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24 保護者のいない子ども
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「栄養失調は、四月に一人暮らしを始めてから食をいい加減にして起こっているという訳ではないようです。逆に四月以降、それまでよりたくさん食べることができていたのではないか、と。それで、もしかして、うまく消化できずに便が緩かったんじゃないかな、と医師は言っていました」
「つまり?」
「村瀬くんは、その、食べ物をきちんと貰えないような家庭で育ったのではないか、と」
「だから、家族に連絡するのはどうかとお前は思う訳だな」
「はい」
晃くんの声がする。よく似た落ち着いた声の人と話している。
「しかし、大学に進学して、格安のアパートとはいえ一人暮らしもさせてもらっているのだろう?」
「そうですね……。でも、村瀬くんはバイトをしています。毎日毎日、学校の後で夜まで仕事をして、土日もずっと。いえ、村瀬くんだけでなく、バイトをしている友人は多いです」
「ふむ。各家庭の事情があるだろうが、大学に通うというのは非常に金のかかることだ。高校までのように多くの者に補助金が出る訳では無い。しかも、お前たちが通っているのは私立だ。入学して一年分の学費を最初に納める時からまとまった金額が必要になる。つまり、通えるように世話をしてくれる存在がいるということではないかな」
世話をしてくれる人……? 俺の? それをここに呼ぼうとしているのか? 一人でトイレにも行けなくて迷惑だから?
一太の、うつらうつらとしていた意識が一気に覚醒した。
「俺は、誰の世話にもなっていません」
口に出してみたけれど、掠れた声は自分でも聞き取りにくい。
「いっちゃん。ごめん、うるさかった?」
晃が、すぐに立ち上がってペットボトルの水を手にした。うるさくて目を覚ました訳ではないので、一太は寝転がったまま首を横に振る。
「さっき、水を買ってきたんだ。飲んでおこう?」
水? 水を買う?
売っていることは知っている。バイト先のコンビニで、買う人はたくさんいる。冷えているのを急いで飲みたいからって、水道をひねれば出てくる水をわざわざ買うなんてなあ、と不思議に思いながらレジを通していた。どうせ同じお金を払うなら、味がついていたり、お腹がふくれるようなものがいい、と一太は思う。あれだ。ハンバーガー屋で飲んだオレンジジュース。晃が味見をさせてくれた白ブドウのジュース。どちらも、ものすごく美味しかった。どうせお金を払うなら、あんなのがいい。
「水って、いくら?」
とはいえ、買ってしまったのなら仕方ない。一太のために買ってきたのなら、お金を返さないと。喉は渇いているから飲みたい。水道まで歩けるか分からないのなら、買い取るしかない。
どうせもうこの入院費を払ったら、来年、大学に納める学費は足りやしないだろう。何とか手をつけずに残しておいた貯金。どんなに考えても、来年の学費を使うしか入院費を払う方法は無さそうだ。
頑張ったのにな……。
つん、と鼻の奥が痛くなって涙が浮かんできた。
「いっちゃん? 水のお金なんて気にしないで。とりあえず、飲もう?」
助け起こしてくれた晃から、すっかり諦めきって水のペットボトルを受けとる。
「ええ? どうしたの? どこか辛い?」
一太がぽろぽろ泣きながら水を飲んでいると、晃が背中をさすりながら話しかけてくる。
辛い。
何年も働いて貯めたお金でも学校に通うには足りなかったことが。
他の人には、そんなにもたくさんかかるお金を払ってくれる誰かがいて、自分にはいないことが。
辛い……。
水を飲んでしばらく泣いたら、少し落ち着いてきた。
世話をしてくれる人がいるとしたら、それは晃のことだ。
「落ち着いたかな」
晃によく似た男の人に話しかけられて、恥ずかしくてうつ向く。普通でないことをしてしまった。男が、しかも大人の男が人前でぽろぽろ涙を溢して泣くなんて。
「あの、すみません……」
「いや、体調の悪いときに押し掛けてすまないね。晃の父の松島誠です」
「村瀬一太です」
晃の父、誠は、丁寧に挨拶をして名刺を差し出してきた。戸惑いながらも受け取って名刺を見る。
「弁護士さん……」
「うん、そうだね」
「……」
裁判などで弁護をする人、という社会の授業で習った知識が一太の頭に浮かんだが、それだけだった。
「それで、さっき言っていたことだけれどね」
