銀の鳥籠

善奈美

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銀の鳥籠Ⅰ ルイ&サクヤ編

126 食べ物じゃない!

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 興奮してるって自覚はあった。でも、それ以上に体が、奥底に潜む魔力が異常に反応してる。久しぶりに受け入れる場所にルイの指が触れて、必要以上に体がビクついた。
 
「ここ、濡れてる」
「……ぅん」
 
 自発的に濡れる場所じゃねえし。しかも、これからする行為は、明らかに使用目的と違う。出す場所に入れるんだ。でも、その場所で快感を得られることを、オレの体は知ってる。ルイがオレの様子を伺うように、指を入れてきた。
 
「……はぁ、……んぅ」
 
 浅い場所を行き来する滑った感触。痛みよりも、ぞわりとした感覚が背を走る。内股の柔らかい肌をルイは刺激してくる。ときどき襲うチクリとした感覚が、そこに鮮やかな紅を散らしてるって頭の片隅で認識した。
 
 オレ自身が萎えていないのを確認したのか、指一本分を奥まで挿入してきた。今日は香油を使っていない。オレ自身が流す先走りを使われてるって思うと羞恥が湧く。そう考えた瞬間、体が今まで以上に跳ねた。
 
「やっ……ぁああ!」
 
 ルイがフンワリ微笑んだのを目の端で捕らえた。何度もそこを攻められ、中がうねるのが分かる。ルイの指に吸い付いてるオレの中。一度引き抜かれた指が、更なる圧迫感を伴って押し入ってきた。指が増えたって思っても、そこは貪欲に飲み込んでいく。
 
 最初は確かにピリリとした痛みがあった。でもさ、そんなのは本当に最初だけで、ゆっくりと解される行為に、体の奥が焦れ始める。ゆっくり丁寧にしてくれてるって分かってるのに、息が異常に上がってる。
 
「……ひぅ!」
 
 感じる場所を刺激されて、身体が仰け反った。
 
「サクヤの良い場所、ここだよね」
「あ……、や、やぁ!」
 
 ビリビリとした感覚が体を震わせる。必死でそれに耐えようとするけど、そう思うとまるで察したように、ルイが強くそこを刺激してくる。快感を逃がすために忙しなく息を吐き出すけど、追い付いていかない。
 
「……んぅ! ……ぅそっ!」
 
 勃ち上がっているオレ自身にネットリとした温かい感触。恐る恐る視線を向けると。躊躇いなくオレのモノを口に含んでいるルイが視界に入った。前と後ろを同時に攻めるの止めろ! しかも、後ろの圧迫感が強くなった。もしかして、指が増えたのか?! 後ろは指で犯されて、前はルイの口の中で強い刺激を受け続ける。少し抑えて欲しいのに、口から出るのは喘ぎ声だけって。
 
「やぁ! やっ……。ふぅ……、ヒッ……、あっ、あああああぁぁ!」
 
 指が感じる場所を強く刺激して、前をいきなり吸い上げられた。そんなことされたら、我慢が利かねぇって! 体が強張って、思いっきり吐き出した熱。強すぎる快感に数度に分けて吐き出してるのがはっきりと感じられる。って、まだ、幼児性抜けてねぇのに、こっちの知識をフル活用できるってどうなのよ?
 
「はぁ……少し手加減して……」
 
 オレはまだ、この行為三回目の初心者なんだよ! って、ルイもじゃねぇのか?! それにさ、オレの吐き出したモノどこに行った……。オレ……、ルイの口の中に出したんだけど?! 微かに何かを飲み込む音が耳に入るし。
 
「ずっと想像してたから。もう、目の前に本物が居るかと思うと抑えが利かなくて」
 
 ペロッとオレのまだ、緩く勃ち上がってるモノの先端を舐めながら言うな! で、オレの出したモノ、平気な顔して飲むな! しかも、まだ、後ろに圧迫感があって、微妙に動かして刺激してるし!
 
「……ちょっと、……あっぁ、まっ……」
 
 達したばっかりで、その緩い刺激も辛いんだってぇ! 立て続けはついてけねぇの!
 
「待つのは無理だよ。サクヤが美味しそうで」
 
 良い顔で笑うな! そして、本格的に攻めに入るな! それに、オレは食べ物じゃねぇ!
 
 
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