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犬にかまれたようなもの・・・どころではありませんでした
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そうして侍女たちの暴走(?)によって、妙にいろいろと覚悟を決めさせられたまま──。
しかし初夜どころか、公爵様は一向に戻ってこなかった。
そのまま一週間、二週間……そして一ヶ月。
『時間切れで、公爵様が勝手に呪いで死ぬのは、私の責任ではないはず。もし公爵様が呪いで死んだら、私が未亡人としてここの主になって、薬草を使った事業でも興そうかしら?』
私がすっかり公爵家の生活に慣れ始め、そんな日々を当たり前だと思い始めた頃。
「奥様!! 公爵様が……!」
突然ざわつく、玄関ホール。
「公爵様が、戻られました!!」
その声を聞いた瞬間、侍女たちは一斉に騒ぎ出す。
「きゃーー! 奥様、ついに決戦の時が来ましたわ! 準備を!」
「まずはドレス、ではなく入浴かしら? 香油はドコ? あと、あの下着は? 完全装備で挑まないと!」
「今日こそは、絶対に奥様に勝利を!」
まるで示し合わせたかのように、一秒も無駄にすまいと、動き始める。
「でも、どこかお怪我をされているかもしれませんし……。」
「あの戦闘狂が、怪我などしませんわ。」
「唾でもつけておけば治る程度です。」
主に対して、ずいぶんないいようである。
「ちょっと待ってください!実はまだ心の準備が……」
公爵様の体調も心配だが、それ以上に『公爵様と無事に夫婦になるための講義』は刺激が強すぎて、私にとっては不安でしかない。
といいますか。
正直、私にできる気がしない。
しかし。
侍女たちは、まるで魔物討伐に意気揚々と出かけた公爵様同様、目をランランと輝かせて、私をドレスルームへと連れて行った。
「奥様!! ついに“決戦の夜”が来るのですわ!!!」
「私、まだコツがつかめておりませんが。」
──そう叫ぶ私の声は、
「実践あるのみです!」
何故か自信満々な皆さんの笑顔で、瞬時にかき消されてしまった。
◆ ◆ ◆
そして、一ヶ月ぶりに帰還した公爵様は──
血と泥にまみれたまま、意気揚々と、いつも以上にきれいに整えられたお屋敷の中へと入ってきた。
その姿を見た途端、侍女たちは全員叫びだす。
「どうして、いかにも『殺戮を行使してきました』みたいな格好のまま、戻ってくるのですか!」
「貴方は、ムードを作り出す努力をしないのですか!!」
「これだから男という生き物はーーー!!」
出迎えた侍女達に、歓迎どころか説教を言い渡されるこのお屋敷の主。
一緒にいた騎士達は、とばっちりを受けまいとじりじりと公爵様から距離をとっている。
「いつもは怒らない……」
「今は、違いますでしょう!」
公爵様の言葉は、侍女の一言で一刀両断されてしまった。
「ここは、私の屋敷………」
「お黙りなさい、そして今すぐ、湯浴みをなさい! 本当に血生臭いです!」
「奥様がその匂いでお倒れになったら、どうするおつもりですか!」
侍女達の迫力に押され、『臭い』といわれた公爵様は、とてもショックを受けた顔をしていらっしゃる。
「こ、公爵様は、これでも奥様に気を遣って、急いでお戻りに……。」
公爵様をフォローしようと、騎士の一人がそう申し出たのだが。
「あなたたちも、同罪です!そこにお座りなさい!」
何故か公爵様の背後では、騎士一同が玄関入り口で、真横一列に正座させられ、侍女長の説教を受けている。
他の侍女達は、その場で置物のように固まっている公爵様を浴場へと引っ張っていった。
「奥様、汚れますのであちらに行きましょう。『君子危うきに近寄らず』という言葉が、遙か東の国にあるそうです。」
何かを悟った執事に誘導され、私はテラスでお茶をして待つことにした。
頭の中は、今夜のことでいっぱいである。
「私、無事に事を成すことができるのかしら………。」
皆さんのプレッシャーをじりじりと肌で感じながら、なぜか空気の重苦しい食事をし、気がつけば公爵様の寝室で二人っきり。
目の前では、とても疲れた様子で爆睡をしている、公爵様。
改めてと言いますか、初めてじっくりとお顔を拝見したのですが。
寝顔が、まるで『神』。
「殿方の中には、こんなにも綺麗な人がいるのね……。」
眠っているのをいいことに服を脱がせておきながら、なぜだろう。
今さらになって、綺麗なものを、これから私が汚してしまうような――そんな背徳感に、胸の奥がざわついていた。
「で、でもそうしないと、公爵様が呪いで、お命が……」
そう考えていた時である。
「きゃっ!」
突然、公爵様が上半身を起き上がらせた。
気がつけば、ベッドの上で組み敷かれている私。
その瞬間──
「……ユリアーナ……逃げるな……」
「え、えええ!? ね、寝言!? なんでそんな……!」
寝ぼけているのか、意識が半分だけ覚醒しているのか。
彼の声には妙な熱がこもっていて、心臓が破裂しそうになる。
そして、私の顔をゆっくりと覗き込むように近づけ──
その金の瞳が、ゆらりと揺れた。
「……綺麗だ……触れたい……」
「ちょ、ちょっと待ってください公爵様!? あ、あの、私まだ心の準備というか、その……!」
体の筋肉の付き方も、めちゃくちゃ綺麗なんですけど?
