65 / 109
本編で語られなかったイチャラブ事情
62
しおりを挟む
本日はルーシュがガフティラベル帝国に宿泊する日だ。
2泊3日である。
泊まる部屋はルーシュ専用の部屋が用意されている。
アンドュアイス的には一緒の部屋で時間を過ごしたいみたいだが。
ルーシュが却下を出した。
流石に10歳年下の異性を時期皇帝の寝室に出入りさせるのは体面が悪い。
ぶーたれるアンドュアイスだが、ルーシュが街でデートをしようと誘うと一気に機嫌は良くなる。
アンドュアイスは現在帝都探索にはまっているのである。
串焼き
フライドポテト
チョコバナナ
フルーツパフェ
どれも王宮では出されない料理だ。
B級グルメはどうやらアンドュアイスの心を掴んだらしい。
でも1人でお忍びで食べに来ても美味しくない。
ルーシュが一緒だととびっきり美味しいご馳走に早変わりだ。
【認識阻害】の神具を与えたくれたサイヒには感謝してもし足りない。
だが本日は問題があった。
ルーシュは月の物が前の晩から始まっていたのだ。
ルーシュの月の物の症状は重い。
頭が痛い。
腹が痛い。
腰が痛い
体が重い。
視界が暗い。
情緒が不安定。
絶不調極まりない。
なのでルーシュはアンドュアイスに隠れてポーションを定期的に飲んでいた。
月の物の症状に効くマロン特製のポーションだ。
1回量は小瓶1つ。
それだけで症状がすっ、と治まる。
マロン様様である。
だが依存性が高いためマロンから飲み過ぎに注意をされている。
普段のルーシュなら幾らしんどくても依存性のあるポーションは飲まない。
でも今日は別。
アンドュアイスが楽しんでいるのに水を差したくない。
「ねぇルーシュ、さっきからコソコソ何を飲んでるの?」
コテリ、と小首を傾げてアンドュアイスがルーシュの顔を覗き込む。
どうやらこっそり飲んでいるつもりだったのはルーシュだけだったらしい。
完全に最初からバレていたようである。
(どうしよう…そろそろ飲まないと体動けなくなる………)
ひょい、とアンドュアイスが小瓶を取り上げた。
「ただの栄養ドリンクですよ」
「何回も飲まなくちゃならないの?」
「数回に分けた方が効くんです」
「じゃぁ僕も分けて貰うね♬」
そして小瓶の中身をアンドュアイスが飲もうとして…
「駄目ですそれ依存性高いですから―――っ!!」
アンドュアイスがすっ、と小瓶を高く持ち上げた。
最初から飲む気が無かったようだ。
(さよなら私の報われない努力………)
「何でこんなの飲んでるかな?依存性高い栄養ドリンク?それ、体に悪いよね?」
「……………」
(アンドュ様が怖いなんて思ったの初めてだ…どうしよう、怖い…怒られるの、嫌だ、嫌われたくない…………)
じわり、とルーシュの双眸に涙が浮かぶ。
症状が出てきているのだ。
情緒不安定な心が制御出来ない。
「ごめ、なさい…嫌い、にならないで………」
「ルーシュ?」
「ごめ……………」
ふらり、とルーシュの身体が揺れて、そのまま地面に倒れそうになる。
それをアンドュアイスが簡単に支えた。
片腕でルーシュの身体を己の胸に抱き込む。
(あ~目の前真っ暗、だぁ………)
そうして真っ白な顔色のルーシュが意識を失った。
2泊3日である。
泊まる部屋はルーシュ専用の部屋が用意されている。
アンドュアイス的には一緒の部屋で時間を過ごしたいみたいだが。
ルーシュが却下を出した。
流石に10歳年下の異性を時期皇帝の寝室に出入りさせるのは体面が悪い。
ぶーたれるアンドュアイスだが、ルーシュが街でデートをしようと誘うと一気に機嫌は良くなる。
アンドュアイスは現在帝都探索にはまっているのである。
串焼き
フライドポテト
チョコバナナ
フルーツパフェ
どれも王宮では出されない料理だ。
B級グルメはどうやらアンドュアイスの心を掴んだらしい。
でも1人でお忍びで食べに来ても美味しくない。
ルーシュが一緒だととびっきり美味しいご馳走に早変わりだ。
