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銀の鳥籠Ⅰ ルイ&サクヤ編
129 気になって仕方ない!
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寮の部屋に応接セットがあるのにも驚いたけど、食卓テーブルもあるんだよな。ここ、普通の部屋かって。一応、学校に付属してる寮だろう?
「はい」
目の前に出されたのは、できたてのホカホカの湯気が上がったフレンチトースト。どうしてそう、普通に作ってくるんだ。フレンチトーストの上には多分、メイプルシロップが掛かってて、ホイップクリームまで添えられてる。カップに注がれてるのはホットミルク。
「ミルクにはハチミツ入れてあるから、喉に良いよ」
至れり尽くせりだな。サラダと果物、野菜スープまで目の前に並べられる。ここはどこぞのホテルか?!
「どうしたの?」
「こんなの、いつ用意したんだよ」
「お風呂に入って、休む前に」
忠実すぎる。オレには絶対できねぇよ。手を合わせて「いただきます」と言ったまではよかった。袖が長すぎてフォークもナイフも掴めねぇし。袖を捲り上げて、フォークとナイフを持ち、フレンチトースト切り分けてを頬張る。甘さ控えめだな。オレの目の前の席でルイも同じようにフレンチトーストを口に運ぶ。……食べ方まで優雅とか嫌味か!
「訊きてぇんだけど」
「なに?」
「クレハさんに我慢するとオレが大変だって言われたんだろう?」
昨日のも十分、負担だったけどな!
「そうだよ」
「つまり、カエデさんが大変だったってことだろう?」
「そうみたい」
「具体的には?」
「三日、離さなかったんだって」
「三日?!」
待て待て、三日って朝昼晩の三日間かよ?!
「夜だけって意味じゃねぇよな?」
「それだったら普通でしょう? ライカなんか、毎日、ユエを抱いてるみたいだけど?」
「はい?!」
毎日って、身が持たねぇだろうが?!
「ユエはサクヤと違って、半々だから、浄化力も劣るんだよ。それは母さんにも言えてね。ライカが毎日なのは負担を軽くするためだから」
つまりだ。クレハさんは我慢しすぎて、限界になって、野獣化したってことかよ。
「ルイは?」
「私の場合はサクヤの能力が凄いからね。多分、一週間に一回くらいで問題ないと思うよ。普段、サクヤが魔力を吸収してくれてるし」
「それも効果あるのかよ?」
「あるよ。使い切れずに溜まるのが問題なんだから。サクヤみたいに常時、放出している魔法使いは淀みようがないけどね。とは言っても、放出型で吸収型の魔法使いは稀だけど。サクヤ以外ではコウガしか知らないし」
そんなに珍しいのかよ。それにさ。もう一つ、疑問があるんだよな。
「あのよ」
「ん?」
「オレは循環しなくても問題ねぇんだよな?」
「そうだね」
「半々の魔力って、ユエもだしさ、クレハさんとカエデさんもだろう? それって……」
お互いが求めるのか?
「もしかして、どっちもって言いたいの?」
「そう」
「基本的に受ける方が癒しの魔力を多く持ってるんだよ。だから、求めることもあるだろうけど、相手ほどじゃない」
「副会長は?」
「ライカは私と同じで破壊の魔力だけなんだよ。強さは劣るけどね。だから、その魔力に耐えうる器の魔法使いを探すのは困難なんだ。ユエは隠れの魔力だったでしょう? だから、近くまで行かないとライカでも分からなかったんだよ。ある意味、サクヤのおかげでライカは相手を得られたんだ」
あのとき、ユエはかなり動揺してたんだよな。初等部からいたのに、って言ってたしさ。近付かないと分からないのか。納得だ。
「もう一つ」
「今度はなに?」
実はスゲェ気になってたんだよな。
「同性の夫婦の遺伝子から孵化する命はさ、両親と同じ性別なのか?」
ルイは思いっきり目を見開いた。だってよ、クレハさんとカエデさんの子は同じ性別のルイだろう? なんとなくだけどさ、副会長とかの親も同性のような気がするだって。気になって仕方ねぇの!
