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思いがけない出来事
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ドタドタと複数の足音。
体育館倉庫のドアを開け…、…いやバタンと聞こえた音は扉が倒れた音だったようで、蹴り倒して現れたのは。
「ぁ、…アル…、…ユーリ?え、セシル?レオ兄も、なんで??」
「なんだお前ら!…って、やべ、殿下!?」
流石の王子の登場に慌てて俺の上から退こうとする男。
外にも見張りがいたらしく、数人伸びているのが見えた。多分…いや、ほぼレオ兄が倒したのだろう。一部が氷漬けにされている。
ユーリとセシルは周りを固めていた男子生徒達を、そしてアルは俺から退いて逃げようとしていた男の腕を捻り上げ拘束した。
「すご…」
それは一瞬だった。
示し合わせたかのような連携プレーに、思わず声が漏れる。
「リオ!!」
アルバートが捻り上げた男の腕を見えない何かで拘束した後、もう用済みとばかりにそこら辺に倒して俺の元に駆け寄って、抱き寄せられた。
「…アル、なんで…?」
「リオを探していたら、聞き捨てならない言葉が聞こえてね。吐かせたら此処だと言われたんだ。……間に合ってよかった」
アルバートの言ってることがよく分からないけど、つまり俺を陥れようとした人を捕まえたってこと?それで俺を助けに……?
「は、はは…やだな、…もう」
「…リオ?」
俺は名前もなかったただのモブ。
前世の記憶を取り戻して、主人公じゃないって知って落胆して、…でも。
アルが、何年も焦がれた大好きなアルが、傍に居てくれた。
レオ兄も、ユーリも、セシルも、みんな助けに来てくれて。
俺は。
俺は主人公じゃないのに、こんなに幸せなんていいのだろうか。
そんな事を考えながらも、構わずぎゅうとアルバートに強く抱き着く。
「ありがとう、…!…アルっ」
「リオ…怪我はない?」
「大丈夫。みんなもありがとう、ユーリ、セシル、レオ兄!」
男子生徒を手枷で身動きを取れなくしてから、みんな俺の方を見つめて、良かったと言ってくれた。
「それでなんだが、リオ、ちょっといいか?」
「なに?レオ兄」
「アルバート殿下が聞いた不穏な話をしていた主犯格を連れてきたんだ。多分、お前も知ってる人だと思うぞ」
え、それって…身近な人に恨み持たれていたってことだよね…?
…あれ、心当たりが…。
目の前に一人の生徒が後ろ手に掴まれた状態で俺の前に現れる。
その人物は、やっぱり。
「…、ユウ、君」
レオ兄に取り押さえされていた人物。
それは間違いなくこの作品の主人公である、ユウ。
その人だった。
体育館倉庫のドアを開け…、…いやバタンと聞こえた音は扉が倒れた音だったようで、蹴り倒して現れたのは。
「ぁ、…アル…、…ユーリ?え、セシル?レオ兄も、なんで??」
「なんだお前ら!…って、やべ、殿下!?」
流石の王子の登場に慌てて俺の上から退こうとする男。
外にも見張りがいたらしく、数人伸びているのが見えた。多分…いや、ほぼレオ兄が倒したのだろう。一部が氷漬けにされている。
ユーリとセシルは周りを固めていた男子生徒達を、そしてアルは俺から退いて逃げようとしていた男の腕を捻り上げ拘束した。
「すご…」
それは一瞬だった。
示し合わせたかのような連携プレーに、思わず声が漏れる。
「リオ!!」
アルバートが捻り上げた男の腕を見えない何かで拘束した後、もう用済みとばかりにそこら辺に倒して俺の元に駆け寄って、抱き寄せられた。
「…アル、なんで…?」
「リオを探していたら、聞き捨てならない言葉が聞こえてね。吐かせたら此処だと言われたんだ。……間に合ってよかった」
アルバートの言ってることがよく分からないけど、つまり俺を陥れようとした人を捕まえたってこと?それで俺を助けに……?
「は、はは…やだな、…もう」
「…リオ?」
俺は名前もなかったただのモブ。
前世の記憶を取り戻して、主人公じゃないって知って落胆して、…でも。
アルが、何年も焦がれた大好きなアルが、傍に居てくれた。
レオ兄も、ユーリも、セシルも、みんな助けに来てくれて。
俺は。
俺は主人公じゃないのに、こんなに幸せなんていいのだろうか。
そんな事を考えながらも、構わずぎゅうとアルバートに強く抱き着く。
「ありがとう、…!…アルっ」
「リオ…怪我はない?」
「大丈夫。みんなもありがとう、ユーリ、セシル、レオ兄!」
男子生徒を手枷で身動きを取れなくしてから、みんな俺の方を見つめて、良かったと言ってくれた。
「それでなんだが、リオ、ちょっといいか?」
「なに?レオ兄」
「アルバート殿下が聞いた不穏な話をしていた主犯格を連れてきたんだ。多分、お前も知ってる人だと思うぞ」
え、それって…身近な人に恨み持たれていたってことだよね…?
…あれ、心当たりが…。
目の前に一人の生徒が後ろ手に掴まれた状態で俺の前に現れる。
その人物は、やっぱり。
「…、ユウ、君」
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それは間違いなくこの作品の主人公である、ユウ。
その人だった。
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