セカンドライフは寮母さん 魔王を討伐した冒険者は魔法学園女子寮の管理人になりました

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本編

76話 王家と公爵家 その32

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それからアンネリーンは静かに冊子を捲る、ガラス窓から入る冬の陽光を受け時折茶に手を伸ばす様は大変に上品で美しかった、エレインとレアンはアーレントとアンシェラを誘って三階に上がった、アーレントとアンシェラ曰く書を読んでいる時のアンネリーンを邪魔すると怖いんだよーとの事で、二人はアンネリーンが冊子に手を伸ばした瞬間に思いっきり顔を顰めていた、そうなんだーとエレインは微笑みつつ三階へ上がり、教室に入る、するとソフィアの結界のお陰か大変に静かで、一階から響く客達の喧噪がピシャリと遮断され、これほどなのかとエレインとレアンは驚いてしまう、そして取り合えず何をしようかとなり、大きな黒板に向かってお絵描きを楽しむ事となった、ついでにニコリーネも呼び出すかとエレインがその場を任せて一階に下りるもニコリーネは接客中で、さらに幾人かが並んでいる様子、皆ワイワイと楽しそうにしている、こっちも邪魔してはいけないかしらとエレインは察し、ではどうしようかと一計を案じ、あっあれがあったと三階に戻ると事務所に入り、書き損じた紙の束を持ち出した、こちらの事務所はあまり活用されていない為、十枚程度しかなかったがそれでも四人で遊ぶ分には充分である、そして教室に戻り黒板に向かう三人にカミトリをお教えしますと声をかけ、それは良いとレアンがピョンと飛び跳ね、なにそれーとアーレントとアンシェラが振り返る、エレインはフフッと微笑み四人でテーブルを囲む、どうやら今日のエレインはやはり子供の相手が相応しいようであった、レアンもまたそう認識しているのであろう、積極的に年下の二人をけしかけつつも楽しそうで幼い兄妹もまた心底楽しんでいるように見える、そして二階では、

「・・・」

アンネリーンが脚本に集中しており、時折その眉根に皺が刻まれるのはそれだけ感情を揺さぶられているのか、それとも微笑みを堪えているのか、脚本そのものは腹を抱えて笑うような内容でもハラハラするような冒険譚でもない、ただただ子爵家の令嬢がとある騒動で実家にいられなくなり、王国の反対側の土地まで放逐されてしまい、そこで新たな人生を構築しつつも再びちょっとした騒動を起こしてしまうという、文字にしてしまえばなんとも簡素な内容である、しかし、これが興味深いと感じるのは貴族の生活の描写もそうであるが、何より日常の会話が妙に現実的なのに微笑ましく、また主役となるエレインが周囲の人達の協力を得てどん底から這い上がる様が気持ち良く描かれている点である、第一章では有名な演劇の原本をそのまま引用し、第二章では放逐されるまで、第三章ではメイドが語る形でモニケンダムの生活を描写し、第四章では商会を立ち上げ、何故か王太子と出会い、そして振り回されるように最後の一幕となる、それをあくまで演劇の台本として活写しているのがアンネリーンの手にする脚本なのであった、

「・・・」

ユスティーナはさてどうかしらとマルヘリートを伺う、二人は若干の緊張感の中アンネリーンの様子を沈黙でもって見守っていた、そこそこ長い文章である、脚本である為か台詞と場面転換程度しか記されていないのであるが、やはり四章構成となれば分量はあるもので、そしてエレインとレアンが気を利かせて子供達を一手に引き受けている、それもまたユスティーナとマルヘリートにとってはありがたい所である、ここで子供達が騒ぎ出そうものならアンネリーンの邪魔となるであろう、できるだけアンネリーンの機嫌を良くしておきたい所でもあった、

「どうぞ」

ケイランとマフレナが茶を淹れ直したようで、三人に配されたのは湯気の立つミルクティーであった、どうやらこれも気を利かせたらしい、ユスティーナとマルヘリートは笑顔で受け取り、アンネリーンも小さくありがとうと呟いた様で、ユスティーナとマルヘリートは柔らかく微笑んでしまった、そして、

