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銀の鳥籠Ⅰ ルイ&サクヤ編
131 箍
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とりあえず、ここで話していても、当事者がいねぇんだからさ。答えなんか見付からない。お洒落? な食事を終わらせて、学校が始まる時間までもう一眠りだ。お腹が満たされると、睡魔はすぐに襲ってきた。
次に目が覚めたとき、目の前にはきっちり制服に身を包んだルイの姿。
「……時間は?」
「まだ、大丈夫。生徒会関係の仕事があるから先に行くよ」
生徒会? そうか、ルイって地味に会長職に就いてんだよな。実感が薄いけど。
「変な時間に食べてるから、軽いモノを用意しておいたから」
「食堂に行く時間あるだろう?」
「そうだね。でも、今のサクヤの雰囲気がヤバイから」
ヤバイってなにがヤバいんだ?
「ライカも私と出るから、登校するときはユエと行ってね」
ルイはそう言うと身を屈め、オレの顎を捕まえて、いきなりキスしてきた。
「?!」
待て! 今までこんなことしたことねぇだろうが?!
「本当なら一緒に連れて行きたいんだけどね」
独り言をブツブツ呟きながら、部屋を出て行った。オレはっていうと、いきなりのルイの行動に固まってた。まだ、二人きりの部屋の中だからいいけどさ。これを公衆の面前でヤられたら、羞恥で死ねる。
ひとしきり唸って、制服に着替える。用意されたサンドイッチ(なぜかふんわりオムレツ挟まってた)食べた。羽音が聞こえるなぁ、とか思ってたら、頭に若干、熱を感じるモノが着地。
「キュウ!」
「はよ」
ベニは朝から元気だな。とか思ってたら、子犬のような見た目のキンとギン。あれ? ギンはルイについていかなかったのかよ?
「ガウ」
「はあ?! 過保護発動かよ」
ギンはどうやら、オレの護衛を言い渡されたらしい。そんなに頼りなく見えるのか?! 納得できないと思いつつ、寮の部屋を出るとユエが待っていた。どうして目を見開くんだよ。
「っうわ。会長が心配になるの分かる」
「なに言ってやがるんだよ?」
「自覚なし? そんなに色気出してんのに、無自覚なの?」
色気ってなんだ? 食い気の間違いじゃね?
「オレのどこに色気があんだよ?」
「全身からビシッバシッ。まさにダダ漏れ」
ダダ漏れは魔力だけで十分だって。
「ユエは毎日やってんだろ? オレより色気出しまくりじゃねぇの?」
ユエが目を見開いて口パクパクしてるな。
「……なっ、なっ」
なにが言いたい?
「なんで知ってんだよ?!」
「ルイが教えてくれた」
ユエのやつ、右手を力任せに握り締めた。体が震えてるし。これ、怒りに体が打ち震えてるってやつか?
「ライカ! 絞める!」
そうだよな。情報の出所は副会長しかありえねぇよな。まあ、副会長を呼び捨てにした挙句、絞めるって言ってるし。関係も変化してんだな。最初の頃のおっかなびっくりが嘘みてぇだ。
「理由聞いたら納得だったし。まあ、頑張れ」
オレの言葉にユエが目を見開いた。
「理由?」
「そ、ユエのためだし、受け入れとけよ」
「俺のため?」
オレは頷いて、ユエを促して歩き出した。止まったままだと遅刻だ。
「どういう意味だよ?」
「訊いてねぇの?」
「訊きたくてもさ、あれよって間に気持ち良くなっちゃうから」
サラッと言ったな。
「それにさ。こう、学校では訊きにくいし」
「休みの日は?」
「何かしてんだよ。声掛けにくいんだって」
なにしてんのかね? まあ、普通のことじゃねぇよな。ルイもだけど、副会長も得体の知れないとこあるしさ。
「理由って?」
「箍外れないようにしてんだってさ」
ユエの足がピタリと止まった。
次に目が覚めたとき、目の前にはきっちり制服に身を包んだルイの姿。
「……時間は?」
「まだ、大丈夫。生徒会関係の仕事があるから先に行くよ」
生徒会? そうか、ルイって地味に会長職に就いてんだよな。実感が薄いけど。
「変な時間に食べてるから、軽いモノを用意しておいたから」
「食堂に行く時間あるだろう?」
「そうだね。でも、今のサクヤの雰囲気がヤバイから」
ヤバイってなにがヤバいんだ?
「ライカも私と出るから、登校するときはユエと行ってね」
ルイはそう言うと身を屈め、オレの顎を捕まえて、いきなりキスしてきた。
「?!」
待て! 今までこんなことしたことねぇだろうが?!
「本当なら一緒に連れて行きたいんだけどね」
独り言をブツブツ呟きながら、部屋を出て行った。オレはっていうと、いきなりのルイの行動に固まってた。まだ、二人きりの部屋の中だからいいけどさ。これを公衆の面前でヤられたら、羞恥で死ねる。
ひとしきり唸って、制服に着替える。用意されたサンドイッチ(なぜかふんわりオムレツ挟まってた)食べた。羽音が聞こえるなぁ、とか思ってたら、頭に若干、熱を感じるモノが着地。
「キュウ!」
「はよ」
ベニは朝から元気だな。とか思ってたら、子犬のような見た目のキンとギン。あれ? ギンはルイについていかなかったのかよ?
「ガウ」
「はあ?! 過保護発動かよ」
ギンはどうやら、オレの護衛を言い渡されたらしい。そんなに頼りなく見えるのか?! 納得できないと思いつつ、寮の部屋を出るとユエが待っていた。どうして目を見開くんだよ。
「っうわ。会長が心配になるの分かる」
「なに言ってやがるんだよ?」
「自覚なし? そんなに色気出してんのに、無自覚なの?」
色気ってなんだ? 食い気の間違いじゃね?
「オレのどこに色気があんだよ?」
「全身からビシッバシッ。まさにダダ漏れ」
ダダ漏れは魔力だけで十分だって。
「ユエは毎日やってんだろ? オレより色気出しまくりじゃねぇの?」
ユエが目を見開いて口パクパクしてるな。
「……なっ、なっ」
なにが言いたい?
「なんで知ってんだよ?!」
「ルイが教えてくれた」
ユエのやつ、右手を力任せに握り締めた。体が震えてるし。これ、怒りに体が打ち震えてるってやつか?
「ライカ! 絞める!」
そうだよな。情報の出所は副会長しかありえねぇよな。まあ、副会長を呼び捨てにした挙句、絞めるって言ってるし。関係も変化してんだな。最初の頃のおっかなびっくりが嘘みてぇだ。
「理由聞いたら納得だったし。まあ、頑張れ」
オレの言葉にユエが目を見開いた。
「理由?」
「そ、ユエのためだし、受け入れとけよ」
「俺のため?」
オレは頷いて、ユエを促して歩き出した。止まったままだと遅刻だ。
「どういう意味だよ?」
「訊いてねぇの?」
「訊きたくてもさ、あれよって間に気持ち良くなっちゃうから」
サラッと言ったな。
「それにさ。こう、学校では訊きにくいし」
「休みの日は?」
「何かしてんだよ。声掛けにくいんだって」
なにしてんのかね? まあ、普通のことじゃねぇよな。ルイもだけど、副会長も得体の知れないとこあるしさ。
「理由って?」
「箍外れないようにしてんだってさ」
ユエの足がピタリと止まった。
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