7 / 177
第一章 騎士
第五話 騎士として
しおりを挟む
三日後。
俺は叙任式の会場である、ベルメリア邸の庭園、その中央に造られた広場へ向かう。
「やっとだね、大和くん」
「うん。……これで、姉ちゃんとずっと一緒にいられるよ」
「ふふっ。頼りにしてるよ、騎士様」
ガラテヤ様の部屋から、二人で手を繋いで庭へと向かう道中。
叙任式のリハーサルを終え、皆、最終調整に入っているところだ。
屋敷の中には、ほとんど誰もいない。
「二人とも!そろそろ始めるぞ!急げー!」
ロジーナ様が庭から廊下を覗き、こちらへ手招きする。
「「はーい!!!」」
ロジーナ様がこちらを覗いてきた扉、裏口から庭園へ。
扉を開けると、そこには巨大な噴水と、そこまで続く純白の石畳が伸びていた。
俺達が式を行うのは、その噴水の前。
そこへ辿り着くまでの道には、リズ様やカトリーナ様、バルバロ様にランドルフ様をはじめとした一家の方々に加え、執事やメイドなど、使いの人達も並んでいた。
「二人とも。今日が、お前達にとって記念すべき日になるだろう。さあ、あそこで向かい合って」
ロジーナ様が噴水を指差す。
それと同時に、俺とガラテヤ様は、皆が並んで出迎えてくれている道を歩き始めた。
「おめでとう。ガラテヤ様の守りを、よろしく頼むよ!」
「お二人とも、お幸せに~!」
「カトリーナ姉様、何かと勘違いしていませんこと?」
「勘違いなんかしていませんわ、ガラテヤ?」
「そ、そう……?」
リズ様とカトリーナ様は、それぞれこちらへ手を振りながら見送る。
特にリズ様は俺の頭上へ手を伸ばし、ハイタッチを要求。
「「いえーい」」
この世界にもハイタッチの文化があることには少し驚きだったが、それはさておき、前へ。
続けて俺達を迎えるのは、バルバロ様と……俺が三日前に片方のタマを潰したでお馴染み、ランドルフ団長である。
「お、おめでとう……ガラテヤを頼むぞ、ジィン君……!」
やはり泣いているバルバロ様。
「……勝負にはタマの仇はいつか取ってやる。覚悟しとけよ」
意図的ではなかったとはいえ、流石に片タマを潰したのはマズかったのか。
ランドルフ様は、やはりこちらを睨みつけてきた。
「もう、お父様ったら!お祝いの一言も言えないんですの?」
そこへ、ガラテヤ様の一声。
「……チッ。仕方ねぇ、ガラテヤの頼みだ。祝ってやるよ。おめでとさん」
どうやら、ランドルフ様は相当な親バカのようである。
そもそも、娘専属の護衛となる騎士が本当に相応しいかどうか、父親である騎士団長自らが試しにかかる話など、そう聞いたことが無い。
「な、なんか、どうも」
頭を抱えているランドルフ様を横目に、俺とガラテヤ様は噴水の前へ向かう。
俺は跪き、彼女の動きを待つ。
「……ガラテヤ。任命の言葉を」
ロジーナ様が剣をガラテヤ様の手に渡し、言葉を促した。
「はい、お母様。……高潔なるベルメリアの民、『ジィン・セラム』。……この剣に誓いなさい。私の騎士となることを。騎士として、ベルメリアを名乗る私の守護に、命を懸けて徹することを。満たしなさい、覚えなさい、感じなさい、そして誇りなさい。私の騎士となり、天に剣を掲げる刻が、貴方にとって名誉となるように」
そしてガラテヤ様は、俺が跪いたまま差し出した両手へ剣を乗せる。
「……はい。謹んでその願い、お受け致します。……我が君」
俺はその剣を受け取り、鞘に納め。
そして、ガラテヤ様の右手、その甲へ口づけをした。
「……おめでとう、ジィン君。これで君は、ガラテヤ様の騎士だ。名前は……どうする?」
「名前?」
「なんだァ?知らねェのかよ。平民から騎士になった奴は、第三の名前を付けなきゃならねぇんだ。そんくらい調べとけ」
ランドルフ様が口を挟む。
「ランドルフ、静粛に。……だがランドルフの言う通り、名前は考えておいた方が良かったな。どうだ?何か心当たりはあるか?」
それをロジーナ様が静止しつつも、俺に新たな名前を問う。
「期限は……」
「申し訳ないが、今すぐだ。すまないな、騎士になりたいと言うくらいなのだから知っていたと思ったのだが……名前の取り決めについて、知らないとは思っていなかった」
名字を増やすことに何の意味があるのだろうか……とは思うが、きっと、過去との決別であるとか、騎士として生きていくための通過儀礼であるとか、そういう理由なのだろうと己の内で消化する。
そして俺は頭を最高速度で回転させ、新たな名前を考え始めた。
「ちょ、ちょっと待って下さい。数分だけ、いいですか?」
「まあ、そのくらいなら構わんが」
