セカンドライフは寮母さん 魔王を討伐した冒険者は魔法学園女子寮の管理人になりました

今卓&

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本編

75話 茶店にて その1

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翌日、朝食を終え生徒達は学園に向かい、エレインらも気合を入れて仕事に向かった、エルマは黒板と算盤を取り出して何やらパチパチとやっており、ミナとレインは寝台の上でこちらも何やらゴソゴソやっている、ソフィアは朝食の片付けを終えて掃除に取り掛かっており、タロウは白湯を片手にボヘーッとメダカの水槽を見つめていた、そう言えば暫く水を代えてないなとか、そろそろ子メダカを移してもいいかなとか、そうだ、亀も見せてやりたいなとか大変にどうでもいいある意味で幸せな事を思い煩っている、それも致し方無い、今日は荒野での朝の会議が無い、昨晩の打合せでそれは確認済みであった、タロウには何故か通知されない事があったが、リンドがそれは申し訳ないと真面目に謝罪するものだからクロノスとルーツが別に構わねぇだろう自業自得だと、何故かリンドを庇い、イフナースがその通りだと煽るものだからタロウはギャーギャーと反論してみたが、まるで暖簾に腕押しで、言うだけ無駄だなと矛を収めるほかなく、而して今朝は取り合えずやる事は無い、今日の予定は入っているがそれも絶対とか必ずとかいう程のものでも無く、この空き時間は急にという訳では無かったし、昨日の昼の時点でこうなる事は想定されていたが、だからといって予定を組むような忙しさとは現時点で無縁であり、昨日は今日の事を考える暇も精神的余裕も無かったのもある、また気になる事と言えば学園の牛と豚程度で、そちらはそちらでもうすっかりルカスに任せてしまった方が良い程で、昨日状況を聞いた折には子豚も子牛も順調に育っているとの事で、となれば親豚も親牛にも大きな問題は無いという事である、流石野生動物に近い牛と豚と言ったところで、環境への適応能力も高いのであろう、また牛の搾乳を授業に取り入れる事になったらしく、学園内では牛乳が好きに飲めるように取り計らわれるようになったそうで、それは聞いていなかったとタロウは生徒達の顔を思い浮かべるも生徒達にすればタロウがその程度の事耳にしていても不思議ではなく、特段口にする必要は無いと考えたのかもしれないと勝手に解釈する事にした、つまりそんな感じでとりあえずどうでも良い事を考えてしまうタロウであった、昨日散々愚痴った好き放題にだらしなく、ゆったりとした一日、今日はそうなるんだろうなと思い、またそうであって欲しいなとも思う、そしてやはり愚痴は盛大に口にすべきだな、きっと口にしたから実現したのだ、等と本当にどうでも良い事を考えていると、

「タロー、なんとかしてー」

ミナが寂しそうにトテトテとタロウの腕に抱き着いた、

「ん?なにが?」

「これー、ニャンコ、元に戻んないー」

ミナがタロウの眼前にグチャグチャになったタオルの猫とウサギをズイッと衝き付ける、

「ありゃ・・・まぁ・・・そりゃなぁ、あんなになったらなー」

タロウはやれやれと微笑む、寝台の上のレインもやれやれと首を振ってマントルピースの書物に手を伸ばしたようで、タロウはレインが教えてやればいいのにと思うも、単にタロウに甘えたいのであろうと思い直す、朝のこの時間、食堂でグダグダしているタロウは何気に久しぶりである、その点エルマも少し気にしていたようであるが、まぁそういう日もあるであろうと、こちらは大人の対応であった、

「うー、戻せないー、何とかしてー」

ミナはムゥとタロウを見上げ、

「はいはい、じゃ、最初から作るか、その方が速いぞ」

「えー、それはダメー、違うニャンコになるー」

「違うニャンコ?」

「ミナが作ったニャンコなのー、最初からやったら別のニャンコでしょー」

「・・・そりゃまた随分と可愛い事を言い出して・・・」

タロウはなるほどレインが匙を投げる訳だと微笑んでしまう、ミナの、若しくは幼児特有の屁理屈であった、そしてそれは妙に頑固でまた微笑ましいもので、それはつまりその言葉の通り、最初から作ったらそれは別の猫であって、ミナが初めて作った猫では無くなり、作り直すのではなく、修正する事をミナは望んでいるのである、

