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ラザフォード侯爵領
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ドルーの家から迎えに寄越された魔導車は最新式のものだったようだ。ナサリーやプリシラのお付きの人がトティたちと一緒に同じ馬車に乗っても窮屈ではない、ゆったりとした座席がしつらえられていた。
プリシラは何度もラザフォード侯爵領に行ったことがあるらしい。トティが沿道の変わった建物に声をあげるたびに、ドルーと二人で何に使う建物なのかを教えてくれた。
この馬車はトティが以前乗った魔導車とは違って、窓が大きく景色がよく見えるようになっていた。ドルーのお母様のセリカ様が経営されている、ランディというレストランを兼ねた宿泊施設に、お客様を連れていくために作られた観光用の魔導車らしい。
「必要は発明の母なのよ」とドルーが言っていたが、どうやら自分たちの生活や仕事に必要なものを作っていっていたら、それが国中に広まっていったそうだ。
それにしても発想力と、そのアイデアを実現できるだけの技術力がないと、おいそれと作れるものではないだろう。
今回は妖精のリベルも一緒に馬車に乗っている。学校や宮殿には興味がないけれど、森の中にある広い湖というものには気分的にそそられるそうだ。なんとも気まぐれな妖精らしい。
リベルが窓枠にぺったりとくっついて外を眺めたり、トティの肩に座って足をブラブラさせている様子を、ドルーやプリシラが面白そうに観察していた。
ラザフォード侯爵領の領都であるランデスに入ると、ファジャンシル王国の首都レイトに匹敵するような賑やかで立派な街並みが見えてきた。
「うわぁ、歩道はすごい人波ね。お祭りみたい。」
「昼時だから皆、ご飯を食べに出てるのよ。私たちも今日はランディの店によってランチを食べてから、うちに行く予定にしてるから。」
ドルーがそう言うと、プリシラが手を叩いて喜んだ。
「嬉しいわ! 私『柳川風うなぎの蒸籠蒸し』がまた食べたかったの。ピザはレイトでも食べられるけど、うなぎはランデスで食べたほうが美味しいもの!」
へぇ、ファジャンシル王国でもうなぎを食べるのね。
トティはバール男爵領で食べたカレーライスのことを思い出していた。あれはラザフォード・カレーと言っていたから、ここが本場なのよね。
「私はカツカレーをここでもう一度食べてみたいけど、朝ご飯を食べ過ぎちゃったから、お腹がまだそれほど空いてないかも。」
「それならカレーうどんを食べてみたら? あれならつるッと食べれるし。」
「うどん? こっちにもうどんがあるの?!」
「ええ、うちの母がオディエ国の職人をよんで、うどんやそば、それにラーメンなんかの麺類も作らせてるの。」
「驚いた……セリカ様って、オディエ国の出身じゃないわよね。あ、違うか。ラーメンはオエンド国の料理だもんね。」
「うちは多国籍料理店なのよ。」
なんととても興味深いお店のようだ。多国籍の料理を出す食べ物屋なんて、オディエ国にはないなぁ。
このことも兄様への手紙に書かないとね。
魔導車が止まった店は、大通りより少し奥まった所にあったが、人波は途切れることなくその店に入って行っていた。
「こんなに人が多かったら、テーブルが空いてないんじゃないの?」
「大丈夫、今日は個室を予約してるから。」
ドルーは勝手知ったる場所という感じで、トティたちを部屋まで案内してくれた。
「慣れてるのね、ドルー。」
「ええ、いずれ私がこの店を継ぐつもりなの。そのために次男のジョシュと結婚することにしたんだから。」
「あら私は、ジョシュ・ダレニアン卿が小さい頃からドルーにぞっこんだったって聞いたけど。」
「プリシラ、余計なことをトティに教えなくていいの!」
ムキになってドルーが言い返すところをみると、本当のことなのね。
いいなぁ、こうやってお互いの間にいくらかの情がある結婚ができるなんて……