貴方は生きる美術品か何かですか?
腹筋バッキバキに割れているなんて、服の上からは分かりませんでしたわ。
その潤んだ瞳も、その熱も、その声までも。
全てが、さっきまで寝ていたはずの“神様みたいな美貌の貴公子”のものとは思えない。
というか、色気がすごすぎる。
これ絶対危険!
めちゃくちゃ反則!
その熱を帯びた視線も、荒い息も、どこか現実味がなくて。
まるで深い眠りの底から引きずり出された人のようだった。
というか、そんな変な声を出さないでください。
私まで変な気持ちになってしまいそうなんですけど!
確か、私が主導権を握っていたはずでは?
寝ている隙に一回だけ事を終わらせればそれで任務完了だったのでは?
侍女の皆さんの教えによる、あのイメージトレーニングの意味は?
いろんな事を考えているうちに、何故か公爵様の主導でどんどん事が突き進んでいき……。
気がつけば、朝でした。
「い、一睡もできていないとか……。」
酷い! 酷すぎる!
一回どころの話ではなかったのだ。
回数なんて数えていませんが、隣で静かな寝息を立てて天使の笑みをたたえているこの男は、ついさっきまで口に出すのもはばかるほどに……本当に凄かった。
見た目の美しさとは、一体何なのか。
この細マッチョの体力は、一体どうなっているのか!
中身あれってどうなの!?
何度、気を失いそうになったことか。
というか、世の奥様方……皆さん本当に体力がおありなのですね?
私はもうこれっきりで勘弁願いたいのですが。
というかもう、これで一生分しましたよね?
これからは、もうしなくていいですよね!?
「全身が激痛で、脱走計画が……」
ちまたの噂では、『ちょっと犬に噛まれたようなもの』程度のはずだと聞いていたのに!
解放された安堵と疲労のせいか、不覚にもその場で眠ってしまったのであった。
しかし初夜どころか、公爵様は一向に戻ってこなかった。
そのまま一週間、二週間……そして一ヶ月。
『時間切れで、公爵様が勝手に呪いで死ぬのは、私の責任ではないはず。もし公爵様が呪いで死んだら、私が未亡人としてここの主になって、薬草を使った事業でも興そうかしら?』
私がすっかり公爵家の生活に慣れ始め、そんな日々を当たり前だと思い始めた頃。
「奥様!! 公爵様が……!」
突然ざわつく、玄関ホール。
「公爵様が、戻られました!!」
その声を聞いた瞬間、侍女たちは一斉に騒ぎ出す。
「きゃーー! 奥様、ついに決戦の時が来ましたわ! 準備を!」
「まずはドレス、ではなく入浴かしら? 香油はドコ? あと、あの下着は? 完全装備で挑まないと!」
「今日こそは、絶対に奥様に勝利を!」
まるで示し合わせたかのように、一秒も無駄にすまいと、動き始める。
「でも、どこかお怪我をされているかもしれませんし……。」
「あの戦闘狂が、怪我などしませんわ。」
「唾でもつけておけば治る程度です。」
主に対して、ずいぶんないいようである。
「ちょっと待ってください!実はまだ心の準備が……」
公爵様の体調も心配だが、それ以上に『公爵様と無事に夫婦になるための講義』は刺激が強すぎて、私にとっては不安でしかない。
といいますか。
正直、私にできる気がしない。
しかし。
侍女たちは、まるで魔物討伐に意気揚々と出かけた公爵様同様、目をランランと輝かせて、私をドレスルームへと連れて行った。
「奥様!! ついに“決戦の夜”が来るのですわ!!!」
「私、まだコツがつかめておりませんが。」
──そう叫ぶ私の声は、
「実践あるのみです!」
何故か自信満々な皆さんの笑顔で、瞬時にかき消されてしまった。
◆ ◆ ◆
そして、一ヶ月ぶりに帰還した公爵様は──
血と泥にまみれたまま、意気揚々と、いつも以上にきれいに整えられたお屋敷の中へと入ってきた。
その姿を見た途端、侍女たちは全員叫びだす。
「どうして、いかにも『殺戮を行使してきました』みたいな格好のまま、戻ってくるのですか!」
「貴方は、ムードを作り出す努力をしないのですか!!」
「これだから男という生き物はーーー!!」
出迎えた侍女達に、歓迎どころか説教を言い渡されるこのお屋敷の主。
一緒にいた騎士達は、とばっちりを受けまいとじりじりと公爵様から距離をとっている。
「いつもは怒らない……」
「今は、違いますでしょう!」