「はい」
目の前に出されたのは、できたてのホカホカの湯気が上がったフレンチトースト。どうしてそう、普通に作ってくるんだ。フレンチトーストの上には多分、メイプルシロップが掛かってて、ホイップクリームまで添えられてる。カップに注がれてるのはホットミルク。
「ミルクにはハチミツ入れてあるから、喉に良いよ」
至れり尽くせりだな。サラダと果物、野菜スープまで目の前に並べられる。ここはどこぞのホテルか?!
「どうしたの?」
「こんなの、いつ用意したんだよ」
「お風呂に入って、休む前に」
忠実すぎる。オレには絶対できねぇよ。手を合わせて「いただきます」と言ったまではよかった。袖が長すぎてフォークもナイフも掴めねぇし。袖を捲り上げて、フォークとナイフを持ち、フレンチトースト切り分けてを頬張る。甘さ控えめだな。オレの目の前の席でルイも同じようにフレンチトーストを口に運ぶ。……食べ方まで優雅とか嫌味か!
「訊きてぇんだけど」
「なに?」
「クレハさんに我慢するとオレが大変だって言われたんだろう?」
昨日のも十分、負担だったけどな!
「そうだよ」
「つまり、カエデさんが大変だったってことだろう?」
「そうみたい」
「具体的には?」
「三日、離さなかったんだって」
「三日?!」
待て待て、三日って朝昼晩の三日間かよ?!
「夜だけって意味じゃねぇよな?」
「それだったら普通でしょう? ライカなんか、毎日、ユエを抱いてるみたいだけど?」
「はい?!」
毎日って、身が持たねぇだろうが?!
「ユエはサクヤと違って、半々だから、浄化力も劣るんだよ。それは母さんにも言えてね。ライカが毎日なのは負担を軽くするためだから」
つまりだ。クレハさんは我慢しすぎて、限界になって、野獣化したってことかよ。
「ルイは?」
「私の場合はサクヤの能力が凄いからね。多分、一週間に一回くらいで問題ないと思うよ。普段、サクヤが魔力を吸収してくれてるし」
「それも効果あるのかよ?」
「あるよ。使い切れずに溜まるのが問題なんだから。サクヤみたいに常時、放出している魔法使いは淀みようがないけどね。とは言っても、放出型で吸収型の魔法使いは稀だけど。サクヤ以外ではコウガしか知らないし」
そんなに珍しいのかよ。それにさ。もう一つ、疑問があるんだよな。
「あのよ」
「ん?」
「オレは循環しなくても問題ねぇんだよな?」
「そうだね」
「半々の魔力って、ユエもだしさ、クレハさんとカエデさんもだろう? それって……」
お互いが求めるのか?
「もしかして、どっちもって言いたいの?」
「そう」
「基本的に受ける方が癒しの魔力を多く持ってるんだよ。だから、求めることもあるだろうけど、相手ほどじゃない」
「副会長は?」
「ライカは私と同じで破壊の魔力だけなんだよ。強さは劣るけどね。だから、その魔力に耐えうる器の魔法使いを探すのは困難なんだ。ユエは隠れの魔力だったでしょう? だから、近くまで行かないとライカでも分からなかったんだよ。ある意味、サクヤのおかげでライカは相手を得られたんだ」
あのとき、ユエはかなり動揺してたんだよな。初等部からいたのに、って言ってたしさ。近付かないと分からないのか。納得だ。
「もう一つ」
「今度はなに?」
実はスゲェ気になってたんだよな。
「同性の夫婦の遺伝子から孵化する命はさ、両親と同じ性別なのか?」
ルイは思いっきり目を見開いた。だってよ、クレハさんとカエデさんの子は同じ性別のルイだろう? なんとなくだけどさ、副会長とかの親も同性のような気がするだって。気になって仕方ねぇの!
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