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第二章・戦士チームの編成
アルダリの妄想
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塔の上のサーディン[イワシの紋章]の旗が夜空に揺らめき、湖面に星の輝きが映り込むのをアヒルとカモが掻き消して泳いでいる。
錬金術師アルダリは城の地下室の石壁の上部にある小窓からその水面を眺め、赤いふんどし姿で両手を腰に当てて嘆く。
「なんてことだ。優秀な戦士が五名も腐って死ぬとはな。王の死を隠蔽せずに、すぐに警笛を鳴らすべきじゃった」
「でも王の名誉は守らなければなりません。それよりアルダリさま、服を着てくださいよ」
研究に夢中になると服を脱ぎ捨て赤いふんどしになる師匠に、ケインが背中から白衣を掛けてやり、実験器具の後片付けを始めた。
アルダリは腐食の呪いと断定し、元老院にSEX禁止令を発令させたが、発表が遅れて優秀な戦士を失ってしまった。
「警告を受けた従者、農民や商人など多くの方が無事でした」
「いや、要請ではSEXの欲望を抑えられない。この呪いはそこにつけ込んでおるわ」
アルダリとケインは王の寝室から黒い細胞と精液の燃え滓を採取して、地下の研究室に籠ってずっと分析を続けた。
実験台にはビーカー、メスシリンダー、三角フラスコ、試験管、アルコールランプ、シャーレなどの器具が並び、炭黒い細胞と粉塵が液体に溶かされ、アルコールランプの熱でガラス管を通り、幾つかの容器に振り分けられ、薬品の効果で三原色に変色している。
そして密閉した大きめのガラス容器がデスクの中央に置いてあり、仄かな黒い煙が結集して蠢き、獣の形状に変貌したが、呪いの残像でしかなくすぐに消え去ってゆく。
「勇者が集まるか、不安じゃ」
白衣を着たアルダリが壁側のライティングデスクに向かい、ペンを持って考え込んで用紙にメンバーを書き込み始めた。
・錬金術師アルダリ。ダンディーなちょいワル魔術師。
・ジェンダ王子。キューピッドの弓を持つ長髪のイケメン。
・女戦士エリアン。逞しい筋肉と美ボディを誇る野獣の剣士。
「わしを含めて、この三名は決定じゃが……」
(ジェンダ王子はXジェンダーで性自認が男性にも女性にもあてはまらず、エリアンはレズビアンで腐食の呪いからは免れている。)
「アルダリさま。戦士チームを連れて人間界へ行くとおっしゃってましたが、この呪いの魔術師の目星はついているのですか?」
ケインの問いにアルダリは無言で微笑み返し、昔、人間界へ行った時を思い出して、嫌らしい妄想で股間が少し元気付くのを感じる。
『まだ、ノーパン喫茶はあるかな?今はメイド喫茶だっけ?兎に角、楽しみじゃ』
キャバクラで指名したバニーガールの名前を用紙に書いたがバツ印を付け、アルダリは妖精族の戦士を期待してチャチルからの連絡を待った。
そして朝陽が妖精の森を照らし始め、チャチルの部屋の窓から白い伝書鴉が飛び立ち、サーディン城へ向かっていたが、途中で心地良い匂いに誘われて急降下し、草原の木陰に隠れていた店舗車へ降り立つ。
錬金術師アルダリは城の地下室の石壁の上部にある小窓からその水面を眺め、赤いふんどし姿で両手を腰に当てて嘆く。
「なんてことだ。優秀な戦士が五名も腐って死ぬとはな。王の死を隠蔽せずに、すぐに警笛を鳴らすべきじゃった」
「でも王の名誉は守らなければなりません。それよりアルダリさま、服を着てくださいよ」
研究に夢中になると服を脱ぎ捨て赤いふんどしになる師匠に、ケインが背中から白衣を掛けてやり、実験器具の後片付けを始めた。
アルダリは腐食の呪いと断定し、元老院にSEX禁止令を発令させたが、発表が遅れて優秀な戦士を失ってしまった。
「警告を受けた従者、農民や商人など多くの方が無事でした」
「いや、要請ではSEXの欲望を抑えられない。この呪いはそこにつけ込んでおるわ」
アルダリとケインは王の寝室から黒い細胞と精液の燃え滓を採取して、地下の研究室に籠ってずっと分析を続けた。
実験台にはビーカー、メスシリンダー、三角フラスコ、試験管、アルコールランプ、シャーレなどの器具が並び、炭黒い細胞と粉塵が液体に溶かされ、アルコールランプの熱でガラス管を通り、幾つかの容器に振り分けられ、薬品の効果で三原色に変色している。
そして密閉した大きめのガラス容器がデスクの中央に置いてあり、仄かな黒い煙が結集して蠢き、獣の形状に変貌したが、呪いの残像でしかなくすぐに消え去ってゆく。
「勇者が集まるか、不安じゃ」
白衣を着たアルダリが壁側のライティングデスクに向かい、ペンを持って考え込んで用紙にメンバーを書き込み始めた。
・錬金術師アルダリ。ダンディーなちょいワル魔術師。
・ジェンダ王子。キューピッドの弓を持つ長髪のイケメン。
・女戦士エリアン。逞しい筋肉と美ボディを誇る野獣の剣士。
「わしを含めて、この三名は決定じゃが……」
(ジェンダ王子はXジェンダーで性自認が男性にも女性にもあてはまらず、エリアンはレズビアンで腐食の呪いからは免れている。)
「アルダリさま。戦士チームを連れて人間界へ行くとおっしゃってましたが、この呪いの魔術師の目星はついているのですか?」
ケインの問いにアルダリは無言で微笑み返し、昔、人間界へ行った時を思い出して、嫌らしい妄想で股間が少し元気付くのを感じる。
『まだ、ノーパン喫茶はあるかな?今はメイド喫茶だっけ?兎に角、楽しみじゃ』
キャバクラで指名したバニーガールの名前を用紙に書いたがバツ印を付け、アルダリは妖精族の戦士を期待してチャチルからの連絡を待った。
そして朝陽が妖精の森を照らし始め、チャチルの部屋の窓から白い伝書鴉が飛び立ち、サーディン城へ向かっていたが、途中で心地良い匂いに誘われて急降下し、草原の木陰に隠れていた店舗車へ降り立つ。
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