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銀の鳥籠Ⅰ ルイ&サクヤ編
180 相手探し
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四人が同時に使ったのは眠りの魔法。二人は魔力が強いから、一人で魔法をかけると、手加減できねぇんだと。四人だと最小の力で間違いなく魔法をかけられる、らしい。よく分んねぇけど。
リッカがセイトを、どこからか現れた風紀副委員長が風紀委員長を担いで会場を出て行った。
「ドレスは?」
「僕が使ったのがあるから」
コウガの言葉に驚いた。どうして、そんなものがあるんだ?
「なんとなく、使うような気がして」
第六感だとコウガは言う。同様にリッカが使った正装もあるんだと。サイズだけど、一時的なものなら魔法でなんとかなるらしい。せいぜい持って半日らしいけど。
「それに、僕のドレスはユエと同じでエンパイアタイプのドレスだから、胸の下からスカートが広がるしね。多少のサイズ違いはなんとかなるし」
「スタイリストの人には私が代金を払うと伝えておいて」
ルイが一言そう言うと、コウガは分かったと頷いて後を追って行った。
「あのさ。オレも行ったら駄目か?」
「この状態で?」
この状態って、どの状態だ? そう思ってルイが指差した会場に視線を向けた。ジッと見詰められてるって?! いつからだ?!
「私達が魔法を使ったあたりから、なぜか注目が最初の頃に戻ったんだよ」
「なんで?!」
「さあ?」
ユエに視線を向けたら、当然、固まってる。
「委員長とトウヤが戻って来たら、そっちに注目すると思うからね。それまでの我慢じゃない?」
副会長も軽くないか?
「お近付きはしなくて良いのかよ?」
「今の二人を見てたら、分かるよね? 望んでいなくても、ピピッと来ると向こうから羽根付てやって来る。まあ、俺もユエ見たときは驚いたしね」
ユエが副会長の言葉で覚醒する。
「驚くって……?」
「半分諦めてたからね。サクヤはルイに掻っ攫われたし。こればかりは先手必勝。早い者勝ちだし。そのサクヤの隣にいたユエが魔力強かったことに驚いたしね。それもかなり特殊で、近付かないとまず、分からないっていうね」
隠れの魔力だよな。ユエは初等部からいたわけだし。そりゃ、驚きもするよな。
「俺とルイクラスになるとAクラスの魔力でも合わないんだよ。特Aにいなかった時点でほぼ、諦めてたから。サクヤが入学してきたときは、大騒ぎだったよ。Aクラスに振り分けられたのも、危険だと判断されてだしね」
「どう言うことだよ?」
「簡単でしょう? 誕生日なんて待たないで、ガンガン求愛されてたでしょうに。とりあえず捕まえてしまえば、誕生日と共に恋人宣言すればいいからね」
魔力が制御できてないからじゃなかったのか?
「特Aだとまあ、毎日身の危険と隣り合わせでしょう。Aクラスにいるってことは、危険が半減するし。特Aの奴等も下手に手は出せないからね。普通クラスに近付けても、サクヤが特Aに来ない限り、フリーであることと変わらないから」
オレさ、最初の頃から感じてたんだけどよ。特Aの奴等って学校に来なくても問題ねぇよな? 異常に頭がいいし。
「どうしたの?」
ルイがオレの顔を覗き込んでくる。
「前から訊こうと思ってたんだけど。特Aの奴等に学校の授業は必要なのかよ?」
「そのこと? 必要はないと思うよ。でも、学校に来ないと出会いも少ないからね」
「は?!」
「基本は同年代。稀に年の差の夫婦もいるけどね。いくら歳を取るのが緩やかでも、あまりに離れすぎてると、すれ違ってくるからね。魔力を持たない人と違って、時の流れがとてつもなく長いから」
やっぱり、相手探しだったのかよ。脱力する。
「でも、私の場合はまた、違うよ。勉強に関しては必要なくても、別の勉強には必要だったからね」
ルイはポツリと呟くように言った。
リッカがセイトを、どこからか現れた風紀副委員長が風紀委員長を担いで会場を出て行った。
「ドレスは?」
「僕が使ったのがあるから」
コウガの言葉に驚いた。どうして、そんなものがあるんだ?
「なんとなく、使うような気がして」
第六感だとコウガは言う。同様にリッカが使った正装もあるんだと。サイズだけど、一時的なものなら魔法でなんとかなるらしい。せいぜい持って半日らしいけど。
「それに、僕のドレスはユエと同じでエンパイアタイプのドレスだから、胸の下からスカートが広がるしね。多少のサイズ違いはなんとかなるし」
「スタイリストの人には私が代金を払うと伝えておいて」
ルイが一言そう言うと、コウガは分かったと頷いて後を追って行った。
「あのさ。オレも行ったら駄目か?」
「この状態で?」
この状態って、どの状態だ? そう思ってルイが指差した会場に視線を向けた。ジッと見詰められてるって?! いつからだ?!
「私達が魔法を使ったあたりから、なぜか注目が最初の頃に戻ったんだよ」
「なんで?!」
「さあ?」
ユエに視線を向けたら、当然、固まってる。
「委員長とトウヤが戻って来たら、そっちに注目すると思うからね。それまでの我慢じゃない?」
副会長も軽くないか?
「お近付きはしなくて良いのかよ?」
「今の二人を見てたら、分かるよね? 望んでいなくても、ピピッと来ると向こうから羽根付てやって来る。まあ、俺もユエ見たときは驚いたしね」
ユエが副会長の言葉で覚醒する。
「驚くって……?」
「半分諦めてたからね。サクヤはルイに掻っ攫われたし。こればかりは先手必勝。早い者勝ちだし。そのサクヤの隣にいたユエが魔力強かったことに驚いたしね。それもかなり特殊で、近付かないとまず、分からないっていうね」
隠れの魔力だよな。ユエは初等部からいたわけだし。そりゃ、驚きもするよな。
「俺とルイクラスになるとAクラスの魔力でも合わないんだよ。特Aにいなかった時点でほぼ、諦めてたから。サクヤが入学してきたときは、大騒ぎだったよ。Aクラスに振り分けられたのも、危険だと判断されてだしね」
「どう言うことだよ?」
「簡単でしょう? 誕生日なんて待たないで、ガンガン求愛されてたでしょうに。とりあえず捕まえてしまえば、誕生日と共に恋人宣言すればいいからね」
魔力が制御できてないからじゃなかったのか?
「特Aだとまあ、毎日身の危険と隣り合わせでしょう。Aクラスにいるってことは、危険が半減するし。特Aの奴等も下手に手は出せないからね。普通クラスに近付けても、サクヤが特Aに来ない限り、フリーであることと変わらないから」
オレさ、最初の頃から感じてたんだけどよ。特Aの奴等って学校に来なくても問題ねぇよな? 異常に頭がいいし。
「どうしたの?」
ルイがオレの顔を覗き込んでくる。
「前から訊こうと思ってたんだけど。特Aの奴等に学校の授業は必要なのかよ?」
「そのこと? 必要はないと思うよ。でも、学校に来ないと出会いも少ないからね」
「は?!」
「基本は同年代。稀に年の差の夫婦もいるけどね。いくら歳を取るのが緩やかでも、あまりに離れすぎてると、すれ違ってくるからね。魔力を持たない人と違って、時の流れがとてつもなく長いから」
やっぱり、相手探しだったのかよ。脱力する。
「でも、私の場合はまた、違うよ。勉強に関しては必要なくても、別の勉強には必要だったからね」
ルイはポツリと呟くように言った。
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