男として育てられた公爵家の令嬢は聖女の侍女として第2の人生を歩み始めましたー友人経由で何故か帝国の王子にアプローチされておりますー

高井繭来

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本編で語られなかったイチャラブ事情

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 和菓子の歴史

 和菓子の歴史は、縄文時代までさかのぼる。木の実を粉砕して、水でアクを抜き丸めたもの。これが団子の始まりといわれている。

 その後、唐(現在の中国)との交流や茶の湯文化の発展などの影響を受けながら和菓子は進化。多様な素材を取り入れながら、製造や加工方法を発展させて、伝統的な技術を生かしつつも高品質で美しい形状の和菓子が、生み出されていった。

 その一方で、古くからの団子や餅が根強く好まれているのも、和菓子文化ならではの特徴。年中行事にも欠かせない和菓子は、日本の伝統文化と深く結びついて愛され続けている。

 さまざまな和菓子
 全国各地で、その土地ならではの農産物を生かして作り出される和菓子。

 素材が同じでも、それぞれの地域でまったく異なる加工方法で作られることがある。そのため、和菓子の種類はとても多く、分類が困難。ここでは、大まかに分類した一般的な和菓子の例を紹介する。

 ・餅もの:米を原料とした餅を使っている菓子のこと。他に、大福、おはぎなど。
 ・蒸しもの:蒸して作る菓子のこと。
 ・焼き菓子平鍋もの:焼いて作る菓子のうち、平鍋という銅板を使って焼く菓子のこと。他に、きんつばなど。
 ・オーブンもの:焼いて作る菓子のうち、オーブンを使って焼く菓子のこと。
 ・流しもの:型に流し込んで作る菓子のこと。他に、水ようかんなど。
 ・煉り(ねり)きり:餡(あん)を主体にして形を作る菓子のこと。他に、こなしなど。
 ・おかもの:別々に作ったものを最後に組み合わせた菓子のこと。
 ・打ち菓子:型に入れて打ち固めた後、取り出した菓子のこと。

 季節の移り変わりがはっきりしている日本。和菓子の世界でも、季節感をとても大事にしている。

 春はさくら餅、夏は水ようかんといったように、それぞれの時期だけに作られる和菓子があり、これらを通じて日本では四季の訪れを感じることができる。

 また、和菓子そのもので季節を表現することもある。例えば煉りきりでは、同じ素材を使いながら形状や色合いを変え、四季折々の美しさを形作っている。四季だけでなく、それぞれを6分割した二十四節気で表現することもあるのである。

「と、和菓子についてはこんなもんやなぁ。ワシはやっぱりタイガー屋の羊羹が1番やなぁ」

「そんな店カカンにありましたっけ?」

「おん、魔国での話や。アレはまた食べたいわ。もう魔国が滅んで随分になるし食べたくてももうタイガー屋の羊羹は食べられへんのやろうなぁ」

((魔国が滅びたのって50000年以上昔の話ののような…先輩何歳だ!?))

 どうやらカカンに人間として潜り込んでから既に1000年は経っている。
 最低でも1000歳以上と思い込んでいた、もしかしたら、否もしかしなくても、50000歳以上であることが先輩の発言から発覚した。

「うわぁ、そんなに美味しいなら僕も食べたいなぁ」

 ワンコがキラキラした眼差しを先輩に向けている。
 頂戴頂戴、状態のワンコそのものだ。

「ごめんなぁワンコ、ワシ流石に滅びた国のお菓子を出すことは出来んのよ」

「そっかぁ………」

 あ、あ、シュンとしないで!
 何とかしてタイガー屋の羊羹なる物を手に入れられないかルーシュとジャスミンは頭を捻るが、コレと言って解決策は出てこなかった。
 何とかしてくれるならサイヒであろうが、そのサイヒに会うために和菓子トーナメントをするのだ。本末転倒と言うヤツである。

 取り合えずルーシュはアンドュアイスの頭を撫で撫でした。

「えへへ~ルーシュに撫でられちゃった♪」

 可愛い!可愛いが天元突破している。

「なぁそのワンコやっぱワシにくれへん?」

「先輩ステイ!!」

「部下に怒られた………(´;ω;`)ウゥゥ」

 多分嘘泣きだ。イヤ、絶対嘘泣きだ。アンドュアイスの関心を引きたいだけだろう。

 だがこのやり取りを見て、ルーシュは何か見た事ある光景だなぁと思った。
 よく「ステイ」されている誰かが居たような。
 その人物が解決の糸口を持っているような?

 しかし今は和菓子トーナメントの開催を決めるのが先だ。
 ルーシュは頭にふと浮かんだ不明慮な記憶は無かったことにしたのだった。
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