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【48話】
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※お茶会がまだ続いております
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「それにしてもルークと婚姻するためには多方面に働かなくてはいけないな」
「父上にカカンの王族・公爵宰相を何とかせねばならんか…」
「そう心配そうな顔をするなルーク。私がどんな手を使ってもお前と一緒になるようにするのだから」
「サイヒ……」
頬をバラ色に染めるルーク。
相も変わらずサイヒは男らしい。
すでにこれ位ではクオンの胃は痛まない。
この程度で胃痛を起こしているようではこの2人と付き合ってはいけないのだから。
クオンは出来る男なのである。
「ではサイヒは第4皇太子妃になるということか」
クオンがポツリと呟いた。
「いや、私は後宮には入らんぞ」
「はっ?だが殿下の妃になるのだろう?」
「あぁルークとは婚姻する、が、後宮には入らん。ルークの妻、王妃になるが側室を取らせるつもりもない。なので後宮は廃止する」
クオンの顔がサーッと蒼ざめる。
何せここは第3皇太子妃であるマロンの部屋で、勿論マロンが居る訳で。
「な、何を言っているんだお前は!後宮を簡単に廃止できるはずが無いだろう!!」
「武力を行使してでも押し通すつもりだ」
「なら今後宮に居る皇太子妃たちはどうするつもりだ!?」
「それぞれ好いた男にでも嫁いで貰うつもりだ」
「何をそんな簡単に!!」
クオンが蒼ざめていた顔を赤くして捲し立てる。
これ程感情を露にするクオンも珍しい。
「何故お前がそれ程興奮するクオン?」
ルークが尋ねる。
それは幼馴染に対する普段の気安い声ではなく、皇太子として部下にかける冷たいこえだった。
「殿下もサイヒと同じ考えですか?」
「勿論だ」
「なら、ならばマロン妃はどうなるのです!?」
堪え切れず、クオンはその言葉を口にした。
クオンが後宮廃止を望まぬ理由。
それはマロンが傷物と周囲に思われてしまう事を案じてだ。
なのに、そこ迄行ってもクオンは自分の感情にまだ名前を付けれていない。
「それ相応の相手と再婚して貰うつもりだ」
「殿下、あまりにも非情すぎます…マロン妃に好意は無いのですか?」
「好意ならある。サイヒの妹分としてな」
「それ以上でも以下でもないと?そうして簡単に切り捨てる事の出来る程度の好意しか無いのですね…」
ルークが皇太子としてそう言うなら、コレはクオンにはどうする事も出来ないことなのだ。
部下としてクオンはルークに逆らうことは許されない。
だが、まだ齢15のマロンにあまりにも酷い仕打ちではないか?
14歳で政略結婚をされ15歳で婚姻を解消され捨てられる。
あまりにもマロンに冷たすぎるその行いに、クオンは理性では分かっていても感情は納得させることが出来なかった。
「後宮が廃止になれば私は皇太子妃でなくなるのですね…」
小さな声でマロンが言う。
「マロン妃……」
クオンはマロンを見つめた。
うつむいて華奢な方が震えている。
その華奢な体を抱きしめ、大丈夫だと言ってやりたかった。
「では私は好きな方と結婚できるのですね!」
ガバッ、と顔を上げたマロンの頬はバラ色に染まっていた。
瞳がキラキラと輝いている。
「うむ、やはり結婚は恋愛結婚に限るな」
「私もそう思いますお兄様!!」
「マロンを嫁に貰える男は幸せ者だな。可愛く性格も良く、何より料理上手だ。男なら私が立候補したい位だ」
「私だってお兄様が殿方なら自分から売り込みに行きます!」
クスクスとサイヒが笑う。
「そんな事を言いながら私は選ばない癖に」
「そ、それは…でもお兄様をお慕いしているのは本当ですよ!」
「知っている。だが私の可愛い妹分であるマロンをおいそれとそこいらの馬の骨にはやれんな」
「馬の骨でなくちゃんとした殿方なら良いのですか?」
