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そして全能神は愉快犯となった
【119話】
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「地上の食べ物も美味しいですね、ユラさん」
ニッコリ
(((((キャァァァァァァァッ!!!)))))
ドラジュの笑顔にカフェに居た女性は皆、心の中で黄色い悲鳴を上げた。
帝国1の美形と言われる皇帝にも負けない美形だ。
ガフティラベル帝国の皇帝は40代半ばにして今だに国1の美形と言われる。
芸術家が命を懸けて造り出した彫刻像のような、男らしい美貌。
高い背に鍛えられた肉体。
その碧い瞳は理知的で、剣と法術の腕は帝国で敵う者が居ない。
《雷帝》の異名を持つ皇帝はここ20年敵知らずだ。
皇妃を溺愛して側室も作らない。
既に15歳になる息子もいる。
それでもガフティラベル帝国1の魅力的な男は皇帝アンドュアイスなのだ。
その息子のライトニングも美形だが、まだ色気と威厳が足りない。
15歳なのだから仕方ない。
だが将来は父親にも負けない美丈夫になるであろう、磨いている途中の原石なのだ。
磨ききった時、どれ程の良い男の化けるのが楽しい逸材である。
そしてイイ男と言ったらライトニングより寧ろ、護衛の騎士である《剣聖》レンのほうが人気がある。
漆黒の黒髪に黒曜石の瞳。
中性的な美貌と細身の体でありながら、唯一《雷帝》と互角に剣を打ち合わせる事の出来る実力者。
平民の出なのもあってか、身分を振りかざす貴族のようないやらしさがない。
そして女性を敬っている。
そこいらの気障な男とは違う、心から女性を敬う精神が今非常にレンが王都の女性から人気が出ている理由の1つだ。
そんな訳でガフティラベル帝国の女性は面食いが多いのだ。
帝国の女性にこれ程見惚れられるドラジュは本当に良い男なのだろう。
お1人様なら誰かに声をかけられていたかも知れない。
だが生憎とドラジュはお1人様では無かった。
ドラジュより少しばかり年上の美女を連れていたのだ。
美女ーユラはチマチマとケーキを食べていた。
数億年生きて来たが、男と2人でカフェでお茶などと言う高難易度ミッションは初めてだったのだ。
「ユラさん、ここ」
ドラジュが己の唇の端を指先でトントンと叩く。
「?」
ドラジュの伝えたかったことはユラには上手く伝わらなかった。
これ幸いにとドラジュの手がユラの口元に伸びる。
そしてスイ、と唇の端のクリームを拭い取った。
「~~~~~~~っ!!」
(((((ヒャァァァァァァッ!!!)))))
ユラの顔が真っ赤に染まる。
何それ何それ何それ!?
何その誑し!!
やはりドラジュはサイヒの息子であった。
方向性は少し違うかもしれないが、垂れ流す色気が凄い。
ペロリ
そしてドラジュはクリームの付いた己の指を舐めたのだった。
「!!!!」
(((((ヤァァァァァァンッ!!!)))))
もうユラも他の女性客も脳味噌がパニックだ。
色気が半端ない。
それでも本家本元のサイヒには及ばないが。
少なくとも兄(仮)のカマラより色気がある。
昔はカマラの方が色気があったのだ。
だが性別が男に固定されて、2次成長を過ぎ成人を迎えた今、ドラジュの方が色気がある。
性別が固定されているのが理由かもしれない。
「こ、ここのカフェにカマラ君が来るの?」
「少なくとも姿は見れるとお母様が仰ってましたよ」
ユラが必死に話題持ち出して色気の漂う雰囲気を流す。
ドラジュのペースに巻き込まれたら最後、逃げ出せないのは本能が告げている。
いや、ドラジュが嫌な訳では無いのだが…。
やはり親友の忘れ形見な子孫であるし、何より年が違い過ぎる。
古代種のユラには18歳のドラジュはまだ子供にしか見えない。
子供にしか見えない、とユラは思っている。
実際に子供にしか思えないなら照れることなど無いだろうに。
拗らせ古代種が恋愛感情に目覚めるまで後どれほどかかるのだろうか?