「ふぅ・・・」

アンネリーンが満足そうに溜息を吐き、ソッと冊子を閉じた、ユスティーナとマルヘリートが見る限り最後まで読み切ったようで、二人はさてとアンネリーンの言葉を待つ、

「・・・そうね・・・」

トントンと冊子を人差し指で叩き、瞑目するアンネリーン、ゴクリと生唾を飲み込んでしまうマルヘリート、

「・・・大変に面白いわ・・・困ったわね、この演劇見たくなってしまったわ・・・」

不愉快そうに口を開くアンネリーン、しかしその口元には笑みが浮かんでいる、

「左様ですか?」

ニコリと微笑み返すユスティーナ、

「・・・もう、あなたも人が悪いわね、臥せている間に性根が曲がったのかしら?」

「そんな事は・・・もしかしたら・・・少しだけ・・・」

ニヤリと受けるユスティーナにフンとアンネリーンは鼻で笑う、

「それと・・・ただ少しばかり歳はとりましたわね・・・」

「それはお互い様よ」

「ですね」

ニコニコと微笑み合う公爵夫人と伯爵夫人、マルヘリートはどうやら好意的に受け入れられたようだとホッと安堵する、

「・・・でっ・・・これをどうしたいのかしら・・・」

スッとマルヘリートへ視線を向けるアンネリーン、マルヘリートはグッとその視線を正面から捉え、

「はい・・・その、お父様、クンラート様の許可を頂きたいのです」

安堵はしたがどうしても声は震えてしまう、何とかしようと焦るもより震えが増したようで、これでは駄目だとマルヘリートはギュッと両手を握りしめ瞳に力を込めた、

「許可?」

「はい・・・そちらの脚本、登場人物の多くが実名となっております、無論、名前の明記されない方もいらっしゃいますが・・・ですので、やはり演劇として舞台にする場合、どうしてもその方々の許可・・・というか、暗黙の了解が必要となると考えます、そして、実はなのですが、お父様以外の方はなんとか了承を頂いているとの事でして・・・」

震える声で続けるマルヘリート、なんとかそこまで吐き出し、フーとこれまた震える吐息を吐き出した、

「・・・そうなの?王家のイフナース殿下もですか?」

アンネリーンが目を丸くして脚本に手を伸ばす、

「そうなんです、それとカラミッド様も、レイナウト様も笑って許して頂いております」

ユスティーナが付け足すと、ムッとユスティーナを睨んでしまうアンネリーン、カラミッドは兎も角としてレイナウトの名前を不愉快に感じたのであろう、しかしユスティーナはその事情を詳しくは理解していない、なにかあるのかと逆に視線で問いかけ、フンッと鼻息を荒くするアンネリーン、そして、

「・・・なるほど・・・レアンさんが先程言っていたのはそういう事・・・」

「そうなります、私もレアンも名前だけは出ているのですが、登場してはいないのですね、そちらを書いた者曰く、登場人物が多いと演劇とするのが難しいのだとか、演者の数も決まっておりますからね、あくまで、脚本である為、その点を注意したと、そんな感じです」

「その理屈はわかりますが・・・そうね、確かにお二人の名前もありましたね・・・」

再び脚本を手にしてパラパラと捲るアンネリーン、

「はい、ですが、さらにそちらを改良しているとの事で、それはそれで脚本ではなく読み物となるとか、であれば、レアンも私も台詞の一つもあるものと思いますが・・・そこは創作になるでしょうね・・・」

