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ラリーニャへは1人で行くことにした。家族だけではなく、使用人たちも私にしたら信用できる人間ではなかったからだ。両親に雇われているのだから仕方がないとはいえ、私を不幸にしても構わないという神経が許せなかったのだ。中には幼い頃から面倒を見てくれた者もいた。彼らは涙目になって「お嬢様・・・」と別れの挨拶を切り出そうとしたが、聞かずに無視をした。
そして馬車は私1人を乗せてラリーニャへ向かったのである。
ラリーニャまでは馬車で1週間かかる。先に出発したジョセフ様は馬で向かわれたので、1週間もかからず到着されているはずだ。
ジョセフ様はクルーソン家の三男様で、ご長男様はすでに家督を継がれご次男様は司祭となられている。ご引退されたご両親様は領地の別邸で悠々自適のご隠居生活をされているらしい。
ジョセフ様は今回の国境警備での活躍で伯爵の爵位を賜った。ラリーニャは隣国ブルテーノ国と隣接している。過去にもブルテーノ国から違法薬物や爆薬などが我が国へ流出したことがあり、ラリーニャを護ることは国を護ることとまで言われている。
1週間はあっという間だった。初めての一人旅は快適だった。おかげでゆっくりと気持ちを切り替えた。今はジョセフ様とうまくやっていくことを願おう。
馬車が止まり、私は外に出た。目の前にあったのは木造の建物。2階建てのこの建物、これは・・・。
「宿舎?」
小さくつぶやいた。屋敷とはいえないし思えない。王都でよく見かけた騎士が住む宿舎の造りに見える。
その宿舎から慌てたように1人の男性が駆け寄ってきた。この方がジョセフ様?と、よくよく見たら60くらいの白髪の男性である。
「よ、ようこそお越しいただきました。ライラ様。私は、クルーソン家の執事であります、セオドア・シモンズ。どうぞ、セオとお呼びください」
「よろしくお願いします」
かなり面食らっていたのだが、無理矢理にっこりと微笑んだ。
「まぁまぁまぁ、こんなに可愛らしいお嬢様なんて」
気づくとセオの横に立つのは小柄な女性。やはり60くらいの年齢だ。
「妻のメイリンでございます。こんなところへようこそおいで下さいました」
上品そうな微笑みを浮かべ、メイリンは手を差し伸べた。こんなところ、が謙遜でないことが居た堪れない。ふと、私はどこに住むのだろうと思った。宿舎に住むのだろうか。いや、でもジョセフ様は警備隊長として赴任している。隊長というからには、複数人の隊員がいるはずである。しかし見渡す限り建物はこの宿舎のみ。隊員がここに住んでいるというなら、私は?
と、どう取り繕えばいいかわからず、ただニコニコと微笑んでいた。
「じ、実はジョセフ様は警備で留守されておりまして」
セオは汗をかきながら説明を始めた。ジョセフ様が私との婚姻を知ったのは数日前。すでに王都を離れ、ラリーニャへ向かう途中だった。そもそもラリーニャは今まで国境警備隊しか住んでいない町。貴族のお嬢様が嫁いでくるような場所ではない。急遽実家を頼り、セオ夫妻が昨日ラリーニャへ到着したという。
「国王陛下の王命であるゆえ、すぐに準備をするべきですが」
と、セオは続ける。気の毒なくらいに慎重に言葉を選び私を気遣ってくれているのだが、もはや気遣いできない状態であることがわかった。
「これは宿舎で隊員も住んでおります。現在隊員の方は18名。ジョセフ様を入れますと19名の方が住んでおりまして、それでお部屋は満員となっております」
「私どもは宿舎の後ろ側に小屋がありまして、そこで住むつもりですが・・・」
その後の言葉は出なかった。つまり、私の住む場所はないと言いたいのだろう。
「実はもう一つ小屋がありまして、そこでしたら・・・」
「な、何言ってるの?」
「しかしだな、まだ未婚のお嬢様をジョセフ様のお部屋にいて頂くわけにいかんし、かといってあの小屋になど・・・」
嫌な予感もするけど、とりあえずその小屋とやらを見せてもらうことにした。宿舎の後ろ側に行くと、そこにはやはり木造でできた2階建ての家が2軒並んでいる。恥ずかしそうな顔で2人は小屋と呼ぶその家を指差した。
「向かって右側は私どもが住むつもりで・・・」
「でもこんな小屋、お嬢様は見たこともございませんでしょ?」
見たことどころか、入ったこともある。それは我が家の庭の隅に立つ物置小屋だった。本来なら家の主人の娘が入ることはない。しかし子どもの頃、私は何度も入っていた。