「まぁ私のお眼鏡にかなう程度のモノでないとな。なぁクオン」
ちらりとサイヒが目をクオンに向ける。
クオンとしてはパニック状態だ。
悲しむと想像していたマロン本人が乗り気なのである。
「だがスクワラル商会とは王家としても縁は結んでおきたいのだが」
「大丈夫ですわルーク様。婚姻は破談になってもスクワラル商会はガフティラベル帝国との縁は切りません」
「あぁ、そう言ってくれるとは思っていたが実際に婚姻が破談になったら、今までの如く密にとはいかないだろう?」
「それはそうなのですが……」
マロンが眉根を寄せる。
「それなら私に考えがあるのだが」
「まぁお兄様、この状況を打開する提案があるのですか?」
「うむ、私をマロンの父君の養子にして貰えないだろうか?私としてはカカンでの身分は捨てたい。だがルークと結婚となるとそれなりの権力は要る。スクワラル家は伯爵位であるし、皇太子との婚姻相手としてそこ迄ケチはつかんだろう?」
「まぁまぁまぁ!私とお兄様が本当の兄妹に慣れますの!?」
「成程、良い考えだ」
ルークとマロンがとても嬉しそうに瞳を輝かせている。
クオンとしては、もう目の前で起こっている事の情報処理が追い付かない。
「お兄様なら絶対にお父様もお母さまも気に入ってくれますわ!お兄様と本当の兄妹、それならお兄様が皇太子妃になっても、未来に皇妃になっても私との縁が切れる事がないのですね!!」
「切れんぞ、兄妹だからな」
「私、お兄様の養子縁組どんな手を使っても成功させますわ!」
「頼りにしているぞマロン」
「はい、お任せください!!」
もうマロンは幸せで堪らないと言うオーラが出ている。
ルークも先程クオンを窘めた冷徹な皇太子の仮面はすでに鳴りを潜めている。
「さて、そうなるとマロンの相手だが…妹を任すのだ。そこいらの雑魚はお呼びで無いぞ。安心して任せられる相手でないと私は結婚は認めんからな」
「サイヒの妹なら私とも義妹となるな。私の眼鏡にも適う相手でなければならないな」
「私は一緒にいて楽しくて、安心できる方が良いです。そうして、その方に毎日お食事を作ってさせあげたい。その方の帰ってくる場所になりたいですわ……出来ればたまの休みには一緒にお菓子作りを楽しんでくれる、そんな殿方に嫁ぎたいです!」
マロンの顔が真っ赤に染まっている。
もうマロンの心は決まっているのだ。
後は”その殿方”の返事次第である。
(マロン妃が嫁ぎたい男…殿下にもサイヒにも認められ頼られる者……誰よりもマロン妃を大切に思う男………)
考え込むクオン。
何時の間にか部屋はシン、と静まり返っている。
マロンも、従者たちも期待の込めた目でクオンを見つめている。
「マロン妃…いや、マロン嬢。俺はすぐに胃を痛める様な軟弱な男だが、貴方を幸せにしたい気持ちだけは誰にも負けていないつもりです!どうか貴方を妻に娶る権利を貰えないでしょうか!!」
「はい、はい!私もコーン様と一緒になりたいです!不束者ですが、貰って下さいませ」
「「「「「おめでとうございますお嬢様!!!」」」」」
部屋の中がわっ、と沸いた。
従者たちが祝いと喜びの声をあげている。
感極まって泣き出したメイドもいる。
そしてマロンは破顔しながらポロポロ涙を流している。
それが嬉し涙だと誰もが知っている。
「クオン、未来の花嫁の涙をぬぐうのは私がしても良いのか?」
「サイヒ!そこは俺に譲るところだろうが!」
クオンは未使用の白いハンカチを取り出してマロンの涙を優しくぬぐった。
「さて、2人の為にも私たちも婚姻に向けて動かないとな。私とルークが結婚せんことにはマロンとクオンの結婚も出来ぬだろうし」
「あぁ、私たちも頑張ろう」
クオンとマロンの2人にあてられたルークも頬をバラ色に染めて、サイヒの言葉に頷いた。
(すっかり普段のルークに戻ったが、先程の冷徹なルークも中々魅力的であったな…機会があれば又拝みたいものだな)
心の中でサイヒがそんな事を思っていたなんてルークは知りもしないが、何時かソレを聞かされてサイヒのために男らしくあろうと奮闘するのはもう少し先の話だ。
