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銀の鳥籠Ⅰ ルイ&サクヤ編
144 お構いなし!
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オレは頭が良くない! こんな今更なことを言ってるのは、目の前にいるなんとも人間離れした三人?
確か、授業を受けていたんだ。一般科目で、これは魔力を持たない普通の人も習ってるものだ。ルイと二人で同時に違和感感じて、顔を見合わせたんだ。普段は足元にいるキンとギンがよじ登ってきて、ベニも授業中なのに通常サイズに変化。しかも、クレナイまで登場。待てよ。お前等、今授業中だって。
そう、悠長に考えてたら、頭の中に直接響いた鈴の音。これは本格的にヤバイって思ったときには、周りの風景が変わってた。全くの予告なしで、本当に召喚された。
『これは面白い。光と闇を使い魔にするか』
その声に二人同時で視線を向けた。目の前に広がる大樹。空に両手を広げたように枝を伸ばし、その一枚一枚の葉には光が宿る。その大樹の根元に立っている綺麗な光を孕んだ長い緑の髪を靡かせ、茶の瞳をした人ならざる者。その両隣に癖の強い黒髪の男と、癖のない黒髪の女。ここって、どこなんだよ?!
『エアリエルが面白がるはずよ』
『本当に。世界はこんなに面白い存在を生み出していたのね。無関心になりすぎていたわ』
何を言ってんだよ。
「ユグドラシル?」
ルイがポツリと呟く。ユグドラシルって?! 確か根源の精霊王……。
「両隣のは何者だよ?」
「多分だけど、妖精王オベロンと妖精女王ティターニア」
はい?! 大物が来た!
「何がどうなってんだよ?!」
「さあ? エアリエルが言っていたことが本当なら、私達は彼等に召喚されたんだと思うけど?」
本当に脱力する。人の予定はお構いなしなんだな。ここまで来ちゃったしさ、とりあえず、辺りを見渡す。大樹の上には満天の星空。で、前後左右を見ても星空。ん? おかしくないか? 恐る恐る足元見たら、そこにも星空?! って、ここはどこなんだよ?!
『面白い反応だな』
『魔法使いの反応ではないわね。普通ならユグドラシルに飛びつくわ』
……だからさ。オレはまだ、魔法使い二年目なんだって。
『何も知らないわけじゃないだろう。そうでなければ、あの、操作された子を封印できはしない』
操作されたって、あいつのことだよな?
『このままでは確かに不都合が起こる。魔力の強い魔法使いは、我々にとっても必要な存在だ。かと言って、今のままだと、闇に落ちる者も増え続ける』
緑の髪のなんとも不思議な感じのユグドラシル? は言ってることは深刻でも、態度が完全に裏切ってる。不都合が起こるとか言いながら、本当に思ってるのかよ? どこか面白そうにオレとルイを見下ろしてる。
『どう考える?』
『貴方は訊いてはいるけれど、結論は決まっているのではない?』
『そんなことはないよ』
その顔は決まってんだろうよ。しかも、呼び出しておいて、置き去り状態なのはなんでだ?!