「むー、タロウなら出来るー」

「はいはい、どれどれ」

タロウは白湯を置いてタオルを受け取るとテーブルに並べ置いた、エルマが優しい事だと小さくほくそ笑む、ミナの奔放さも愛らしかったが、タロウやレイン、ソフィア、勿論生徒達もミナに振り回されつつも楽しんでいるこの雰囲気がエルマは素晴らしいなと感じてしまう、さらに言えば、叱る時はしっかりと叱るのもまた大変に良い事だと思う、やはりミナはまだまだ幼児で、躾けは必要なのである、このまま奔放なままに大人になる事はありえようはずが無く、もう暫くすればミナの子供らしさは消え失せるであろうし、それと同時に人格形成も進むであろう、そうしてミナは大人になるのであろうが、どのような青年期を経て大人になるのか、エルマは楽しみだわねとその大人になったミナを想像するが、それは何とも曖昧としたものであった、エルマの知るどのような大人もミナの成人像と結びつかない、もしかしたらユーリのようなチャランポランに見せたしっかりした人物になるかもしれないし、ソフィアのようなしっかり者な上に抜け目のない人物になるかもしれない、大変に楽しみではある、

「んー、君な、こりゃもうグチャグチャじゃないのさ」

「むー、大丈夫、タロウなら直せるー」

「いや、最初から作った方が速いぞ」

「それはもう聞いたー」

「もう聞いたって、君ね・・・」

「チャッチャッとやってー」

「こりゃ、なんだその口の利き方は」

「できるでしょー」

「できるけどもさ・・・」

「ならやってー」

「・・・まったく、我儘なやつめ」

「チガウー」

「なにが?」

「おしゃまなのー、ミナはおしゃまー」

「君ね、それ意味が違うぞ」

「いいのー、おしゃまがいいー、タロウが言ったんでしょー」

「そりゃそうだけど・・・自分で言うな」

「やだ、自分で言うー」

「はいはい、あっ、今日からあれだぞ、一緒に寝るなよ、また壊れちゃうぞ」

「えーーーーー、ヤダー、ミナのニャンコとウサチャンだもん、一緒に寝るー」

「いや君な、今日だってあれだぞ、どっちも床に転がってたんだぞ、寝相悪いんだから」

「ブー、落ちないようにしてー」

「落ちないって、これをか?」

「うん、落ちないように、あと壊れないようにしてー」

「無茶言うな」

「出来るでしょー」

「ミナの寝相を直す方が速いぞ」

「・・・どうやって直すのー?」

「・・・どうやって直すんだろ?」

「知らないのー」

ムーとミナが不機嫌そうにタロウを睨み上げ、エルマは思わずクスクスと笑ってしまう、

「あー・・・ちょっと待ってな」

タロウはタオルの塊と化したニャンコのそれを適当に弄りつつ右目を閉じる、そして、

「あっ・・・そっか、寝間着でも作るか・・・」

とすぐに目を空けた、

「ネマキ?」

「うん、ほら、エレインさんが着てるだろ、朝起きて来た時の服」

「あれー、あの白いやつー?モハモハのー」

「モハモハっていうのかあれ?」

「うん、モハモハー」

「そっか・・・まぁなんでもいいか、そのモハモハだ」

「あれー?」

「おう、あれだ」

タロウはニヤリと微笑む、王国に於いては基本的に寝間着に着替えるという文化は無い、故に昼の服装のまま寝台に入り、そのまま起きて生活を始める、季節の違いも殆ど無く、冬場は着込んだ上着を脱ぐ程度で、夏場はほぼそのままの恰好で就寝していた、当初タロウは随分とズボラなのだなと思ったものであるが、タロウの郷里に於いてもそう大きな違いは無いようで、文献を見る限り寝間着らしい寝間着が庶民にまで普及するのは太平の世の中になってからのようである、となるとそれまでは下着か普段着のまま眠る事になる訳で、わざわざ寝る時に着替えるという風習自体が実は贅沢な文化なのかもしれない、而して王国においては貴族や富裕層は