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第112話 秘密
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――中央ゴレムス暦1583年7月25日
アウレア
ホーネットからバルト王国の討伐にかかるよう言われたおっさんであったが、連戦の疲れによるものなのか、年齢によるものなのか、中々気分が乗らないでいた。
今も邸宅の自室のベッドに横になって天井を眺めている。
「うーん。今、鬼哭関に行っても大してすることないからなぁ……。テイン卿が奮戦しているようだし」
気分転換にどこかへお忍びで行ってみようかと考えるおっさん。
お忍びともなれば、頭巾を脱いで街へ行けば誰もおっさんがアルデだとは分からないだろう。取り敢えず、暑苦しいのおでおっさんは被っていた頭巾を脱いだ。
「全く暑い……もう夏だもんな。いい加減、謎の丸薬で病気が治ったことにするかな~」
そろそろおっさんの謎のベールが明かされてもいいような気がするのだ。
病気に効く薬が見つかったことは周知してある。
後はいつ明かすかなのだが、明かす前に正体がバレるか、バレる前に明かすかによって結果は大きく違ってくるものだ。
「駄目だ。やる気が起きねぇ」
全てが面倒臭くなったおっさんは、シルフィーナでも誘ってお忍びで街へと繰り出すかなと無謀なことを考え出す。彼女は公務を減らし、以前よりは民衆への露出は減ったものの、その人気に陰りはない。たまには息抜きも必要だろう。
おっさんはシルフィーナに会うためアウレアス城に参内した。
※※※
「あら、アルデ卿、何かご用でして?」
確かに昨日、シルフィーナの部屋を訪れたおっさんだったが流石に昨日の今日で短慮だったか?と自問する。
「シルフィーナ殿下、今日の予定はございますか?」
「いえ、本日は何もございませんよ」
「では殿下、ちょっとお忍びで街に繰り出しませんか? きっと気分が晴れますよ」
「突然いなくなったら皆に迷惑をかけてしまいますわ」
「大丈夫! ちゃんと手をまわしますから。そこで公女殿下には庶民の服を着て変装して頂きます」
「あら、民の方々の衣服を着てみるのは楽しそうですわね」
「でしょう? ではちょっくら手配してきますのでお待ちください」
おっさんはそう言うとシルフィーナ付きのメイドや執事たちはもちろん、大公家の守護や公務を取り仕切る大公省にも話を通した。
おっさんにしては結構無理を通した方なのだが、今まで文句一つ言わずやってきたのだからそれくらいは大目に見て欲しいところだ。
しかし、流石に色々準備が必要らしく、結局、今日は見送りになりまた明日にと言うことになった。
これだから大規模な組織は面倒臭いのだ。
おっさんはそんなことを思いながら邸宅に戻った。
◆ ◆ ◆
翌日、おっさんとシルフィーナは街へとやってきていた。
服装は2人とも庶民の格好をしている。
おっさんも帯剣はしていないし、頭巾も脱いできた。
「うーん。本当は2人がいいんですが、警備の観点から護衛が見張ってます。まぁ気にしないで楽しみましょう」
「はい、アルデ卿」
とは言え、シルフィーナが少々衣服をみすぼらしくしたところで目立ってしまうのはしょうがない話であった。
行く先々で民衆の視線が2人に集中する。
「しかしアルデ卿、ご病気の方は快癒されたのですか? いつもの頭巾を被っていらっしゃらなくて驚きましたわ」
「ええ、いい薬が見つかったのでもう治りかけています」
「私も卿の顔は初めて拝見しましたが、黒い髪だったのですね」
「生まれが違いますからね。アウレア人とのハーフみたいなものです」
おっさんは超適当なことを言ってごまかしておく。
純粋なシルフィーナはそんな言い訳でもしっかりと信じてしまう。
危なっかしいがその純真さがいいところなのである。
おっさんたちは取り敢えず大衆食堂に入り、魚の刺身の他、魚介料理を堪能した。
「美味しいですわ。王城で出る食事とは違ってまた格別な味がします」
「でしょう。庶民がどんなものを食べているのか知るのも王者の務めですよ」
「この刺身、生で食すのですね。初めての体験ですわ」
「刺身と言えばレストリーム都市国家連合のレガシー嬢を思い出します」
「まぁどうしてです?」
「エストレア事変の時、お忍びで来ていたレガシー嬢がリクエストした料理らしいですよ。何でも、異国の料理だとか」
おっさんなら刺身のことなど知っているが、この世界で魚を生で食べる習慣はない。レガシーは東方にある島国の料理だと噂を聞いて知っていたのである。
ちなみにこの店がレガシーに刺身もどきを初めて出した店であるのは誰も知らない。店主が全メニュー制覇を成し遂げたレガシーのことを思い出せば、きっとこう言うことだろう。
『嫌な、事件だったね……』
食を堪能した後は、適当に街を散策することにした。
「(警備の皆さん、すまんな)」