「はい」
「誰の世話にもなっていない、と?」
「はい」
「家族はいない? 児童養護施設の出身かな?」
「六歳までいました」
「小学校に入る時に、引き取り手があった?」
「入学してから、少しして。誕生日のちょっと前」
「そう? 誕生日は?」
「六月三十日」
「それは半端な時期だったね。転校したの?」
「はい。家から通えって言われたから。ランドセルはあったから良かったけど、体操服が皆と違って困った」
「買ってもらえなかった?」
「俺の金を払う義務は無いから」
「引き取った方がそう仰ったのかな?」
「弟の父親がいつも言ってた。弟の金は払うけど、こいつは関係ないって。俺と弟の母親らしい人は俺のこともその人の子どもだって言ってたけど、違うことが分かったみたいで、その後は散々蹴られた。母親と派手な喧嘩をして、弟の父親が出ていったのも俺の所為なんだって。だから、養育費を貰っても、俺の物は何にも買わないし、払わないって」
「ふむ……」
「給食費はうっかり引き落とされていたから食べられたけど、途中で気付かれて返せって言われた。新聞配達して返した。人手不足だから、小学生でも泣いて頼んだら仕事させてくれた。修学旅行費とかバス遠足代は無理だった。少し頑張って貯めても見つかったら取られるし。でも、中学の給食費ははじめから自分で払った。家に置いてもらうために、家事も弟の世話も全部した。中学の制服と体操服は、新聞屋のおばちゃんが知り合いから貰ってきてくれた」
「……」
「高校は、教科書もお金がいるって分かって、受検にもお金がかかって、新聞配達では全然無理だった。だから、中卒の就職の募集なんてなかったけど、小さい工場に頼んで仕事させてもらって、夜間の高校に入った」
「……」
黙って聞いてくれているから、一太は一生懸命話した。母親らしき人に、一度も世話になっていないことを信じてもらわなければならない。連絡されてたまるものか。やっと、やっと自分の稼いだお金を自分のために使えるようになったのに!
「工場で働いたお金も、家の人に勝手に使われて、弟の夜ご飯の時間が遅くなるから高校なんて行くなって言われて、夜間でも高校の費用ももったいないって言われて、でも、俺は高校行きたかったから頑張って。家で寝かせてやってるって、残りのお金全部取られて」
自分が生きるためのお金を自分で稼げと言われるのなら、頼る者のない一太はそうするしかない。だから、それについては我慢した。仕方ない。保護者がいないのだから、自分の食い扶持は自分で稼ぐしかない。
なのに、弟と母親らしき人は自分の食い扶持を稼ぎもせず家事もせず、別れた、弟の父親からの養育費で足りない分は一太の稼いだお金で補って色んな物を買った挙げ句、弟の高校入学のための費用も一太の稼ぎで賄う予定だった。
公立の高校に受かりそうにない。私立の高校は費用が高く、毎月もらう養育費で足りないからもう少し稼いでこいと言われた時に、ぷつりと何かが切れたのだ。
「つまり?」
「村瀬くんは、その、食べ物をきちんと貰えないような家庭で育ったのではないか、と」
「だから、家族に連絡するのはどうかとお前は思う訳だな」
「はい」
晃くんの声がする。よく似た落ち着いた声の人と話している。
「しかし、大学に進学して、格安のアパートとはいえ一人暮らしもさせてもらっているのだろう?」
「そうですね……。でも、村瀬くんはバイトをしています。毎日毎日、学校の後で夜まで仕事をして、土日もずっと。いえ、村瀬くんだけでなく、バイトをしている友人は多いです」
「ふむ。各家庭の事情があるだろうが、大学に通うというのは非常に金のかかることだ。高校までのように多くの者に補助金が出る訳では無い。しかも、お前たちが通っているのは私立だ。入学して一年分の学費を最初に納める時からまとまった金額が必要になる。つまり、通えるように世話をしてくれる存在がいるということではないかな」
世話をしてくれる人……? 俺の? それをここに呼ぼうとしているのか? 一人でトイレにも行けなくて迷惑だから?
一太の、うつらうつらとしていた意識が一気に覚醒した。
「俺は、誰の世話にもなっていません」
口に出してみたけれど、掠れた声は自分でも聞き取りにくい。
「いっちゃん。ごめん、うるさかった?」
晃が、すぐに立ち上がってペットボトルの水を手にした。うるさくて目を覚ました訳ではないので、一太は寝転がったまま首を横に振る。
「さっき、水を買ってきたんだ。飲んでおこう?」
水? 水を買う?
