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17 食事のあとは
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音を立てないように玄関のドアを開けて、ゴミ袋をさっと出してから、自分も外に出てゆっくりドアを閉めた。
もちろん、鍵を閉める時は細心の注意をはらって、ガチャリと鍵を回した。
「ふぅ……」
「佐倉さん」
「ひぃぃっっ!」
上手く出られたと思ったところで、背中に声をかけられてしたい、佐倉は思わず叫んでしまった。
心臓がドクドク鳴って、恐る恐る振り返ると、立っていたのは大家のおばあちゃんだった。
「驚かせたかな。悪かったね」
「いっ、いいえ。大丈夫です」
「しばらく、業者が出入りすると思うから、迷惑かけるね」
「あ……うちは全然、大丈夫です」
築六十年の老朽化したこのアパートは、取り壊しが決まっていた。
退去期限まで三ヶ月ほどあるが、すでに空いた部屋の家具などの処分が始まっていた。
「次の部屋は決まったのかい? 急に決まったから迷惑かけるね」
「まだですけど、大丈夫です。気にしないでください。お世話になりました」
駅から遠いとはいえ、破格の家賃で住まわせてもらえた。固定費が少ないというのは、かなり助かっていたので、本音を言うと困った状況ではあった。
だが大家さんが、建て替えた家に子供や孫と住むことになると嬉しそうに話していたので、佐倉も自分のことのように嬉しかった。
部屋が決まったら挨拶に行きますと言って通り過ぎようとしていたら、大家さんがあっと声を上げた。
「そう言えば、一昨日だったかな。夜に地震があったんだって? 一階の耳の遠い爺さんが言っていたよ。何回もあってずいぶん長く揺れたって」
「え、地震ですか?」
そんなに揺れたことなどあったかなと、佐倉は一昨日のことを思い出した。
梶と居酒屋で飲んだ記憶が出てきたら、なんとなく心当たりがあって、顔は青くなり冷や汗が出てきてしまった。
「木造だし古い建物だから、他より揺れるもんだね。あと少しだろうけど、佐倉さんも気をつけてね」
「はっ……はい、すみません! ご迷惑をおかけしました!」
「え?」
急に謝った佐倉に、大家さんがポカンとしていたが、佐倉は頭を下げて逃げるようにその場を走り去った。
「ああ……バカだ……家でするなんて……」
佐倉はバス停のベンチに座り込んで、頭を抱えた。
一昨日の自分の失態をやっと記憶の箱にしまったのに、また頭の中から引っ張り出されてしまった。
酔った勢いとはいえ、盛り上がってしまい、自宅のボロいアパートの部屋でヤってしまった。
ビルの役員室と違い、あらゆる点でデリケートな場所だった。
住人はもうほとんどいないが、地震が起きたと間違われた原因に心当たりがあり過ぎて、恥ずかしくて申し訳なくて震えてしまった。
口に手を当ててひとりで悶絶していると、同じバス停を待っていた幼稚園児くらいの女の子と目があって、にこりと微笑まれてしまった。
近所の怪しいお兄さんになったらマズいので、とりあえずの笑顔を返して佐倉は目を閉じた。
最初の頃は料亭からテイクアウトしてきたような、名前も分からない豪華な料理が並んでいたが、最近は肉じゃがやカレーライスなど、家庭的な料理がテーブルの上に並ぶようになった。
梶は何も言わないが、おそらく本人がこういう料理が好きで、近くの定食屋からでも取り寄せているのだろう。
物珍しい料理も楽しめたが、佐倉も家庭的な方が美味しく食べられるので、今日も仕事終わりのお疲れ様タイムを楽しんでいた。
「はぁ……」
「どうした? 何か悩み事か?」
エビフライを口に入れる前に、無意識にこぼしたため息の音を、梶に拾われてしまった。
「……ちょっとね。家のこととか」
「ああ、こないだのやつか。激しくしたらギシギシ鳴っていたから、床が抜けるかと思ったぞ。あそこではもうできないな」
誰のせいで地震が起きたと間違われてしまったかと、佐倉がキッと睨みつけると、梶は両手を挙げて大口をガハハと開けて笑った。
「こっちは隣人と顔を合わせるのが気まずくて、気配をうかがって生活しているのにっ!」
「悪かったな。一緒に謝りに行ってやるよ」
「もう、いいよ。向こうは来週引っ越しだって、大家さんに聞いたから。というか、俺もそろそろ次を見つけないと」
「次? なんでだ?」
先に食事を終えた梶は、足を組んで膝の上に置いたタブレットで何かやっていた。その手を止めて顔を上げてこっちを見てきたので、そういえば言っていなかったなと佐倉は気がついた。
「老朽化で取り壊すんだよ。んで、立ち退きしないといけないんだけど、家具付きだし、家賃が相場の半額以下、この条件で探してもなかなか見つからないんだ」
「部屋を探しているのか……だったら俺の……」
そこまで言いかけて、梶はぐっと唾を飲み込んで黙ってしまった。
何か言おうとして慌てて飲み込んだみたいな顔だった。
佐倉が顔を覗き込もうとしたら、梶はいいところがあると言い出した。
「投資用のマンションをいくつか持っている。入居していない部屋もあるから、そこに入ればいい」
さらっと言われた言葉に、佐倉は顔を引き攣らせた。その顔を見て、今度は梶の方が身を乗り出してきた。
「何か問題があるのか?」
「大アリだよ。投資用マンションなんて、駅前とかの好立地で、尚且つ借り手のつく好条件の物件だろう」
「まぁそうだ」
「ほらなっ、無理無理、そんなところ払えるわけがない! うちの給与いくらだと思ってんだよ」
「今の物件と同じでいいぞ。家賃分以外は何もいらない。もともと持て余して転がしているようなものだ」
「えっ………」
そんな貴族の遊びみたいなものに、易々と乗ってしまっていいものなのか、佐倉は立ち止まって警戒してしまった。
どう考えたって上手い話過ぎる。
何か裏があったらどうしようかと、眉間に皺を寄せて考えた。
「まぁ考えてくれ。そうだ、今度の休みだが、車を出すからドライブに行かないか? その時に建物とか周辺環境とか見て回ろう」
「ええっ、急だな」
「早く決めないといけないんだろう? 気に入らなければ他にも何部屋か回ってもいい」
またまた魅力的な提案に、佐倉の警戒心はぐらぐらと揺れた。
騙して金を搾り取ろうという相手にしては、佐倉はどう見ても効率が悪過ぎるだろう。
何より梶はそんなことはするやつじゃないと、頭の中では認めつつあった。
「何か用事でもあるのか?」
「いや、バイトも入れていない」
「よし、じゃあ行こう。八時に迎えに行く」
「はやっ! なんでそんな朝から」
せっかく時間があるのだから朝食から外で食べようと言われて、佐倉は分かったと頷いた。
ここだけ切り取れば、仲のいい友人と呼べるのかもしれない。休みを利用して、飲みに行ったり、出かけたり……
「未春」
梶の声が普段より少しだけ高くなって、語尾が掠れた。
それが何を意味しているのか、分かった佐倉はソファーからゆっくり立ち上がった。
二人の関係なんて考えるだけ意味がないのかもしれない。
自分のような人間と、一緒にいてくれるだけで十分なのだ。
それ以上考えても、期待をしてもいけない。
自分から面倒なのはやめようと提案したはずだ。
「飯食ったばっかだよ」
梶の前に立つと、来いと手招きされたので、佐倉は梶の膝に跨って座った。
「いいよ。やっと触り心地が良くなった」
最近腹に肉が付いたので、梶は嬉しそうにそこばかり触れてくる。
あっという間にシャツのボタンを開けられて、佐倉のはだけた胸に、梶は顔を寄せてきた。
「そこ……あんまり弄るなよ。最近、擦れて……ぴりぴりするんだ」
「ちょっと陥没気味だったのに、すっかり出るようになったな」
まるでデザートでも食べるように胸の頂をペロリと舐められてしまった。
「ううっ、へんた……」
「変態でもいい。未春のここを可愛がれるなら、何でもいい」
梶のことがよく分からない。
恋愛感情なんて知らないというくせに、甘ったるい言葉を囁いてくる。
それが嫌だとか思う気持ちはなくて、胸の中までくすぐったくなる思いに佐倉は戸惑っていた。
□□□
もちろん、鍵を閉める時は細心の注意をはらって、ガチャリと鍵を回した。
「ふぅ……」
「佐倉さん」
「ひぃぃっっ!」
上手く出られたと思ったところで、背中に声をかけられてしたい、佐倉は思わず叫んでしまった。
心臓がドクドク鳴って、恐る恐る振り返ると、立っていたのは大家のおばあちゃんだった。
「驚かせたかな。悪かったね」
「いっ、いいえ。大丈夫です」
「しばらく、業者が出入りすると思うから、迷惑かけるね」
「あ……うちは全然、大丈夫です」
築六十年の老朽化したこのアパートは、取り壊しが決まっていた。
退去期限まで三ヶ月ほどあるが、すでに空いた部屋の家具などの処分が始まっていた。
「次の部屋は決まったのかい? 急に決まったから迷惑かけるね」
「まだですけど、大丈夫です。気にしないでください。お世話になりました」
駅から遠いとはいえ、破格の家賃で住まわせてもらえた。固定費が少ないというのは、かなり助かっていたので、本音を言うと困った状況ではあった。
だが大家さんが、建て替えた家に子供や孫と住むことになると嬉しそうに話していたので、佐倉も自分のことのように嬉しかった。
部屋が決まったら挨拶に行きますと言って通り過ぎようとしていたら、大家さんがあっと声を上げた。
「そう言えば、一昨日だったかな。夜に地震があったんだって? 一階の耳の遠い爺さんが言っていたよ。何回もあってずいぶん長く揺れたって」
「え、地震ですか?」
そんなに揺れたことなどあったかなと、佐倉は一昨日のことを思い出した。
梶と居酒屋で飲んだ記憶が出てきたら、なんとなく心当たりがあって、顔は青くなり冷や汗が出てきてしまった。
「木造だし古い建物だから、他より揺れるもんだね。あと少しだろうけど、佐倉さんも気をつけてね」
「はっ……はい、すみません! ご迷惑をおかけしました!」
「え?」
急に謝った佐倉に、大家さんがポカンとしていたが、佐倉は頭を下げて逃げるようにその場を走り去った。
「ああ……バカだ……家でするなんて……」
佐倉はバス停のベンチに座り込んで、頭を抱えた。
一昨日の自分の失態をやっと記憶の箱にしまったのに、また頭の中から引っ張り出されてしまった。
酔った勢いとはいえ、盛り上がってしまい、自宅のボロいアパートの部屋でヤってしまった。
ビルの役員室と違い、あらゆる点でデリケートな場所だった。
住人はもうほとんどいないが、地震が起きたと間違われた原因に心当たりがあり過ぎて、恥ずかしくて申し訳なくて震えてしまった。
口に手を当ててひとりで悶絶していると、同じバス停を待っていた幼稚園児くらいの女の子と目があって、にこりと微笑まれてしまった。
近所の怪しいお兄さんになったらマズいので、とりあえずの笑顔を返して佐倉は目を閉じた。
最初の頃は料亭からテイクアウトしてきたような、名前も分からない豪華な料理が並んでいたが、最近は肉じゃがやカレーライスなど、家庭的な料理がテーブルの上に並ぶようになった。
梶は何も言わないが、おそらく本人がこういう料理が好きで、近くの定食屋からでも取り寄せているのだろう。
物珍しい料理も楽しめたが、佐倉も家庭的な方が美味しく食べられるので、今日も仕事終わりのお疲れ様タイムを楽しんでいた。
「はぁ……」
「どうした? 何か悩み事か?」
エビフライを口に入れる前に、無意識にこぼしたため息の音を、梶に拾われてしまった。
「……ちょっとね。家のこととか」
「ああ、こないだのやつか。激しくしたらギシギシ鳴っていたから、床が抜けるかと思ったぞ。あそこではもうできないな」
誰のせいで地震が起きたと間違われてしまったかと、佐倉がキッと睨みつけると、梶は両手を挙げて大口をガハハと開けて笑った。
「こっちは隣人と顔を合わせるのが気まずくて、気配をうかがって生活しているのにっ!」
「悪かったな。一緒に謝りに行ってやるよ」
