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銀の鳥籠Ⅰ ルイ&サクヤ編
173 別物に変身?!
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観念して着替える。が、オレが一人で着替えるのは確実に無理だ。なぜなら、背中は紐で締める作りだからだ。確かにさ、ぴったり着せた方が綺麗に見えるんだろうけど、苦しい……! しかもだ、ドレス着る前にアンダードレスなるものを着せられた。なんでも、これを着ると更に体の線が綺麗に見えるんだとか。オレ用のドレスはスカート部分がふんわりしてる。だから、そのスカートを綺麗に見せるためにパニエ? スカートを綺麗に膨らませるものを身に付けた。
首と鎖骨は見えるけど、肩から綺麗に細かいレース? でふんわりと袖がある。スカート部分はやっぱり前は膝下あたりまでしか丈がねぇ。後ろは床ギリギリってところか。でオレのにも後ろにリボンが付いてて、スカートと同化しているように下に向かって流れてる。ところどころに、薔薇に似た花の飾りとビーズが付けられて、まさに、可愛いドレスだ。
オレは素人だし、分からねぇけど、これ、高いだろうよ。もうさ、鏡に映る自分が違和感半端ねぇの。椅子に腰掛けて、今度は頭。ルイに散髪に行くのを止められてるから、二ヶ月ほど伸ばしっぱなし。手早く纏められて、ドレスと同じデザインの花のヘッドドレス? を飾られる。首にはチョーカー? を付けられた。もちろん、耳にも付けられる。手袋も渡されて、それもレースで作られてた。
顔もいじりたおされ、出来上がる頃には完全に体力を奪われてた。気が付いたら、鏡の前に可愛い女の子。あれ? いつオレと入れ替わったんだよ。
「あとはこちらの靴に履き替えていただきます」
渡されたのは花の装飾のついた白い靴。ヒールはあるけど、そんなに高くない。促されるまま立ち上がって、改めて姿見の鏡の前に連れて来られた。待て、この女の子。もしかしなくてもオレかよ。
「サクヤ、似合ってる」
「嬉しがると思ってんのか? 完全に別モンになってるじゃねぇか?」
「歩きやすさを重視したんだよ。完全にミニドレスは恥ずかしいと思って、後ろはロングタイプにしたんだからね」
それ、フォローになってねぇから。
「綺麗だよ」
「嬉しがってるとでも思ってるの? これ、着るの滅茶苦茶大変なんだけど?!」
声のする方に視線を向ければ、そこには綺麗な花嫁が立ってた! 真っ白じゃない、少しクリーム色の生地に胸の下あたりからスカート部分が広がる、って言っても、体の線に沿うようにスッと流れる感じだよな。遠目だから詳しくは分からないけどさ、首から肩、腕にかけてレースが覆ってる。袖部分はピッタリじゃなくてふわっと包み込むような感じで、手に向かって綺麗に広がってるように見える。
「それに、これ、若干、デザインが変わってるよね?」
「ルイに相談されて、同じデザインじゃあ、意味ないと思ってね。一人でデザイン変更してきたんだよ。作りは変わらずに、レース使いに工夫してね。後ろのリボンは必須でしょう」
向こうでも繰り返されてる言い合い。ユエってやっぱり綺麗だよな。睫毛は長いし、化粧を施されたから更に綺麗さアップだ。髪もオレ同様、切ることを禁止されてるからか、綺麗にセットされてた。頭を飾るのはやっぱり花。
ユエが不機嫌もあらわにオレに突進してくる。よく足にドレスの裾が絡まないよな。
「サクヤ! 二人無視して逃避行しない?!」
「この格好でかよ」
「こんなに作り込まれるなんて思わなかった! それに、サクヤ可愛い!」
いきなり抱きつくな! その瞬間、何かの音が聞こえた。なんの音だ? しかも、ルイが副会長の近くまで下がってる? じゃあ、今のって……。
「想像以上です!」
涙目になりながら感動? してるドレス専門店の人。で、夢中で写真を撮る写真館の人。もう、グッタリだ。
首と鎖骨は見えるけど、肩から綺麗に細かいレース? でふんわりと袖がある。スカート部分はやっぱり前は膝下あたりまでしか丈がねぇ。後ろは床ギリギリってところか。でオレのにも後ろにリボンが付いてて、スカートと同化しているように下に向かって流れてる。ところどころに、薔薇に似た花の飾りとビーズが付けられて、まさに、可愛いドレスだ。
オレは素人だし、分からねぇけど、これ、高いだろうよ。もうさ、鏡に映る自分が違和感半端ねぇの。椅子に腰掛けて、今度は頭。ルイに散髪に行くのを止められてるから、二ヶ月ほど伸ばしっぱなし。手早く纏められて、ドレスと同じデザインの花のヘッドドレス? を飾られる。首にはチョーカー? を付けられた。もちろん、耳にも付けられる。手袋も渡されて、それもレースで作られてた。
顔もいじりたおされ、出来上がる頃には完全に体力を奪われてた。気が付いたら、鏡の前に可愛い女の子。あれ? いつオレと入れ替わったんだよ。
「あとはこちらの靴に履き替えていただきます」
渡されたのは花の装飾のついた白い靴。ヒールはあるけど、そんなに高くない。促されるまま立ち上がって、改めて姿見の鏡の前に連れて来られた。待て、この女の子。もしかしなくてもオレかよ。
「サクヤ、似合ってる」
「嬉しがると思ってんのか? 完全に別モンになってるじゃねぇか?」
「歩きやすさを重視したんだよ。完全にミニドレスは恥ずかしいと思って、後ろはロングタイプにしたんだからね」
それ、フォローになってねぇから。
「綺麗だよ」
「嬉しがってるとでも思ってるの? これ、着るの滅茶苦茶大変なんだけど?!」
声のする方に視線を向ければ、そこには綺麗な花嫁が立ってた! 真っ白じゃない、少しクリーム色の生地に胸の下あたりからスカート部分が広がる、って言っても、体の線に沿うようにスッと流れる感じだよな。遠目だから詳しくは分からないけどさ、首から肩、腕にかけてレースが覆ってる。袖部分はピッタリじゃなくてふわっと包み込むような感じで、手に向かって綺麗に広がってるように見える。
「それに、これ、若干、デザインが変わってるよね?」
「ルイに相談されて、同じデザインじゃあ、意味ないと思ってね。一人でデザイン変更してきたんだよ。作りは変わらずに、レース使いに工夫してね。後ろのリボンは必須でしょう」
向こうでも繰り返されてる言い合い。ユエってやっぱり綺麗だよな。睫毛は長いし、化粧を施されたから更に綺麗さアップだ。髪もオレ同様、切ることを禁止されてるからか、綺麗にセットされてた。頭を飾るのはやっぱり花。
ユエが不機嫌もあらわにオレに突進してくる。よく足にドレスの裾が絡まないよな。
「サクヤ! 二人無視して逃避行しない?!」
「この格好でかよ」
「こんなに作り込まれるなんて思わなかった! それに、サクヤ可愛い!」
いきなり抱きつくな! その瞬間、何かの音が聞こえた。なんの音だ? しかも、ルイが副会長の近くまで下がってる? じゃあ、今のって……。
「想像以上です!」
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