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「それにしてもルークと婚姻するためには多方面に働かなくてはいけないな」
「父上にカカンの王族・公爵宰相を何とかせねばならんか…」
「そう心配そうな顔をするなルーク。私がどんな手を使ってもお前と一緒になるようにするのだから」
「サイヒ……」
頬をバラ色に染めるルーク。
相も変わらずサイヒは男らしい。
すでにこれ位ではクオンの胃は痛まない。
この程度で胃痛を起こしているようではこの2人と付き合ってはいけないのだから。
クオンは出来る男なのである。
「ではサイヒは第4皇太子妃になるということか」
クオンがポツリと呟いた。
「いや、私は後宮には入らんぞ」
「はっ?だが殿下の妃になるのだろう?」
「あぁルークとは婚姻する、が、後宮には入らん。ルークの妻、王妃になるが側室を取らせるつもりもない。なので後宮は廃止する」
クオンの顔がサーッと蒼ざめる。
何せここは第3皇太子妃であるマロンの部屋で、勿論マロンが居る訳で。
「な、何を言っているんだお前は!後宮を簡単に廃止できるはずが無いだろう!!」
「武力を行使してでも押し通すつもりだ」
「なら今後宮に居る皇太子妃たちはどうするつもりだ!?」
「それぞれ好いた男にでも嫁いで貰うつもりだ」
「何をそんな簡単に!!」
クオンが蒼ざめていた顔を赤くして捲し立てる。
これ程感情を露にするクオンも珍しい。
「何故お前がそれ程興奮するクオン?」
ルークが尋ねる。
それは幼馴染に対する普段の気安い声ではなく、皇太子として部下にかける冷たいこえだった。
「殿下もサイヒと同じ考えですか?」
「勿論だ」
「なら、ならばマロン妃はどうなるのです!?」
堪え切れず、クオンはその言葉を口にした。
クオンが後宮廃止を望まぬ理由。
それはマロンが傷物と周囲に思われてしまう事を案じてだ。
なのに、そこ迄行ってもクオンは自分の感情にまだ名前を付けれていない。
「それ相応の相手と再婚して貰うつもりだ」
「殿下、あまりにも非情すぎます…マロン妃に好意は無いのですか?」
「好意ならある。サイヒの妹分としてな」
「それ以上でも以下でもないと?そうして簡単に切り捨てる事の出来る程度の好意しか無いのですね…」
ルークが皇太子としてそう言うなら、コレはクオンにはどうする事も出来ないことなのだ。
部下としてクオンはルークに逆らうことは許されない。
だが、まだ齢15のマロンにあまりにも酷い仕打ちではないか?
14歳で政略結婚をされ15歳で婚姻を解消され捨てられる。
あまりにもマロンに冷たすぎるその行いに、クオンは理性では分かっていても感情は納得させることが出来なかった。
「後宮が廃止になれば私は皇太子妃でなくなるのですね…」
小さな声でマロンが言う。
「マロン妃……」
クオンはマロンを見つめた。
うつむいて華奢な方が震えている。
その華奢な体を抱きしめ、大丈夫だと言ってやりたかった。
「では私は好きな方と結婚できるのですね!」
ガバッ、と顔を上げたマロンの頬はバラ色に染まっていた。
瞳がキラキラと輝いている。
「うむ、やはり結婚は恋愛結婚に限るな」
「私もそう思いますお兄様!!」
「マロンを嫁に貰える男は幸せ者だな。可愛く性格も良く、何より料理上手だ。男なら私が立候補したい位だ」
「私だってお兄様が殿方なら自分から売り込みに行きます!」
クスクスとサイヒが笑う。
「そんな事を言いながら私は選ばない癖に」
「そ、それは…でもお兄様をお慕いしているのは本当ですよ!」
「知っている。だが私の可愛い妹分であるマロンをおいそれとそこいらの馬の骨にはやれんな」
「馬の骨でなくちゃんとした殿方なら良いのですか?」
「まぁ私のお眼鏡にかなう程度のモノでないとな。なぁクオン」
ちらりとサイヒが目をクオンに向ける。
クオンとしてはパニック状態だ。
