157 / 297
そして全能神は愉快犯となった
【134話】
しおりを挟む
「きゃぁ、本当に採用して下さるのですか!?」
豊かなブロンドの髪に若葉色のメイド服を着た愛らしい少女が軽くジャンプした。
相当嬉しかったらしい。
「あぁ、採用だ。今日からダイカーン伯爵家のメイドとして働いてくれ。暫くは先輩メイドに教えを受けて仕事をするように」
でっぷりと肥えた壮年のおっさんである。
きっと男性ホルモンが強いのだろう。
頭はつるっぱげだ。
眼鏡をかけているが鼻息が荒いので半分曇っている。
そう、鼻息が荒い。
いったいメイド採用でどんな想像をしたのやら…。
「では私ミカキシは今日から旦那様のメイドですので…何でもお仕事言いつけて下さいね………」
新人メイド”ミカキシ”は潤んだ目でダイカーン伯爵を見つめた。
頬が赤く染まっている。
ゴクリ、とダイカーン伯爵が唾を飲む。
だから何を想像したナニを………。
「じゃぁまずは浴場の掃除をたのもうかしら?しんどい仕事だけど、掃除をした者は1番にお風呂に入る権利が与えられるのよ。今日は西側の個人風呂のお掃除をお願いね。
掃除したらそのままお風呂にお湯を貯めて入っちゃって良いから、ゆっくりしなさい」
「はい、分かりました先輩!」
ニッコリ
笑顔がたまらなく可愛い。
そしてダイカーン伯爵の鼻息が荒い。
はぁはぁと他人に聞こえるくらい五月蠅い。
魂胆が見え見えである。
風呂掃除をさせて風呂に入らせる。
1人目が入っている間は専用中の札がかけられているので、誰も入浴を邪魔するものは居ない。
むしろその時は近づいてはいけないと言う暗黙の了解がある。
何がしたいのかもうお気づきだろう。
まぁそう言う事だ。
古典的だが昔も今も男の欲望が考えるのはワンパターンなものらしい。
:::
「ん、ふっふっ~お風呂そ~うじ~♪」
鼻歌を歌いながらミカシキは風呂を掃除する。
高そうな浴槽である。
似合いもしない薔薇の模様迄描かれている。
何と言うか、ピンクな空間だ。
「で、掃除が終わったらお湯溜めて~…入浴バンザーイ♡」
チャポーン
カッポーン
入浴の擬音も何時の時代も変わらない。
現在ミカシキは湯船に浸かっている。
「んん~気持ちイイ~♡」
声が色っぽい。
その声と、後ろ姿に隠し窓から覗いていたダイカーン伯爵が一物をビンビンにさせている。
「もう、我慢できん!ミカシキ、儂も入るぞーーーーって、アレ?」
ダイカーン伯爵が風呂場に入るとソコには誰も居なかった。
タオルを体に巻いたミカキシは天井に張り付いていたのだ。
その姿、まさに往年の由美か〇る。
もし最初から放送していたら、このシーンだけ視聴率が上がる事間違いないだろう。
(式神でも女の子だから無暗に肌は晒さないんですよーっだ)
自立型式神。
とんでもない技術であるのに、それが今一伝わらないのは書き手の文才のせいだ。
申し訳ないと思う。
こうして式神のミカキシは、見事アック・ダイカーン伯爵邸への侵入を果たしたのであった。
豊かなブロンドの髪に若葉色のメイド服を着た愛らしい少女が軽くジャンプした。
相当嬉しかったらしい。
「あぁ、採用だ。今日からダイカーン伯爵家のメイドとして働いてくれ。暫くは先輩メイドに教えを受けて仕事をするように」
でっぷりと肥えた壮年のおっさんである。
きっと男性ホルモンが強いのだろう。
頭はつるっぱげだ。
眼鏡をかけているが鼻息が荒いので半分曇っている。
そう、鼻息が荒い。
いったいメイド採用でどんな想像をしたのやら…。
「では私ミカキシは今日から旦那様のメイドですので…何でもお仕事言いつけて下さいね………」
新人メイド”ミカキシ”は潤んだ目でダイカーン伯爵を見つめた。
頬が赤く染まっている。
ゴクリ、とダイカーン伯爵が唾を飲む。
だから何を想像したナニを………。
「じゃぁまずは浴場の掃除をたのもうかしら?しんどい仕事だけど、掃除をした者は1番にお風呂に入る権利が与えられるのよ。今日は西側の個人風呂のお掃除をお願いね。
掃除したらそのままお風呂にお湯を貯めて入っちゃって良いから、ゆっくりしなさい」
「はい、分かりました先輩!」
ニッコリ
笑顔がたまらなく可愛い。
そしてダイカーン伯爵の鼻息が荒い。
はぁはぁと他人に聞こえるくらい五月蠅い。
魂胆が見え見えである。
風呂掃除をさせて風呂に入らせる。
1人目が入っている間は専用中の札がかけられているので、誰も入浴を邪魔するものは居ない。
むしろその時は近づいてはいけないと言う暗黙の了解がある。
何がしたいのかもうお気づきだろう。
まぁそう言う事だ。