「そう・・・」

アンネリーンはパタンと脚本を閉じ、フーと鼻息を吐き出す、

「いかがでしょう、そちらの作品、世に出す事をお認め頂けますでしょうか」

ユスティーナが静かに問いかける、

「・・・そうね、第一・・・いえ、エレインさんはいらっしゃる?最後の台詞、これは真実あの方が口にしたの?」

「はい、それはもう、あっ、お呼びしますか」

ユスティーナが振り返るとライニールが大きく頷いて階段へ向かう、

「・・・目が覚める思いだわ・・・そうよね、下位貴族の意地と上位貴族の務め・・・私もね、そう思って・・・」

フーと何度目かの溜息を吐くアンネリーン、

「そうですね、私どもにも耳に痛く感じられます」

「・・・まったくだわ・・・」

アンネリーンは軽く首を傾げすぐに戻すと、

「わかりました、クンラート様には私からも言っておきます、ですが、あの人はこれを読んでいるの?」

スッとマルヘリートを見つめるアンネリーン、その視線からはだいぶ険が落ちているように見える、

「あっ、はい、じゃない、いいえ、その、お爺様と一緒にお伝えしたのですが、鼻で笑われてしまって・・・」

尻すぼみに小声になって答えるマルヘリート、アンネリーンは不愉快そうにお爺様ね・・・と呟き、

「では、読ませるところからかしら?」

「はい、そのように思います」

「わかったわ、どうにかしましょう」

「ありがとうございます」

大きく頭を下げるマルヘリート、ユスティーナも良かったわと柔らかく微笑む、そこへライニールがエレインと共に戻ってくると、

「エレインさん、詳しく話して下さらない?」

先程までの渋面を一転させ甲高い声を上げたアンネリーン、エッと思わず見つめるマルヘリートとユスティーナ、エレインもハッ?と身の危険を感じる程で、

「ほら、座りなさい、まずね、最初の場面、そんなに相手の方はだらしない方だったのかしら?ここだけ名前が出されていないのよね、それとも好みじゃなかったの?」

一気に興奮して捲し立てるアンネリーンである、これには従者達もムッと眉を顰める程で、しかしエレインはニコリと微笑み腰を下ろすと、

「はい、今思えばなのですが・・・」

とつい先日迄は悪夢として封じていた記憶を語りだす、もうすっかりと受け入れてしまっていた、ここ数日のことであるが、一度そうしようと決めてみれば何のことは無い笑い話でもあり、若気の至りと言えばその通りで、そしてもう5年も6年も前の事である、今自分は一人ではないのだ、話し相手が欲しくて自分で放った光の精霊魔法に一人寂しく話しかけていた十代の娘では無いし、商会の従業員達の生活も背負っている、開き直って考えてみればたかが演劇のネタを提供したに過ぎず、貴族の面子とめんどくさい仕来りに翻弄されたに過ぎない、つまりはその程度の事なのである、

「まずは、その時の気持ち・・・の前に、こちらに記されていない事情が少しばかりありまして・・・」

と続けるエレインに、うんうんとアンネリーンは身を乗り出し、ユスティーナとマルヘリートもこれはと背筋を正してしまう、何気にエレイン本人が演劇について語るのは初めてかもしれない、周囲の者は気を使って聞き出す事は無かったし、話題にすらしなかったのだ、

「まずは兄ですね、兄が三人と姉が一人おるのですが、その兄のうち二人が戦死しております、その一件の一月前でしたか・・・確かそのくらいで」

エッと叫んでしまう三人、ライニールもそれは知らなかったとエレインを見つめ、側に控えていたケイランとマフレナも思わずエレインを見つめてしまう、

「その二人の兄は・・・そうですね、とても優しくて意地悪で、フフッ、そういうもんですよね、兄弟って、で、一人残った兄がまたなんていうか、口が悪いというか、口調が乱暴というか、明け透けというか思慮が足りないというか・・・まぁ、それはいいんですが、その頃にはもう姉は嫁いでおりまして、その口の悪い兄も戦場でした、なので、今思えば・・・父も母も塞ぎ込んでいたように思います、長男と三男が戦死となれば・・・そりゃそうですよね、なので、その縁談がある意味で・・・うん、明るい話だったのですよ、侯爵様の紹介という事もあって・・・」

思い出しつつ訥々と語るエレイン、時折懐かしそうに微笑むのを見る限り無理はしていないように見えた、その為かアンネリーンは勿論ユスティーナとマルヘリートも自然と引き込まれていった。
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