【認識阻害】の神具を与えたくれたサイヒには感謝してもし足りない。
だが本日は問題があった。
ルーシュは月の物が前の晩から始まっていたのだ。
ルーシュの月の物の症状は重い。
頭が痛い。
腹が痛い。
腰が痛い
体が重い。
視界が暗い。
情緒が不安定。
絶不調極まりない。
なのでルーシュはアンドュアイスに隠れてポーションを定期的に飲んでいた。
月の物の症状に効くマロン特製のポーションだ。
1回量は小瓶1つ。
それだけで症状がすっ、と治まる。
マロン様様である。
だが依存性が高いためマロンから飲み過ぎに注意をされている。
普段のルーシュなら幾らしんどくても依存性のあるポーションは飲まない。
でも今日は別。
アンドュアイスが楽しんでいるのに水を差したくない。
「ねぇルーシュ、さっきからコソコソ何を飲んでるの?」
コテリ、と小首を傾げてアンドュアイスがルーシュの顔を覗き込む。
どうやらこっそり飲んでいるつもりだったのはルーシュだけだったらしい。
完全に最初からバレていたようである。
(どうしよう…そろそろ飲まないと体動けなくなる………)
ひょい、とアンドュアイスが小瓶を取り上げた。
「ただの栄養ドリンクですよ」
「何回も飲まなくちゃならないの?」
「数回に分けた方が効くんです」
「じゃぁ僕も分けて貰うね♬」
そして小瓶の中身をアンドュアイスが飲もうとして…
「駄目ですそれ依存性高いですから―――っ!!」
アンドュアイスがすっ、と小瓶を高く持ち上げた。
最初から飲む気が無かったようだ。
(さよなら私の報われない努力………)
「何でこんなの飲んでるかな?依存性高い栄養ドリンク?それ、体に悪いよね?」
「……………」
(アンドュ様が怖いなんて思ったの初めてだ…どうしよう、怖い…怒られるの、嫌だ、嫌われたくない…………)
じわり、とルーシュの双眸に涙が浮かぶ。
症状が出てきているのだ。
情緒不安定な心が制御出来ない。
「ごめ、なさい…嫌い、にならないで………」
「ルーシュ?」
「ごめ……………」
ふらり、とルーシュの身体が揺れて、そのまま地面に倒れそうになる。
それをアンドュアイスが簡単に支えた。
片腕でルーシュの身体を己の胸に抱き込む。
(あ~目の前真っ暗、だぁ………)
そうして真っ白な顔色のルーシュが意識を失った。
0
あなたにおすすめの小説
永遠の十七歳なんて、呪いに決まってる
鷹 綾
恋愛
永遠の十七歳――
それは祝福ではなく、三百年続く“呪い”だった。
公には「名門イソファガス家の孫娘」として知られる少女キクコ。
だがその正体は、歴史の裏側で幾度も国を救ってきた不老の元聖女であり、
王家すら真実を知らぬ“生きた時代遺産”。
政治も権力も、面倒ごとは大嫌い。
紅茶と読書に囲まれた静かな余生(?)を望んでいたキクコだったが――
魔王討伐後、王位継承問題に巻き込まれたことをきっかけに、
まさかの王位継承権十七位という事実が発覚する。
「……私が女王? 冗談じゃないわ」
回避策として動いたはずが、
誕生した新国王アルフェリットから、なぜか突然の求婚。
しかも彼は、
幼少期に命を救われた“恩人”がキクコであることを覚えていた――
年を取らぬ姿のままで。
永遠に老いない少女と、
彼女の真実を問わず選んだ自分ファーストな若き王。
王妃になどなる気はない。
けれど、逃げ続けることももうできない。
これは、
歴史の影に生きてきた少女が、
はじめて「誰かの隣」を選ぶかもしれない物語。
ざまぁも陰謀も押し付けない。
それでも――
この国で一番、誰よりも“強い”のは彼女だった。
田舎娘、追放後に開いた小さな薬草店が国家レベルで大騒ぎになるほど大繁盛
タマ マコト
ファンタジー
【大好評につき21〜40話執筆決定!!】
