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2章
【206話】
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「我々は何をすれば良いのでしょうか御使い様?」
ラーシュが恐る恐る尋ねる。
周りの全員がリリィの答えを待っている。
誰もが何をするべきか、判断を答えだすのをあぐねていた。
リリィは己が魔界に行き魔王と対峙すると言った。
つまりは人類の守護者として人間を守る役割は別のモノが行うと言う事だ。
そして今回集められた面子。
全能神に選ばれるだけの権力と実力を伴った人材。
防波堤となれ。
そう言う事なのだろうと誰もが思った。
「貴公たちにして貰いたいのは設立の指揮だ」
「「「「「「「「設立?」」」」」」」」
意外な言葉がリリィから出た。
悪魔が襲ってくるこの時に、何を設立するというのだろうか?
「国を護る聖結界を再び設立しようと思う」
「つまり再び聖女制度を復活させると言う事ですか?」
フォクウンの女法王であるウイルドが訪ねた。
己が聖女であったため、すぐにその結論に行きついたのだろう。
「いや、1人の少女を結界のために人生を捧げさせる気はない」
「ではどう結界を?」
「カカンとスティルグマにある大規模破邪結界を皆の国に設立して頂きたい」
成程、と皆が納得の顔をしていた。
カカン発祥の『大規模破邪結界』は千年前の大聖女が編み出した結界だ。
まだ聖女の存在が生み出されていなかった頃、異界から召喚された聖女が国を護るために結界を造り出した。
ソレを全ての国に作るのだとう言う。
「ですが千年も前の結界の記述が今も残っているのでしょうか?」
「ウイルド法王、ソレに関しては問題はありません。我が国カカンは千年前からの文献を全て管理してあります。特に大聖女の手記は厳重に保管しているので仕組みはすぐに解読出来ます」
心配そうなウイルド法王にローズ国王が答えた。
カカンには大聖女の残した手記が多数ある。
大聖女は結界のほかにも大陸を巡り、歴史を色々と塗り替えた人物である。
今の快適な生活が出来るのは大聖女のお陰と言っても過言ではない。
それほど大聖女が現れる前の千年前の大陸は文明が発達していなかったのだ。
なのでカカンは大国の中では小さい方だが、権力は帝国に勝るとも劣らない。
それだけの発言権がカカンの王族にはある。
今回カカンの結界のレシピを使う事で、カカンはさらに同盟国内での力を増すだろう。
それはリリィにはあまり望ましい結果ではないのではあるが、この際文句は言っていられない。
悪魔と戦争をする上でそれだけの代償なら安いものだ。
カカンがどれ程発言権を持っても、全能神から直接加護を受けた『雷帝』が居る限りガフティラベル帝国の頂点は揺るがない。
その意思を継ぐ息子には大義が重いだろうが。
「ローズ国王、アンドュアイス皇帝と共に結界の建設の指揮をとって頂きたい。良いだろうか?」
「勿論です。カカン大聖女の名のもとに全能神様の意思に従います」
「破邪の雷の加護を受けし使徒アンドュアイス、全能神様のご指示に従います」
ローズとアンドュアイスが首を垂れる。
ソレを見てリリィは満足げに頷いた。
ラーシュが恐る恐る尋ねる。
周りの全員がリリィの答えを待っている。
誰もが何をするべきか、判断を答えだすのをあぐねていた。
リリィは己が魔界に行き魔王と対峙すると言った。
つまりは人類の守護者として人間を守る役割は別のモノが行うと言う事だ。
そして今回集められた面子。
全能神に選ばれるだけの権力と実力を伴った人材。
防波堤となれ。
そう言う事なのだろうと誰もが思った。
「貴公たちにして貰いたいのは設立の指揮だ」
「「「「「「「「設立?」」」」」」」」
意外な言葉がリリィから出た。
悪魔が襲ってくるこの時に、何を設立するというのだろうか?
「国を護る聖結界を再び設立しようと思う」
「つまり再び聖女制度を復活させると言う事ですか?」
フォクウンの女法王であるウイルドが訪ねた。
己が聖女であったため、すぐにその結論に行きついたのだろう。
「いや、1人の少女を結界のために人生を捧げさせる気はない」
「ではどう結界を?」
「カカンとスティルグマにある大規模破邪結界を皆の国に設立して頂きたい」
成程、と皆が納得の顔をしていた。
カカン発祥の『大規模破邪結界』は千年前の大聖女が編み出した結界だ。
まだ聖女の存在が生み出されていなかった頃、異界から召喚された聖女が国を護るために結界を造り出した。
ソレを全ての国に作るのだとう言う。
「ですが千年も前の結界の記述が今も残っているのでしょうか?」
「ウイルド法王、ソレに関しては問題はありません。我が国カカンは千年前からの文献を全て管理してあります。特に大聖女の手記は厳重に保管しているので仕組みはすぐに解読出来ます」
心配そうなウイルド法王にローズ国王が答えた。
カカンには大聖女の残した手記が多数ある。
大聖女は結界のほかにも大陸を巡り、歴史を色々と塗り替えた人物である。
今の快適な生活が出来るのは大聖女のお陰と言っても過言ではない。
それほど大聖女が現れる前の千年前の大陸は文明が発達していなかったのだ。
なのでカカンは大国の中では小さい方だが、権力は帝国に勝るとも劣らない。
それだけの発言権がカカンの王族にはある。
今回カカンの結界のレシピを使う事で、カカンはさらに同盟国内での力を増すだろう。
それはリリィにはあまり望ましい結果ではないのではあるが、この際文句は言っていられない。
悪魔と戦争をする上でそれだけの代償なら安いものだ。
カカンがどれ程発言権を持っても、全能神から直接加護を受けた『雷帝』が居る限りガフティラベル帝国の頂点は揺るがない。
その意思を継ぐ息子には大義が重いだろうが。
「ローズ国王、アンドュアイス皇帝と共に結界の建設の指揮をとって頂きたい。良いだろうか?」
「勿論です。カカン大聖女の名のもとに全能神様の意思に従います」
「破邪の雷の加護を受けし使徒アンドュアイス、全能神様のご指示に従います」
ローズとアンドュアイスが首を垂れる。
ソレを見てリリィは満足げに頷いた。
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