私なんて、国同士の政略結婚になりそうな予感。でもどうせ結婚しなくちゃいけないんだったら、できたらアーロン殿下の方がいいかも。ケージ殿下はどこか冷たそうな雰囲気だったし。
その時、何故かダグの顔が浮かんできたけれど、トティは意識的にその顔を消した。
あの人は侯爵位を継ぐことと植物の研究のことしか考えてないわ。そういえば、ドルーが最初に言ってたっけ。一番上のダグラス兄様は女嫌いだって。フフッ、そのわりには私と親しく話をしてたけど……たぶん、お子様枠だと思われてるのね。ちっこいって言ってたし。
その頃、ダグラスはラザフォード侯爵領の北の別荘でクシャミをしていた。
「ダグ坊っちゃん、風邪ですか? セシルが作ったパッチワークのひざ掛けを使ってくださいまし。最近涼しくなってきましたからね。明日はドルー嬢ちゃまの誕生パーティーでございましょう? 今夜にはあちらに移動しなきゃいけませんね。あの小さかったドルー嬢ちゃまが13歳だなんて! なんて早く時が過ぎるんでしょう!」
執事のトーラスは四角い顔をした大柄な男だが、口から先に生まれてきたかのようによく喋る。さっきまで南の別邸のルーディと口喧嘩をした話をしていたのに、今度はドルーの話だ。
ドルーか……トティも泊りがけでパーティーに来るっていってたな。
最初に会った時から、トティと一緒にいると心が休まるのを感じていた。
女の子がそばにいて、あんなに落ち着けたことなんて、今まで経験したことがない。トティが一番下の妹の、10歳のシェリルぐらいの歳に見えるから、それで女だと思って構えないんだろうなと思っていたけれど、先日の歓迎パーティーで会った時に、それだけではなかったということに気づいてしまった。
久しぶりにトティの顔を見て少し話をしただけで、ここのところ肩にのしかかっていたプレッシャーが跡形もなく消えていた。
その上、アーロン殿下と楽しそうに笑っているトティを見て、チクリと胸の底がうずくのを感じた。
好きなの……かな。
しかし相手は隣国の皇女様だ。
自分の思いに気づいた途端に失恋というパターンだな、これは。
目の前に積みあがった書類とトーラスの話にため息をついている振りをして、ダグラスは自分の思いにそっとフタをした。
プリシラは何度もラザフォード侯爵領に行ったことがあるらしい。トティが沿道の変わった建物に声をあげるたびに、ドルーと二人で何に使う建物なのかを教えてくれた。
この馬車はトティが以前乗った魔導車とは違って、窓が大きく景色がよく見えるようになっていた。ドルーのお母様のセリカ様が経営されている、ランディというレストランを兼ねた宿泊施設に、お客様を連れていくために作られた観光用の魔導車らしい。
「必要は発明の母なのよ」とドルーが言っていたが、どうやら自分たちの生活や仕事に必要なものを作っていっていたら、それが国中に広まっていったそうだ。
それにしても発想力と、そのアイデアを実現できるだけの技術力がないと、おいそれと作れるものではないだろう。
今回は妖精のリベルも一緒に馬車に乗っている。学校や宮殿には興味がないけれど、森の中にある広い湖というものには気分的にそそられるそうだ。なんとも気まぐれな妖精らしい。
リベルが窓枠にぺったりとくっついて外を眺めたり、トティの肩に座って足をブラブラさせている様子を、ドルーやプリシラが面白そうに観察していた。
ラザフォード侯爵領の領都であるランデスに入ると、ファジャンシル王国の首都レイトに匹敵するような賑やかで立派な街並みが見えてきた。
「うわぁ、歩道はすごい人波ね。お祭りみたい。」
「昼時だから皆、ご飯を食べに出てるのよ。私たちも今日はランディの店によってランチを食べてから、うちに行く予定にしてるから。」
ドルーがそう言うと、プリシラが手を叩いて喜んだ。
「嬉しいわ! 私『柳川風うなぎの蒸籠蒸し』がまた食べたかったの。ピザはレイトでも食べられるけど、うなぎはランデスで食べたほうが美味しいもの!」
