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第四章・人間界での戦い
アルダリの友人
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ユニクロで人間界の服装に着替えた戦士チームは東京お台場・大江戸温泉物語へ行き、フロントでリストバンドを貰って、越後屋で浴衣を選んで温泉に向かった。
しかしジェンダ王子が大浴場の暖簾の前で女子か男子か迷い、エリアンが男らしくしろと怒って性の多様性の問題で言い争いになる。
「王子でイケメンだからって、調子に乗ってんじゃねーぞ」
「僕は両性具有者なので、両方に入る権利がある。君に文句は言われたくないね」
レズのくせにとジェンダ王子が呟き、エリアンが殴り掛かろうとするが、ソングとチーネとトーマが止めて引き離し、その隙にアリダリが女風呂に入ろうとしたのでエリアンが襟首を掴んで摘み出す。
「この、スケベジジイが」
「いや、冗談じゃよ」
「もー、恥ずかしいからやめて」
「そうだぞ。お前ら自由過ぎだ」
「ルールを守れ。ここは俺の故郷だぞ」
アルダリが温泉に入って食事もできるからと言って、明日の戦いに備えてこの施設でゆっくり過ごす事になったのだが、人間界の文化に浮かれた異界の戦士チームは自由過ぎた。
結局、エリアンとチーネだけが女風呂に行く事になる。
背も高く尻も胸もビッグサイズのエリアンが全裸になり、大浴場に少女のようなチーネを連れて現れ暫し騒ついたが、女子プロレスーと思われ異戦士だとはバレてない。
「エリアン、胸でかいのね?」
「前部筋肉だ。触る?」
「いいの?」と聞いて、胸や尻を両手で揉むチーネ。
「カチカチ。そういえば、地竜と戦った時のパワー、凄かった」
「そうか。チーネの身軽さにもビビったぜ」
湯煙の漂う広い湯船に浸かって、そんな話をしたチーネとエリアンはすっかり仲良くなった。ソングの取り合いで揉めたが、そもそもエリアンはレズなのでチーネみたいな可愛い子はタイプだったのである。
アルダリとジェンダ王子、ソングとトーマたちも頭にタオルを乗せて露天風呂に入り、のんびりと湯に浸かって肩を並べて話した。
実はアリダリはふざけてはいるが、チームの結束力を高める必要があると考え、特にジェンダ王子には悪戯っ子から勇敢なリーダーになって欲しいと願っていた。
「いい湯じゃろ、王子?」
「そうだね。ウルズの泉は途中から汚れてたし、海もヘドロが浮かんでた。温泉で肌もスベスベに戻っているよ」
「ふーん、王子ってのは敏感肌なんだな。俺なんて、どうって事なかったぜ」
「いや、トーマはアヒルの被り物してたからだ。五年前より、汚れてたぜ」
「もしかして、こっちから毒素が流れ込んでいるのかも?」
ジェンダ王子がそう言うと、湯の中に潜り込んでいたアリダリが頭を出して、湯煙の中で微笑んだ。
「それじゃ、それ。腐食の呪いはこっちの世界から流れ込んでおる。それを研究している友だちに会わねばならん」
アルダリの友人、中山慎也は物理学者で数年前から環境変化による生物の異変について研究している。
「慎也なら、何かを知っている筈じゃ」
「ああ、教授か~。会うの楽しみだな」
しかし何度か電話したが、中山教授が電話に出る事はなかった。アリダリは風呂から上がると、再度公衆電話でメモ帳を見ながら電話をしたが留守番電話になってしまう。
しかしジェンダ王子が大浴場の暖簾の前で女子か男子か迷い、エリアンが男らしくしろと怒って性の多様性の問題で言い争いになる。
「王子でイケメンだからって、調子に乗ってんじゃねーぞ」
「僕は両性具有者なので、両方に入る権利がある。君に文句は言われたくないね」
レズのくせにとジェンダ王子が呟き、エリアンが殴り掛かろうとするが、ソングとチーネとトーマが止めて引き離し、その隙にアリダリが女風呂に入ろうとしたのでエリアンが襟首を掴んで摘み出す。
「この、スケベジジイが」
「いや、冗談じゃよ」
「もー、恥ずかしいからやめて」
「そうだぞ。お前ら自由過ぎだ」
「ルールを守れ。ここは俺の故郷だぞ」
アルダリが温泉に入って食事もできるからと言って、明日の戦いに備えてこの施設でゆっくり過ごす事になったのだが、人間界の文化に浮かれた異界の戦士チームは自由過ぎた。
結局、エリアンとチーネだけが女風呂に行く事になる。
背も高く尻も胸もビッグサイズのエリアンが全裸になり、大浴場に少女のようなチーネを連れて現れ暫し騒ついたが、女子プロレスーと思われ異戦士だとはバレてない。
「エリアン、胸でかいのね?」
「前部筋肉だ。触る?」
「いいの?」と聞いて、胸や尻を両手で揉むチーネ。
「カチカチ。そういえば、地竜と戦った時のパワー、凄かった」
「そうか。チーネの身軽さにもビビったぜ」
湯煙の漂う広い湯船に浸かって、そんな話をしたチーネとエリアンはすっかり仲良くなった。ソングの取り合いで揉めたが、そもそもエリアンはレズなのでチーネみたいな可愛い子はタイプだったのである。
アルダリとジェンダ王子、ソングとトーマたちも頭にタオルを乗せて露天風呂に入り、のんびりと湯に浸かって肩を並べて話した。
実はアリダリはふざけてはいるが、チームの結束力を高める必要があると考え、特にジェンダ王子には悪戯っ子から勇敢なリーダーになって欲しいと願っていた。
「いい湯じゃろ、王子?」
「そうだね。ウルズの泉は途中から汚れてたし、海もヘドロが浮かんでた。温泉で肌もスベスベに戻っているよ」
「ふーん、王子ってのは敏感肌なんだな。俺なんて、どうって事なかったぜ」
「いや、トーマはアヒルの被り物してたからだ。五年前より、汚れてたぜ」
「もしかして、こっちから毒素が流れ込んでいるのかも?」
ジェンダ王子がそう言うと、湯の中に潜り込んでいたアリダリが頭を出して、湯煙の中で微笑んだ。
「それじゃ、それ。腐食の呪いはこっちの世界から流れ込んでおる。それを研究している友だちに会わねばならん」
アルダリの友人、中山慎也は物理学者で数年前から環境変化による生物の異変について研究している。
「慎也なら、何かを知っている筈じゃ」
「ああ、教授か~。会うの楽しみだな」
しかし何度か電話したが、中山教授が電話に出る事はなかった。アリダリは風呂から上がると、再度公衆電話でメモ帳を見ながら電話をしたが留守番電話になってしまう。
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