まず、名前の「ジィン」と「セラム」はそのまま、そこから、さらにミドルネームを何か考えなければならない。
しかし、俺がそれを決めるまで、長くはかからなかった。
これから仕えることになるガラテヤ様、その前世がかつての姉である以上、それに勝る名は出てこなかったことだろう。
「……『ヤマト』。『ジィン・ヤマト・セラム』。これが、俺の新しい名前です」
俺は再びガラテヤ様の前に跪く。
「『ヤマト』、か。不思議な響きだ。だが、良い名前だな。……よし、これで本当に、叙任式は終了だ。君は騎士となり、何事も無ければ退役まで、ガラテヤを守る任につくことになる。……気張っていくと良い、ジィン君」
最後にロジーナ様から激励の言葉を頂き、晴れて、俺を騎士としての貴方を任命するための儀式は、無事に完了したようであった。
それから俺は、ロジーナ様に武器庫へ案内してもらい、改めて武器を一セット、頂くことになった。
この場合の「一セット」というのは、「一度の戦場に持っていけるだけ」という意味である。
可能であれば日本刀が欲しいところであったが、どうやらこの辺りでは日本刀どころか、刀自体使われていないらしい。
仕方なく、俺はシミター呼ばれるナイフと剣の中間にあるような武器と、半径が大体二十五から三十センチメートル程の青銅で作られたバックラー、そしてショートボウと数十本の矢を手に取り、基本の装備とした。
さらに、ほぼ全身を鉄で覆うため防御が堅いフルプレートアーマーと、攻撃が当たりやすい部分のみを鉄で覆い、それ以外を革や鎖で最低限カバーすることで動き易さと防御力を両立したハーフプレートメイル、それぞれ選んで使えるように、後ほど両方を仕立てて頂けることとなった。
それが完成したときには、いかにも騎士といったような風貌になること間違いなしである。
「ジィン様……いえ、ジィン。改めて……よろしくお願いしますわ」
「こちらこそ、よろしくお願いします。この騎士ジィン・ヤマト・セラム。全身全霊を以て、貴方の命をお守り致します」
俺はもう一度、右手の甲に口づけをする。
騎士として。
弟として。
今度こそ、俺はガラテヤ様を、姉ちゃんを、絶対に守り抜いて見せると、今回は剣ではなく、この手と口づけにかけて、そう誓ったのであった。
俺は叙任式の会場である、ベルメリア邸の庭園、その中央に造られた広場へ向かう。
「やっとだね、大和くん」
「うん。……これで、姉ちゃんとずっと一緒にいられるよ」
「ふふっ。頼りにしてるよ、騎士様」
ガラテヤ様の部屋から、二人で手を繋いで庭へと向かう道中。
叙任式のリハーサルを終え、皆、最終調整に入っているところだ。
屋敷の中には、ほとんど誰もいない。
「二人とも!そろそろ始めるぞ!急げー!」
ロジーナ様が庭から廊下を覗き、こちらへ手招きする。
「「はーい!!!」」
ロジーナ様がこちらを覗いてきた扉、裏口から庭園へ。
扉を開けると、そこには巨大な噴水と、そこまで続く純白の石畳が伸びていた。
俺達が式を行うのは、その噴水の前。
そこへ辿り着くまでの道には、リズ様やカトリーナ様、バルバロ様にランドルフ様をはじめとした一家の方々に加え、執事やメイドなど、使いの人達も並んでいた。
「二人とも。今日が、お前達にとって記念すべき日になるだろう。さあ、あそこで向かい合って」
ロジーナ様が噴水を指差す。
それと同時に、俺とガラテヤ様は、皆が並んで出迎えてくれている道を歩き始めた。
「おめでとう。ガラテヤ様の守りを、よろしく頼むよ!」
「お二人とも、お幸せに~!」
「カトリーナ姉様、何かと勘違いしていませんこと?」
「勘違いなんかしていませんわ、ガラテヤ?」
「そ、そう……?」
リズ様とカトリーナ様は、それぞれこちらへ手を振りながら見送る。
特にリズ様は俺の頭上へ手を伸ばし、ハイタッチを要求。
「「いえーい」」
この世界にもハイタッチの文化があることには少し驚きだったが、それはさておき、前へ。
続けて俺達を迎えるのは、バルバロ様と……俺が三日前に片方のタマを潰したでお馴染み、ランドルフ団長である。
「お、おめでとう……ガラテヤを頼むぞ、ジィン君……!」
やはり泣いているバルバロ様。
「……勝負にはタマの仇はいつか取ってやる。覚悟しとけよ」
意図的ではなかったとはいえ、流石に片タマを潰したのはマズかったのか。
ランドルフ様は、やはりこちらを睨みつけてきた。
「もう、お父様ったら!お祝いの一言も言えないんですの?」
そこへ、ガラテヤ様の一声。
「……チッ。仕方ねぇ、ガラテヤの頼みだ。祝ってやるよ。おめでとさん」
どうやら、ランドルフ様は相当な親バカのようである。
