはタロウのシゴキに耐えた後で顕現した能力で、その利便性に感づいたタロウはルーツらしいとさらにあれもできる、これもできると教授し、ルーツはなるほどとそれら全てを自分のものとしていた、その一つがこれであった、ルーツの発した魔力は荒野から雑な街路を通って要塞を丸っと包みこみ、その魔力に触れた全ての者に直接語り掛けたのである、

「神の名の下に告げる、勝利は西にあり、西にまっすぐ進むべし」

短く端的で拙い帝国語であった、そしてタロウは計画通りの宣告が終わったのを確認し、すぐさま光柱を消した、リンドもサッと魔力を霧散させる、魔力はあっという間に感知できぬほどに拡散したようだ、どうやら巨岩に吸い込まれたのであろうか、タロウは荒野での魔法の扱いには少しばかり注意が必要かもなと再認識しつつ、撤収作業に入る、ルーツもこれでいいのかよと訝しく思いながらも魔力を断ち切った、タロウ曰く、神様ってやつは言葉が足りないもので、さらに言えば下手に詳しく語るとボロが出る、短く、分かりやすく、疑問の余地が少ない方が良く、何よりルーツは帝国後の発音が下手である、まぁその下手さがより神様感を出しているかもなとタロウは考えたりもしていた、リンドもまた小細工はやり過ぎない方が上手く行くものだと理解を示し、クロノスはそれはあれとの付き合いでそう悟ったのであろうかと思ったが、タロウに聞き出す事はしていない、そうしてタロウは最後の仕上げと足元にした大岩に帝国語で西へと刻みつけた、大変に乱雑な文字で、ぱっと見ではそう読めないかもしれないが、逆にそれでじゅうぶんなのである、神がわざわざ降臨し、語り掛けた挙句に丁寧にメッセージまで残すのだ、やり過ぎると逆に信用されなくなるであろう、タロウとしては文字では無く、蛇の死体でも乗っけようかと思ったのであるが、よく考えれば蛇の神様が蛇の死体を残す訳も無く、ここは素直にメッセージだけと自重していたりする、かくしてこれが昨晩の工作であった、リンドが訥々と説明し、イフナースは楽しそうに耳を傾ける、そして、

「で、上手くいったのか?」

「そのようだ」

クロノスがフムと腕を組み、

「まずな・・・連中、あの大岩に祈りを捧げてさ、挙句にわざわざあの岩だけ残してまっすぐ西に向かっているよ、それもすげー嬉しそうにさ、もうなんていうか歌まで歌いながら土木作業やってたぞ、昨日はいかにも嫌々って感じだったんだがさ」

ルーツがニヤニヤと報告する、

「・・・まぁ・・・気持ちは分かるがなー」

イフナースがムゥと考え込み、しかしガバリと身を乗り出して、

「そんな面白い事に俺を誘わないとはどういう事だ、そっちの方が問題だ!!」

クロノスとタロウを睨みつけるイフナース、だからーと苦笑いで反論するクロノスとタロウであった。
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