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銀の鳥籠Ⅰ ルイ&サクヤ編
123 好きにしろよ……。
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とりあえず、カイトさんに話すのはもう少しあとだと頷き合った。毎週来ることをシロガネさんにも伝えて、ルイと二人で学校の寮に戻る。
部屋に入っていきなり後ろから抱き締められた。頭の中が一瞬、真っ白になる。
「ルイ?」
どうしたんだよ?
「サクヤのおかげで両親と普通に話せた」
俺の場合、言いたいこと言っただけなんだけどな。頭上から羽音がして、音を辿ると、ベニが元のサイズに戻って、クレナイと共に梟部屋に引っ込んだ。珍しいな。足元に視線を向けたら、キンとギンが部屋の片隅に置いてあるベッド代わりの籠の中で二匹で丸くなって寝に入る。
……おい。嫌な予感がすんだけど。どうして、いつも頭から降りるのを躊躇うベニと、じゃれ付いてくるキンとギンがそばから離れるんだ。いきなり体が壁に押し付けられて、両足を割るようにルイの太腿が入り込む。って、待て!
「んっ」
いきなり塞がれた唇。目の前にあるのは俺の姿を映した菫の瞳。若干、瞳が濡れたように見える。
「……まっ」
ルイの胸板を力の限り押して、待って欲しいと唇を開いたのがまずかった。滑りを帯びた弾力のある温かいモノが入り込んで来る。確かめる必要なんかない。角度を変えて、更に深い場所で存在を誇示してる。オレの舌が逃げようとすれば追いかけてきて、絡め取り刺激してくる。
耳に入ってくるのは卑猥な水音。息が続かない。鼻からすればいいのは分かってる。でも、体が動かないのと同様に、頭に霞がかかってくる。
いきなり貪られるように口内を動き回ったルイの舌が、ゆっくりと離れて行く。視界に入るのは舌と舌とを繋ぐ透明な糸。どうして、いきなり襲うんだよ。完全に油断してた。
「……一言」
「ごめんね。今まで我慢してたから」
「我慢?」
体の力が抜けていて、ルイの膝がオレの足の間になかったら、完全に腰砕けで座り込んでる。荒い息を吐きながら、ルイの顔に視線を向けた。
「サクヤには迷惑ばっかりかけてるし、両親のことにしてもそう。たくさん話せたんだ。でね、サクヤを抱きたいのを我慢してるって言ったんだ」
おい。いきなりなんの話ししてんだ。
「そうしたら父さんが、我慢をしていたら辛い思いをするのはサクヤだから、欲しくなったら抱かないと駄目だって」
「……」
オレが辛くなるってどういうことだよ。
「父さんが我慢していて、箍が外れて母さんに無理させた経験があるんだって。欲しくなるってことは性欲とは別に、魔力が淀み始めてもそう感じるんみたいなんだ」
循環相手を得るまでは淀んだままなんだろう? 今更、どうしてそうなるんだ?
「循環相手を得てしまうと、我慢という抑えが利かなくなるんだって」
そう言うことかよ。
「でもよ。一年近く、その、してねぇだろう?」
「しなくてもいい状況だったから。魔力を大量に消費してて問題なかっただけだよ。半年以上、大量に魔力を使ってないから」
そうか。オレがルイの魔力を吸収してるにしても、限界があるのか。覚悟はしてたけど、我慢してやがったのか。そうだよな。まだ、多少、幼児性が残ってるけど、それは仕方ねぇことだしな。まだまだ、甘えたりてねぇからだろうし。いくら、精神的に未熟だって言っても、成人前の男だし。早熟な子なら普通に興味を持つんだろうしさ。しかも、ルイはオレを抱いたことがあるから、我慢するのはキツイんだろうな。
「だから、サクヤが欲しい」
オレの耳元でルイはそっと囁いた。覚悟はしてた。あの感覚が嫌だとは思ってねぇ。だから、ルイを抱き締める。
「……好きにしろよ」
小さく同意の言葉を口にした。
部屋に入っていきなり後ろから抱き締められた。頭の中が一瞬、真っ白になる。
「ルイ?」
どうしたんだよ?
「サクヤのおかげで両親と普通に話せた」
俺の場合、言いたいこと言っただけなんだけどな。頭上から羽音がして、音を辿ると、ベニが元のサイズに戻って、クレナイと共に梟部屋に引っ込んだ。珍しいな。足元に視線を向けたら、キンとギンが部屋の片隅に置いてあるベッド代わりの籠の中で二匹で丸くなって寝に入る。
……おい。嫌な予感がすんだけど。どうして、いつも頭から降りるのを躊躇うベニと、じゃれ付いてくるキンとギンがそばから離れるんだ。いきなり体が壁に押し付けられて、両足を割るようにルイの太腿が入り込む。って、待て!
「んっ」
いきなり塞がれた唇。目の前にあるのは俺の姿を映した菫の瞳。若干、瞳が濡れたように見える。
「……まっ」
ルイの胸板を力の限り押して、待って欲しいと唇を開いたのがまずかった。滑りを帯びた弾力のある温かいモノが入り込んで来る。確かめる必要なんかない。角度を変えて、更に深い場所で存在を誇示してる。オレの舌が逃げようとすれば追いかけてきて、絡め取り刺激してくる。
耳に入ってくるのは卑猥な水音。息が続かない。鼻からすればいいのは分かってる。でも、体が動かないのと同様に、頭に霞がかかってくる。
いきなり貪られるように口内を動き回ったルイの舌が、ゆっくりと離れて行く。視界に入るのは舌と舌とを繋ぐ透明な糸。どうして、いきなり襲うんだよ。完全に油断してた。
「……一言」
「ごめんね。今まで我慢してたから」
「我慢?」
体の力が抜けていて、ルイの膝がオレの足の間になかったら、完全に腰砕けで座り込んでる。荒い息を吐きながら、ルイの顔に視線を向けた。
「サクヤには迷惑ばっかりかけてるし、両親のことにしてもそう。たくさん話せたんだ。でね、サクヤを抱きたいのを我慢してるって言ったんだ」
おい。いきなりなんの話ししてんだ。
「そうしたら父さんが、我慢をしていたら辛い思いをするのはサクヤだから、欲しくなったら抱かないと駄目だって」
「……」
オレが辛くなるってどういうことだよ。
「父さんが我慢していて、箍が外れて母さんに無理させた経験があるんだって。欲しくなるってことは性欲とは別に、魔力が淀み始めてもそう感じるんみたいなんだ」
循環相手を得るまでは淀んだままなんだろう? 今更、どうしてそうなるんだ?
「循環相手を得てしまうと、我慢という抑えが利かなくなるんだって」
そう言うことかよ。
「でもよ。一年近く、その、してねぇだろう?」
「しなくてもいい状況だったから。魔力を大量に消費してて問題なかっただけだよ。半年以上、大量に魔力を使ってないから」
そうか。オレがルイの魔力を吸収してるにしても、限界があるのか。覚悟はしてたけど、我慢してやがったのか。そうだよな。まだ、多少、幼児性が残ってるけど、それは仕方ねぇことだしな。まだまだ、甘えたりてねぇからだろうし。いくら、精神的に未熟だって言っても、成人前の男だし。早熟な子なら普通に興味を持つんだろうしさ。しかも、ルイはオレを抱いたことがあるから、我慢するのはキツイんだろうな。
「だから、サクヤが欲しい」
オレの耳元でルイはそっと囁いた。覚悟はしてた。あの感覚が嫌だとは思ってねぇ。だから、ルイを抱き締める。
「……好きにしろよ」
小さく同意の言葉を口にした。
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