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銀の鳥籠Ⅰ ルイ&サクヤ編
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前から思っていたけど、この五人って凄いんだよな。もう馴染んでるし。でも、ユエが思いっきり人見知りで、オレの背後にくっ付いてる。ライカの方が良いんじゃね?
「みんなで写真撮ってるし、行った方が良いんじゃね?」
「だってさ。あの勢い、怖いんだって」
「あんなのはまあ、普通よりは若干、かなり凄いけど」
「やっぱり凄いんじゃないか!」
専業主夫になったユエは、ライカの影響なのかあんまり外に出ないからな。人との接触も極端に減ったみたいだし。逆に大はしゃぎなのがツバキとシラユキ。それとアサイ先生とツユハ先生の息子と、コウガの弟として育てられてる祖先の子。この四人が庭を走り回ってる。率先してるのはツバキなんだけどさ。仮にも女の子なんだし、もう少しおとなしくした方が良いんじゃね?
「今日は爆睡だろうな」
「誰の話?」
「ツバキ達。使い魔も結構いるし、普段は触らせてもらえないような使い魔も無礼講なのか触りまくりだしな。それに、いつにも増して大量にいる精霊と妖精が」
「これ、今日が特別多いの?」
「当たり前だろう。普段、こんなにいたら視界が狭くなってどうにもならねぇし」
どうしてオレが一応主役なのに、外野でみんなを眺めているのかといえば、この格好が動きを制限しやがる。ついで、履いてる靴が更に動きを抑制する。着替えてぇんだけどさ、あとで集合写真を撮るとか、女達が張り切ってんだよな。
「幸せそうで安心した」
いきなり降ってきた声に仰ぎ見れば、一番一緒につるんでた奴。
「中学までのサクヤは壁を作ってたからな」
「お前の結婚予定はないのかよ?」
「今のところはな」
そう言ってユエに視線を向けた。ああ、ユエはみんなを威嚇してたからな。
「大丈夫だろ?」
「噛みつかないなら」
「俺は魔力を持ってないし、後ろの黒髪の男が凄く睨みつけてるから何もしないよ」
そう言われて視線を向けたら本当に睨みつけてた。
「サクヤは魔法学校に行くことが決まってすぐ、学校に来なくなっただろう? 卒業式も実質、来なかったしな。証書は小父さんと小母さんが取りに来たしさ」
「準備が大変だったんだ。山奥に学校があったしさ」
あの当時のオレは魔力はあれど、使い方を全く知らなかった。遅れるのは問題だと、かなり早い時期に学校の寮に入寮したんだ。移動距離が半端じゃなかったからさ。
「さっき言ってただろう? クラスの奴らが大騒ぎだったって。あれな、クラスの問題じゃなくて、学校中が大騒ぎで」
「どうして?」
「簡単だろう? 実はな、俺達五人はサクヤのお陰でかなり良いところに就職できたんだ」
意味が分かんねぇんだけど?!
「魔法使いと知り合いだっていうのは、かなり有利な就職条件なんだ。それに、サクヤって魔法使いの中で有名なのか? 名前を出したら驚かれたからな」
「サクヤは有名っていうか、一目置かれてる」
ユエが恐る恐るそんなことを口にした。
「は?」
「魔法使いの中で一番危険な手配犯を捕まえたから」
「それは、置いといてさ」
「それに、サクヤの相手がまた特殊で」
「それ以上はストップ!」
ユエもどうしていきなり饒舌になってんだよ!
「もしかして訊かれたとき必要じゃないの?」
「どうしてだよ?!」
「本当にサクヤの知り合いなのかって」
まあ、フリする奴はいるんだろうけどさ。
「そのことだけど」
更に降ってきた声に驚いたのはオレとユエじゃなくて目の前の奴。
「帰りに魔法かけさせてもらうけど、良いよね?」
ルイが満面の笑みを向けてた。魔法をかけるって?!
「それは……」
「変な魔法じゃないよ。本当に顔見知りだっていう印だから。魔法使いが見たら分かるようにするものだよ。必要でしょう?」
そんなことできるのか?!
