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第二話 家族
しおりを挟む「適性値Gに、非戦闘系のオリジナルスキル……」
ぶっちゃけ想定を遥かに上回るレベルの酷さだった。
「適性値が低くても幸せな生活をしている人は沢山いるから気を落とすな、ふっ、く…」
神父はフォローしてんのか笑ってんのか分かんない喋りを入れてくる。ふっく、ってなんだよ。
「いやぁー無理だろw Gなんてゴミグズじゃねえか。頑張ってもEランクまでしかスキル取れねぇなんてw」
周りの冒険者達も酷い笑いようだ。
「そうですか!ありがとうございました!」
涙を押し殺して返事をし、急足で立ち去る。
Sランク冒険者になるのが夢だったのに……
憂鬱な気分で家に帰る
「おかえり、ケイン。適性の儀はどうだった?」
「きっと俺たちみたいに良いスキルと適性値だったんだろう」
母さんと父さんはともにスキル適性値Bだ。
一般的に優秀とされていて、現役時代は冒険者家業でそれなりに稼いでいたらしい。
おかげで家は裕福だったのだが、僕にも同じ冒険者をさせたがっている。
金遣いが荒い2人だから老後に僕に仕送りさせるためだろう。
「……適性値はGだった。あと『スキル重複』」
「はぁ!?」
「なによそれ!」
途端2人は感情を面にだし、僕への罵倒が始まる。
「せっかくここまで健康に育ててやったのに金の無駄じゃねぇか!」
「あんたなんかにお金かけるんじゃなかった」
「な、何もそこまで言わなくても……」
「世界最低のスキル適性値が、お前なんぞ子供とは思わん」
「さっさと出て行きな」
反論すら許されず、僕は追い出されてしまった。
スキル適性値の低い人間などもはや差別されるような始末
だからどこで働いても賃金は人より安いし、下手したら面接すらできないかもしれない。
僕がこれから生きていくためには……
「冒険者になるしかないな」
冒険者なら犯罪歴さえなければ基本誰でもなれるし、賃金の差別もない。
給料は働き方次第だが、命を賭けるだけありそれなりに良い。
だが、それはスキルを持っているパーティーの話
スキルがほぼ獲得できない奴を仲間にはしないだろう。
だがやるしかない
これからのことを決めた僕は一直線に冒険者ギルドに向かった。
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