公爵様の言葉は、侍女の一言で一刀両断されてしまった。
「ここは、私の屋敷………」
「お黙りなさい、そして今すぐ、湯浴みをなさい! 本当に血生臭いです!」
「奥様がその匂いでお倒れになったら、どうするおつもりですか!」
侍女達の迫力に押され、『臭い』といわれた公爵様は、とてもショックを受けた顔をしていらっしゃる。
「こ、公爵様は、これでも奥様に気を遣って、急いでお戻りに……。」
公爵様をフォローしようと、騎士の一人がそう申し出たのだが。
「あなたたちも、同罪です!そこにお座りなさい!」
何故か公爵様の背後では、騎士一同が玄関入り口で、真横一列に正座させられ、侍女長の説教を受けている。
他の侍女達は、その場で置物のように固まっている公爵様を浴場へと引っ張っていった。
「奥様、汚れますのであちらに行きましょう。『君子危うきに近寄らず』という言葉が、遙か東の国にあるそうです。」
何かを悟った執事に誘導され、私はテラスでお茶をして待つことにした。
頭の中は、今夜のことでいっぱいである。
「私、無事に事を成すことができるのかしら………。」
皆さんのプレッシャーをじりじりと肌で感じながら、なぜか空気の重苦しい食事をし、気がつけば公爵様の寝室で二人っきり。
目の前では、とても疲れた様子で爆睡をしている、公爵様。
改めてと言いますか、初めてじっくりとお顔を拝見したのですが。
寝顔が、まるで『神』。
「殿方の中には、こんなにも綺麗な人がいるのね……。」
眠っているのをいいことに服を脱がせておきながら、なぜだろう。
今さらになって、綺麗なものを、これから私が汚してしまうような――そんな背徳感に、胸の奥がざわついていた。
「で、でもそうしないと、公爵様が呪いで、お命が……」
そう考えていた時である。
「きゃっ!」
突然、公爵様が上半身を起き上がらせた。
気がつけば、ベッドの上で組み敷かれている私。
その瞬間──
「……ユリアーナ……逃げるな……」
「え、えええ!? ね、寝言!? なんでそんな……!」
寝ぼけているのか、意識が半分だけ覚醒しているのか。
彼の声には妙な熱がこもっていて、心臓が破裂しそうになる。
そして、私の顔をゆっくりと覗き込むように近づけ──
その金の瞳が、ゆらりと揺れた。
「……綺麗だ……触れたい……」
「ちょ、ちょっと待ってください公爵様!? あ、あの、私まだ心の準備というか、その……!」
体の筋肉の付き方も、めちゃくちゃ綺麗なんですけど?
貴方は生きる美術品か何かですか?
腹筋バッキバキに割れているなんて、服の上からは分かりませんでしたわ。
その潤んだ瞳も、その熱も、その声までも。
全てが、さっきまで寝ていたはずの“神様みたいな美貌の貴公子”のものとは思えない。
というか、色気がすごすぎる。
これ絶対危険!
めちゃくちゃ反則!
その熱を帯びた視線も、荒い息も、どこか現実味がなくて。
まるで深い眠りの底から引きずり出された人のようだった。
というか、そんな変な声を出さないでください。
私まで変な気持ちになってしまいそうなんですけど!
確か、私が主導権を握っていたはずでは?
寝ている隙に一回だけ事を終わらせればそれで任務完了だったのでは?
侍女の皆さんの教えによる、あのイメージトレーニングの意味は?
いろんな事を考えているうちに、何故か公爵様の主導でどんどん事が突き進んでいき……。
気がつけば、朝でした。
「い、一睡もできていないとか……。」
酷い! 酷すぎる!
一回どころの話ではなかったのだ。
回数なんて数えていませんが、隣で静かな寝息を立てて天使の笑みをたたえているこの男は、ついさっきまで口に出すのもはばかるほどに……本当に凄かった。
見た目の美しさとは、一体何なのか。
この細マッチョの体力は、一体どうなっているのか!
中身あれってどうなの!?
何度、気を失いそうになったことか。
というか、世の奥様方……皆さん本当に体力がおありなのですね?
私はもうこれっきりで勘弁願いたいのですが。
というかもう、これで一生分しましたよね?
これからは、もうしなくていいですよね!?
「全身が激痛で、脱走計画が……」
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