子どもの頃、両親は弟を連れて遠出することがあった。弟は跡継ぎだから色々と見聞を広める必要がある。私はいずれ家を出るのだから今のうちに家に慣れ親しむべき、という謎の理屈で私は連れて行ってもらえなかった。両親がいなくなると、使用人たちは私にある遊びを提案した。「取り替えごっこ」と名付けられたその遊びは、使用人が雇い主になり私が使用人になるという遊びだった。私は使用人の代わりに家の仕事をさせられ、うまくいかなかったと言って叱責され食事抜きにされたりした。その遊びは数年続いたが、私が両親に言い付けることはなかった。言い付けるわけがない、と使用人たちはわかっていたのだろう。
取り替えごっこの最中に私は庭の隅の物置小屋によく閉じ込められた。生意気な目をしたとか、言いつけを破ったなどの理由をつけられ、一晩物置小屋で暮らした。はっきり言えば、その方が快適だったのを覚えている。誰にも邪魔されず自分を守る場所だった。
今その時のことを思い出した。懐かしいという気持ちが込み上げてきた。
「中を見ても・・・?」
私が呆れていると思ったのだろう。セオは何も言わず何度も首を縦に動かし、メイリンは目を逸らした。
ドアを開けると、カビ臭いような匂いがした。その匂いも懐かしく、私を歓迎してくれているように思う。バカだな、私と思ったが、中に進むにつれ気持ちが高揚してきた。1階はキッチンと簡単なテーブルと椅子が置いてある。奥にはトイレと湯浴み場まであった。2階に上がると寝室にクローゼット。広めのベッドには布団が置いてあった。
「代々隊長が住む家のようです」
湯浴み場や大きめのベッドがあるのはそのためかと納得した。本来ならジョセフ様が住む家のはずだが、この状況では私が住んで問題ないだろう。
「私が住んで申し訳ございませんが、こちらに住まわせていただきます」
私の言葉に2人はあからさまにホッとした表情を浮かべた。
「ジョセフ様がお戻りになるまで少し時間がございます」
「少しお休みになられてください」
2人に微笑むと、私は遠慮なくそうさせてもらうことにした。まずは住みやすいように掃除をしよう。
持ってきた荷物を荷解きしながら、私は掃除を開始した。今となったらあの取り替えごっこは有益な遊びだったと思う。子爵令嬢ではあるが身の回りのことはできるようになったのだ。
そして馬車は私1人を乗せてラリーニャへ向かったのである。
ラリーニャまでは馬車で1週間かかる。先に出発したジョセフ様は馬で向かわれたので、1週間もかからず到着されているはずだ。
ジョセフ様はクルーソン家の三男様で、ご長男様はすでに家督を継がれご次男様は司祭となられている。ご引退されたご両親様は領地の別邸で悠々自適のご隠居生活をされているらしい。
ジョセフ様は今回の国境警備での活躍で伯爵の爵位を賜った。ラリーニャは隣国ブルテーノ国と隣接している。過去にもブルテーノ国から違法薬物や爆薬などが我が国へ流出したことがあり、ラリーニャを護ることは国を護ることとまで言われている。
1週間はあっという間だった。初めての一人旅は快適だった。おかげでゆっくりと気持ちを切り替えた。今はジョセフ様とうまくやっていくことを願おう。
馬車が止まり、私は外に出た。目の前にあったのは木造の建物。2階建てのこの建物、これは・・・。
「宿舎?」
小さくつぶやいた。屋敷とはいえないし思えない。王都でよく見かけた騎士が住む宿舎の造りに見える。
その宿舎から慌てたように1人の男性が駆け寄ってきた。この方がジョセフ様?と、よくよく見たら60くらいの白髪の男性である。
「よ、ようこそお越しいただきました。ライラ様。私は、クルーソン家の執事であります、セオドア・シモンズ。どうぞ、セオとお呼びください」
「よろしくお願いします」
かなり面食らっていたのだが、無理矢理にっこりと微笑んだ。
「まぁまぁまぁ、こんなに可愛らしいお嬢様なんて」
気づくとセオの横に立つのは小柄な女性。やはり60くらいの年齢だ。
「妻のメイリンでございます。こんなところへようこそおいで下さいました」
上品そうな微笑みを浮かべ、メイリンは手を差し伸べた。こんなところ、が謙遜でないことが居た堪れない。ふと、私はどこに住むのだろうと思った。宿舎に住むのだろうか。いや、でもジョセフ様は警備隊長として赴任している。隊長というからには、複数人の隊員がいるはずである。しかし見渡す限り建物はこの宿舎のみ。隊員がここに住んでいるというなら、私は?
