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第三章 変わったこと
第二十八話 エゴ
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「いらっしゃい、大和くん。……それとも、『ジィン』って言った方がいいかしら?」
俺を夜の女子寮へ招き入れたガラテヤ様は、すっかり外でのガラテヤ様モードを解き、待っていた。
「前世と同じように話したいかな」
「むぅー。『ガラテヤ様』な私は……まだ慣れない?」
何やらご不満だった様子。
この部屋にいるのは俺とガラテヤ様の二人きりであるにもかかわらず、ガラテヤとして話したい気分だったのだろうか。
「俺と話す分には、別に他所行きのガラテヤ様モードにならなくて良いだろうし……そっちの方が楽かなと思って。それに」
「それに?」
「……俺とガラテヤ様の中から、『尊姉ちゃん』が消えるのが怖くてさ」
「私が完全に『ガラテヤ』でしかない女になったら寂しい?嫌なの?」
「ガラテヤ様のことは好きだから、嫌ではない。でも、寂しいかも」
「……そう。じゃあ、これからもお姉ちゃんでいなきゃね」
「ごめんね。俺の勝手な未練に付き合ってもらっちゃって。俺……前世の世界で、姉ちゃんともっと一緒に過ごしたくて……でも、出来なかったから、ガラテヤ様に残っている姉ちゃんの影にすがっている。……姉ちゃんこそ、嫌じゃないの?」
「私は……よく分からないかも。自分が『尊』なのか『ガラテヤ』なのか……よく分からないんだ。だから、どっちでもいい。どっちでも、それが『私』なのは確実だから。その上で大和くんが『尊』としての私を望むなら、私も大事にするだけだよ」
「……ありがとう、姉ちゃん」
開けっ放しの窓から、風が吹き込む。
「ふふっ。……嬉しいな」
尊姉ちゃんは、備え付けのデスクからノートとペンを持ってきながら呟いた。
「何が?」
「何でもない。……さ、本題に入ろうか」
「ああ……。その本題なんだけど、姉ちゃん……あの猟兵達ってさ、ベルメリア領まで連れて行けない?」
「どういうこと?」
「あの猟兵達をベルメリア領にまで誘導すれば、『ベルメリア領で暴れた猟兵を、兵士として使います』ってことにして保護できないかなって」
「……大丈夫?それ。いくら寛大めな政策をとってるうちの領地でも、外から反乱分子を呼び込むようなことをするのは流石にダメだと思うよ?」
ただ猟兵を自分達の領地に誘導するだけでは、まさに外患誘致そのものになってしまう。
それは、俺も分かっている事だ。
「フッフッフッフ。何の考えも無しに俺がそんなことを言うと思うかな、姉ちゃん」
「……何か、アテでもあるの?」
「ファーリちゃん達に動いてもらうんだよ」
俺の計画は、こうだ。
まず、ベルメリア領と王国直属領の境界線近くに、新たな村の開発計画があると情報を流す。
新興の村には、「裏の者達」がつきものだ。
ましてや、それが領地と領地の境界線ともなれば尚更である。
その情報を、マーズさんの父親率いる第七部隊が拠点を潰そうと動き始めるタイミングに合わせてファーリちゃんが所属する猟兵団である「獣道」へ流し、彼らを動かす……もとい、逃がす。
あとは……野営レベルのハリボテと最低限のキャンプを用意して、肩透かしを食らわせる。
それに合わせて、予めベルメリア領には騎士団を使わせるよう、ガラテヤ様にお願いして名前を借りて便りを出しておく。
王国騎士団も、むやみに直接統治していない貴族の領地には入れない。
後は、ベルメリア領公式の傭兵として保護してもらい、ガラテヤ様の騎士である俺、それが無理ならガラテヤ様の権限で兵士にするなり公認の傭兵にするなり、そこは彼らの希望を可能な限り通すつもりだ。
これは彼らに機会を与え、フランシス・ドレイクが上納金と引き換えに敵を対象としての海賊行為は公認していたように、領の安全を脅かす者達に対する抑止力とする作戦である。
言わば、テロリストをベルメリア領の抑止力に変える重要なアクションになるのだ。