寝間着というよりも部屋着で就寝するらしい、それは貴族の普段着が訪問着と呼ばれる上質な服装の為で、タロウが見る限り平民の服と作り自体は大きな変化は無く、しかしレースが多用されシルクやら上質で高価な布がふんだんに使われた衣装となり、さらには若干ピッチリと着込んでいる、それは恐らく労働の必要が無い為と見栄えの良さを追求した為にそうなっているのであろうと思われた、となるとプライベートな空間でそのような堅苦しい服装での生活はやはり窮屈なのであろう、自室でリラックスする際は部屋着に着替えるようになり、そしてそれがそのまま寝間着となった、とその文化的進化の過程を想像している、ある意味で貴族や金持ちの象徴でもあり、生活レベルの差が顕著に現れた風俗史とも言えるであろう、

「そうだなー・・・作ってもらうかー、少しはマシになるかもなー」

とタロウはさてどうしようかと天井を見上げた、タロウもすっかりこちらの生活に慣れてしまい、日常的に使用した服装で眠る事になんの違和感も感じなくなってしまっている、しかし、ここ暫く入浴という習慣を得たことにより、風呂に入ったらパジャマなりなんなりのもっと楽な服装に着替えたいとも感じていた、それになによりそちらの方が各段に清潔である、砂埃や土埃にまみれた服で寝台に入るのはとてもではないが清潔とは言えず、偉そうに微生物だのアルコールだのと言っている割には徹底されて無いなと思ってしまう、まぁ、それを言ったら藁を敷き詰めただけの寝台も、碌に洗わない、若しくは洗えない毛布の類も清潔とは言えなかった、唯一清潔と言えるのはシーツであろうか、それもソフィアが定期的に洗濯してくれるお陰であり、それでもなお不安があるとすれば洗濯の際に使用している石鹸が身体を洗う際の石鹸と同一で、さらにそれも高級品である為に汚れた部分だけに使用され、その他汚れが少ない部分はただの水洗い若しくはお湯洗いで済ませてしまう事で、タロウの知る洗濯という名の殺菌行為とは少しばかり趣が異なる点であった、

「なんでもいいー、速くしてー」

ミナがブーっと頬を膨らませ、バタバタと両手を振り回す、

「ん、はいはい」

とタロウはテーブルに向かうも、そう言えば明後日か、またしち面倒な講師の真似事をしなければならなくなっていたなと思い出し、その場で寝間着についても解説しても良いかなと思う、さらにはその下準備もした方が良いかな等と考えつつ、一切何も準備らしい事をしていなかったと思い出し、さてそうなると少しばかり協力者が欲しくなる、今日はもう暫くしたらソウザイ屋に顔を出して、そこで何も無ければエレインさんに許可を取ってかな等と考えていると、

「おはようございまーす」

玄関口に明るい子供の声が響いた、

「あー、来たー」

ミナがダダッと駆け出した、エルマもフッと顔を上げる、どうやら子供達の登校らしい、しかし、

「タロー、フィロメナ姉ちゃんが来たー」

ミナがすぐに戻ってくる、

「ん?フィロメナさん?」

タロウが首を傾げると、

「一緒に来たー」

「来たのー」

とノールとノーラが駆け込んでくる、

「あら、おはよう」

「おはようございます」

元気に唱和する二人、エルマも笑顔でおはようと返す、

「タロー、姉ちゃんがアイサツしたいってー」

「ヒセラ姉も来たー、父ちゃんもー」

「あら、ヒセラさん?・・・父ちゃんって・・・エッ、なんで?」

「タロー、居たよー」

とノールが玄関に駆け戻り、

「タロー、居たー」

とノーラも続く、何故かミナが追いかけて行った、

「えっ・・・あー・・・まぁいいか」

とタロウは何か用でも出来たのかなと、ゆっくりと腰を上げ、そのまま玄関へ向かうのであった。
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