夜空に浮かんでいるようなこの場所。よくよく観察すれば巨大な水晶の中に居るように見える。大樹は確かに大地? に根を下ろしてはいるけどさ。その大地がかなり、曖昧に見えるのは気のせいか? オレとルイの足元にも大地はあるんだけど、それを透かすように星空が横たわる。
「なにがしたいんだろうね?」
ルイも困惑顔。それはオレも思ってるけどさ。
『まず、その魔狼を成長させねば、意味ないのではないか?』
『ああ、この子の影響で成長を妨げられてるね。慣れるまで待っていたら、何年もかかると思うよ』
やっぱりか。って、じゃあさ、もし仮にオレとルイが精霊王と契約できても、卵を作ることができるようになるのは、まだまだ、先の話なんだな。
『あら。成長させることは可能でしょう? マナを与えれば良いのだから』
……恐ろしいこと聞いたのは気のせいか? ルイに視線を向けると、驚いたように目を見開いてた。
確か、授業を受けていたんだ。一般科目で、これは魔力を持たない普通の人も習ってるものだ。ルイと二人で同時に違和感感じて、顔を見合わせたんだ。普段は足元にいるキンとギンがよじ登ってきて、ベニも授業中なのに通常サイズに変化。しかも、クレナイまで登場。待てよ。お前等、今授業中だって。
そう、悠長に考えてたら、頭の中に直接響いた鈴の音。これは本格的にヤバイって思ったときには、周りの風景が変わってた。全くの予告なしで、本当に召喚された。
『これは面白い。光と闇を使い魔にするか』
その声に二人同時で視線を向けた。目の前に広がる大樹。空に両手を広げたように枝を伸ばし、その一枚一枚の葉には光が宿る。その大樹の根元に立っている綺麗な光を孕んだ長い緑の髪を靡かせ、茶の瞳をした人ならざる者。その両隣に癖の強い黒髪の男と、癖のない黒髪の女。ここって、どこなんだよ?!
『エアリエルが面白がるはずよ』
『本当に。世界はこんなに面白い存在を生み出していたのね。無関心になりすぎていたわ』
何を言ってんだよ。
「ユグドラシル?」
ルイがポツリと呟く。ユグドラシルって?! 確か根源の精霊王……。
「両隣のは何者だよ?」
「多分だけど、妖精王オベロンと妖精女王ティターニア」
はい?! 大物が来た!
「何がどうなってんだよ?!」
「さあ? エアリエルが言っていたことが本当なら、私達は彼等に召喚されたんだと思うけど?」
本当に脱力する。人の予定はお構いなしなんだな。ここまで来ちゃったしさ、とりあえず、辺りを見渡す。大樹の上には満天の星空。で、前後左右を見ても星空。ん? おかしくないか? 恐る恐る足元見たら、そこにも星空?! って、ここはどこなんだよ?!
『面白い反応だな』
『魔法使いの反応ではないわね。普通ならユグドラシルに飛びつくわ』
……だからさ。オレはまだ、魔法使い二年目なんだって。
『何も知らないわけじゃないだろう。そうでなければ、あの、操作された子を封印できはしない』
操作されたって、あいつのことだよな?
『このままでは確かに不都合が起こる。魔力の強い魔法使いは、我々にとっても必要な存在だ。かと言って、今のままだと、闇に落ちる者も増え続ける』
緑の髪のなんとも不思議な感じのユグドラシル? は言ってることは深刻でも、態度が完全に裏切ってる。不都合が起こるとか言いながら、本当に思ってるのかよ? どこか面白そうにオレとルイを見下ろしてる。
『どう考える?』
『貴方は訊いてはいるけれど、結論は決まっているのではない?』
『そんなことはないよ』
その顔は決まってんだろうよ。しかも、呼び出しておいて、置き去り状態なのはなんでだ?!
夜空に浮かんでいるようなこの場所。よくよく観察すれば巨大な水晶の中に居るように見える。大樹は確かに大地? に根を下ろしてはいるけどさ。その大地がかなり、曖昧に見えるのは気のせいか? オレとルイの足元にも大地はあるんだけど、それを透かすように星空が横たわる。
「なにがしたいんだろうね?」
ルイも困惑顔。それはオレも思ってるけどさ。
『まず、その魔狼を成長させねば、意味ないのではないか?』
『ああ、この子の影響で成長を妨げられてるね。慣れるまで待っていたら、何年もかかると思うよ』
やっぱりか。って、じゃあさ、もし仮にオレとルイが精霊王と契約できても、卵を作ることができるようになるのは、まだまだ、先の話なんだな。
『あら。成長させることは可能でしょう? マナを与えれば良いのだから』
……恐ろしいこと聞いたのは気のせいか? ルイに視線を向けると、驚いたように目を見開いてた。
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