この計画に必要な協力者は、予定では三人、最低一人。
まずはガラテヤ様。
跡継ぎが見込まれていない子爵令嬢を守る騎士の身である俺では、ベルメリア領どころかそもそも社会的な権限が弱すぎる。
ガラテヤ様も跡継ぎが見込まれていないとはいえ、その跡継ぎの姉妹であれば、門前払いとはならないだろう。
後の二人はマーズさんとロディア。
友人故、単純にどこぞの冒険者を雇うよりも連携を取りやすいことが見込まれるためである。
俺一人では、平等に猟兵を助けることはできない。
それは仮に、元老院所属の身分を獲得したとて無理だろう。
故に……まずは、今となっては身近に感じるようになってしまった、ファーリちゃん達を助ける。
猟兵に居場所を与える。
それはきっと、騎士として生きてきた俺の……ある種、傲慢な考えなのだろう。
しかし、世間は彼らの味方をしない。
俺には、彼らが違法行為でもしない限り生きていけない環境に追い込まれているのは、村八分されるのが、村に対しての個人なのか、国や領地に対しての猟兵団なのか、それが違っているだけにしか見えないのだ。
「……とりあえず、理解はできた。その計画には私が必要なんだね。でも……もし、猟兵団が暴れたらどうする?相手は一応、私達を騙して強盗以上のことはするつもりだった相手だよ?」
「もちろん、近接戦闘員としてマーズさん、魔法要員でロディアにも協力を乞う。あの二人なら強いから、相手が猟兵団でも足止めには十分なるはず。それで…‥ダメなら、俺が『風』を使って……無理をしてでも、全員叩く。……ダメかな?」
「分かった。自分の立場も大和くんなりに、ちゃんと考えたんだね」
「……つまり!?」
「協力する。……えらいぞ、大和くん。ファーリちゃんの顔、ちゃんと見てたんだね。でも、無理だけはしちゃダメだよ」
計画を話し終わると、尊姉ちゃんは俺を抱きしめ、後頭部を優しく撫で始めた。
「俺、辛くてさ……傲慢だし、ファーリちゃんの猟兵団だけ助けるのが不平等だっていうのは、自分でも分かってるんだけど……。それでも、手が届くところにいる人は助けたくて……俺、あんな小さい子に、あんな間近で失望したような顔されて……このままじゃ耐えられなくて」
無理をしていた。
拠点へ偵察に行っていた時、俺がファーリちゃんの前で軽い喋り方をしたのは……きっと……あの失望した顔に、耐えられなかったからだろう。
村八分に遭っていた頃の悪夢が蘇る。
「よしよし、大丈夫。私が手伝うんだから、きっと成功するよ。ベルメリア家の三女、舐めないでよねっ!ね!だから大丈夫!ほら、自信持って!」
「……ありがとう、姉ちゃん。それと……ガラテヤ様」
「大切な弟で、騎士くんのお願いだもん。当たり前だよ」
溢れかけた涙を拭き、窓から飛び降りて部屋をあとにしようとする俺。
しかし、尊姉ちゃんはそんな俺の服を掴んでそれを制止する。
「どうしたの、姉ちゃん?」
「今日は泊まって行かない?この部屋に」
「女子寮に?」
「うん」
「……大丈夫なの?」
「部屋の中ならバレないよ。出る時は、適当に誤魔化せばいいし」
「なら、お言葉に甘えて。ベッド無いからソファーに寝るけど、いいよね」
「うん。お休み、大和くん」
「お休み、姉ちゃん」
ベッドで寝入る姉ちゃんを横目に、俺は掛け布団を一枚借りて、ソファーに寝転ぶ。
前世では、よく姉ちゃんに寝かしつけてもらったことを覚えている。
怖いものを見た日、憂鬱なテストがある日、さらに前世の死因を思い出した日、翌日の遠足が楽しみな日。
気持ちに多くの変化がある夜には、いつも姉ちゃんがいた。
姉ちゃんに言ったら気持ちが悪いと思われるだろうが、俺は、それがとても落ち着いたのだ。
現世の尊姉ちゃんであるガラテヤ様から借りた布団は、いつかの夜と同じ香りがした。
計画がうまくいくかどうかは、当日まで分からない。
成功率が高くなるようには色々と考えたつもりだが、自分達以外の行動に依存する部分が大きく、成功率は不安定だ。
それでも、俺は「頑張らなければ」ならない。
出来る限りのことはした。
猟兵は勿論、領民への被害が出ないようにもしなければならない。
だから、「頑張る」。
今は姉から借りた布団に潜りながら、そう、自分自身に念じるしか無かったのだ。
俺を夜の女子寮へ招き入れたガラテヤ様は、すっかり外でのガラテヤ様モードを解き、待っていた。
「前世と同じように話したいかな」
「むぅー。『ガラテヤ様』な私は……まだ慣れない?」
何やらご不満だった様子。
この部屋にいるのは俺とガラテヤ様の二人きりであるにもかかわらず、ガラテヤとして話したい気分だったのだろうか。
「俺と話す分には、別に他所行きのガラテヤ様モードにならなくて良いだろうし……そっちの方が楽かなと思って。それに」
「それに?」
「……俺とガラテヤ様の中から、『尊姉ちゃん』が消えるのが怖くてさ」
「私が完全に『ガラテヤ』でしかない女になったら寂しい?嫌なの?」
「ガラテヤ様のことは好きだから、嫌ではない。でも、寂しいかも」
「……そう。じゃあ、これからもお姉ちゃんでいなきゃね」
「ごめんね。俺の勝手な未練に付き合ってもらっちゃって。俺……前世の世界で、姉ちゃんともっと一緒に過ごしたくて……でも、出来なかったから、ガラテヤ様に残っている姉ちゃんの影にすがっている。……姉ちゃんこそ、嫌じゃないの?」
「私は……よく分からないかも。自分が『尊』なのか『ガラテヤ』なのか……よく分からないんだ。だから、どっちでもいい。どっちでも、それが『私』なのは確実だから。その上で大和くんが『尊』としての私を望むなら、私も大事にするだけだよ」
「……ありがとう、姉ちゃん」
開けっ放しの窓から、風が吹き込む。
「ふふっ。……嬉しいな」
尊姉ちゃんは、備え付けのデスクからノートとペンを持ってきながら呟いた。
「何が?」
「何でもない。……さ、本題に入ろうか」
「ああ……。その本題なんだけど、姉ちゃん……あの猟兵達ってさ、ベルメリア領まで連れて行けない?」
「どういうこと?」
「あの猟兵達をベルメリア領にまで誘導すれば、『ベルメリア領で暴れた猟兵を、兵士として使います』ってことにして保護できないかなって」
「……大丈夫?それ。いくら寛大めな政策をとってるうちの領地でも、外から反乱分子を呼び込むようなことをするのは流石にダメだと思うよ?」
ただ猟兵を自分達の領地に誘導するだけでは、まさに外患誘致そのものになってしまう。
それは、俺も分かっている事だ。
「フッフッフッフ。何の考えも無しに俺がそんなことを言うと思うかな、姉ちゃん」
「……何か、アテでもあるの?」
「ファーリちゃん達に動いてもらうんだよ」
俺の計画は、こうだ。
まず、ベルメリア領と王国直属領の境界線近くに、新たな村の開発計画があると情報を流す。
新興の村には、「裏の者達」がつきものだ。
ましてや、それが領地と領地の境界線ともなれば尚更である。
その情報を、マーズさんの父親率いる第七部隊が拠点を潰そうと動き始めるタイミングに合わせてファーリちゃんが所属する猟兵団である「獣道」へ流し、彼らを動かす……もとい、逃がす。
あとは……野営レベルのハリボテと最低限のキャンプを用意して、肩透かしを食らわせる。
それに合わせて、予めベルメリア領には騎士団を使わせるよう、ガラテヤ様にお願いして名前を借りて便りを出しておく。
王国騎士団も、むやみに直接統治していない貴族の領地には入れない。
後は、ベルメリア領公式の傭兵として保護してもらい、ガラテヤ様の騎士である俺、それが無理ならガラテヤ様の権限で兵士にするなり公認の傭兵にするなり、そこは彼らの希望を可能な限り通すつもりだ。
これは彼らに機会を与え、フランシス・ドレイクが上納金と引き換えに敵を対象としての海賊行為は公認していたように、領の安全を脅かす者達に対する抑止力とする作戦である。
言わば、テロリストをベルメリア領の抑止力に変える重要なアクションになるのだ。
この計画に必要な協力者は、予定では三人、最低一人。
まずはガラテヤ様。
跡継ぎが見込まれていない子爵令嬢を守る騎士の身である俺では、ベルメリア領どころかそもそも社会的な権限が弱すぎる。