売っていることは知っている。バイト先のコンビニで、買う人はたくさんいる。冷えているのを急いで飲みたいからって、水道をひねれば出てくる水をわざわざ買うなんてなあ、と不思議に思いながらレジを通していた。どうせ同じお金を払うなら、味がついていたり、お腹がふくれるようなものがいい、と一太は思う。あれだ。ハンバーガー屋で飲んだオレンジジュース。晃が味見をさせてくれた白ブドウのジュース。どちらも、ものすごく美味しかった。どうせお金を払うなら、あんなのがいい。
「水って、いくら?」
とはいえ、買ってしまったのなら仕方ない。一太のために買ってきたのなら、お金を返さないと。喉は渇いているから飲みたい。水道まで歩けるか分からないのなら、買い取るしかない。
どうせもうこの入院費を払ったら、来年、大学に納める学費は足りやしないだろう。何とか手をつけずに残しておいた貯金。どんなに考えても、来年の学費を使うしか入院費を払う方法は無さそうだ。
頑張ったのにな……。
つん、と鼻の奥が痛くなって涙が浮かんできた。
「いっちゃん? 水のお金なんて気にしないで。とりあえず、飲もう?」
助け起こしてくれた晃から、すっかり諦めきって水のペットボトルを受けとる。
「ええ? どうしたの? どこか辛い?」
一太がぽろぽろ泣きながら水を飲んでいると、晃が背中をさすりながら話しかけてくる。
辛い。
何年も働いて貯めたお金でも学校に通うには足りなかったことが。
他の人には、そんなにもたくさんかかるお金を払ってくれる誰かがいて、自分にはいないことが。
辛い……。
水を飲んでしばらく泣いたら、少し落ち着いてきた。
世話をしてくれる人がいるとしたら、それは晃のことだ。
「落ち着いたかな」
晃によく似た男の人に話しかけられて、恥ずかしくてうつ向く。普通でないことをしてしまった。男が、しかも大人の男が人前でぽろぽろ涙を溢して泣くなんて。
「あの、すみません……」
「いや、体調の悪いときに押し掛けてすまないね。晃の父の松島誠です」
「村瀬一太です」
晃の父、誠は、丁寧に挨拶をして名刺を差し出してきた。戸惑いながらも受け取って名刺を見る。
「弁護士さん……」
「うん、そうだね」
「……」
裁判などで弁護をする人、という社会の授業で習った知識が一太の頭に浮かんだが、それだけだった。
「それで、さっき言っていたことだけれどね」
「はい」
「誰の世話にもなっていない、と?」
「はい」
「家族はいない? 児童養護施設の出身かな?」
「六歳までいました」
「小学校に入る時に、引き取り手があった?」
「入学してから、少しして。誕生日のちょっと前」
「そう? 誕生日は?」
「六月三十日」
「それは半端な時期だったね。転校したの?」
「はい。家から通えって言われたから。ランドセルはあったから良かったけど、体操服が皆と違って困った」
「買ってもらえなかった?」
「俺の金を払う義務は無いから」
「引き取った方がそう仰ったのかな?」
「弟の父親がいつも言ってた。弟の金は払うけど、こいつは関係ないって。俺と弟の母親らしい人は俺のこともその人の子どもだって言ってたけど、違うことが分かったみたいで、その後は散々蹴られた。母親と派手な喧嘩をして、弟の父親が出ていったのも俺の所為なんだって。だから、養育費を貰っても、俺の物は何にも買わないし、払わないって」
「ふむ……」
「給食費はうっかり引き落とされていたから食べられたけど、途中で気付かれて返せって言われた。新聞配達して返した。人手不足だから、小学生でも泣いて頼んだら仕事させてくれた。修学旅行費とかバス遠足代は無理だった。少し頑張って貯めても見つかったら取られるし。でも、中学の給食費ははじめから自分で払った。家に置いてもらうために、家事も弟の世話も全部した。中学の制服と体操服は、新聞屋のおばちゃんが知り合いから貰ってきてくれた」
「……」
「高校は、教科書もお金がいるって分かって、受検にもお金がかかって、新聞配達では全然無理だった。だから、中卒の就職の募集なんてなかったけど、小さい工場に頼んで仕事させてもらって、夜間の高校に入った」
「……」
黙って聞いてくれているから、一太は一生懸命話した。母親らしき人に、一度も世話になっていないことを信じてもらわなければならない。連絡されてたまるものか。やっと、やっと自分の稼いだお金を自分のために使えるようになったのに!
「工場で働いたお金も、家の人に勝手に使われて、弟の夜ご飯の時間が遅くなるから高校なんて行くなって言われて、夜間でも高校の費用ももったいないって言われて、でも、俺は高校行きたかったから頑張って。家で寝かせてやってるって、残りのお金全部取られて」
自分が生きるためのお金を自分で稼げと言われるのなら、頼る者のない一太はそうするしかない。だから、それについては我慢した。仕方ない。保護者がいないのだから、自分の食い扶持は自分で稼ぐしかない。
なのに、弟と母親らしき人は自分の食い扶持を稼ぎもせず家事もせず、別れた、弟の父親からの養育費で足りない分は一太の稼いだお金で補って色んな物を買った挙げ句、弟の高校入学のための費用も一太の稼ぎで賄う予定だった。
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