少なくともドラジュは、そんなユラの気持ちに気付いているので、逃がすつもりは毛頭無いのであった。
ニッコリ
(((((キャァァァァァァァッ!!!)))))
ドラジュの笑顔にカフェに居た女性は皆、心の中で黄色い悲鳴を上げた。
帝国1の美形と言われる皇帝にも負けない美形だ。
ガフティラベル帝国の皇帝は40代半ばにして今だに国1の美形と言われる。
芸術家が命を懸けて造り出した彫刻像のような、男らしい美貌。
高い背に鍛えられた肉体。
その碧い瞳は理知的で、剣と法術の腕は帝国で敵う者が居ない。
《雷帝》の異名を持つ皇帝はここ20年敵知らずだ。
皇妃を溺愛して側室も作らない。
既に15歳になる息子もいる。
それでもガフティラベル帝国1の魅力的な男は皇帝アンドュアイスなのだ。
その息子のライトニングも美形だが、まだ色気と威厳が足りない。
15歳なのだから仕方ない。
だが将来は父親にも負けない美丈夫になるであろう、磨いている途中の原石なのだ。
磨ききった時、どれ程の良い男の化けるのが楽しい逸材である。
そしてイイ男と言ったらライトニングより寧ろ、護衛の騎士である《剣聖》レンのほうが人気がある。
漆黒の黒髪に黒曜石の瞳。
中性的な美貌と細身の体でありながら、唯一《雷帝》と互角に剣を打ち合わせる事の出来る実力者。
平民の出なのもあってか、身分を振りかざす貴族のようないやらしさがない。
そして女性を敬っている。
そこいらの気障な男とは違う、心から女性を敬う精神が今非常にレンが王都の女性から人気が出ている理由の1つだ。
そんな訳でガフティラベル帝国の女性は面食いが多いのだ。
帝国の女性にこれ程見惚れられるドラジュは本当に良い男なのだろう。
お1人様なら誰かに声をかけられていたかも知れない。
だが生憎とドラジュはお1人様では無かった。
ドラジュより少しばかり年上の美女を連れていたのだ。
美女ーユラはチマチマとケーキを食べていた。
数億年生きて来たが、男と2人でカフェでお茶などと言う高難易度ミッションは初めてだったのだ。
「ユラさん、ここ」
ドラジュが己の唇の端を指先でトントンと叩く。
「?」
ドラジュの伝えたかったことはユラには上手く伝わらなかった。
これ幸いにとドラジュの手がユラの口元に伸びる。
そしてスイ、と唇の端のクリームを拭い取った。
「~~~~~~~っ!!」
(((((ヒャァァァァァァッ!!!)))))
ユラの顔が真っ赤に染まる。
何それ何それ何それ!?
何その誑し!!
やはりドラジュはサイヒの息子であった。
方向性は少し違うかもしれないが、垂れ流す色気が凄い。
ペロリ
そしてドラジュはクリームの付いた己の指を舐めたのだった。
「!!!!」
(((((ヤァァァァァァンッ!!!)))))
もうユラも他の女性客も脳味噌がパニックだ。
色気が半端ない。
それでも本家本元のサイヒには及ばないが。
少なくとも兄(仮)のカマラより色気がある。
昔はカマラの方が色気があったのだ。
だが性別が男に固定されて、2次成長を過ぎ成人を迎えた今、ドラジュの方が色気がある。
性別が固定されているのが理由かもしれない。
「こ、ここのカフェにカマラ君が来るの?」
「少なくとも姿は見れるとお母様が仰ってましたよ」
ユラが必死に話題持ち出して色気の漂う雰囲気を流す。
ドラジュのペースに巻き込まれたら最後、逃げ出せないのは本能が告げている。
いや、ドラジュが嫌な訳では無いのだが…。
やはり親友の忘れ形見な子孫であるし、何より年が違い過ぎる。
古代種のユラには18歳のドラジュはまだ子供にしか見えない。
子供にしか見えない、とユラは思っている。
実際に子供にしか思えないなら照れることなど無いだろうに。
拗らせ古代種が恋愛感情に目覚めるまで後どれほどかかるのだろうか?
少なくともドラジュは、そんなユラの気持ちに気付いているので、逃がすつもりは毛頭無いのであった。
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