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銀の鳥籠Ⅰ ルイ&サクヤ編
240 それぞれの……。
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そうそう。オレとルイの結婚パーティでやたらと写真を撮っていた女友達。その写真だけど、母さん経由で手元に届いた。勿論、ベニが郵便屋さんよろしく受け取りに行ったんだ。
「綺麗に撮れてるね」
写真を覗き込んだルイが一言。確かに綺麗に撮れてるけど、はっきりくっきり写ってるよな。ユグドラシルが。そして、妖精王と妖精女王の二人。桜の精霊も綺麗に写り込んでる。ベニはどんなに言い含めてもオレの頭から降りようとはしなかったし。クレナイとキンとギン。レオもちゃんと写ってる。ユエに付いて来たチビも。チビとは言ってるけどさ、もう、立派にライオンもどきなんだよな。ただ、ユエはそのまま、オレが呼んでいたチビで通してんだよ。本人も何気に気に入ってるのか新たに付けてくれとは言ってねぇみたいだし。そして、コウガの一族の守護獣。これは、次期当主を護るために付いて来たって言うより、レオとチビを見に来たんだろうな。
「これだけ写ってると、見た人は驚くんじゃない?」
「魔法使いが見れば凄いって思うけどさ。普通の一般人が信じるのかよ?」
「どうかな? でも、魔法使いの友達の結婚式に出席するって言ってきてるんでしょう?」
「だと思うけど」
五人だけど、帰り際、オレとルイの知り合いだという印を付けさせてもらった。変に有名になったからさ。勝手に友人を名乗られるの迷惑なんだって。あの五人は本当に友人だって大きな声で言えるけど、他の同級生の奴らまで便乗されるのは本当に困る。
「印を見せたら驚かれたってさ」
「そうだろうね。あの印って、魔法で護りの役目もしてるから、危険な目にあってもある程度なら守ってくれるしね」
「そうなのか?!」
「そう。左手の平に桜の花びらの印を付けたでしょう?」
オレは素直に頷く。ルイが何かしらの印を刻むとなぜか全部が桜の花を模った模様をしてる。そう言うオレが同じことをしてもそうなんだけどさ。あれか。庭にある桜が関係してるのか?
「私達の知り合いだという印だけどね。魔法使いと関わり合うと考え及ばない災厄に見舞われる時もあるんだ。それを避ける意味合いも強いんだよ」
良いことばかりじゃねぇよな。オレと一緒にいることで、嫌な思いもしたはずなんだ。それでも、側にいてくれた奴らだ。根性が半端ねぇのか、オレそのものを認めてくれていたのか。今更、訊いても答えてはくれねぇだろうな。
「枚数的に、写ってる人数分を送ってくれたんだね」
「そうみてぇ。これ、可愛い!」
オレが手にした一枚。その中には四人の子供が嬉しそうに手を振った姿で写ってる。
「ツバキとシラユキは満面の笑みだね。二人は少し恥ずかしがってる」
そう言えば、担任の息子とコウガの弟の名前、訊きそびれたな。
「名前、訊いたのか?」
二人を指差して、ルイに問い掛ける。
「先生の子がリョウ(陵)、コウガの弟がフウマ(封魔)だよ」
「いつの間に」
「サクヤがドレスに四苦八苦してる時に」
良い顔で笑うんじゃねぇよ。あんなもの、もう二度と着ないからな!