田舎娘ミントは、王都の名門ローズ家で地味な使用人薬師として働いていたが、令嬢ローズマリーの嫉妬により濡れ衣を着せられ、理不尽に追放されてしまう。雨の中ひとり王都を去ったミントは、亡き祖母が残した田舎の小屋に戻り、そこで薬草店を開くことを決意。森で倒れていた謎の青年サフランを救ったことで、彼女の薬の“異常な効き目”が静かに広まりはじめ、村の小さな店《グリーンノート》へ、変化の風が吹き込み始める――。
【完結】転生したら悪役継母でした
入魚ひえん@発売中◆巻き戻り冤罪令嬢◆
恋愛
聖女を優先する夫に避けられていたアルージュ。
その夜、夫が初めて寝室にやってきて命じたのは「聖女の隠し子を匿え」という理不尽なものだった。
しかも隠し子は、夫と同じ髪の色。
絶望するアルージュはよろめいて鏡にぶつかり、前世に読んだウェブ小説の悪妻に転生していることを思い出す。
記憶を取り戻すと、七年間も苦しんだ夫への愛は綺麗さっぱり消えた。
夫に奪われていたもの、不正の事実を着々と精算していく。
◆愛されない悪妻が前世を思い出して転身したら、可愛い継子や最強の旦那様ができて、転生前の知識でスイーツやグルメ、家電を再現していく、異世界転生ファンタジー!◆
*旧題:転生したら悪妻でした
【土壌改良】で死の荒野がSランク農園に!食べただけでレベルアップする野菜で、世界最強ギルド設立
黒崎隼人
ファンタジー
「え? これ、ただのトマトですよ?」
「いいえ、それは食べただけで魔力が全回復する『神の果実』です!」
ブラック企業で働き詰めだった青年は、異世界の名門貴族の三男・ノアとして転生する。
しかし、授かったスキルは【土壌改良】という地味なもの。
「攻撃魔法も使えない役立たず」と罵られ、魔物すら寄り付かない死の荒野へ追放されてしまう。
だが、彼らは知らなかった。
ノアのスキルは、現代の農業知識と合わせることで、荒れ果てた土地を「Sランク食材」が溢れる楽園に変えるチート能力だったことを!
伝説の魔獣(もふもふ)をキュウリ一本で手懐け、行き倒れた天才エルフを極上スープで救い出し、気づけば荒野には巨大な「農業ギルド」が誕生していた。
これは、本人がただ美味しい野菜を作ってのんびり暮らしたいだけなのに、周囲からは「世界を救う大賢者」と崇められてしまう、無自覚・最強の農業ファンタジー!
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
お気に入り・感想、宜しくお願いします。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
最愛の番に殺された獣王妃
望月 或
恋愛
目の前には、最愛の人の憎しみと怒りに満ちた黄金色の瞳。
彼のすぐ後ろには、私の姿をした聖女が怯えた表情で口元に両手を当てこちらを見ている。
手で隠しているけれど、その唇が堪え切れず嘲笑っている事を私は知っている。
聖女の姿となった私の左胸を貫いた彼の愛剣が、ゆっくりと引き抜かれる。
哀しみと失意と諦めの中、私の身体は床に崩れ落ちて――
突然彼から放たれた、狂気と絶望が入り混じった慟哭を聞きながら、私の思考は止まり、意識は閉ざされ永遠の眠りについた――はずだったのだけれど……?
「憐れなアンタに“選択”を与える。このままあの世に逝くか、別の“誰か”になって新たな人生を歩むか」
謎の人物の言葉に、私が選択したのは――
好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】
皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」
「っ――――!!」
「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」
クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。
******
・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる