里親さん黙示録

冴條玲

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はじめに

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里親審査をしない猫仙郷ですが、
譲渡条件が『猫を愛して下さる方』のみだった猫の里親様はすべて『素敵な里親様』の認識です。

里親審査なんかしなくても、譲渡条件が緩ければ、まず、トンデモ里親様に子猫を譲渡することにはなりません。
トンデモ里親様は猫愛のない、譲渡主に多大な負担のかかる問い合わせ方をしてくるので、後回しにされるという自然な流れによって、譲渡不成立となるのです。

そう、『譲渡条件が緩ければ』。

猫仙郷の悪夢、悲劇、譲渡条件が厳しかった『最高の子猫』の里親様こそは、フタを開けてみれば最低の里親様でした…。
交渉中から違和感はあったのですが、なにしろ、『競争相手がいなかった』のです。
下手に出たのが間違いだったと反省するべきなのか、最高の子猫を他人任せにしたのが間違いだったと反省するべきなのか。

――厳しい譲渡条件をつけての里親募集が間違いだったのでしょう。

ない袖は振れない。
他に選択肢がなければ、違和感に目を瞑ってでも、譲渡せざるを得ません。
それは、ペットショップが売れ残った子猫にはやむを得ず原価割れの値札をつけるのに似ています。


↓ 猫仙郷の愛猫ガゼル。3歳。2月初旬に孫猫が誕生する見込みです。
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