と、どう取り繕えばいいかわからず、ただニコニコと微笑んでいた。
「じ、実はジョセフ様は警備で留守されておりまして」
セオは汗をかきながら説明を始めた。ジョセフ様が私との婚姻を知ったのは数日前。すでに王都を離れ、ラリーニャへ向かう途中だった。そもそもラリーニャは今まで国境警備隊しか住んでいない町。貴族のお嬢様が嫁いでくるような場所ではない。急遽実家を頼り、セオ夫妻が昨日ラリーニャへ到着したという。
「国王陛下の王命であるゆえ、すぐに準備をするべきですが」
と、セオは続ける。気の毒なくらいに慎重に言葉を選び私を気遣ってくれているのだが、もはや気遣いできない状態であることがわかった。
「これは宿舎で隊員も住んでおります。現在隊員の方は18名。ジョセフ様を入れますと19名の方が住んでおりまして、それでお部屋は満員となっております」
「私どもは宿舎の後ろ側に小屋がありまして、そこで住むつもりですが・・・」
その後の言葉は出なかった。つまり、私の住む場所はないと言いたいのだろう。
「実はもう一つ小屋がありまして、そこでしたら・・・」
「な、何言ってるの?」
「しかしだな、まだ未婚のお嬢様をジョセフ様のお部屋にいて頂くわけにいかんし、かといってあの小屋になど・・・」
嫌な予感もするけど、とりあえずその小屋とやらを見せてもらうことにした。宿舎の後ろ側に行くと、そこにはやはり木造でできた2階建ての家が2軒並んでいる。恥ずかしそうな顔で2人は小屋と呼ぶその家を指差した。
「向かって右側は私どもが住むつもりで・・・」
「でもこんな小屋、お嬢様は見たこともございませんでしょ?」
見たことどころか、入ったこともある。それは我が家の庭の隅に立つ物置小屋だった。本来なら家の主人の娘が入ることはない。しかし子どもの頃、私は何度も入っていた。
子どもの頃、両親は弟を連れて遠出することがあった。弟は跡継ぎだから色々と見聞を広める必要がある。私はいずれ家を出るのだから今のうちに家に慣れ親しむべき、という謎の理屈で私は連れて行ってもらえなかった。両親がいなくなると、使用人たちは私にある遊びを提案した。「取り替えごっこ」と名付けられたその遊びは、使用人が雇い主になり私が使用人になるという遊びだった。私は使用人の代わりに家の仕事をさせられ、うまくいかなかったと言って叱責され食事抜きにされたりした。その遊びは数年続いたが、私が両親に言い付けることはなかった。言い付けるわけがない、と使用人たちはわかっていたのだろう。
取り替えごっこの最中に私は庭の隅の物置小屋によく閉じ込められた。生意気な目をしたとか、言いつけを破ったなどの理由をつけられ、一晩物置小屋で暮らした。はっきり言えば、その方が快適だったのを覚えている。誰にも邪魔されず自分を守る場所だった。
今その時のことを思い出した。懐かしいという気持ちが込み上げてきた。
「中を見ても・・・?」
私が呆れていると思ったのだろう。セオは何も言わず何度も首を縦に動かし、メイリンは目を逸らした。
ドアを開けると、カビ臭いような匂いがした。その匂いも懐かしく、私を歓迎してくれているように思う。バカだな、私と思ったが、中に進むにつれ気持ちが高揚してきた。1階はキッチンと簡単なテーブルと椅子が置いてある。奥にはトイレと湯浴み場まであった。2階に上がると寝室にクローゼット。広めのベッドには布団が置いてあった。
「代々隊長が住む家のようです」
湯浴み場や大きめのベッドがあるのはそのためかと納得した。本来ならジョセフ様が住む家のはずだが、この状況では私が住んで問題ないだろう。
「私が住んで申し訳ございませんが、こちらに住まわせていただきます」
私の言葉に2人はあからさまにホッとした表情を浮かべた。
「ジョセフ様がお戻りになるまで少し時間がございます」
「少しお休みになられてください」
2人に微笑むと、私は遠慮なくそうさせてもらうことにした。まずは住みやすいように掃除をしよう。
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