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銀の鳥籠Ⅰ ルイ&サクヤ編
128 甘い考え
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オレの考えが甘かった。最初の頃のルイと違いすぎていて、油断したんだよな。あのあと、結局、抜かないまま、二回もやられた。当然、最後の方は意識なんかねぇよ。声出しすぎて喉はヒリついてるし。腰も痛いっていうか怠い? あそこはまだ、何か入ってるような感覚が残ってっし。
辺りを見渡したらまだ、薄暗い。寮に戻ってきて直ぐに襲われたからさ。晩ご飯食べてねぇし。横に視線を向ければルイが気持ち良さそうに寝てやがる。掛け布団がルイから肌蹴ないように気を付けて体を起こす。枕を避けてそこに座り込んだ。
薄暗くてもオレの体の状態がよく分かる。よくもまあ、ここまで跡付けたよな。太腿の内側も見事に所有痕だらけだ。しかも、歯型も残ってるし。
そこまで考えて、あれ? って思ったんだ。体がベタついてねぇし。それにシーツもサラッとしてたよな。後ろも違和感はあるけど何かが残ってるような感覚はねぇ。まあ、嵌り込んだ違和感は拭えてねぇけど。
「……ん、起きたの?」
「……目が覚めた」
わあ、スゲェ声。ガラガラだ。
「オレが起こしたのか?」
「違うよ。うつらうつらしてただけ。お腹空いてんじゃないかと思って」
確かにお腹は空いてるけどさ。
「体洗ってくれたのか?」
「うん。お風呂に入ったから」
風呂入ったってことは、シーツは妖精が替えたのか。事後の処理を妖精がするって。凄い抵抗があるんだけどよ。って、お風呂に入ったんなら、何か着せてくれよ!
「どうして、何も身につけてねぇんだよ?」
「ん? その方が楽でしょう? 締め付けないし」
「……羞恥心はねぇのか?」
「今更でしょう? もっと凄いところも見てるし。触れてるしね」
その言葉にオレの顔が発火した。ボンッて火を吹く勢いの恥ずかしさだ!
「真っ赤だよ」
「恥ずかしくて死ねる」
普通、同性の裸なんて、欲望の対象になり得ねぇだろう! それがさ、この学校に来てから、考えが百八十度変わったんだって! ここの奴ら、恋愛対象が同性な上に、魔力が強いと結婚相手まで同性だ。なにか体を隠す物って視線を泳がせたら、頭からなにかを被せられた。
「はい。手を出して」
言われるまま、両手を出す。……手が袖から出ねぇんだけど。これ、ルイのシャツだよな。
「下まで隠れるし、これでいいでしょう?」
「待て。下着身に付けてぇんだけど」
「その姿、艶っぽいから」
おい。頬赤らめて嬉しそうに言うな。しかも、ルイは上は裸で下は身につけてやがる! どうしてオレだけ裸なんだ!
「それに、サクヤの肌って触り心地いいんだよ」
「……」
その、微妙なオヤジ発言やめてくれ。触り心地がいいって、女じゃあるまいし、柔らかさの欠片もねぇだろうが?! 肉付き良いならまだしも、脂肪の一つも付いてねぇし。
「誰にも見せたくないけど、自慢はしたいよね」
頼むから、羞恥を煽る発言はやめてくれ。脱力する。
「どうして自分だけ下穿いてんだよ」
「そんなの、サクヤに無理させたくないからに決まってるでしょう」
……今のは聞こえなかったことにしよう。恐ろしいことを面っと言い切ったぞ。これ以上は体力落ちてるオレには拷問だ。
「お互い裸だと襲う自信ある」
そんな自信いらねぇよ。それによ、魔力の循環ってそんなに一度に何回もしねぇといけないのか?
「サクヤの場合、一回で十分なんだけど。私の欲望が一回で済むはずないでしょう」
「……」
つまり、もう一回のおねだりは、性欲のみだったのか。一回じゃなく二回だったけどな!
「これでも、抑えたんだよ」
定期的にしないと身が持たねぇって! オレはガックリと肩を落とした。
辺りを見渡したらまだ、薄暗い。寮に戻ってきて直ぐに襲われたからさ。晩ご飯食べてねぇし。横に視線を向ければルイが気持ち良さそうに寝てやがる。掛け布団がルイから肌蹴ないように気を付けて体を起こす。枕を避けてそこに座り込んだ。
薄暗くてもオレの体の状態がよく分かる。よくもまあ、ここまで跡付けたよな。太腿の内側も見事に所有痕だらけだ。しかも、歯型も残ってるし。
そこまで考えて、あれ? って思ったんだ。体がベタついてねぇし。それにシーツもサラッとしてたよな。後ろも違和感はあるけど何かが残ってるような感覚はねぇ。まあ、嵌り込んだ違和感は拭えてねぇけど。
「……ん、起きたの?」
「……目が覚めた」
わあ、スゲェ声。ガラガラだ。
「オレが起こしたのか?」
「違うよ。うつらうつらしてただけ。お腹空いてんじゃないかと思って」
確かにお腹は空いてるけどさ。
「体洗ってくれたのか?」
「うん。お風呂に入ったから」
風呂入ったってことは、シーツは妖精が替えたのか。事後の処理を妖精がするって。凄い抵抗があるんだけどよ。って、お風呂に入ったんなら、何か着せてくれよ!
「どうして、何も身につけてねぇんだよ?」
「ん? その方が楽でしょう? 締め付けないし」
「……羞恥心はねぇのか?」
「今更でしょう? もっと凄いところも見てるし。触れてるしね」
その言葉にオレの顔が発火した。ボンッて火を吹く勢いの恥ずかしさだ!
「真っ赤だよ」
「恥ずかしくて死ねる」
普通、同性の裸なんて、欲望の対象になり得ねぇだろう! それがさ、この学校に来てから、考えが百八十度変わったんだって! ここの奴ら、恋愛対象が同性な上に、魔力が強いと結婚相手まで同性だ。なにか体を隠す物って視線を泳がせたら、頭からなにかを被せられた。
「はい。手を出して」
言われるまま、両手を出す。……手が袖から出ねぇんだけど。これ、ルイのシャツだよな。
「下まで隠れるし、これでいいでしょう?」
「待て。下着身に付けてぇんだけど」
「その姿、艶っぽいから」
おい。頬赤らめて嬉しそうに言うな。しかも、ルイは上は裸で下は身につけてやがる! どうしてオレだけ裸なんだ!
「それに、サクヤの肌って触り心地いいんだよ」
「……」
その、微妙なオヤジ発言やめてくれ。触り心地がいいって、女じゃあるまいし、柔らかさの欠片もねぇだろうが?! 肉付き良いならまだしも、脂肪の一つも付いてねぇし。
「誰にも見せたくないけど、自慢はしたいよね」
頼むから、羞恥を煽る発言はやめてくれ。脱力する。
「どうして自分だけ下穿いてんだよ」
「そんなの、サクヤに無理させたくないからに決まってるでしょう」
……今のは聞こえなかったことにしよう。恐ろしいことを面っと言い切ったぞ。これ以上は体力落ちてるオレには拷問だ。
「お互い裸だと襲う自信ある」
そんな自信いらねぇよ。それによ、魔力の循環ってそんなに一度に何回もしねぇといけないのか?
「サクヤの場合、一回で十分なんだけど。私の欲望が一回で済むはずないでしょう」
「……」
つまり、もう一回のおねだりは、性欲のみだったのか。一回じゃなく二回だったけどな!
「これでも、抑えたんだよ」
定期的にしないと身が持たねぇって! オレはガックリと肩を落とした。
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