悲しむと想像していたマロン本人が乗り気なのである。
「だがスクワラル商会とは王家としても縁は結んでおきたいのだが」
「大丈夫ですわルーク様。婚姻は破談になってもスクワラル商会はガフティラベル帝国との縁は切りません」
「あぁ、そう言ってくれるとは思っていたが実際に婚姻が破談になったら、今までの如く密にとはいかないだろう?」
「それはそうなのですが……」
マロンが眉根を寄せる。
「それなら私に考えがあるのだが」
「まぁお兄様、この状況を打開する提案があるのですか?」
「うむ、私をマロンの父君の養子にして貰えないだろうか?私としてはカカンでの身分は捨てたい。だがルークと結婚となるとそれなりの権力は要る。スクワラル家は伯爵位であるし、皇太子との婚姻相手としてそこ迄ケチはつかんだろう?」
「まぁまぁまぁ!私とお兄様が本当の兄妹に慣れますの!?」
「成程、良い考えだ」
ルークとマロンがとても嬉しそうに瞳を輝かせている。
クオンとしては、もう目の前で起こっている事の情報処理が追い付かない。
「お兄様なら絶対にお父様もお母さまも気に入ってくれますわ!お兄様と本当の兄妹、それならお兄様が皇太子妃になっても、未来に皇妃になっても私との縁が切れる事がないのですね!!」
「切れんぞ、兄妹だからな」
「私、お兄様の養子縁組どんな手を使っても成功させますわ!」
「頼りにしているぞマロン」
「はい、お任せください!!」
もうマロンは幸せで堪らないと言うオーラが出ている。
ルークも先程クオンを窘めた冷徹な皇太子の仮面はすでに鳴りを潜めている。
「さて、そうなるとマロンの相手だが…妹を任すのだ。そこいらの雑魚はお呼びで無いぞ。安心して任せられる相手でないと私は結婚は認めんからな」
「サイヒの妹なら私とも義妹となるな。私の眼鏡にも適う相手でなければならないな」
「私は一緒にいて楽しくて、安心できる方が良いです。そうして、その方に毎日お食事を作ってさせあげたい。その方の帰ってくる場所になりたいですわ……出来ればたまの休みには一緒にお菓子作りを楽しんでくれる、そんな殿方に嫁ぎたいです!」
マロンの顔が真っ赤に染まっている。
もうマロンの心は決まっているのだ。
後は”その殿方”の返事次第である。
(マロン妃が嫁ぎたい男…殿下にもサイヒにも認められ頼られる者……誰よりもマロン妃を大切に思う男………)
考え込むクオン。
何時の間にか部屋はシン、と静まり返っている。
マロンも、従者たちも期待の込めた目でクオンを見つめている。
「マロン妃…いや、マロン嬢。俺はすぐに胃を痛める様な軟弱な男だが、貴方を幸せにしたい気持ちだけは誰にも負けていないつもりです!どうか貴方を妻に娶る権利を貰えないでしょうか!!」
「はい、はい!私もコーン様と一緒になりたいです!不束者ですが、貰って下さいませ」
「「「「「おめでとうございますお嬢様!!!」」」」」
部屋の中がわっ、と沸いた。
従者たちが祝いと喜びの声をあげている。
感極まって泣き出したメイドもいる。
そしてマロンは破顔しながらポロポロ涙を流している。
それが嬉し涙だと誰もが知っている。
「クオン、未来の花嫁の涙をぬぐうのは私がしても良いのか?」
「サイヒ!そこは俺に譲るところだろうが!」
クオンは未使用の白いハンカチを取り出してマロンの涙を優しくぬぐった。
「さて、2人の為にも私たちも婚姻に向けて動かないとな。私とルークが結婚せんことにはマロンとクオンの結婚も出来ぬだろうし」
「あぁ、私たちも頑張ろう」
クオンとマロンの2人にあてられたルークも頬をバラ色に染めて、サイヒの言葉に頷いた。
(すっかり普段のルークに戻ったが、先程の冷徹なルークも中々魅力的であったな…機会があれば又拝みたいものだな)
心の中でサイヒがそんな事を思っていたなんてルークは知りもしないが、何時かソレを聞かされてサイヒのために男らしくあろうと奮闘するのはもう少し先の話だ。
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