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第54話 新入学
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出雲と美桜は家から出て、最寄りの駅へと歩いて行く。新生活シーズンともあり、そこには初々しい自身と同じ新入学生や新社会人といった人達が緊張をしながら歩いている。
美桜は私達もピカピカの一年生ねと無邪気な笑顔で出雲に言っているが、出雲は緊張感が強まってきており、今にも吐きそうな程であった。美桜はそんな出雲の様子を察したのか、出雲の背中を軽く叩いた。
「急にどうしたの? 背中叩いて」
出雲の言葉に美桜が、緊張しているみたいだからと返す。出雲はそんなに緊張感が出てるのかと思うと、美桜が和らげてくれたんだなと笑顔になった。出雲と美桜の二人は、最寄り駅に入り電車に乗ると、途中の駅で一回乗り換えて国立中央魔法学校がある中央魔法学校駅に到着をした。
現在時刻は七時三十分であり、集合時刻である八時十五分までは余裕があった。出雲と美桜は駅から出ると、駅前の広さに驚いていた。中央魔法学校駅前は大きな広いロータリーとなっており、車が多数止まっていたりロータリー前には警備員などもいた。
ロータリー以外にも商店街や学生街と思えるような書店や研究施設、公園に多数の大きな縦長のビルが建設されていた。出雲はこの駅の周囲を見て学生の町みたいだと感じていた。
「この駅の周辺のことは知ってる?」
美桜が出雲に話しかけると、出雲は知らないとすぐに返答をした。美桜は歩きながら横にいる出雲にこの町の説明を始める。美桜はこの駅周辺一帯を国立中央魔法学校の私有地になっているんだよと言う。出雲はそれを聞いて、この辺り全部がと驚いていた。
「そ。 だから自由に建物建てられるし、他の学校と関係ない人たちに遠慮をする必要もないの」
そう言われた出雲は自由に施設建てられるのは良いことだと思った。出雲が頷いていると、美桜はさらに出雲に商店街などの商業施設も学生専用の商品が備えられているから足りないものは帰りに買ったりすればいいわよと言った。
「分かった! この町は凄すぎる! 学生のための町って感じだね!」
出雲は思ったことを率直に美桜に言うと、学生のことを考えているいい町だよねと笑顔で返答した。そんなことを話しながら駅から十分程歩いていると、目的地である国立中央魔法学校に到着をした。
国立中央魔法学校は全校生徒五百人が通学をしているこの世界の日本で有数の魔法を教育しているトップの学校である。魔法以外にも国語や数学などの科目も当然の如く教科として教えているが、魔法を教えている学校は国立中央魔法学校以外に専門的に教えている学校は二校あるのみである。
専門的に魔法を習って、後々活かしていきたいと思うためにはその狭き門を潜り抜けなければならない。出雲はその狭き門のさらに狭い門を潜り抜けたので、自身が受かったのは奇跡だったのかと思った。国立中央魔法学校は高等学校ながらに、その広い敷地面積も有名である。
全生徒が入っている本校舎が地下二階地上五階建ての横に広い長方形の縦元となっており、本校舎に加えて部室棟や研究棟、職員棟、講堂と目的に応じた施設が景観を損なわない程度に立ち並んでいる。
また、校庭やプールに中庭と職員や生徒達の癒しや運動にも欠かせない施設も存在している。出雲は美桜と共に校門に辿り着くと、その敷地の大きさや施設の多さ、そしてここから新しい人生が始まるといった期待に胸を膨らませていた。
「さ、校門を抜けて本校舎に行きましょう。 周りにも生徒や新入生が沢山いるわよ」
美桜がそう出雲に言うと、続々と生徒と思われる人達が校門を潜っていた。出雲は校門を見ながら通ると、校門の頂点に校章と思われる金色の六角形が付いていることに気がついた。それを美桜に聞こうとするも先を歩いているのに追いつこうと走ったことで忘れてしまった。
「あれ? そう言えば何か忘れているような……」