古典的だが昔も今も男の欲望が考えるのはワンパターンなものらしい。
:::
「ん、ふっふっ~お風呂そ~うじ~♪」
鼻歌を歌いながらミカシキは風呂を掃除する。
高そうな浴槽である。
似合いもしない薔薇の模様迄描かれている。
何と言うか、ピンクな空間だ。
「で、掃除が終わったらお湯溜めて~…入浴バンザーイ♡」
チャポーン
カッポーン
入浴の擬音も何時の時代も変わらない。
現在ミカシキは湯船に浸かっている。
「んん~気持ちイイ~♡」
声が色っぽい。
その声と、後ろ姿に隠し窓から覗いていたダイカーン伯爵が一物をビンビンにさせている。
「もう、我慢できん!ミカシキ、儂も入るぞーーーーって、アレ?」
ダイカーン伯爵が風呂場に入るとソコには誰も居なかった。
タオルを体に巻いたミカキシは天井に張り付いていたのだ。
その姿、まさに往年の由美か〇る。
もし最初から放送していたら、このシーンだけ視聴率が上がる事間違いないだろう。
(式神でも女の子だから無暗に肌は晒さないんですよーっだ)
自立型式神。
とんでもない技術であるのに、それが今一伝わらないのは書き手の文才のせいだ。
申し訳ないと思う。
こうして式神のミカキシは、見事アック・ダイカーン伯爵邸への侵入を果たしたのであった。
2
あなたにおすすめの小説
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
〈完結〉【書籍化&コミカライズ・取り下げ予定】毒を飲めと言われたので飲みました。
ごろごろみかん。
恋愛
王妃シャリゼは、稀代の毒婦、と呼ばれている。
国中から批判された嫌われ者の王妃が、やっと処刑された。
悪は倒れ、国には平和が戻る……はずだった。
冤罪で殺された聖女、生まれ変わって自由に生きる
みおな
恋愛
聖女。
女神から選ばれし、世界にたった一人の存在。
本来なら、誰からも尊ばれ大切に扱われる存在である聖女ルディアは、婚約者である王太子から冤罪をかけられ処刑されてしまう。
愛し子の死に、女神はルディアの時間を巻き戻す。
記憶を持ったまま聖女認定の前に戻ったルディアは、聖女にならず自由に生きる道を選択する。
好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】
皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」
「っ――――!!」
「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」
クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。
******
・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。
召喚とか聖女とか、どうでもいいけど人の都合考えたことある?
浅海 景
恋愛
水谷 瑛莉桂(みずたに えりか)の目標は堅実な人生を送ること。その一歩となる社会人生活を踏み出した途端に異世界に召喚されてしまう。召喚成功に湧く周囲をよそに瑛莉桂は思った。
「聖女とか絶対ブラックだろう!断固拒否させてもらうから!」
ナルシストな王太子や欲深い神官長、腹黒騎士などを相手に主人公が幸せを勝ち取るため奮闘する物語です。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
お前のような地味な女は不要だと婚約破棄されたので、持て余していた聖女の力で隣国のクールな皇子様を救ったら、ベタ惚れされました
夏見ナイ
恋愛
伯爵令嬢リリアーナは、強大すぎる聖女の力を隠し「地味で無能」と虐げられてきた。婚約者の第二王子からも疎まれ、ついに夜会で「お前のような地味な女は不要だ!」と衆人の前で婚約破棄を突きつけられる。
全てを失い、あてもなく国を出た彼女が森で出会ったのは、邪悪な呪いに蝕まれ死にかけていた一人の美しい男性。彼こそが隣国エルミート帝国が誇る「氷の皇子」アシュレイだった。
持て余していた聖女の力で彼を救ったリリアーナは、「お前の力がいる」と帝国へ迎えられる。クールで無愛想なはずの皇子様が、なぜか私にだけは不器用な優しさを見せてきて、次第にその愛は甘く重い執着へと変わっていき……?
これは、不要とされた令嬢が、最高の愛を見つけて世界で一番幸せになる物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる