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銀の鳥籠Ⅰ ルイ&サクヤ編
109 ネジが緩んでる?
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「どうしてココにいるの?」
呆然と呟いたルイ。まあ、それって、みんなの疑問だよな。
「何言ってるの? ルイのお目付役だったんだよ。最後まで責任持ってみないと無責任でしょう?」
教室に入ってきたのは見慣れた二人。まあ、制服は着てないけどさ。元書記と元会計。当然、元書記は背中に元会計を背負ってる。
「本当に補佐になったの?」
副会長が怠そうに訊いてきた。って、知ってたのかよ?!
「当たり前。押し付けたのは大人達でしょう。僕はここまできたら最後まで見届けるつもりなんだから」
「リッカは?」
ルイは元会計……、もう! 元元、面倒! 呼び捨てにしてやる! リッカに問い掛ける。
「……コウガの行くところに一緒に行く」
……相変わらず、眠そうだよな。
「いい加減、魔法で対処したらどう? 卒業したんだし、問題あるでしょう?」
ルイの言ってることは真っ当だよな。
「してはあるんだけど。癖になってるみたいで」
コウガは苦笑いだよな。そうだよな。よくよく見ると、二人の左手薬指に見慣れた指輪。
「ルイは僕達があれだけ大変な思いをして感情を教えたのに、サクヤと知識と記憶を共有するようになって、簡単に身につけ始めたのが、凄く気に食わないんだけど」
コウガが腕組んで微笑んでる。でも、目が笑ってない。よくよく周りを見れば、副会長も風紀委員長と副委員長も同じような表情。リッカだけ、いつもと同じ半分寝てるような顔してる。
「それは感謝してるよ」
ルイがへにゃと笑った。おい、空気読め。そのまま、受け取るなよ。嫌味を言われてんだって!
「会長って、天然?」
ユエが完全に外野とかしながら、オレに問い掛けてきた。
「天然じゃねぇと思うけどさ」
ある意味、素直なんだよな。変なところで純粋っていうか。
「イメージがガラッと変わったんだよ」
「イメージ?」
「そう。クールなイメージだったんだよな」
うん。今のルイにクールさは全くない。最近は顔の筋肉が若干、緩んでるし。
「と、言うことは、サクヤもそうだってことだよな」
「はあ?!」
「そうだろう。なんせ、会長の感情の先生はサクヤなんだからさ」
待て。オレはあそこまでネジは緩んでねぇぞ。ルイは偽物の微笑みを素直に受けとってる。オレ、あそこまで鈍くないぞ。
「今の会長だったら、悪意を向けられても気が付かなそうだよな」
「……それは流石に」
「絶対だって」
否定できないのが悔しいぞ。
「じゃあ、特Aの担任の補佐なの?」
ルイの声に、ユエと二人で視線を向ける。
「そう。まあ、授業も受け持つから。部屋も用意してくれたけどね」
へぇ、教師になったんだな。コウガは納得だけど、リッカは大丈夫なのか?
「別々?」
「リッカに授業ができると思うの? 常時、半分寝てるのに」
「気になったんだけどね」
ルイが小首を傾げる。
「なんでこんなに常時眠そうなの?」
「リッカの一族って、何かの鍵の役割をしてるみたいで。リッカ自身も何かの鍵をしてるんだって」
「なんの鍵?」
「知らないよ。教えてくれないし」
……魔法使いってなんでもありなんだな。じゃあ、あれか。オレとルイは門の一族とか言われるようになるのか? まあ、キンとギンがいなきゃ、成立しねぇけどさ。
「魔法使いって、よく分んねぇよな」
「サクヤに言われたくないと思うけど」
ユエよ。やっぱり、地味に失礼な発言するよな。それに慣れちゃってるオレも、問題あると思うけどよ。
呆然と呟いたルイ。まあ、それって、みんなの疑問だよな。
「何言ってるの? ルイのお目付役だったんだよ。最後まで責任持ってみないと無責任でしょう?」
教室に入ってきたのは見慣れた二人。まあ、制服は着てないけどさ。元書記と元会計。当然、元書記は背中に元会計を背負ってる。
「本当に補佐になったの?」
副会長が怠そうに訊いてきた。って、知ってたのかよ?!
「当たり前。押し付けたのは大人達でしょう。僕はここまできたら最後まで見届けるつもりなんだから」
「リッカは?」
ルイは元会計……、もう! 元元、面倒! 呼び捨てにしてやる! リッカに問い掛ける。
「……コウガの行くところに一緒に行く」
……相変わらず、眠そうだよな。
「いい加減、魔法で対処したらどう? 卒業したんだし、問題あるでしょう?」
ルイの言ってることは真っ当だよな。
「してはあるんだけど。癖になってるみたいで」
コウガは苦笑いだよな。そうだよな。よくよく見ると、二人の左手薬指に見慣れた指輪。
「ルイは僕達があれだけ大変な思いをして感情を教えたのに、サクヤと知識と記憶を共有するようになって、簡単に身につけ始めたのが、凄く気に食わないんだけど」
コウガが腕組んで微笑んでる。でも、目が笑ってない。よくよく周りを見れば、副会長も風紀委員長と副委員長も同じような表情。リッカだけ、いつもと同じ半分寝てるような顔してる。
「それは感謝してるよ」
ルイがへにゃと笑った。おい、空気読め。そのまま、受け取るなよ。嫌味を言われてんだって!
「会長って、天然?」
ユエが完全に外野とかしながら、オレに問い掛けてきた。
「天然じゃねぇと思うけどさ」
ある意味、素直なんだよな。変なところで純粋っていうか。
「イメージがガラッと変わったんだよ」
「イメージ?」
「そう。クールなイメージだったんだよな」
うん。今のルイにクールさは全くない。最近は顔の筋肉が若干、緩んでるし。
「と、言うことは、サクヤもそうだってことだよな」
「はあ?!」
「そうだろう。なんせ、会長の感情の先生はサクヤなんだからさ」
待て。オレはあそこまでネジは緩んでねぇぞ。ルイは偽物の微笑みを素直に受けとってる。オレ、あそこまで鈍くないぞ。
「今の会長だったら、悪意を向けられても気が付かなそうだよな」
「……それは流石に」
「絶対だって」
否定できないのが悔しいぞ。
「じゃあ、特Aの担任の補佐なの?」
ルイの声に、ユエと二人で視線を向ける。
「そう。まあ、授業も受け持つから。部屋も用意してくれたけどね」
へぇ、教師になったんだな。コウガは納得だけど、リッカは大丈夫なのか?
「別々?」
「リッカに授業ができると思うの? 常時、半分寝てるのに」
「気になったんだけどね」
ルイが小首を傾げる。
「なんでこんなに常時眠そうなの?」
「リッカの一族って、何かの鍵の役割をしてるみたいで。リッカ自身も何かの鍵をしてるんだって」
「なんの鍵?」
「知らないよ。教えてくれないし」
……魔法使いってなんでもありなんだな。じゃあ、あれか。オレとルイは門の一族とか言われるようになるのか? まあ、キンとギンがいなきゃ、成立しねぇけどさ。
「魔法使いって、よく分んねぇよな」
「サクヤに言われたくないと思うけど」
ユエよ。やっぱり、地味に失礼な発言するよな。それに慣れちゃってるオレも、問題あると思うけどよ。
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