「もう、いいよ。向こうは来週引っ越しだって、大家さんに聞いたから。というか、俺もそろそろ次を見つけないと」
「次? なんでだ?」
先に食事を終えた梶は、足を組んで膝の上に置いたタブレットで何かやっていた。その手を止めて顔を上げてこっちを見てきたので、そういえば言っていなかったなと佐倉は気がついた。
「老朽化で取り壊すんだよ。んで、立ち退きしないといけないんだけど、家具付きだし、家賃が相場の半額以下、この条件で探してもなかなか見つからないんだ」
「部屋を探しているのか……だったら俺の……」
そこまで言いかけて、梶はぐっと唾を飲み込んで黙ってしまった。
何か言おうとして慌てて飲み込んだみたいな顔だった。
佐倉が顔を覗き込もうとしたら、梶はいいところがあると言い出した。
「投資用のマンションをいくつか持っている。入居していない部屋もあるから、そこに入ればいい」
さらっと言われた言葉に、佐倉は顔を引き攣らせた。その顔を見て、今度は梶の方が身を乗り出してきた。
「何か問題があるのか?」
「大アリだよ。投資用マンションなんて、駅前とかの好立地で、尚且つ借り手のつく好条件の物件だろう」
「まぁそうだ」
「ほらなっ、無理無理、そんなところ払えるわけがない! うちの給与いくらだと思ってんだよ」
「今の物件と同じでいいぞ。家賃分以外は何もいらない。もともと持て余して転がしているようなものだ」
「えっ………」
そんな貴族の遊びみたいなものに、易々と乗ってしまっていいものなのか、佐倉は立ち止まって警戒してしまった。
どう考えたって上手い話過ぎる。
何か裏があったらどうしようかと、眉間に皺を寄せて考えた。
「まぁ考えてくれ。そうだ、今度の休みだが、車を出すからドライブに行かないか? その時に建物とか周辺環境とか見て回ろう」
「ええっ、急だな」
「早く決めないといけないんだろう? 気に入らなければ他にも何部屋か回ってもいい」
またまた魅力的な提案に、佐倉の警戒心はぐらぐらと揺れた。
騙して金を搾り取ろうという相手にしては、佐倉はどう見ても効率が悪過ぎるだろう。
何より梶はそんなことはするやつじゃないと、頭の中では認めつつあった。
「何か用事でもあるのか?」
「いや、バイトも入れていない」
「よし、じゃあ行こう。八時に迎えに行く」
「はやっ! なんでそんな朝から」
せっかく時間があるのだから朝食から外で食べようと言われて、佐倉は分かったと頷いた。
ここだけ切り取れば、仲のいい友人と呼べるのかもしれない。休みを利用して、飲みに行ったり、出かけたり……
「未春」
梶の声が普段より少しだけ高くなって、語尾が掠れた。
それが何を意味しているのか、分かった佐倉はソファーからゆっくり立ち上がった。
二人の関係なんて考えるだけ意味がないのかもしれない。
自分のような人間と、一緒にいてくれるだけで十分なのだ。
それ以上考えても、期待をしてもいけない。
自分から面倒なのはやめようと提案したはずだ。
「飯食ったばっかだよ」
梶の前に立つと、来いと手招きされたので、佐倉は梶の膝に跨って座った。
「いいよ。やっと触り心地が良くなった」
最近腹に肉が付いたので、梶は嬉しそうにそこばかり触れてくる。
あっという間にシャツのボタンを開けられて、佐倉のはだけた胸に、梶は顔を寄せてきた。
「そこ……あんまり弄るなよ。最近、擦れて……ぴりぴりするんだ」
「ちょっと陥没気味だったのに、すっかり出るようになったな」
まるでデザートでも食べるように胸の頂をペロリと舐められてしまった。
「ううっ、へんた……」
「変態でもいい。未春のここを可愛がれるなら、何でもいい」
梶のことがよく分からない。
恋愛感情なんて知らないというくせに、甘ったるい言葉を囁いてくる。
それが嫌だとか思う気持ちはなくて、胸の中までくすぐったくなる思いに佐倉は戸惑っていた。
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