シルフィーナは女性らしく、小物を扱っているお店やお洒落なお店に興味を示していた。おっさんが金で出来たイルカのような造形のネックレスを買ってあげると、見たこともないような笑顔を見せる。これを見て陥落しない男はいないであろうことは間違いない。
他にもシルフィーナが興味を示した場所には全て足を運んだ。
武器や防具の店などものぞいてみた。
彼女はアウレア平原の戦いでも仮にも総大将を務め、日頃から武術の稽古をしているほどである。武器にも興味があるのは必然だったのだろう。
途中から半ば、シルフィーナ本人だと道行く人々に気付かれていた節はあったが、誰もが騒ぎ立てることはなかった。
国民に愛される公女殿下と言うのは疑い様のない事実らしい。
ほとんど丸一日、街を堪能してシルフィーナの隠密行は幕を降ろした。
シルフィーナは部屋に戻っても興奮が覚めやらぬ様子で、活き活きとした表情でその口は閉じることを知らなかった。
今日の出来事がよっぽど刺激的だったのだろう。
おっさんはよっぽどストレスが溜まってたんだなとずっと聞き役に徹していた。
そんな1日にも終わりはやってくる。
「アルデ卿、本日は本当にありがとうございました。このような体験……夢のようでしたわ」
「そう言って頂けると幸いです。民衆が活き活きとしているのは良い国家である証拠です。大公家の統治が民を幸せにしているんですよ」
「何か心がぽかぽか致しますわ。これからも民に寄り添う政治をする必要がありますね」
「殿下なら可能でしょう。私も期待しておりますよ」
シルフィーナの弾けるような笑顔におっさんは心から安堵したのであった。
夜遅くまで公女の部屋にいる訳にもいかないので、おっさんはキリの良いところでシルフィーナの部屋を後にして家路についた。
※※※
おっさんは自室に帰ると頭巾をとってベッドに倒れ込んだ。
合戦の疲れとはまた違う疲れが全身を襲う。
これは常に気を張っていたことによる気疲れだろう。
明日からはまた色々なことを考える必要がある。
そんなことを考えながらおっさんは心地良い微睡みに心身を委ねた。
しばらくしておっさんの部屋の扉がノックされる。
「閣下、バルト王国の件ですが……閣下?」
いつまでも応答がないのを不思議に思ったノックスが扉を開ける。
部屋の灯りはまだついている。
ノックスがベッドを見るとおっさんがベッドで寝息を立てていた。
「閣下? お体に触りますぞ……」
ベッドの横まで来たノックスはおっさんがいつもの頭巾をしていないことに気が付いた。
「これは……閣下?」
そこには黒い髪をした見たこともないおっさんが横たわっていた。
余りの衝撃に後退して転んでしまうノックス。
「閣下は……閣下ではない?」
混乱するノックス。
しかしこの人物がアルデでないと知れればアウレア大公国は大混乱に陥るだろう。
ノックスは見た。
それ以降、ノックスはおっさんに対して懐疑の目を向けるようになったのである。
アウレア
ホーネットからバルト王国の討伐にかかるよう言われたおっさんであったが、連戦の疲れによるものなのか、年齢によるものなのか、中々気分が乗らないでいた。
今も邸宅の自室のベッドに横になって天井を眺めている。
「うーん。今、鬼哭関に行っても大してすることないからなぁ……。テイン卿が奮戦しているようだし」
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後はいつ明かすかなのだが、明かす前に正体がバレるか、バレる前に明かすかによって結果は大きく違ってくるものだ。
「駄目だ。やる気が起きねぇ」
全てが面倒臭くなったおっさんは、シルフィーナでも誘ってお忍びで街へと繰り出すかなと無謀なことを考え出す。彼女は公務を減らし、以前よりは民衆への露出は減ったものの、その人気に陰りはない。たまには息抜きも必要だろう。
おっさんはシルフィーナに会うためアウレアス城に参内した。
※※※
「あら、アルデ卿、何かご用でして?」
確かに昨日、シルフィーナの部屋を訪れたおっさんだったが流石に昨日の今日で短慮だったか?と自問する。
「シルフィーナ殿下、今日の予定はございますか?」
「いえ、本日は何もございませんよ」
「では殿下、ちょっとお忍びで街に繰り出しませんか? きっと気分が晴れますよ」
「突然いなくなったら皆に迷惑をかけてしまいますわ」
「大丈夫! ちゃんと手をまわしますから。そこで公女殿下には庶民の服を着て変装して頂きます」
「あら、民の方々の衣服を着てみるのは楽しそうですわね」
「でしょう? ではちょっくら手配してきますのでお待ちください」
おっさんはそう言うとシルフィーナ付きのメイドや執事たちはもちろん、大公家の守護や公務を取り仕切る大公省にも話を通した。
おっさんにしては結構無理を通した方なのだが、今まで文句一つ言わずやってきたのだからそれくらいは大目に見て欲しいところだ。
しかし、流石に色々準備が必要らしく、結局、今日は見送りになりまた明日にと言うことになった。
これだから大規模な組織は面倒臭いのだ。
おっさんはそんなことを思いながら邸宅に戻った。
