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そして全能神は愉快犯となった
【186話】
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救世主が帰還した。
使用人たちも役人たちも騎士たちも涙を流して喜んだ。
良かった。
今回誰も道を踏み外さなくて済んだようである。
それ程にトワの魅力はヤバかった。
「「「「「「「「お”がえ”り”な”ざい”ま”ぜクオンざま“――――――ッ!!!!!!」」」」」」」」
涙と鼻水を垂らしたむさくるしいと事の歓迎は嬉しくない。
流石にクオンも少し引いた。
「良かったなクオン、息子が道を踏み外さずにすんだぞ」
「どう言う意味だサイヒ?」
警戒の目でクオンはサイヒを睨み付ける。
部下が上司にして良い態度では無いが、クオンはサイヒの心友なので無問題だ。
「トワはそこいらの女より美人で包容力があるからな、道を踏み外しかけた輩が大量発生した。そしてユラさんは喜んでいた」
「嫌―――ッサイヒちゃん流れ弾しないで!」
「ユラさん、ちょっとお話でもしましょうか」
ニコリとクオンが笑う。
男前の笑顔プライスレス。
だが目が笑っていないので恐怖しか感じない。
そしてユラはドナドナされたのだった。
5時間後、正座を続けたせいで足がしびれて動けなくなったユラの亡骸が発見された。
発見者:ドラジュ
そしてユラはドラジュの寝室へ再びドナドナされたのだった。
不幸体質にも程がある。
若干本人の自業自得でもあるが。
「サイヒ、道を踏み外すとは何のことだ?」
コテリ、と首を傾げたルークがサイヒに尋ねる。
本日は膝の上に座っていない。
クオンが帰って来るのが分かっていたからだ。
サイヒとてクオンに怒られたくはないのだ。
天界のパワーバランスは極めてややこしいのである。
「ルーク、お前はそのまま無垢なままでいてくれ」
「分からない方が良いのか?」
「そうだな、あまり分かって欲しくない」
「サイヒがそう言うならそうする」
可愛い。
サイヒの頭の中をソレだけが支配した。
サイヒは肉食系女子である。
本日、ルークが美味しく頂かれることが確定した瞬間でもあった。
「お兄様、お茶をどうぞ」
「旅行で疲れているだろう?今日くらいゆっくりしてて良いのだぞ?」
「私がしたくてやっている事ですから。それにお兄様のお茶はやっぱり私が淹れたいですわ」
「ふふ、私の専属侍女は本当に愛らしい」
「トワはしっかり勤めを果たせてましたか?」
「果たせすぎて若干危なかったがな。まぁ私もトワに道を外して欲しくないので未遂に終わって良かったぞ、色々な事が」
「?」
「お前も純粋なままでいてくれマロン」
「お兄様がそう仰られるならそうしますが、私もいい年したおばさんですよ」
「お前がおばさんだと世の女性の殆どが立場無くなるから、私の前以外でその発言はしない方が良いな」
「まぁ、気を付けますわ」
ころころと笑う、マロンは外見年齢が15歳で止まっていることを除いても中身もまだまだ少女のように純粋だ。
サイヒはルークにも綺麗なままでいて欲しいが、マロンもそのカテゴリーに含まれている。
「うむ、やはりマロンの淹れる茶が1番美味いな。トワの作る菓子も美味かったがな」
「ソレは困りましたわ、私自分の息子に嫉妬しちゃいます」
可愛い。
専属侍女も伴侶も可愛い。
可愛いに囲まれてサイヒは幸せの絶頂だ。
「やはりクオンとマロンが居るのが良いな」
「クオンさんに直接言ってあげて下さいな」
「あいつは私を疑ってかかるからな。言ったところで「何を企んでる?」などと返されるのがオチだ」
「クオンさんは恥ずかしがり屋さんですから、可愛いでしょ?」
「あいつを可愛いと言えるマロンが凄い」
「ふふふ、2人だけの時は意外と可愛いのですのよ?」
「是非今度その話も聞かせて貰おう」