そもそも、娘専属の護衛となる騎士が本当に相応しいかどうか、父親である騎士団長自らが試しにかかる話など、そう聞いたことが無い。
「な、なんか、どうも」
頭を抱えているランドルフ様を横目に、俺とガラテヤ様は噴水の前へ向かう。
俺は跪き、彼女の動きを待つ。
「……ガラテヤ。任命の言葉を」
ロジーナ様が剣をガラテヤ様の手に渡し、言葉を促した。
「はい、お母様。……高潔なるベルメリアの民、『ジィン・セラム』。……この剣に誓いなさい。私の騎士となることを。騎士として、ベルメリアを名乗る私の守護に、命を懸けて徹することを。満たしなさい、覚えなさい、感じなさい、そして誇りなさい。私の騎士となり、天に剣を掲げる刻が、貴方にとって名誉となるように」
そしてガラテヤ様は、俺が跪いたまま差し出した両手へ剣を乗せる。
「……はい。謹んでその願い、お受け致します。……我が君」
俺はその剣を受け取り、鞘に納め。
そして、ガラテヤ様の右手、その甲へ口づけをした。
「……おめでとう、ジィン君。これで君は、ガラテヤ様の騎士だ。名前は……どうする?」
「名前?」
「なんだァ?知らねェのかよ。平民から騎士になった奴は、第三の名前を付けなきゃならねぇんだ。そんくらい調べとけ」
ランドルフ様が口を挟む。
「ランドルフ、静粛に。……だがランドルフの言う通り、名前は考えておいた方が良かったな。どうだ?何か心当たりはあるか?」
それをロジーナ様が静止しつつも、俺に新たな名前を問う。
「期限は……」
「申し訳ないが、今すぐだ。すまないな、騎士になりたいと言うくらいなのだから知っていたと思ったのだが……名前の取り決めについて、知らないとは思っていなかった」
名字を増やすことに何の意味があるのだろうか……とは思うが、きっと、過去との決別であるとか、騎士として生きていくための通過儀礼であるとか、そういう理由なのだろうと己の内で消化する。
そして俺は頭を最高速度で回転させ、新たな名前を考え始めた。
「ちょ、ちょっと待って下さい。数分だけ、いいですか?」
「まあ、そのくらいなら構わんが」
まず、名前の「ジィン」と「セラム」はそのまま、そこから、さらにミドルネームを何か考えなければならない。
しかし、俺がそれを決めるまで、長くはかからなかった。
これから仕えることになるガラテヤ様、その前世がかつての姉である以上、それに勝る名は出てこなかったことだろう。
「……『ヤマト』。『ジィン・ヤマト・セラム』。これが、俺の新しい名前です」
俺は再びガラテヤ様の前に跪く。
「『ヤマト』、か。不思議な響きだ。だが、良い名前だな。……よし、これで本当に、叙任式は終了だ。君は騎士となり、何事も無ければ退役まで、ガラテヤを守る任につくことになる。……気張っていくと良い、ジィン君」
最後にロジーナ様から激励の言葉を頂き、晴れて、俺を騎士としての貴方を任命するための儀式は、無事に完了したようであった。
それから俺は、ロジーナ様に武器庫へ案内してもらい、改めて武器を一セット、頂くことになった。
この場合の「一セット」というのは、「一度の戦場に持っていけるだけ」という意味である。
可能であれば日本刀が欲しいところであったが、どうやらこの辺りでは日本刀どころか、刀自体使われていないらしい。
仕方なく、俺はシミター呼ばれるナイフと剣の中間にあるような武器と、半径が大体二十五から三十センチメートル程の青銅で作られたバックラー、そしてショートボウと数十本の矢を手に取り、基本の装備とした。
さらに、ほぼ全身を鉄で覆うため防御が堅いフルプレートアーマーと、攻撃が当たりやすい部分のみを鉄で覆い、それ以外を革や鎖で最低限カバーすることで動き易さと防御力を両立したハーフプレートメイル、それぞれ選んで使えるように、後ほど両方を仕立てて頂けることとなった。
それが完成したときには、いかにも騎士といったような風貌になること間違いなしである。
「ジィン様……いえ、ジィン。改めて……よろしくお願いしますわ」
「こちらこそ、よろしくお願いします。この騎士ジィン・ヤマト・セラム。全身全霊を以て、貴方の命をお守り致します」
俺はもう一度、右手の甲に口づけをする。
騎士として。
弟として。
今度こそ、俺はガラテヤ様を、姉ちゃんを、絶対に守り抜いて見せると、今回は剣ではなく、この手と口づけにかけて、そう誓ったのであった。
20
あなたにおすすめの小説
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
落ちこぼれの貴族、現地の人達を味方に付けて頑張ります!