「みんなに渡さないとね。後はお礼に何か贈らないと」
そうだよな。凄い枚数だし。
「クレハさんとカエデさんはこの写真が一番喜ぶかもな」
家族四人で写ってる写真。この時、オレは遠慮したんだよな。家族写真を持ってねぇって、オレも持ってねぇけど。でもさ、これで五十歳超えてんだよな。六十歳近いんだよ。詐欺な若さなだよな。これが魔法使いなんだよな。
「どうしたの?」
「クレハさんとカエデさん、若すぎだろう」
「何言ってるの。サクヤなんてまだ、見た目が高校生でしょう」
……いや、それ、彼奴らにも言われたけどさ、マジに成長してねぇのか、オレ。
「綺麗に撮れてるね」
写真を覗き込んだルイが一言。確かに綺麗に撮れてるけど、はっきりくっきり写ってるよな。ユグドラシルが。そして、妖精王と妖精女王の二人。桜の精霊も綺麗に写り込んでる。ベニはどんなに言い含めてもオレの頭から降りようとはしなかったし。クレナイとキンとギン。レオもちゃんと写ってる。ユエに付いて来たチビも。チビとは言ってるけどさ、もう、立派にライオンもどきなんだよな。ただ、ユエはそのまま、オレが呼んでいたチビで通してんだよ。本人も何気に気に入ってるのか新たに付けてくれとは言ってねぇみたいだし。そして、コウガの一族の守護獣。これは、次期当主を護るために付いて来たって言うより、レオとチビを見に来たんだろうな。
「これだけ写ってると、見た人は驚くんじゃない?」
「魔法使いが見れば凄いって思うけどさ。普通の一般人が信じるのかよ?」
「どうかな? でも、魔法使いの友達の結婚式に出席するって言ってきてるんでしょう?」
「だと思うけど」
五人だけど、帰り際、オレとルイの知り合いだという印を付けさせてもらった。変に有名になったからさ。勝手に友人を名乗られるの迷惑なんだって。あの五人は本当に友人だって大きな声で言えるけど、他の同級生の奴らまで便乗されるのは本当に困る。
「印を見せたら驚かれたってさ」
「そうだろうね。あの印って、魔法で護りの役目もしてるから、危険な目にあってもある程度なら守ってくれるしね」
「そうなのか?!」
「そう。左手の平に桜の花びらの印を付けたでしょう?」
オレは素直に頷く。ルイが何かしらの印を刻むとなぜか全部が桜の花を模った模様をしてる。そう言うオレが同じことをしてもそうなんだけどさ。あれか。庭にある桜が関係してるのか?
「私達の知り合いだという印だけどね。魔法使いと関わり合うと考え及ばない災厄に見舞われる時もあるんだ。それを避ける意味合いも強いんだよ」
良いことばかりじゃねぇよな。オレと一緒にいることで、嫌な思いもしたはずなんだ。それでも、側にいてくれた奴らだ。根性が半端ねぇのか、オレそのものを認めてくれていたのか。今更、訊いても答えてはくれねぇだろうな。
「枚数的に、写ってる人数分を送ってくれたんだね」
「そうみてぇ。これ、可愛い!」
オレが手にした一枚。その中には四人の子供が嬉しそうに手を振った姿で写ってる。
「ツバキとシラユキは満面の笑みだね。二人は少し恥ずかしがってる」
そう言えば、担任の息子とコウガの弟の名前、訊きそびれたな。
「名前、訊いたのか?」
二人を指差して、ルイに問い掛ける。
「先生の子がリョウ(陵)、コウガの弟がフウマ(封魔)だよ」
「いつの間に」
「サクヤがドレスに四苦八苦してる時に」
良い顔で笑うんじゃねぇよ。あんなもの、もう二度と着ないからな!
「みんなに渡さないとね。後はお礼に何か贈らないと」
そうだよな。凄い枚数だし。
「クレハさんとカエデさんはこの写真が一番喜ぶかもな」
家族四人で写ってる写真。この時、オレは遠慮したんだよな。家族写真を持ってねぇって、オレも持ってねぇけど。でもさ、これで五十歳超えてんだよな。六十歳近いんだよ。詐欺な若さなだよな。これが魔法使いなんだよな。
「どうしたの?」
「クレハさんとカエデさん、若すぎだろう」
「何言ってるの。サクヤなんてまだ、見た目が高校生でしょう」
……いや、それ、彼奴らにも言われたけどさ、マジに成長してねぇのか、オレ。
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