クオンとマロンが遅かった新婚旅行を終わらせて、ようやく天界に日常が戻ってきたのだった。
使用人たちも役人たちも騎士たちも涙を流して喜んだ。
良かった。
今回誰も道を踏み外さなくて済んだようである。
それ程にトワの魅力はヤバかった。
「「「「「「「「お”がえ”り”な”ざい”ま”ぜクオンざま“――――――ッ!!!!!!」」」」」」」」
涙と鼻水を垂らしたむさくるしいと事の歓迎は嬉しくない。
流石にクオンも少し引いた。
「良かったなクオン、息子が道を踏み外さずにすんだぞ」
「どう言う意味だサイヒ?」
警戒の目でクオンはサイヒを睨み付ける。
部下が上司にして良い態度では無いが、クオンはサイヒの心友なので無問題だ。
「トワはそこいらの女より美人で包容力があるからな、道を踏み外しかけた輩が大量発生した。そしてユラさんは喜んでいた」
「嫌―――ッサイヒちゃん流れ弾しないで!」
「ユラさん、ちょっとお話でもしましょうか」
ニコリとクオンが笑う。
男前の笑顔プライスレス。
だが目が笑っていないので恐怖しか感じない。
そしてユラはドナドナされたのだった。
5時間後、正座を続けたせいで足がしびれて動けなくなったユラの亡骸が発見された。
発見者:ドラジュ
そしてユラはドラジュの寝室へ再びドナドナされたのだった。
不幸体質にも程がある。
若干本人の自業自得でもあるが。
「サイヒ、道を踏み外すとは何のことだ?」
コテリ、と首を傾げたルークがサイヒに尋ねる。
本日は膝の上に座っていない。
クオンが帰って来るのが分かっていたからだ。
サイヒとてクオンに怒られたくはないのだ。
天界のパワーバランスは極めてややこしいのである。
「ルーク、お前はそのまま無垢なままでいてくれ」
「分からない方が良いのか?」
「そうだな、あまり分かって欲しくない」
「サイヒがそう言うならそうする」
可愛い。
サイヒの頭の中をソレだけが支配した。
サイヒは肉食系女子である。
本日、ルークが美味しく頂かれることが確定した瞬間でもあった。
「お兄様、お茶をどうぞ」
「旅行で疲れているだろう?今日くらいゆっくりしてて良いのだぞ?」
「私がしたくてやっている事ですから。それにお兄様のお茶はやっぱり私が淹れたいですわ」
「ふふ、私の専属侍女は本当に愛らしい」
「トワはしっかり勤めを果たせてましたか?」
「果たせすぎて若干危なかったがな。まぁ私もトワに道を外して欲しくないので未遂に終わって良かったぞ、色々な事が」
「?」
「お前も純粋なままでいてくれマロン」
「お兄様がそう仰られるならそうしますが、私もいい年したおばさんですよ」
「お前がおばさんだと世の女性の殆どが立場無くなるから、私の前以外でその発言はしない方が良いな」
「まぁ、気を付けますわ」
ころころと笑う、マロンは外見年齢が15歳で止まっていることを除いても中身もまだまだ少女のように純粋だ。
サイヒはルークにも綺麗なままでいて欲しいが、マロンもそのカテゴリーに含まれている。
「うむ、やはりマロンの淹れる茶が1番美味いな。トワの作る菓子も美味かったがな」
「ソレは困りましたわ、私自分の息子に嫉妬しちゃいます」
可愛い。
専属侍女も伴侶も可愛い。
可愛いに囲まれてサイヒは幸せの絶頂だ。
「やはりクオンとマロンが居るのが良いな」
「クオンさんに直接言ってあげて下さいな」
「あいつは私を疑ってかかるからな。言ったところで「何を企んでる?」などと返されるのがオチだ」
「クオンさんは恥ずかしがり屋さんですから、可愛いでしょ?」
「あいつを可愛いと言えるマロンが凄い」
「ふふふ、2人だけの時は意外と可愛いのですのよ?」
「是非今度その話も聞かせて貰おう」
クオンとマロンが遅かった新婚旅行を終わらせて、ようやく天界に日常が戻ってきたのだった。
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