ユーリ
ファンタジー
気がつくと、見知らぬ部屋のベッドの上で、状況が理解できず混乱していた僕は、鏡の前に立って、あることを思い出した。
ここはリュカとして生きてきた異世界で、僕は“落ちこぼれ貴族の息子”だった。しかも最悪なことに、さっき行われた絶対失敗出来ない召喚の儀で、僕だけが失敗した。
そのせいで、貴族としての評価は確実に地に落ちる。けれど、両親は超が付くほど過保護だから、家から追い出される心配は……たぶん無い。
問題は一つ。
兄様との関係が、どうしようもなく悪い。
僕は両親に甘やかされ、勉強もサボり放題。その積み重ねのせいで、兄様との距離は遠く、話しかけるだけで気まずい空気に。
このまま兄様が家督を継いだら、屋敷から追い出されるかもしれない!
追い出されないように兄様との関係を改善し、いざ追い出されても生きていけるように勉強して強くなる!……のはずが、勉強をサボっていたせいで、一般常識すら分からないところからのスタートだった。
それでも、兄様との距離を縮めようと努力しているのに、なかなか縮まらない! むしろ避けられてる気さえする!!
それでもめげずに、今日も兄様との関係修復、頑張ります!
5/9から小説になろうでも掲載中
【改訂版】槍使いのドラゴンテイマー ~邪竜をテイムしたのでついでに魔王も倒しておこうと思う~
こげ丸
ファンタジー
『偶然テイムしたドラゴンは神をも凌駕する邪竜だった』
公開サイト累計1000万pv突破の人気作が改訂版として全編リニューアル!
書籍化作業なみにすべての文章を見直したうえで大幅加筆。
旧版をお読み頂いた方もぜひ改訂版をお楽しみください!
===あらすじ===
異世界にて前世の記憶を取り戻した主人公は、今まで誰も手にしたことのない【ギフト:竜を従えし者】を授かった。
しかしドラゴンをテイムし従えるのは簡単ではなく、たゆまぬ鍛錬を続けていたにもかかわらず、その命を失いかける。
だが……九死に一生を得たそのすぐあと、偶然が重なり、念願のドラゴンテイマーに!
神をも凌駕する力を持つ最強で最凶のドラゴンに、
双子の猫耳獣人や常識を知らないハイエルフの美幼女。
トラブルメーカーの美少女受付嬢までもが加わって、主人公の波乱万丈の物語が始まる!
※以前公開していた旧版とは一部設定や物語の展開などが異なっておりますので改訂版の続きは更新をお待ち下さい
※改訂版の公開方法、ファンタジーカップのエントリーについては運営様に確認し、問題ないであろう方法で公開しております
※小説家になろう様とカクヨム様でも公開しております
レベルアップは異世界がおすすめ!
まったりー
ファンタジー
レベルの上がらない世界にダンジョンが出現し、誰もが装備や技術を鍛えて攻略していました。
そんな中、異世界ではレベルが上がることを記憶で知っていた主人公は、手芸スキルと言う生産スキルで異世界に行ける手段を作り、自分たちだけレベルを上げてダンジョンに挑むお話です。
DIYと異世界建築生活〜ギャル娘たちとパパの腰袋チート
みーくん
ファンタジー
気づいたら異世界に飛ばされていた、おっさん大工。
唯一の武器は、腰につけた工具袋——
…って、これ中身無限!?釘も木材もコンクリも出てくるんだけど!?
戸惑いながらも、拾った(?)ギャル魔法少女や謎の娘たちと家づくりを始めたおっさん。
土木工事からリゾート開発、果てはダンジョン探索まで!?
「異世界に家がないなら、建てればいいじゃない」
今日もおっさんはハンマー片手に、愛とユーモアと魔法で暮らしをDIY!
建築×育児×チート×ギャル
“腰袋チート”で異世界を住みよく変える、大人の冒険がここに始まる!
腰活(こしかつっ!)よろしくお願いします
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる