最弱スキルも9999個集まれば最強だよね(完結)

排他的経済水域

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第四十九話 入学式

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合格発表から2週間後に入学式だ。
その間学科の宿題が大量に出される。
毎年涙目になってやっている人ばかりだとか……
そんな他人事のように言えたのもつい2週間前までだった。

「はあっ……やっと終わったー」

僕の横には終えた課題が山積みにされていた。

「ほんと……なんで入学前からこんな大量の宿題が出るんだよ……」

誰がいるわけでもないのにひとりごとをぶつぶつと呟く。

明日はとうとう入学式、一応2週間前から計画的にやってはいたがなんか計画表作って今日はこれで終わりって言ってた1日目の僕を殴りたい。

宿題をやり切った安堵と達成感で床に勢いよく入る。
僕は熟睡してしまった…………





「ケインサン!……ケインさん!!」

うるさいなぁ……もう少し寝かせてよ……

「やばいですよ!遅刻しちゃいますって!」

「え?ああああ!!!」

時計を見ると入学式の10分前、着替えるのに3分、登校に10分かかると考えると……

「遅刻だあぁぁぁぁぁぁぁぁ」

「だからそう言ってるじゃないですかぁ!」

扉の外からガルドの声が聞こえてくる。

「なんで早く起こしてくれなかったの!」

「何度も起こしましたって!」

1分で着替えを済ませて外に出る。

外に出たガルドが目を見開いて驚いていた。

「え、……け、ケインさんっておんn」

「もう早くしないと!」

ガルドを引っ張って学校に向かった。
ていうかコイツ優しいな……
自分も遅刻するかもしれないのにずっと僕の事起こそうとしてたのか……

だが、このままでは遅刻は確定だろうな

「しゃーない。つかまって!」

ガルドの手を掴む。
と、同時に

「縮地!」

「っ!」

縮地は直線上にならどこにでも移動できる。
だから、込める魔力量と方向さえ間違えなければ…
一瞬にして学園に到着できる。

「ふぅ……間に合ったぁ」

「えっと、ケインさん……」

「あっ!急げ急げ」

僕達は入学式が行われる校庭へと走った。
空いてる席を探して座った。
学園生は1年生だけでも500人ほどいる。
あれだけの人数が受けて500人しか受からないのか……
すると、僕のところに赤髪で小柄な女が現れた。

「あなたがケインよね?」

「……そうですけどあなたは誰ですか?」

「私?私は……」

「オイそこ!静かにシロぉ」

「………まぁ、いいわいずれ分かるでしょうし」

………何だったんだあの女?

そして、入学式は順調に進んでいき、新入生代表挨拶が行われるその時、

「それでは新入生代表、エルナ・トリストさん。前に出て下さい。」

「はい!」

元気よく返事して前に出たのは何と先程の赤髪小柄女だった。
……ということは!

「あいつ勇者だったの!?」





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