◆ ◆ ◆
翌日、おっさんとシルフィーナは街へとやってきていた。
服装は2人とも庶民の格好をしている。
おっさんも帯剣はしていないし、頭巾も脱いできた。
「うーん。本当は2人がいいんですが、警備の観点から護衛が見張ってます。まぁ気にしないで楽しみましょう」
「はい、アルデ卿」
とは言え、シルフィーナが少々衣服をみすぼらしくしたところで目立ってしまうのはしょうがない話であった。
行く先々で民衆の視線が2人に集中する。
「しかしアルデ卿、ご病気の方は快癒されたのですか? いつもの頭巾を被っていらっしゃらなくて驚きましたわ」
「ええ、いい薬が見つかったのでもう治りかけています」
「私も卿の顔は初めて拝見しましたが、黒い髪だったのですね」
「生まれが違いますからね。アウレア人とのハーフみたいなものです」
おっさんは超適当なことを言ってごまかしておく。
純粋なシルフィーナはそんな言い訳でもしっかりと信じてしまう。
危なっかしいがその純真さがいいところなのである。
おっさんたちは取り敢えず大衆食堂に入り、魚の刺身の他、魚介料理を堪能した。
「美味しいですわ。王城で出る食事とは違ってまた格別な味がします」
「でしょう。庶民がどんなものを食べているのか知るのも王者の務めですよ」
「この刺身、生で食すのですね。初めての体験ですわ」
「刺身と言えばレストリーム都市国家連合のレガシー嬢を思い出します」
「まぁどうしてです?」
「エストレア事変の時、お忍びで来ていたレガシー嬢がリクエストした料理らしいですよ。何でも、異国の料理だとか」
おっさんなら刺身のことなど知っているが、この世界で魚を生で食べる習慣はない。レガシーは東方にある島国の料理だと噂を聞いて知っていたのである。
ちなみにこの店がレガシーに刺身もどきを初めて出した店であるのは誰も知らない。店主が全メニュー制覇を成し遂げたレガシーのことを思い出せば、きっとこう言うことだろう。
『嫌な、事件だったね……』
食を堪能した後は、適当に街を散策することにした。
「(警備の皆さん、すまんな)」
シルフィーナは女性らしく、小物を扱っているお店やお洒落なお店に興味を示していた。おっさんが金で出来たイルカのような造形のネックレスを買ってあげると、見たこともないような笑顔を見せる。これを見て陥落しない男はいないであろうことは間違いない。
他にもシルフィーナが興味を示した場所には全て足を運んだ。
武器や防具の店などものぞいてみた。
彼女はアウレア平原の戦いでも仮にも総大将を務め、日頃から武術の稽古をしているほどである。武器にも興味があるのは必然だったのだろう。
途中から半ば、シルフィーナ本人だと道行く人々に気付かれていた節はあったが、誰もが騒ぎ立てることはなかった。
国民に愛される公女殿下と言うのは疑い様のない事実らしい。
ほとんど丸一日、街を堪能してシルフィーナの隠密行は幕を降ろした。
シルフィーナは部屋に戻っても興奮が覚めやらぬ様子で、活き活きとした表情でその口は閉じることを知らなかった。
今日の出来事がよっぽど刺激的だったのだろう。
おっさんはよっぽどストレスが溜まってたんだなとずっと聞き役に徹していた。
そんな1日にも終わりはやってくる。
「アルデ卿、本日は本当にありがとうございました。このような体験……夢のようでしたわ」
「そう言って頂けると幸いです。民衆が活き活きとしているのは良い国家である証拠です。大公家の統治が民を幸せにしているんですよ」
「何か心がぽかぽか致しますわ。これからも民に寄り添う政治をする必要がありますね」
「殿下なら可能でしょう。私も期待しておりますよ」
シルフィーナの弾けるような笑顔におっさんは心から安堵したのであった。
夜遅くまで公女の部屋にいる訳にもいかないので、おっさんはキリの良いところでシルフィーナの部屋を後にして家路についた。
※※※
おっさんは自室に帰ると頭巾をとってベッドに倒れ込んだ。
合戦の疲れとはまた違う疲れが全身を襲う。
これは常に気を張っていたことによる気疲れだろう。
明日からはまた色々なことを考える必要がある。
そんなことを考えながらおっさんは心地良い微睡みに心身を委ねた。
しばらくしておっさんの部屋の扉がノックされる。
「閣下、バルト王国の件ですが……閣下?」
いつまでも応答がないのを不思議に思ったノックスが扉を開ける。
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ノックスがベッドを見るとおっさんがベッドで寝息を立てていた。
「閣下? お体に触りますぞ……」
ベッドの横まで来たノックスはおっさんがいつもの頭巾をしていないことに気が付いた。
「これは……閣下?」
そこには黒い髪をした見たこともないおっさんが横たわっていた。
余りの衝撃に後退して転んでしまうノックス。
「閣下は……閣下ではない?」
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