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そして全能神は愉快犯となった
【151話】
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サイヒとルークは【認識阻害(中)】の魔術かけている。
今夜はドラジュが主役だ。
サイヒが主役の座を食ってしまう訳にはいかない。
自分人に与える影響力と言うのもサイヒはこの20年ほどで少しは学んだのだ。
………少しは。
そして2回からの階段をルークのリードで降りていけば全体が見渡せる。
うん、賑わっている。
そして流石は我が息子、誰よりもドラジュは花がある。
サイヒはうんうん、と満足気に首を縦に振った。
それに気付いたルークがぷく、と頬を膨らませる。
可愛らしい。
大変可愛らしい。
自分の息子にも焼き餅やくとはお前はいったい何歳だ、と思うがサイヒはルークのこの変わらないところが好きなのだ。
子供が成人しても未だ焼きもちを焼く。
当の子供は別の女性に夢中であるのだが。
そんな頬膨らませているルークにあんなこと良いな出来たら良いな、を場所も顧みずヤッてしまいたくなるのをサイヒはぐっと堪えた。
そんなことしたら後で胃痛持ちの側近にこってり搾り取られる。
サイヒは何故かクオンにはちゃんと叱られるのである。
クオンがサイヒを友と認め、なおかつ年下扱いする唯一の存在だからだろう。
同じ心友でもこれが何処ぞの現帝国皇妃ではこうはいかない。
年齢差と言うものは意外と人間関係に影響を及ぼすものらしい。
まぁクオンが不憫なのは変わらないが。
怒れても相手に反省させられなければ意味が無いのである。
そしてクオンとサイヒは見事それを体現していた。
まぁサイヒも小言を聴くのが嫌なのであるラインを踏み越えはしないが。
そんなクオンは聖騎士団長として本日は警備にあたっている。
聖騎士団のトップなのに部下に任せず自分も働く。
小言は多いがその分褒めるのも上手い。
騎士団でクオンが人気なのが納得できるものである。
若い女性も妙齢の熟女もクオンをチラチラ見ている。
白甲冑に身を包んだクオンは何時もの5割増しだ。
女性の隣にいるパートナーの男性がぐぬぬ、と歯を食いしばっているが仕方ない。
君たちとは素材からして違うのだよ、とはサイヒは言わない。
思いはするが。
かなりがっつり身内贔屓な全能神である。
それで良いのか全能神。
世界の秩序を護る神。
大丈夫、こう見えて仕事に私情を挟まないのがサイヒの良いところだ。
私情を挟むほど仕事に身を入れていないとも言う。
それでも全能神として当代一の人格者と思われているのだから何か狡い気がする。
世の中実力至上主義なのだ、仕方ない…。
だが今日1番注目を集めているのはドラジュである。
深紅の正装を着ているドラジュは、今日も髪をセットされていつも以上にフェロモンが駄々洩れだった。
男も女も見惚れている。
流石は全ての生き物を誑かす存在全能神の愛息子である。
(((((((今日は我々の王子の勝利の日だ!!!)))))))
王子ードラジュの余りの美麗さに王宮勤めのものは心の中でガッツポーズをした。
今日は勝利の美酒を浴びるように飲むぞ!
そんな域である。
顔に出したりしないが。
ざわ、と会場がざわめいた。
遅れて来た招待客が登場したのだ。
人の群れが割れる。
自然、皆がその存在のために道を開けたのだ。
そしてそこから現れたのは………。
「ユラ、さ、ん……」
現れた人物を見て、呆けた声をドラジュが出した。
今夜はドラジュが主役だ。
サイヒが主役の座を食ってしまう訳にはいかない。
自分人に与える影響力と言うのもサイヒはこの20年ほどで少しは学んだのだ。
………少しは。
そして2回からの階段をルークのリードで降りていけば全体が見渡せる。
うん、賑わっている。
そして流石は我が息子、誰よりもドラジュは花がある。
サイヒはうんうん、と満足気に首を縦に振った。
それに気付いたルークがぷく、と頬を膨らませる。
可愛らしい。
大変可愛らしい。
自分の息子にも焼き餅やくとはお前はいったい何歳だ、と思うがサイヒはルークのこの変わらないところが好きなのだ。
子供が成人しても未だ焼きもちを焼く。
当の子供は別の女性に夢中であるのだが。
そんな頬膨らませているルークにあんなこと良いな出来たら良いな、を場所も顧みずヤッてしまいたくなるのをサイヒはぐっと堪えた。
そんなことしたら後で胃痛持ちの側近にこってり搾り取られる。
サイヒは何故かクオンにはちゃんと叱られるのである。
クオンがサイヒを友と認め、なおかつ年下扱いする唯一の存在だからだろう。
同じ心友でもこれが何処ぞの現帝国皇妃ではこうはいかない。
年齢差と言うものは意外と人間関係に影響を及ぼすものらしい。
まぁクオンが不憫なのは変わらないが。
怒れても相手に反省させられなければ意味が無いのである。
そしてクオンとサイヒは見事それを体現していた。
まぁサイヒも小言を聴くのが嫌なのであるラインを踏み越えはしないが。
そんなクオンは聖騎士団長として本日は警備にあたっている。
聖騎士団のトップなのに部下に任せず自分も働く。
小言は多いがその分褒めるのも上手い。
騎士団でクオンが人気なのが納得できるものである。
若い女性も妙齢の熟女もクオンをチラチラ見ている。
白甲冑に身を包んだクオンは何時もの5割増しだ。
女性の隣にいるパートナーの男性がぐぬぬ、と歯を食いしばっているが仕方ない。
君たちとは素材からして違うのだよ、とはサイヒは言わない。
思いはするが。
かなりがっつり身内贔屓な全能神である。
それで良いのか全能神。
世界の秩序を護る神。
大丈夫、こう見えて仕事に私情を挟まないのがサイヒの良いところだ。
私情を挟むほど仕事に身を入れていないとも言う。
それでも全能神として当代一の人格者と思われているのだから何か狡い気がする。
世の中実力至上主義なのだ、仕方ない…。
だが今日1番注目を集めているのはドラジュである。
深紅の正装を着ているドラジュは、今日も髪をセットされていつも以上にフェロモンが駄々洩れだった。
男も女も見惚れている。
流石は全ての生き物を誑かす存在全能神の愛息子である。
(((((((今日は我々の王子の勝利の日だ!!!)))))))
王子ードラジュの余りの美麗さに王宮勤めのものは心の中でガッツポーズをした。
今日は勝利の美酒を浴びるように飲むぞ!
そんな域である。
顔に出したりしないが。
ざわ、と会場がざわめいた。
遅れて来た招待客が登場したのだ。
人の群れが割れる。
自然、皆がその存在のために道を開けたのだ。
そしてそこから現れたのは………。
「ユラ、さ、ん……」
現れた人物を見て、呆けた声をドラジュが出した。
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