ガラテヤ様も跡継ぎが見込まれていないとはいえ、その跡継ぎの姉妹であれば、門前払いとはならないだろう。
後の二人はマーズさんとロディア。
友人故、単純にどこぞの冒険者を雇うよりも連携を取りやすいことが見込まれるためである。
俺一人では、平等に猟兵を助けることはできない。
それは仮に、元老院所属の身分を獲得したとて無理だろう。
故に……まずは、今となっては身近に感じるようになってしまった、ファーリちゃん達を助ける。
猟兵に居場所を与える。
それはきっと、騎士として生きてきた俺の……ある種、傲慢な考えなのだろう。
しかし、世間は彼らの味方をしない。
俺には、彼らが違法行為でもしない限り生きていけない環境に追い込まれているのは、村八分されるのが、村に対しての個人なのか、国や領地に対しての猟兵団なのか、それが違っているだけにしか見えないのだ。
「……とりあえず、理解はできた。その計画には私が必要なんだね。でも……もし、猟兵団が暴れたらどうする?相手は一応、私達を騙して強盗以上のことはするつもりだった相手だよ?」
「もちろん、近接戦闘員としてマーズさん、魔法要員でロディアにも協力を乞う。あの二人なら強いから、相手が猟兵団でも足止めには十分なるはず。それで…‥ダメなら、俺が『風』を使って……無理をしてでも、全員叩く。……ダメかな?」
「分かった。自分の立場も大和くんなりに、ちゃんと考えたんだね」
「……つまり!?」
「協力する。……えらいぞ、大和くん。ファーリちゃんの顔、ちゃんと見てたんだね。でも、無理だけはしちゃダメだよ」
計画を話し終わると、尊姉ちゃんは俺を抱きしめ、後頭部を優しく撫で始めた。
「俺、辛くてさ……傲慢だし、ファーリちゃんの猟兵団だけ助けるのが不平等だっていうのは、自分でも分かってるんだけど……。それでも、手が届くところにいる人は助けたくて……俺、あんな小さい子に、あんな間近で失望したような顔されて……このままじゃ耐えられなくて」
無理をしていた。
拠点へ偵察に行っていた時、俺がファーリちゃんの前で軽い喋り方をしたのは……きっと……あの失望した顔に、耐えられなかったからだろう。
村八分に遭っていた頃の悪夢が蘇る。
「よしよし、大丈夫。私が手伝うんだから、きっと成功するよ。ベルメリア家の三女、舐めないでよねっ!ね!だから大丈夫!ほら、自信持って!」
「……ありがとう、姉ちゃん。それと……ガラテヤ様」
「大切な弟で、騎士くんのお願いだもん。当たり前だよ」
溢れかけた涙を拭き、窓から飛び降りて部屋をあとにしようとする俺。
しかし、尊姉ちゃんはそんな俺の服を掴んでそれを制止する。
「どうしたの、姉ちゃん?」
「今日は泊まって行かない?この部屋に」
「女子寮に?」
「うん」
「……大丈夫なの?」
「部屋の中ならバレないよ。出る時は、適当に誤魔化せばいいし」
「なら、お言葉に甘えて。ベッド無いからソファーに寝るけど、いいよね」
「うん。お休み、大和くん」
「お休み、姉ちゃん」
ベッドで寝入る姉ちゃんを横目に、俺は掛け布団を一枚借りて、ソファーに寝転ぶ。
前世では、よく姉ちゃんに寝かしつけてもらったことを覚えている。
怖いものを見た日、憂鬱なテストがある日、さらに前世の死因を思い出した日、翌日の遠足が楽しみな日。
気持ちに多くの変化がある夜には、いつも姉ちゃんがいた。
姉ちゃんに言ったら気持ちが悪いと思われるだろうが、俺は、それがとても落ち着いたのだ。
現世の尊姉ちゃんであるガラテヤ様から借りた布団は、いつかの夜と同じ香りがした。
計画がうまくいくかどうかは、当日まで分からない。
成功率が高くなるようには色々と考えたつもりだが、自分達以外の行動に依存する部分が大きく、成功率は不安定だ。
それでも、俺は「頑張らなければ」ならない。
出来る限りのことはした。
猟兵は勿論、領民への被害が出ないようにもしなければならない。
だから、「頑張る」。
今は姉から借りた布団に潜りながら、そう、自分自身に念じるしか無かったのだ。
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