へぇ、ファジャンシル王国でもうなぎを食べるのね。
トティはバール男爵領で食べたカレーライスのことを思い出していた。あれはラザフォード・カレーと言っていたから、ここが本場なのよね。
「私はカツカレーをここでもう一度食べてみたいけど、朝ご飯を食べ過ぎちゃったから、お腹がまだそれほど空いてないかも。」
「それならカレーうどんを食べてみたら? あれならつるッと食べれるし。」
「うどん? こっちにもうどんがあるの?!」
「ええ、うちの母がオディエ国の職人をよんで、うどんやそば、それにラーメンなんかの麺類も作らせてるの。」
「驚いた……セリカ様って、オディエ国の出身じゃないわよね。あ、違うか。ラーメンはオエンド国の料理だもんね。」
「うちは多国籍料理店なのよ。」
なんととても興味深いお店のようだ。多国籍の料理を出す食べ物屋なんて、オディエ国にはないなぁ。
このことも兄様への手紙に書かないとね。
魔導車が止まった店は、大通りより少し奥まった所にあったが、人波は途切れることなくその店に入って行っていた。
「こんなに人が多かったら、テーブルが空いてないんじゃないの?」
「大丈夫、今日は個室を予約してるから。」
ドルーは勝手知ったる場所という感じで、トティたちを部屋まで案内してくれた。
「慣れてるのね、ドルー。」
「ええ、いずれ私がこの店を継ぐつもりなの。そのために次男のジョシュと結婚することにしたんだから。」
「あら私は、ジョシュ・ダレニアン卿が小さい頃からドルーにぞっこんだったって聞いたけど。」
「プリシラ、余計なことをトティに教えなくていいの!」
ムキになってドルーが言い返すところをみると、本当のことなのね。
いいなぁ、こうやってお互いの間にいくらかの情がある結婚ができるなんて……
私なんて、国同士の政略結婚になりそうな予感。でもどうせ結婚しなくちゃいけないんだったら、できたらアーロン殿下の方がいいかも。ケージ殿下はどこか冷たそうな雰囲気だったし。
その時、何故かダグの顔が浮かんできたけれど、トティは意識的にその顔を消した。
あの人は侯爵位を継ぐことと植物の研究のことしか考えてないわ。そういえば、ドルーが最初に言ってたっけ。一番上のダグラス兄様は女嫌いだって。フフッ、そのわりには私と親しく話をしてたけど……たぶん、お子様枠だと思われてるのね。ちっこいって言ってたし。
その頃、ダグラスはラザフォード侯爵領の北の別荘でクシャミをしていた。
「ダグ坊っちゃん、風邪ですか? セシルが作ったパッチワークのひざ掛けを使ってくださいまし。最近涼しくなってきましたからね。明日はドルー嬢ちゃまの誕生パーティーでございましょう? 今夜にはあちらに移動しなきゃいけませんね。あの小さかったドルー嬢ちゃまが13歳だなんて! なんて早く時が過ぎるんでしょう!」
執事のトーラスは四角い顔をした大柄な男だが、口から先に生まれてきたかのようによく喋る。さっきまで南の別邸のルーディと口喧嘩をした話をしていたのに、今度はドルーの話だ。
ドルーか……トティも泊りがけでパーティーに来るっていってたな。
最初に会った時から、トティと一緒にいると心が休まるのを感じていた。
女の子がそばにいて、あんなに落ち着けたことなんて、今まで経験したことがない。トティが一番下の妹の、10歳のシェリルぐらいの歳に見えるから、それで女だと思って構えないんだろうなと思っていたけれど、先日の歓迎パーティーで会った時に、それだけではなかったということに気づいてしまった。
久しぶりにトティの顔を見て少し話をしただけで、ここのところ肩にのしかかっていたプレッシャーが跡形もなく消えていた。
その上、アーロン殿下と楽しそうに笑っているトティを見て、チクリと胸の底がうずくのを感じた。
好きなの……かな。
しかし相手は隣国の皇女様だ。
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