「サクヤもその方が安心でしょう?」
ルイの言葉にオレは素直に頷いた。
「みんなで写真撮ってるし、行った方が良いんじゃね?」
「だってさ。あの勢い、怖いんだって」
「あんなのはまあ、普通よりは若干、かなり凄いけど」
「やっぱり凄いんじゃないか!」
専業主夫になったユエは、ライカの影響なのかあんまり外に出ないからな。人との接触も極端に減ったみたいだし。逆に大はしゃぎなのがツバキとシラユキ。それとアサイ先生とツユハ先生の息子と、コウガの弟として育てられてる祖先の子。この四人が庭を走り回ってる。率先してるのはツバキなんだけどさ。仮にも女の子なんだし、もう少しおとなしくした方が良いんじゃね?
「今日は爆睡だろうな」
「誰の話?」
「ツバキ達。使い魔も結構いるし、普段は触らせてもらえないような使い魔も無礼講なのか触りまくりだしな。それに、いつにも増して大量にいる精霊と妖精が」
「これ、今日が特別多いの?」
「当たり前だろう。普段、こんなにいたら視界が狭くなってどうにもならねぇし」
どうしてオレが一応主役なのに、外野でみんなを眺めているのかといえば、この格好が動きを制限しやがる。ついで、履いてる靴が更に動きを抑制する。着替えてぇんだけどさ、あとで集合写真を撮るとか、女達が張り切ってんだよな。
「幸せそうで安心した」
いきなり降ってきた声に仰ぎ見れば、一番一緒につるんでた奴。
「中学までのサクヤは壁を作ってたからな」
「お前の結婚予定はないのかよ?」
「今のところはな」
そう言ってユエに視線を向けた。ああ、ユエはみんなを威嚇してたからな。
「大丈夫だろ?」
「噛みつかないなら」
「俺は魔力を持ってないし、後ろの黒髪の男が凄く睨みつけてるから何もしないよ」
そう言われて視線を向けたら本当に睨みつけてた。
「サクヤは魔法学校に行くことが決まってすぐ、学校に来なくなっただろう? 卒業式も実質、来なかったしな。証書は小父さんと小母さんが取りに来たしさ」
「準備が大変だったんだ。山奥に学校があったしさ」
あの当時のオレは魔力はあれど、使い方を全く知らなかった。遅れるのは問題だと、かなり早い時期に学校の寮に入寮したんだ。移動距離が半端じゃなかったからさ。
「さっき言ってただろう? クラスの奴らが大騒ぎだったって。あれな、クラスの問題じゃなくて、学校中が大騒ぎで」
「どうして?」
「簡単だろう? 実はな、俺達五人はサクヤのお陰でかなり良いところに就職できたんだ」
意味が分かんねぇんだけど?!
「魔法使いと知り合いだっていうのは、かなり有利な就職条件なんだ。それに、サクヤって魔法使いの中で有名なのか? 名前を出したら驚かれたからな」
「サクヤは有名っていうか、一目置かれてる」
ユエが恐る恐るそんなことを口にした。
「は?」
「魔法使いの中で一番危険な手配犯を捕まえたから」
「それは、置いといてさ」
「それに、サクヤの相手がまた特殊で」
「それ以上はストップ!」
ユエもどうしていきなり饒舌になってんだよ!
「もしかして訊かれたとき必要じゃないの?」
「どうしてだよ?!」
「本当にサクヤの知り合いなのかって」
まあ、フリする奴はいるんだろうけどさ。
「そのことだけど」
更に降ってきた声に驚いたのはオレとユエじゃなくて目の前の奴。
「帰りに魔法かけさせてもらうけど、良いよね?」
ルイが満面の笑みを向けてた。魔法をかけるって?!
「それは……」
「変な魔法じゃないよ。本当に顔見知りだっていう印だから。魔法使いが見たら分かるようにするものだよ。必要でしょう?」
そんなことできるのか?!
「サクヤもその方が安心でしょう?」
ルイの言葉にオレは素直に頷いた。
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