出雲が何かを思い出そうとすると、ズボンのポケットに入れているスマートフォンが鳴り出した。何かと思って取り出すと一通のメールが届いていた。
「誰から……ああああああああああああああ!」
出雲はその場に立ち尽くしていきなり大声をあげた。美桜は突然大声をあげた出雲の側に駆け寄ると何があったのと声をかける。
美桜は私達もピカピカの一年生ねと無邪気な笑顔で出雲に言っているが、出雲は緊張感が強まってきており、今にも吐きそうな程であった。美桜はそんな出雲の様子を察したのか、出雲の背中を軽く叩いた。
「急にどうしたの? 背中叩いて」
出雲の言葉に美桜が、緊張しているみたいだからと返す。出雲はそんなに緊張感が出てるのかと思うと、美桜が和らげてくれたんだなと笑顔になった。出雲と美桜の二人は、最寄り駅に入り電車に乗ると、途中の駅で一回乗り換えて国立中央魔法学校がある中央魔法学校駅に到着をした。
現在時刻は七時三十分であり、集合時刻である八時十五分までは余裕があった。出雲と美桜は駅から出ると、駅前の広さに驚いていた。中央魔法学校駅前は大きな広いロータリーとなっており、車が多数止まっていたりロータリー前には警備員などもいた。
ロータリー以外にも商店街や学生街と思えるような書店や研究施設、公園に多数の大きな縦長のビルが建設されていた。出雲はこの駅の周囲を見て学生の町みたいだと感じていた。
「この駅の周辺のことは知ってる?」
美桜が出雲に話しかけると、出雲は知らないとすぐに返答をした。美桜は歩きながら横にいる出雲にこの町の説明を始める。美桜はこの駅周辺一帯を国立中央魔法学校の私有地になっているんだよと言う。出雲はそれを聞いて、この辺り全部がと驚いていた。
「そ。 だから自由に建物建てられるし、他の学校と関係ない人たちに遠慮をする必要もないの」
そう言われた出雲は自由に施設建てられるのは良いことだと思った。出雲が頷いていると、美桜はさらに出雲に商店街などの商業施設も学生専用の商品が備えられているから足りないものは帰りに買ったりすればいいわよと言った。
「分かった! この町は凄すぎる! 学生のための町って感じだね!」
出雲は思ったことを率直に美桜に言うと、学生のことを考えているいい町だよねと笑顔で返答した。そんなことを話しながら駅から十分程歩いていると、目的地である国立中央魔法学校に到着をした。
国立中央魔法学校は全校生徒五百人が通学をしているこの世界の日本で有数の魔法を教育しているトップの学校である。魔法以外にも国語や数学などの科目も当然の如く教科として教えているが、魔法を教えている学校は国立中央魔法学校以外に専門的に教えている学校は二校あるのみである。
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全生徒が入っている本校舎が地下二階地上五階建ての横に広い長方形の縦元となっており、本校舎に加えて部室棟や研究棟、職員棟、講堂と目的に応じた施設が景観を損なわない程度に立ち並んでいる。
また、校庭やプールに中庭と職員や生徒達の癒しや運動にも欠かせない施設も存在している。出雲は美桜と共に校門に辿り着くと、その敷地の大きさや施設の多さ、そしてここから新しい人生が始まるといった期待に胸を膨らませていた。
「さ、校門を抜けて本校舎に行きましょう。 周りにも生徒や新入生が沢山いるわよ」
美桜がそう出雲に言うと、続々と生徒と思われる人達が校門を潜っていた。出雲は校門を見ながら通ると、校門の頂点に校章と思われる金色の六角形が付いていることに気がついた。それを美桜に聞こうとするも先を歩いているのに追いつこうと走ったことで忘れてしまった。
「あれ? そう言えば何か忘れているような……」
出雲が何かを思い出そうとすると、ズボンのポケットに入れているスマートフォンが鳴り出した。何かと思って取り出すと一通のメールが届いていた。
「誰から……ああああああああああああああ!」
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